ケロケロマニアさんのクチコミ(92ページ)全12,309件

芭蕉が奥の細道で松島を憧れて旅をしたのは、あまりにも有名な話だと思いますが、現在の観光客視点で松島を眺めた場合、やはり観光地ならではの落ち着かない雰囲気もあり、微妙な気持ちにもなってしまうことが多いです。

ただ、３・１１から10年近くが経過し、当時の悲しい記憶も徐々に薄れつつある松島が活気づくことは良いことだと思いますし、応援はしていく気持ちは変わらないのですが、風情という意味では、私はこの雄島が一番好きです。

JR仙石線の松島海岸駅からは徒歩10分ほどで行ける近距離の割には、瑞巌寺界隈の喧騒が嘘のような静けさで、古の松島らしさを体感できる島だと思います。

島とは申しましても、橋で繋がっていて簡単に渡れますし、島内に歴史を感じる石碑や仏像様などが点在している侘び寂びに、美しい景観をブレンドしつつ、また情趣が感じられる名所ですので、是非、皆様も足を運んでみて下さい。

この神社は、神社としてよりも、その裏手にある三ノ丸土塁跡の方が有名になっている感もありましたが、神社も義光公のみならず、最上家代々の篤い信仰を受けてきたそうで、現在でも大切にされている雰囲気に神々しさを感じました。神社名の由来は他の方のクチコミや解説板を御参照頂きたく思いますが、ちょっと雅な歌心などを発揮しながら一句詠んでみたりするのも、旅の一興として情趣があるかなと思える神社です。

山形城の三ノ丸跡は、本丸を中心に環状に存在したとされる当時のものの一部が、現在も尚、分断された形ではありますが、点在して残されています。

有名なのは、恐らく歌懸神社裏手の大きな土塁を残す三ノ丸跡だと思いますし、山形市の観光パンフを確認しても、ここのが一番大きく紹介されていますが、実は他にもありますので、城好きな方は具に巡られるとまた楽しいかなと思います。

尚、私は霞城公園の東大手門の中で放映されていた、山形城のビデオを観ていたのですが、その中で、それぞれの三ノ丸跡の現在の様子などが紹介されていて、とても勉強になりました。是非、こちらもご覧になった上で、三ノ丸跡巡りをなさってみて下さい。

霞城公園エリアの観光を一通り終えた後に、帰路途上で立ち寄ったのがこちらの教会でした。東北にはふとしたところに、良い意味で意外性を感じるステキな教会建築を見かけることが多いように個人的には思っていますが、ここもそんな教会の一つで、外観の繊細で優美な美しさに目を奪われました。施錠されていて内部見学できなかったのは残念でしたが、外観だけでも十分見る価値のある、素晴らしい登録有形文化財だと思います。

霞城公園散策から、最上義光歴史館を訪問した後、市街地中心部に戻る途中で立ち寄ったのがこちらの神社でした。境内はそれほど大きくはないですが、コロナ禍の真っ只中での訪問でしたので、疫病の収束を願う幟が並んでいた光景が印象的でした。

個人的には、初詣用に奉納されたと思われる、地元の中学校の美術部の作品としての大絵馬が本殿の脇に掲げられていて、これがとてもかわいくて癒されました。

函館駅からすぐの所にあります。船好きな方にはたまらない施設です。私は津軽海峡フェリーや太平洋フェリーでの実際の船旅の数日後に訪問しましたが、実際に乗船した時のように足を伸ばしてゆっくり休憩することが出来ました。

博物館テイストだけでなく、500円の有料化休憩所として立ち寄るのも楽しいよ！

今回は、コロナ禍の中での札幌滞在、ということで、すすきの界隈はちょっと危ないかなと思い、北18条に投宿した時に近くで飲食を、と思って見つけたお店がこちらでした。

色々と困難な時代で、同日のコロナ新規感染者数が急増していた大阪からの立ち寄りでしたので、もしか自分が感染していたら、という思いで、店内飲食が憚られたのでテイクアウトが可能かどうか尋ねると、大丈夫とのことでしたので、豚串と鶏串を3本ずつオーダーしましたが、流石、焼鳥屋さんを謳っているお店だけに、それぞれがとても美味しくて、あっという間に平らげてしまいました。

商品の出来上がりを待っている間、店内でソーシャルディスタンスを意識しながら待たせて頂いたのですが、その間にもわざわざお茶を持ってきて下さったり、とても感じの良いご夫婦がされているお店だなという好印象のお店でした。また、コロナ喪が明けたら、ゆっくりとお勧めの日本酒でも酌み交わしながら、お話して過ごしたいなと思ったお店です。

今回は、全国的にもコロナ禍が第二波の拡がりを見せつつある2020年7月下旬に、札幌でもすすきのなどの繁華街が近いホテルは感染のリスクが大きいかなと思い、今までは宿泊にあまり利用していなかったエリアのホテルを探して見つけたのがこちらでした。

この時は丁度折よく、札幌市がコロナ禍対策として打ち出していた”サッポロ夏割”というのを利用して、5000円の補助があって、通常6800円の客室が何と1800円で利用できました。しかも、同時期に市内の飲食店等の支援を目的とした、”泊まってスマイルクーポン”というのも3000円分も頂けたので、寧ろ泊まって黒字になる、みたいな、あまりに申し訳なく感じてしまう程でした。

このホテルは滞在型のニーズにも応えている部分があるようで、私が泊まった客室内には、何と洗濯機や乾燥機まで設置されていました（無料で利用可）。共同施設としてコインランドリー・乾燥機が設置されているホテルは結構普通だと思いますが、それが客室にあるというのは斬新ですね。話のタネに泊まるのも面白いホテルだと思います。

立地的には、地下鉄南北線の北１８条駅から徒歩3分程度ですが、札幌駅から歩いても30分程度で行ける距離なので、天候や気候が良い時ですと、まあ運動がてら駅から歩くのも良いかもしれないですね。

山形城の城跡公園としても知られる霞城公園のすぐ東側にある歴史館で、山形が輩出した偉人、最上義光（もがみよしあき）のことが包括的に学べる施設です。

貴重な品々が並ぶメインの展示室は撮影禁止となっていますが、入口付近の展示室に入るまでのエリアに関しては撮影が可能で、記念撮影スポットとしては、入口の義光公と駒姫の前がお勧めかなと思います。

ボランティアの解説員の方も控えていらして、お話を伺いながら展示品を眺めると、更に奥深く最上義光のことが学べますので、お時間がある方には是非、ガイド付きでの見学をお勧め致します。

今回は、列車乗り継ぎの際の2時間弱の待ち合わせ時間を利用して、湯沢市街地の観光をしましたが、その際に、湯沢駅の観光案内所を利用しました。

案内所自体は8時からの営業となっていましたが、何故かレンタサイクルは9時からとなっていたため、私は10時前の列車で出発しなければならなかったので、少し無理を言って、早めにレンタルできないかお願いしてみたところ、どうやら、スタッフの方が9時から二人体制になるため、8～9時は一人しかいないので、自転車を用意しているとスタッフ不在になるのが理由、とのことで、レンタサイクルの利用可能時間が1時間遅くなっている、とのことでした。この時は、他にお客さんもいなかったので、早めでも良いですよ、と、快く自転車を用意して下さり、貴重な空き時間を効率的に利用させて頂くことが出来ました。

また、町の見所の案内についても、懇切丁寧に色々と教えて下さり、限られた時間内で要所をきちんと巡ることが出来ました。私的には感謝しかない、素晴らしい案内所でした！

湯沢市街地をレンタサイクルを利用して観光していた際、色々な名家の建造物を拝見させて頂きましたが、私が見た範囲の中では、一番の大きさを感じたのがこちらの建物でした。主屋を含めた六棟が国の登録有形文化財に指定されているそうです。

普段は内部公開はしていないようなので、外観を眺めるだけですが、旧羽州街道沿いにあって、遠くからでもそれと判る大きさなので、是非、その迫力を間近で楽しんでみて下さい。

湯沢駅の観光案内所の方に、1時間半のサイクリングルートのお勧めをお尋ねしたところ、一押しで勧められたのがこちらのスポットでした。

一里塚が現在の観光客向けの名所となっている場所は、全国的にも旧街道沿いなどに数多く見られると思いますが、その多くは地味な名所という感が否めない一方で、ここの一里塚はそのお姿を拝見してびっくり、美しく扇状に根元が拡がる感じの、あまり他の例が思い出せないようなインパクトで、一目で魅了されてしまいました。

観光案内所の方も仰っていた通り、湯沢では絶対見逃せないスポットですので、歩くと少し距離がありますが、是非、レンタサイクルなどを利用して、この素晴らしい名木をご覧に出かけてみて下さい。

霞城公園から最上義光歴史館に向かう途中に、こちらの美術館に立ち寄りました。

美術館という施設は、館内が撮影禁止になっていることが多くて、私はどちらかと言えば屋外に点在している作品を追いかけることが旅の嗜好としては好みなのですが、この山形の美術館に関しては、人物像を中心に屋外に配置された作品におっとりとした潤いのある作品が多くて、悪く言えば、見せびらかし的、威圧的な作品が結構多く見られる、多くな著名な美術館と比較すると、より庶民的な風情が個人的には気に入りました。

また、ここの向かいの小広場には霞城公園管轄の時計塔が設置されていて、私は丁度15時頃にここを訪問したのですが、時報としてのメロディ演奏が始まり、美術館の上品な雰囲気と溶け合って、とても心地良いひと時を過ごすことが出来ました。一日3回演奏されるそうで、あと2回はどのタイミングで流れるかわかりませんが（9時・12時とかかしら？）、是非、演奏される頃合いを見計らって訪問してみて下さい。

2020年7月現在で、まだまだ山形城跡としての復元修復作業は全体として霞城公園内で続いている印象でしたが、往時の姿を忠実に復元した建造物としては、現段階ではここが一番の見所になるかなと思います。大手門自体の外観も美しく再現されて見応えがありますが、ここの内部は公開されていて、ちょっとした博物館テイスト（しかも無料）で楽しむことが出来ます。

それぞれの展示物も非常に興味深かったですが、私は山形城の概観を解説したビデオがとても分かりやすくて勉強になりました。本当はこのビデオの中に、一連の山形城の復元作業に関する作品もあったので、これも観たかったのですが、放映時間が30分もかかるとのことで、今回は諦めてしまいました。是非、この作品も観賞するために、ここでは長めの時間を確保して、築城当時から現在、更には未来に向かう山形城の姿を包括的に追いかけてみて下さい。

山形城跡公園として知られる霞城公園内の、近年立派に復元された二ノ丸東大手門を守るかのように威風堂々と建つ像がこちらです。

日本の騎馬像というのは、何だかお上品な静止スタイルのタイプが多いように感じますが、こちらはサンベルナール峠を越えるナポレオンの絵画（？）を彷彿とさせてくれるような躍動感のある作風になっていて、非常に見応えがあってお勧めです。山形市民の郷土愛をふんだんに感じることが出来る素敵な騎馬像だと思います。

山形城跡の公園としてもお馴染みの霞城公園内にある県立博物館で、一見したところ、地方都市によくあるようなスタンダードな博物館ですが、実はここには「縄文の女神」と呼ばれる国宝があり、こちらは見逃せません。

入口のところには、この「縄文の女神」を模った、立派な木製の”土偶”も設置されていますが、これは県立博物館の分館の教育資料館にあったモミの木が伐採された際に制作されたそうで、現在では、博物館を見守る番人のような存在感で訪れる人を楽しませてくれていますので、こちらも必見です。

山形駅に直結する複合商業ビルとして、展望台もありますので観光客にもお勧めのスポットですが、今回は１Fにて面白い椅子が色々と設置されているのを見つけました。

「やまがたアートチェアプロジェクト」と称して、フルーツ王国山形らしい、ラフランスやブドウを模った作品、山形名物のいも煮を派手にデザインした作品などが設置されていて、どれもアート作品として楽しめるだけでなく、実際に座って休憩することもできます。山形駅構内の待合所は案外混雑することも多くて落ち着かないこともありますので、ちょっと離れてはいますが、列車待ち合わせの際などにも活用されると、より潤いのある山形時間を堪能できるかなと思います。

山形駅と高架通路を通じて直結している霞城セントラルの１Fにある施設で、山形市内の観光情報を扱う山形市観光案内センターとは一応分かれて（近距離ですが…）設置されています。

県都らしく、山形県全体の市町村のパンフレットが、庄内・置賜・村山・最上の各地域別に用意されていて、県内のどこへ行く際にも役立つ情報が得られますので、県内観光のまず最初に訪れておきたい施設だと思います。

勿論無料で入れますし、それなりに展示品も色々とありますので、鉄道旅行の待ち合わせ時間などを利用して、博物館的に訪問するのもお勧めです。

山形市内の観光の際、JR駅至近の観光案内所としてとても力になってくれるところです。ただ、ここは山形駅構内の待合室内にあって、雰囲気としてはちょっと落ち着かない感じなので、よりしっかりと情報を得たい方は、ちょっと歩きますが、霞城セントラル１Fにも同名の案内所が設置されています。こちらの方は、展示コーナーなどもあり、普段は無人のことが多いようですが、すぐ近くに事務所もあって、不在時に照会したいことがある際は、訪ねてみると良いでしょう。

尚、霞城セントラルの案内所の傍には、山形県全体の観光情報を取り扱う、やまがた観光情報センターも設置されていて、こちらの方がより広々としていて、非常に見応えがありますので、併せて訪問されるとより県内の包括的な情報が得られてお勧めです。

山形駅から徒歩10分程の距離にある霞城公園内にある建造物で、元々は別の場所にあったそうですが、現在はこちらに移設されて大切に管理されている歴史的建造物でもあります。まずその外観の円柱形を中心に回廊上に建物を包み込む下層部分のレイアウトが素晴らしく、被写体としてもとても映える建物なので、お時間がない方でも外観だけは眺めに行く価値のある建物だと思います。

2020年7月現在、正面の扉がコロナ禍の影響で閉ざされていて、私は一瞬、コロナ禍を受けての休館中なのかな、と、一瞬ガッカリしてしまったのですが、よく掲示を見てみると、裏手の事務所から入館する動線で運用されていて、この事務所入口にて、スタッフの方が体温を測ったり、アルコール消毒を促したりするために、通常の入口が閉鎖されているので、誤って休館と諦めてしまわないようにくれぐれもご注意下さい。

尚、館内に関しては、建物の撮影はOKでしたが、郷土館として運用されている各部屋の展示品に関しては、第８室の展示品以外の撮影は禁止されていますのでご留意下さい。