悠々と流れる阿武隈川の記憶　～　紅葉山公園（旧福島城跡）

2.5
旅行時期：2024/05（約2年前）

福島市クチコミ：11件

福島市街に在る「紅葉山公園」は旧福島城跡に造られた市民公園は市民の憩いのオアシスです。

その旧福島城跡（大仏城址）は阿武隈川を望む辺りに本丸が在り天然の要害として外堀の役割を果たしていた平城です。
その歴史は伊達氏・蒲生氏・上杉氏と変わり、江戸時代の延宝７年からは譜代大名の本多家・堀田家・板倉家と福島藩政が幕末までの１７０年間も続き栄えました。

元は福島城二の丸御外庭であり、茶室や築山が設けられていましたが、現在も池を中心にした造りで旧庭園面影をほぼそのまま残しています（池は現在ありません）。

藩主・板倉重寛が作庭させた池泉回遊式庭園の遺構とありますが、中には老木も残り何かしらの由縁ある銘木なのでしょうか？…、五月の風光る青葉が目に染みますよ。

また、園内には板倉神社が祀られています～、福島城主・藩主の守り神として城内に祀っていたものを明治１５年に板倉神社として整備されたとありました。

現在は小さいながらも石畳みの参道が在り、石の鳥居を要し本殿が鎮座しています。
平成２５年に東日本大震災の被害を受けて社殿を再建したようです（どうりで新しい？）。

側を悠々と流れる阿武隈川が古から見つめて来た記憶だけを辿ることが出来ました。