機乗の空論さんのクチコミ(27ページ)全2,708件

ＪＲ基山駅から甘木駅までを結ぶ１３．７ｋｍを運行する第三セクター方式の「甘木鉄道」は昭和６０年７月に旧国鉄・甘木線の廃止路線を受けて発足した鉄道です。
なので主な出資先は朝倉市・筑前町・基山町の自治体以外にもキリンビールとは意外でした？。

起点駅の甘木は１００ｍ離れた西鉄甘木線・甘木駅と、小郡駅では西鉄天神大牟田線と、終点基山駅ではＪＲ鹿児島本線と乗り換えが可能な為に久留米や福岡方面と利便性が向上してます。
その企業努力の甲斐もあって第三セクター方式鉄道の優等生として知られ経営状態が良好なで地元では親しみを込めて甘鉄と呼ばれてます。

また、開業以来一般的な第三セクター鉄道仕様の軽快気動車・レールバスとも呼ばれる富士重工業製の車両が導入されてます。
現在も引き継がれＡＲ３００形・４００形の軽８両で運行がされ、全て違った塗装は公募などでデザインされたユニークな発想や社員による様々な企画イベントでファンを掴んでいますね！。

駅舎は開業当時からの昭和１４年築でその後改築されて甘鉄へ譲渡され、現在起点駅に成る甘木には本社や整備する車庫などが在り多くの鉄道ファンを見掛けます。
また、構内の駅舎や長いホームには旧国鉄時代の往時を偲ぶ面影があり懐かしく思います。
やっぱり旧国鉄時代の遺構は形としての遺産と心の中の思い出としての遺産が素晴らしいです。

西鉄天神大牟田線・宮の陣駅から分岐して甘木駅まで結ぶ「甘木線」は１７．９ｋｍに１２駅もある太宰府線同様の本線からの支線です。

起点駅は宮の陣ですが、電車の運航や旅客案内は天神大牟田線に合わせて花畑・久留米方面からと成っていましたので逆も同様です。
なので宮の陣から乗車しても単なる通過駅の一つに成っているので支線駅発のワクワク感はありませんね？～。

筑後平野を筑後川が悠々と流れその田園風景を単線の電車がゴトゴトとゆっくり走る光景はローカル線そのものでした。
以前利用した際は（３０年以上前ですが）６００形が、その前の５０年前は流線形の２００形が走っていましたからね～、まさに昭和の時代が生きていましたね。

今回は平成生まれの７０００形電車だったのは意外でしたね？…、もちろん快適ですが駅間距離が短過ぎてその性能が発揮出来ず仕舞いで手持ち無沙汰でしたね？。
１８ｋｍほどの距離を発車しては止まりを繰り返しながら３０分ほど掛けて終点・甘木駅に着く～、ちょっとしたサイドトリップ的な旅に成りました。

大牟田でのランチはどこにするかで悩みましたが栄町に在る「お食事の店 キッチンカロリー」でいただくことにしました。

当初は大牟田市役所に近いレストラン・だいふくと迷いましたが昔ながらの庶民的な洋食屋として親しまれてきたキッチンカロリーでないと数年後には無くなる可能性が高いので？…、と誠に失礼な決め方ですがご主人がご高齢なので冗談では無いかも知れません？。

西鉄・新栄町駅の栄町商店街の一角に店を構える昭和の時代がプンプンする外観に店内ですが思ったよりはすっきりとした清潔感があるので安心しました…。

やはりご主人はご高齢で一人で全てを賄ってるようです（ワンオペレーション）、だから一時に客が集中すればパンクしそうな感じですが、それは要らぬ余計な心配でした。

壁に貼られたメニューは当時のままで定食とご飯物が中心でどれも￥１０００以下が優しいです～、で迷った結果ですが”フライ定食￥９８０”にしました。

一皿にサラダとカキフライ・エビフライが盛り付けられた洋食屋スタイルですがタルタルソースではなくマヨネーズは手抜きかなぁ？…。
フライの揚げ方はちょっと問題ありでご飯の炊き方も柔らか過ぎて以前から比べれば味も腕も落ちたように感じますが、ご高齢の先輩に敬意を評して美味しくいただきました。

ご主人と雑談をしながら当時の思い出も一緒にいただいてご馳走様でした！、また来ますからと言えば、まだ生きとるやろか？とその笑顔に誘われて来るのでしょうか？。

ＪＲ大牟田駅からほど近く国道沿いに建つ堂々たる「大牟田市庁舎・本館」は昭和１１年築の近世式鉄筋コンクリート四階建と呼ばれる様式は中央に塔屋を配した優雅でモダンな意匠として官公庁では広く用いられたものです。

旧庁舎は昭和８年５月の火災により焼失しそれに伴い同じ場所に建設されたもので、当時の建設技術の粋を結集し１年半の工期を経て落成したまさに炭都に相応しい庁舎です。

戦時中の都心部のほとんどが焦土化した戦火にも耐え抜いた貴重な建造物であり、戦火を耐え抜いた“証”として、戦時中使用された高射銃の台座、防空監視用のコンクリート製哨（防空監視哨）、防火用水槽などが今も残されているようで貴重です。

館内見学は自由に出来ますが現役の市庁舎なので職員の方々や来庁者のご迷惑に成らない様に注意を払って下さい。
１階窓口で見学したい旨を伝えればそのままで大丈夫でした（特に記帳も何もなし）。

県庁舎ほどの豪華さはありませんが玄関エントランスは２階まで吹き抜けや中央階段は大理石で造られる４階建て建築は一見の価値はありますね。
２階や３階の廊下や○○室などは映画のセットに出てきそうなレトロ感溢れる雰囲気が堪りませんよ！。
但し、４階の塔屋へは行けないのがとても残念ですが？…、上がってみたいものです。

三井三池炭鉱とは大浦坑・七浦坑・宮浦坑・勝立坑が明治初期に、その後・宮原坑・万田坑、大正期に成って四山坑などが整備され国内最大の炭坑に発展し、その総称が三池炭坑であり今回はその中の「宮原坑」を見学してきました。

大牟田駅から西鉄バス・早鐘眼鏡橋バス停で下車し、三池炭鉱専用鉄道敷跡を歩きながら１３分ほどで竪坑櫓が見えてくれば到着ですが、敷跡からは整備された階段などはなく土手を駆け上がるのでご注意下さい。

宮原坑は明治初期には既に官営炭鉱として操業が成されてた古い炭鉱で、その後三井組に払い下げられ民間企業による本格的な近代鉱山として生まれ変わり高島炭鉱と共に知られてます（責任者・團琢磨氏の功績によるもの）。

現在は公園のような広場に第二竪坑櫓や煉瓦造りの巻揚機室にデビーポンプ室の壁面の一部などが保存され当時を伺うことが出来、平成２７年に世界文化遺産に登録されてます。

その他に無料駐車場・観光案内所（週末のみ）・トイレなどが整備さ自由に利用出来ますが周辺は住宅地なので店などは全くありません。
また、週末のみですが大牟田駅や荒尾駅から宮原炭坑・万田炭坑への連絡バスが運行されるので利便性がアップします（レンタサイクルも便利です）。

それらの連絡バスを利用すれば三池港や他の炭坑遺産も一緒に回れて好いかも知れません。

三井三池炭鉱から採掘された石炭を輸送するために敷設され従業員輸送にも使用され地元では通称・炭鉱電車と呼ばれた「三池炭鉱専用鉄道敷跡」を歩いて来ました（宮原炭坑までの間）～。

明治２４年に三井合名鉱山部の専用鉄道として開業し明治２９年に大牟田駅へ連絡船を開業し、３６年には隣県の荒尾駅への連絡船も開業し、３９年には全線を地方鉄道に変更してます。
当時は三池本線・旭町線・勝立線・玉名線を運行し炭鉱での従業員の通勤の足として、その家族や市民の公共交通としても欠かせない存在であったことでしょう。

市内の至る所にはその足跡である橋梁やトンネルに踏み切りに専用軌道などが残り今でも当時の面影を偲ぶことが出来ます
他の地域でも同様に鉱山専用鉄道が市民の通勤・通学や買い物などの足として活躍した時代でしたからね。

平成９年３月には本業である石炭輸送が廃止され、同グループの三井東圧化学に譲渡され同社の専用鉄道・三井化学専用鉄道となり、令和２年に運航終了と成り１２９年の歴史に幕を閉じることに成りました。
が今でも市民からは炭鉱電車への親しみを込めてその懐かしさを語る人々が多いのも事実です。

大牟田駅からバスで早鐘眼鏡橋バス停で下車し宮原坑までの線路跡ですが、すでにレールは撤去されてコンクリート製の枕木が当時の唯一の証でした。

ＪＲ鹿児島本線の全列車停車駅と西鉄天神大牟田線の終着駅として共に乗り入れてるのは「大牟田駅」のみです。

県内の最南端に位置する主要駅として大牟田市の玄関としての役目を担ってきた駅は明治２４年開業の歴史を持ち、昭和１７年には西鉄も開業し博多とを結ぶ役割分担を担ってきました。

現在でもメインはＪＲ側の東口で駅前にはバスターミナルや観光案内所などが在り、逆に西鉄側の西口はコンパクトな駅舎が在るだけの寂しい感じです？。

ＪＲ大牟田駅舎は昭和３１年竣工の４代目で当時から変わってない景観はとても懐かしいですが、リホームはされてるようでコンビニもありました。
東西の駅を結ぶ連絡橋からは単式ホーム１面1線と島式ホーム１面２線の計２面３線のホームというコンパクトで寂しい駅が観えるだけに成ってしまいました…。

西鉄は頭端ホームの３面３線は当時からなのでさほど印象も変わりませんが久留米辺りの駅と比べればローカル的な雰囲気がします。
また、駅前広場には昭和２７年まで大牟田市内線を走ってた路面電車の２０４号車が展示されてます。
現在はカフェとして利用されてるので当時の懐かしい車内で寛ぎの一杯の珈琲でも如何でしょうか？。

且つての三井三池炭鉱の発展と共に生きて来た炭都・大牟田の隆盛を誇ったことは間違いない証です。

レンタサイクルで市街を駆け回ればお腹も好くので「人力うどん久留米医大前店」でお昼をいただきました～。

当初は沖食堂さんで懐かしい味の久留米ラーメンと決めていたのですが玄関には定休日の札で？…、折角来たのにそれも数十年ぶりなのに運がついてない有様でショック…、で気を取り直してご近所を走っていたら目に留まったのが人力うどんでした。

外観からしてチェーン展開をする店の様で店内も明るくてゆったりとしたうどん出しの良い匂いが漂って来ます！～。
メニューもうどんを基本に丼やおにぎり・いなりなどと色々と組み合わせが出来るようで、価格もそれなりに抑えているようです。
関西で言えば丸亀製麺のようなスタイルとメニューで早く・リーズナブル・旨いと言った感じでしょうか？。

で福岡うどんと言えばゴボウ天なのですが…、自転車で体力を使ったせいかがっつりと食べたい気持ちが先行してしまい”牛丼うどんセット￥７３０”にしました。

牛丼は普通に美味しいです、牛丼屋の味とは違ってうどん屋の方が味が柔らかくて馴染みやすいかも？。
肝心のうどんは福岡うどんらしく麺が柔らかくて食べ易いので好きですが、出汁が思ったほどでは無かったのが残念でした。やはり出汁は昆布と鰹のこくのある味が好いです。

北九州の資さんうどんも美味しいけれで人力うどんは鳥栖の老舗製麺会社と伺いました。日本全国に様々なうどんがあって地域の味は食文化の味ですね～。

西鉄・久留米駅の西口を出て国道沿いへ徒歩２分ほどに在る「ホステル イルファーロ久留米」は駅前宿で名の如くゲストハウスです。

以前は何かのビルだったところをリノベーションして宿としてオープンした今風の洒落たデザインと雰囲気が素敵です。
１階は観るからにカフェバーですが、コロナ禍などがあって現在は休業中でロビーとして朝食会場として利用しています。

受付スタッフは若い日本人と外国人のペアで対応してますが普通に問題も無くフレンドリーで親切に応対してくれます。
部屋はカードキー対応に成ってるので館内の移動には必ず持ち歩く必要が有ります。また、アメニテイーはセルフサービスなので棚から必要なものをチョイスして下さい。

２階から５階までがゲストルームで全館禁煙ですが、喫煙場も設けられていますのでマナーを理解して利用して頂きたいです。

各エレべーターフロアー前には共用スペースが在り、そこで大型ＴＶや漫画本を見たり食事や飲用に雑談が出来るように冷蔵庫・電子レンジ・給湯ポット・お箸・一部調味料などが自由に利用出来ます。

それ以降はプライベートエリアに成るのでルームキーでタッチして入ります～、大型ロッカーはダイヤル式キーなので貴重品やバッグにジャケットなどが問題なく収納出来ます。

部屋は簡易宿泊所なので天井は空いてます、ドアもアコーデオンカーテンです（鍵は可能）。
セミダブルベッドと壁面タイプのＴＶに机（照明付き）＆椅子だけでシンプルです。アメニテイーは就寝用ガウンとタオル類にスリッパ、アルコール消毒薬・消臭スプレー・テッシュが備えられてます。
周辺の音や鼾・寝言などが丸聞こえなので耳栓を利用した方がいいかも知れませんね？。

同フロアーには洗面台とシャワールームにトイレも在りますが部屋数からすれば少ないのが欠点かも知れません？。

最後に無料朝食が提供されますが期待は厳禁で有るだけましだと思って下さい？…、コンビニも近いので予め用意していただくのもありです。
それよりもウォーターサーバーの設置の方が有難いと思うのですが如何でしょうか？。

名の如くホステルなので、共同利用が出来ない方やマナーが守れない方は無理でしょう～、低料金んで清潔なベッドと快適な空間を提供しているオーナーやスッタフに感謝します。

＊チェックインの際に宿泊税￥２００が現金で必要です

久留米市に在る石橋文化センター内で開催される「石橋文化センター秋のバラフェア」を見学して来ました。

偶々園内を訪れた日が休日とあって秋のバラを楽しむことが出来てラッキーでした～、バラの花は春咲きと秋咲きの２回楽しめることが出来ますが、春咲きから比べれば花数も少なくて香りが弱いと言われています。
がそれ以上に花の色に深みが増して濃い色合いの綺麗な花が長い期間咲いて楽しめるそうです。

ローズガーデンでは様々な品種のバラが咲き乱れてそれは鮮やかで美しいとしか言いようがありませんね。
私は花の名前には詳しくないので咲いてる名前が分りませんが一般的なバラの花から観たことが無い形のバラまで色も含めて様々で素人でも十分に観て香りを嗅いで楽しめますね。

昨今は齢を取るにつれて花を見出でると心が癒される傾向にあるのが自分でも不思議です？…。

秋のバラフェアを観たのでもし久留米に来ることがあれば春のバラフェアも観に来たいと欲が出ます。

ローズガーデンも他の花壇も含めて大変手入れの良き届いた庭園内だと関心させられるほど維持管理がされてるのはしっかりとしたスタッフの方々の日々努力の賜物なんでしょうね！。

久留米市名誉市民である石橋正二郎氏から市へ寄贈された「石橋文化センター」は世界のタイヤメーカーであるブリヂストンの創業者が市へ寄贈するには余りにも広大な敷地でありながらその園内の施設や維持管理にも驚くばかりです。

西鉄・久留米駅から東へ１ｋｍほどに位置する市街地に３０３６１平方メートルを有する広大な敷地面積内に美術館を始めとする様々な施設が在り、当時の入園料は一人￥１０だったそうです。

その後も新しい施設を竣工させながらも時代と共に市民利用を優先しながらスクラップ＆ニューを繰り返す柔軟な発想と対応で地域の文化芸術活動の拠点としての役割を果たして来たことが功を成し遂げたようです。

主な施設は文化会館・文化ホール・図書館・美術館・石橋正二郎記念館・文化センター共同ホールなどですが、個人的には四季折々の花々が楽しめる庭園が素晴らしいと思えるほどお薦めです。

秋の休日に開催していた”秋のバラフェア”はローズガーデンに咲き誇る様々な品種のバラが咲き乱れてそれは見事でした！。
秋のバラは香りが弱いと言われますがそれ以上に深みのある濃い色合いが綺麗でした。香りだって十分なほど楽しめました。
正面の芸術作品オブジェのみどりのリズムの像の花壇ではマリーゴールドが満開で鮮やか過ぎるほど。
また、美術館の裏側の池のほとりには銀杏の大木が黄金色に輝くほど見事な紅葉でした。

園内を歩いてみて実感したのですが大半が久留米市民や周辺の方々であり、如何に地元から愛され親しまれてるかが解りますね。

正面の石碑に”世の人々の楽しみと幸福の為に”と石橋正二郎氏の想いが記されていますが、令和の時代に成ってもしっかりと市民へ受け継がれている証だと思います。
個人的にブリヂスタイヤを長年愛用する私も石橋正二郎氏の想いへ感謝をするばかりです。

久留米市街を代表する歓楽街・文化街に隣接し三本松通り沿いに在る「三本松公園」は憩いの森のような大きな樹木に囲まれた市民のオアシスの場です。

中央には小さいながらも滝が流れる清涼感（水の音）を演出するのは噴水ではないのが周辺の景観と合ってるのが好いです。

他にもトイレや屋根付きベンチに自販機なども設置されてるごく普通の公園ですが、手入れや清掃などの良さも感じてベンチで腰掛けてるとなんか居心地の良さを感じて癒されます。

文化街や商店街で買ったもので良い季節ならピクニック気分でランチすれば気分転換が出来て好いでしょうね！～。

今日のような秋の陽ざしを浴びて色付く銀杏や紅葉が季節の深まりを目で愉しませてくれます。
また、園内には桜の木も多いので春の季節なら花見客で盛り上がりさぞかし賑やかな事でしょう。

ＪＲ久留米駅から北東へ１ｋｍほど行った筑後川を望む小高い丘に在る「久留米城趾」は幕末まで久留米藩主・有馬家２１万石の居城として筑後国を統治し代々栄えて来た西国の大藩です。

明治維新後は廃藩置県により廃城と成り建造物は解体の運命を辿るのはどこの城も同様であり、現在は本丸のみの石垣だけが往時の面影を残すだけと成り、有馬記念館と篠山神社が建てられてます。

本丸東面の月見櫓跡からは久留米大学医学部やグランドと附属病院の景観が眺望出来ますが、二の丸・三の丸跡はブリヂストンタイヤの久留米工場の敷地と成り、外郭は市街地と成ってしまいました。

せめて本丸への冠木御門や隅櫓などが再現復興されれば少しは城跡に相応しさも加わるのでしょうが現状では何も無いのが寂しい限りです。
大藩で在りながら広大な縄張りを持ちながら本丸跡しか残らないのではさぞかし有馬の殿様もがっかりしているでしょうね？～。

筑後平野を流れる筑後川を渡れば福岡県第三の都市・久留米市の代表駅である「ＪＲ久留米駅」は九州新幹線と鹿児島本線・久大本線が乗り入れる鉄道の要衝として旧国鉄時代から発展して来た駅です。

しかし、現在では表玄関としての役割は西鉄・久留米駅に変わり乗降客数や繁華街も近い為に駅周辺の開発も含めてすっかりと寂れた感がありますね？…。
個人的にもどちらに住みたいか利用したいかと聞かれれば躊躇うことなく西鉄久留米駅だと答えますね、利便性が余りにも違い過ぎます。

５０年前に来た時はまだ旧国鉄時代でしたが運転機関区も在り、構内には多くのホームが並び特急停車駅で久大本線への乗降客で賑わっていた記憶があります。
駅舎も国鉄時代の一般的な鉄筋コンクリートの２階建てでキオスクや駅弁販売に食堂も有り、駅前もロータリーから商店街や建ち並んでいました。
確か駅前にはミスタードーナッツも在り友人と利用した記憶も在りますね～。

現在はすっかりと駅前も駅舎も整備されてスッキリと綺麗に成りました～、新幹線開業に伴い新幹線のホームは３階に成り駅舎は２階の橋上駅で西口とは自由通路で結ばれてます。
在来線ホームは今まで通りの地上で使用されてますが３面５線で圧倒的に少なく成りました。

九州最大の繁華街・博多天神の中心に位置する福岡県を拠点とする大手私鉄１４社の一つ西日本鉄道（西鉄）の最大のターミナル駅である福岡天神駅はＪＲ博多駅に次ぐ規模です。

その西鉄の基幹路線である「天神大牟田線」の起点が福岡天神駅で在り、終点が大牟田駅までの７４．８ｋｍで県内を南北に結ぶ大動脈であり西鉄随一のドル箱路線です。
以前は大牟田線と呼んでいたのですが平成１２年から現在の呼称に変わったんですね？。

県内を並行して走るＪＲ鹿児島本線と違い沿線沿いには比較的規模の大きな都市や拠点的な都市が連なっており、都心から各地へ向かう路線の中でも古くから沿線開発が進んできた私鉄ならではの経緯があります。

特に都市間輸送や沿線輸送の役割を担っている為に博多への通勤・通学路線としての性格が強いです。
また、沿線には太宰府天満宮・九州国立博物館や旧柳河藩の城下町、太牟田グリーンランドなどの観光地があるのも利便性の要因の一つでしょうか。

今回は天神から久留米、久留米から太牟田まで利用しましたが一部単線だったのは驚きました？…（試験場前 - 大善寺、蒲池 - 開の合計１６．１ｋｍ）。
いずれ全線複線に成れば更にスピードアップして時短や本数が増える可能性もありますね。
それよりも、福岡天神から延伸してＪＲ博多駅や福岡空港まで繋がれば利便性の向上アップに成りますが如何でしょうか？。
地下鉄と繋がっているので必要性は無いのかも知れませんが乗り換えなしは至って利用者にとっては最高のサービスに成るとは思うのですが？…。

最後に西鉄の車両と言えば昔から独特の前面とボディカラー（アイスグリーン）の６００形のイメージが強かったのですが、今回の３０００形や９０００形電車には驚きました！。
全く今までは異なるデザインにボディカーラーが斬新で西鉄も随分と思い切った挑戦をしたものだと嬉しく成りましたね！。

過去には湘南型をまねた１０００形や特急形の２０００形に８０００形電車は恰好良かったのですが既に引退をして残念ですが、九州の大手私鉄として担って来た役割とその歴史は大きいです。

昔も今も久留米の中心に在る商店街と言えば「六ツ門商店街」は西鉄・久留米駅から一番街商店、現在の久留米ほとめき通り商店街からアーケードで結ばれた商店街です。

昭和の時代にはＪＲ久留米駅近くの江戸時代から続く老舗の問屋街通り商店街から歓楽街である文化街商店街を経て庶民の台所として発展してきた六ツ門商店街へと至るわけです。

何と言っても六ツ門のシンボルと言えば久留米井筒屋百貨であり、通りを隔ててダイエー久留米店（前はユニード久留米）でした。
その２店舗を取り巻く様に商店街が密集し、市場や映画館に飲食店と何でも揃う買物なら六ツ門とまで言われた筑後地方一のショッピングエリアでした。

今でもその面影だけは感じ取れる雰囲気やその跡だけは残っているようで懐かしく成る思いでした。

由来と成る江戸時代に番所が在り、毎日朝夕の六ツ時（今の6時）に門を開閉したのでその名が付いたと言われるように、令和の時代へもその名がこれからも引き継がれるように後世に残して欲しいですね。

西鉄久留米駅から町の中心へ進むアーケード商店街と言えば「久留米ほとめき通り商店街」と言うそうですが名称が新たに変わったようです。

その中身は久留米一番街・六ツ門あけぼの商店街・六ツ門商店街に西鉄駅前商店街・ベルモール商店街・東町明治通商店街・西栄通商店街の７商店街で構成された各商店街が合併統一したようです。

昔の様に各商店街だけでは立ち行かなく成ってきた証で、より集客力をアップさせるには互いに手を組んで協力関係を結ぶことが一番であり、今後の生き残りには欠かせない手段だと思います。
でなければ衰退の一途を辿り、気が付けばシャッター通り商店街と呼ばれる羽目に成るわけですから各商店も必死のサバイバルですね？…。

初めて久留米に来たのが５０年も前、当時は久留米一番街商店から六ツ門商店街が町の中心でした。
六ツ門商店街には久留米井筒屋百貨店が在り、その近くにはスーパーダイエー六ツ門店も在るショッピングと言えば誰しもこの界隈に来たものです。
その商店街を補足するように二番街商店街やあけぼの商店街などが拡張されたわけです。

今回は偶然にも商店街が主催する”第８回 久留米たまがる大道芸２０２３”と言うフェステバルが開催されてベルモール商店街を起点に六ツ門六角堂広場までパレードされていました。
名の通り様々な大道芸のパフォーマンスが開催されるようで秋の休日には相応しいものです。
この日ばかりは地元の市民から周辺の住民まで大勢の方々が詰め掛けるようです。

因みに”ほとめき”とは筑後の方言でおもてなしと言う意味だそうです。また、”たまがる”も同様にびっくりすることだそうです。

ＪＲ久留米駅構内２階改札口付近に在る「久留米市観光案内所」は西鉄久留米駅構内２階の２ヶ所が在ります。

今回は博多から西鉄・大牟田線で久留米にやって来たので先ずは西鉄駅構内の案内所で町歩きの地図や市街の見所などの情報を仕入れました。
案内所と言っても非常にコンパクトな窓口ぽっい感じですがスタッフの方は親切丁寧に対応して頂き感謝です。

ＪＲ久留米駅の方はカウンターブースも在り各種パンフレットラックも用意されてました。スタッフも数人いました。

結果的に路線バスを利用するよりもレンタサイクルの方が効率的である事が判り、今回もまた利用することに成りましたが、折角なのでＪＲ久留米駅までは昔の記憶を辿ってぶらぶら歩くことにしました（結果的には良かったです）。

そして、ＪＲ久留米駅構内に在る案内所でレンタサイクルを申し込んでスタートして市街を気ままに散策することにしました。

体力に自信があれば田主丸エリアまで行きたいのですが、明日以降の事も考えて止めておきます、年寄りの冷や水って言葉がありますので？…。

利用料金は一日￥５００で当日の２３：３０までに返却で、ＪＲ・西鉄駅前の自転車駐輪場です。
車種はシテイサイクルの一般的なものです。がタイヤの空気圧は確認して下さい。

福岡空港ターミナルビル４階の情報広場から直ぐの「福岡空港 国内線展望デッキ」は随分と洒落た雰囲気でデザインされた良い感じの展望デッキです。

サラリーマン時代に何度かここで時間潰しをしたのですが、当時はごく普通のどこの空港にも在る様な屋上階に造られた感じでしたが時代が過ぎれば変わるものです？。

木の温もりが感じる床に敷き詰められたデッキと一体化した弧を描く壁面が洒落てます～、その滑走路に見せかけたところには飛行機型のベンチが離陸や着陸を演出してちびっ子達には人気のようです。

南北に長いターミナルビルなのでそれぞれの方向にはボーデングブリッジが並び、様々な航空会社の期待が並んで観えます。
尾翼のマーキングが重なり合う光景がマニアには堪らなく興奮するアングルかも知れません？。

また、正面には滑走路が間近に観えるのが福岡空港の特徴で、１本ゆえに慌しく離発着が行われるので撮影マニアには最適なスポットで、ましてや柵がワイヤーなのでレンズを邪魔することも無く願ったり叶ったりです。
今回も国内線・国際線問わず観ることや撮影が出来ました！。

きっとマニアなら国際線の密集時間などは予め調べているでしょうから一日楽しめそうです。しかも無料なので有難い！（この日も望遠レンズ付き一眼レフカメラを持ったスポッターが数人いました）。

数十年ぶりに訪れました九州を代表する「福岡空港」ですが、随分と国内線ターミナルが快適に成っていました。
当然ながら何度もリニューアルされてより使い易くより快適に成っていることはＴＶやニュースなどで知っていましたが実際に目にすると都会的な雰囲気のする空港に変わったんだなぁ～と思いました。

元々市街地に近くて利便性の高い空港であり、ＪＲ博多駅や天神などから地下鉄１本で結ばれてる非常に便利な空港としてと羽田や伊丹よりもアクセス時間も短く日本一の声があるほどですからね。

個人的な見解を言えば九州新幹線を空港まで延伸すればより利便性が高まり利用客が倍増すると思うのですが？…。
また、連絡バスを随時西鉄・大橋駅方面と連絡すればより南部へのアクセスも拡大すると思いますが…、実際は空港周辺は住宅などが密集しているので厳しいでしょう。
それよりも滑走路やエプロンなどの空港全体の拡大の方が先かもしれませんね。