名の由来 坂の有る風情感じる温泉街 ~ 飯坂温泉
- 3.5
- 旅行時期:2024/05(約2年前)
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by 機乗の空論さん(男性)
飯坂温泉 クチコミ:6件
福島駅から福島交通飯坂線を利用すれば30分ほどで福島の奥座敷の異名を持つ温泉一色の街「飯坂温泉」に着きます。
温泉の歴史は日本武尊伝説にも登場する古湯で東征の際にここで湯治をしたといわれ2世紀頃から鯖湖の湯と呼ばれた親しまれて来たそうです。
歴史・規模共に日本を代表する名泉の一つで、鳴子温泉・秋保温泉と共に奥州三名湯に数えられるます。かの西行法師や江戸時代には松尾芭蕉、明治以降も正岡子規や与謝野晶子にヘレンケラーなどの多くの著名人も湯治で体と心を癒したそうです。
温泉街には今でも当時の名残をそのままに共同浴場が9か所も在り¥200で利用(波来湯のみ¥300)、飯坂温泉発祥の湯・鯖湖湯は日本最古の木造共同浴場でしたが平成5年に改築されたものの往時の面影が残されてます。
地元志向なら切湯・導専の湯・大門の湯・八幡の湯・十綱の湯・仙気の湯・天王寺穴原湯がお薦めです。が利用の際は地元マナーを尊重しましょう。
泉質は単純泉やアルカリ性低張性温泉の無色・無臭のさらりとした肌触りで源泉掛け流しの湯です。
但し、温度が43~45℃と熱いのでくれぐれも湯に馴染んでから気合で入浴しましょう!。
温泉街を流れる摺上川を挟んで60棟以上の旅館が立ち並び古くから歓楽街温泉として花街が存在した為、温泉情趣に則った木造旅館が多く見られたそうでその名残も残っています。
しかし、新幹線や高速道の整備に伴い首都圏などから団体旅行客(昭和の慰安旅行など)が多数流入した為に投資や開発が進み大規模・中規模旅館として温泉街は変貌しました。
そして、時代や社会の様々な変化の為に旅のスタイルも変わり、追い打ちをかけて自然災害や世界的なコロナ禍もあり温泉街は取り残された状態と成ってしまったようです?…。
摺上川に建ち並ぶ大半の旅館が廃業や転業を求められ、温泉街の多くの飲食店や土産物店も同様に大半がシャッター通り化と成りました…。
これから令和の時代から未来へ向けての温泉の町としての生き残りの有り方が問われます。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 福島交通飯坂線・飯坂温泉駅からと利便性が良い!
- 泉質:
- 3.5
- 単純泉などの源泉掛け流しが主流です
- 雰囲気:
- 3.5
- 昔ながらの温泉街の景観が残っています
- バリアフリー:
- 2.0
- 坂や階段が魅力的な温泉街なので理解しましょう!
クチコミ投稿日:2024/09/25
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