ケロケロマニアさんのクチコミ(506ページ)全12,309件

函館観光のメインスポット、元町地区の基坂の脇に佇む、人物そのものを模った記念碑でした。向かいに旧イギリス領事館、そして上を見ると旧函館区公会堂が見えるロケーションですので、場所的にはすぐに判るかと思います。この一角が現在ペリー広場と名付けられて、氏の功績が称えられていました。

2013年のＮＨＫ大河ドラマ「八重の桜」の主要登場人物の一人として注目を集めている新島襄ですが、彼が密かに国禁を犯して海外渡航を図った場所が函館にあり、現在はその”密航”地点に記念碑が建てられています。海外滞在時、香港で詠んだとされる漢詩が刻まれていて、なかなか重厚な雰囲気が情緒ある碑でした。

ここは、欧風の近代洋風建築の多い函館の街の観光地の中では、やや異色な場所ですが、純中国様式の建築として、日本に現存する唯一の貴重なものだそうです。確かに、これだけ中国っぽい雰囲気の建物は、国内の他地域では見たことがなかったので、函館の異国情緒の別な側面を垣間見ることが出来て感銘を受けました。

函館ベイエリアの北西方向に、ひっそりと屋外展示されているのがこの箱館丸です。ペリーの上陸地を意識してこの地に置かれていますが、元々は、青函トンネルの開通時に開催された博覧会にて展示されたものが、そのまま寄贈されて現在に至っています。船が並ぶエリアの中に展示されていますので、今にも動き出しそうな風情でした。

ここは観光地が集中する元町地区からはやや離れた場所に立地していますが、その分、団体観光客などが訪問することは少なく、比較的ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。中がカフェになっているので、お茶して休憩するのに良い場所ですが、建築自体がとても価値のあるものですので、是非、外観もじっくりとご覧下さい。

主に休暇期間や週末に運行される人気列車で、全席指定車のため指定席特急券を買わないと乗れないという、コスパ的な問題はありますが、車内全体が可愛らしい動物達のオンパレードで、お子様連れは勿論、大人の方も是非乗車して童心に帰って頂きたい乗り物です。指定席特急券が必要な列車ではありますが、旭山動物園きっぷなど、一部のお得な企画乗車券では、別途指定席料金510円の上乗せのみで利用できる料金設定もありますし、私のように短い区間（私の場合は岩見沢～札幌間）で購入すれば、料金を節約しつつ、この特急列車の楽しさを満喫できますので、是非恥ずかしがらずに大人の方もどんどんと乗車してみて下さい。

稚内市街地の北方にあるノシャップ岬の傍に建つ、赤と白のストライプデザインが印象的な灯台です。ここは北海道一の高さを誇る灯台ですので、見ておく価値は十分にあるかと思いますが、すぐ近くにあるノシャップ岬は、それなりの観光客が見られる一方で、ここは近くの水族館や科学館の付属施設のような立地のためか、あまり注目されていないのが残念でした。

稚内公園の中でも一番有名な場所がこの氷雪の門です。稚内のランドマーク的な意味合いでここに来る方も多いかと思いますが、ぜひここは好天の日に訪れたい場所です。碑の付近から眺める稚内市街地の風景は素晴らしいですし、地元の方は散歩がてらここまで登って来られる方が多いそうで、意外と距離的にも近い感じなので、ウォーキングの目的地として訪れるのもお勧めです。

稚内からのフェリー便は、現在のところ、国内航路としては利尻や礼文とを結ぶ便しか運航されていませんが、流石に観光地だけあって、その割には立派なフェリーターミナルがあって驚かされます。昔はもっとこじんまりとした場所だったような印象があるのですが、今のターミナルはとても大きく、更に夏季を中心に季節運航される国際航路用のターミナルも別棟で設置されていますので、乗船する目的がなくても訪れてみると結構楽しめる場所だと思います。

寒流、と名の付された水族館は全国的に見ても珍しいかと思いますが、その名の通り、北の海を代表する動物達の愛らしい姿を沢山見ることができます。中でも人気なのはアザラシの給餌ショーで、人気者のアザラシさん達の姿に、きっと癒されることでしょう。

稚内市街地から稚内公園のある丘陵地を拝み見ると、一際高く聳え立つタワーのような建物を確認できるかと思いますが、これが開基百年記念塔と呼ばれる、現在の稚内のランドマーク的な建物になっています。根元部分は北方記念館として運営されていますが、冬季は休業、オープンはゴールデンウィークの頃となり、閉館期間がかなり長いのでご注意下さい。但し、閉館中であっても、ここから見る稚内市街地の風景は素晴らしいし、周辺は植物園として整備されていますので、行って損はない場所と言えるでしょう。

南極観測隊が樺太犬を置き去りにしたことは、タロとジロの逸話などでよく知られているかと思いますが、この時凍死（餓死？）した犬達の供養を目的とした碑が稚内公園内に建っています。場所は少し判り辛いかと思いますが、氷雪の門から更に開基百年記念塔に続く道路を上った右手の奥にあります。道路からは少し離れた場所にありますので、特に冬季は積雪のために近付くのがかなり大変です。できれば雪のない時期のご訪問をお勧め致します。

この公園の名前を耳にして、ノシャップ岬を連想できる方はかなり通な方だと思いますが、実はノシャップ岬という場所は、すぐ隣に漁港が接していて、岬のエリアは公園として整備されています。ただ、公園名がなかなか浸透せずに、岬の名前だけが一人歩きしていることを、地元の方は少々寂しくも感じているそうなので、是非、こちらの公園名も意識してノシャップ岬界隈を散策してみて下さい。

ここは日本最北の科学館となりますが、実は展示されているもののメインは南極に関するもので、南極越冬隊の資料展示コーナーや実際に使用されていた雪上車など、なかなか他では見られない、貴重な資料を見ることができます。但し、長期休業する期間があります（私の訪問時はまさにそうでした（涙））ので、オフシーズンに訪問予定の方は、必ず開館しているかどうかを事前に確認するようにして下さい。

宗谷岬やノシャップ岬、稚内温泉など、稚内観光において観光客も何かとお世話になる機会の多いのが、こちらのバス会社です。日本最北端へ通じるバス会社ですので、バス会社という視点からも、日本最北のバス会社と言えるでしょう。尚、かつては駅舎から少し離れた場所に寂寥感の漂うバスターミナルが立地していましたが、現在では、ＪＲ稚内駅に隣接した、道の駅わっかないの一角がバスターミナルとして整備されていますので、待機時間が長くても、気持ち良くバスを待つことができるようになっています。

最近、駅により近い副港市場に温泉施設がオープンしたため、こちらの方はやや存在感が薄れつつありますが、緯度的にはやはりこちらの方が北にあるので、日本最北の日帰り入浴温泉施設となります。立地がノシャップ岬を挟んで市街地とは逆方向になりますので、アクセスがやや不便な印象がありますが、意外とバスの便数も多く運行されていますので、お車がない方でも時刻を調べておけば、簡単にアクセスできると思います。是非、最北の温泉の風情を味わいに足を運んでみてください。尚、料金は大人６００円となります。

日本最北端の宗谷岬と比較すると、今ひとつインパクトに欠ける印象の拭えないノシャップ岬ですが、こちらの方がＪＲ駅からも近く、時間があまりない時でも、気軽に最果ての風情が味わえる地の利があります。また宗谷岬の方は、何となく大々的に観光地化されている印象がありますが、こちらの方はお店なども少なく、寂寥感が漂っている風情が最果てらしくて、個人的にはこちらの方をよりお勧めしたいです。

この碑はちょうど真ん中に氷雪の門を挟んで、九人の乙女の碑と対峙するように建てられていました。当時の陛下は、ソ連侵攻に対してどのような思いを寄せていたのか、乙女達への哀悼の気持ちと共に、やり切れない憤りのようなものを感じることができる碑です。また、この碑の眼下では、とても美しい眺望が楽しめますので、是非こちらにもご注目ください。

稚内市街地の西部丘陵地に広がる稚内公園には、沢山の見所が点在していますが、氷雪の門付近で、是非確認しておきたいのがこちらの碑です。太平洋戦争の末期、日ソ中立条約を侵して日本に攻撃をしかけてきたのは良く知られた史実ですが、この無駄のない言葉が刻まれた碑を見るにつけ、つくづく当時のソ連の行動に憤りを覚えてしまいます。日露関係が膠着化している現在だからこそ、この碑の前で色々と考えてみたいものです。

北防波堤ドームの知名度と比較すると、こちらはすぐ近くにあるにも拘わらず、多くの観光客に素通りされている風情で、専ら地元の方の散歩コースになっているという印象がありますが、海沿いに続くこの遊歩道からの景観はとても美しく、ＪＲ稚内駅からも近いので、気軽にシーサイドを散策したい方にお勧めのスポットだと思います。但し、高波の時等は、遮る物が何もないので、濡れるどころか海に投げ出される危険性もありますので、くれぐれも悪天候時には近寄らないようにご注意ください。