ケロケロマニアさんのクチコミ(82ページ)全12,309件

松陰神社の本殿に向かう参道の向かって左手、宝物館（至誠館）とは丁度反対側に立地しています。ここはその名前からすると資料館的な風情を予想してしまうのですが、もっとビジュアル的に氏の生涯を沢山の蝋人形を用いて再現したような感じの施設なので、歴史を知らない方でも、エンターテインメント施設として楽しめるカジュアルさが魅力といえます。もっと硬派な展示が観たいという方は、迷わず向かいの至誠館へと足を運んでください。

松陰神社の境内、本殿に至る表参道沿いの松下村塾の建物がある少し手前にある立派な石碑です。

石碑自体は1968年に明治維新100年を記念して建立されたそうですが、揮毫が当時の内閣総理大臣、佐藤栄作氏の手による力強い文字が刻まれていて、話の種としても見応えがある石碑だと思います。

松陰神社の裏手の通路を歩いているときにふと見つけたのがこちらの石碑でした。解説板を読むと、どうやら高杉晋作らと並んで、松下村塾では松陰門下の四天王の一人としてその才能を開花させつつあった人物のようです。

あの有名な京都の池田屋事件にて新選組に襲撃されて負傷し、僅か24歳の若さで命を落とされてしまったとか…。歴史の歯車が一歩ズレていたら、と思うと、やり切れない気持ちになりますね。松陰先生が祀られた神社の敷地から外れた通路沿いに、石碑だけが建つ姿は、何だか不憫でなりませんでした…。

伊藤博文旧宅と並んで建つ別邸は、東京からこちらへ移築された建物とのことで、2001年から公開が始まっていますので、隣の旧宅とは違って、工事の必要はないようで、私が訪問した2020年12月時点では通常営業でした。

ただ、隣の旧宅の工事が目立つためか、別邸も休館中と思われる方が多いようで、こちらは開館していますよと、スタッフの方が必死に呼び込みをされていた姿が印象に残りました。

東光寺から松陰神社まで移動する道すがら立ち寄ったスポットの一つです。別邸と並ぶように設置されていますが、旧宅に関しては、2020（令和２）年末現在で絶賛工事中で、その工期は翌2021（令和３）年末まで続く予定との掲示がされていました。再び全貌が拝めるようになるまで、少しお待ちになって下さい。

東光寺から松陰神社に至る道すがら、たまたま見つけたのがこちらのスポットです。別邸跡、という表記通り、現在は遺構は残されておらず、小さな石碑と解説板で往時を偲ぶのみとなっているのが少々物足りなくも感じたのですが、迎賓館や東京国立博物館表慶館など、日本を代表する名建築を生み出した著名な建築家が、奇兵隊に入隊されていた過去があったとは存じませんでした。解説板を読みながら、氏の偉大さを感じつつ感慨に耽ると良いスポットです。

吉田松陰先生が開いた松下村塾は誰もがご存知だと思いますが、実は最初に創立された方は叔父にあたるこの方とのことで、現在も松陰神社と東光寺の間に続く住宅地の片隅に、旧家がひっそりと残されています。松陰神社内の本家の松下村塾に関しては、平時は外から眺めるだけとなっていますが、こちらに関しては内部に入って見学も可能（無料）ですので、松下村塾の歴史を肌で感じたい方は、是非中の様子もじっくりとご覧になってみて下さい。

松陰神社のすぐ傍にある、長州藩時代に萩の軍事強化のために活躍した施設を今に伝える広場です。松陰神社の喧騒とはよそに、こちらに関しては訪れる観光客も少なく、ひっそりとした風情でしたが、丁度階段状になっている遺跡のような風情で、個人的にはメキシコのテオティワカンに一瞬迷い込んだかのような、そんなマニアックさも感じられます。

現代の観光客視点からは、正直、広場、という表現は大袈裟に感じてしまう小さなスポットですが、歴史的な意義が重要な鋳造所遺構ですので、訪れる価値は高いと思います。

萩で一番の偉人とされるのが、誰もがご存知の松下村塾を開いた吉田松陰先生だと思いますが、そのお墓に関しては、東光寺やや南寄りの高台にあります。著名な人物のお墓の割には、凄く慎ましげな風情のお墓で、先生の人柄が偲ばれるようなステキなお墓です。

尚、すぐ裏手には、萩の墓としての高杉晋作のお墓（彼の墓は下関や京都にもありますが…）もあり、師の背後で静かに見守るような位置に設置されているのが印象的でした。

吉田松陰誕生地は、東光寺傍の少し高台にあり、道路からもかなり登りますので、お車でのアクセスが便利かと思いますが、萩循環まぁーるバスも、まさに”誕生地前”のバス停を有していて、バスでのアクセスもお勧めです。高台にありますし、このバスは一方通行なので、逆向きに乗ることが出来ませんので、ここで下車して、東光寺や一連の観光地を経由しつつ、下りながら松陰神社方面まで歩く、という動線が、観光客的には無駄がないかなと思います。

萩といえば、歴史の街として、と同様、日本海に面した海の幸の宝庫としても人気になっている観光都市ですが、そんな萩で観光客でも気軽に海の幸を堪能できる施設がこちらです。レストランも何軒か併設されていますが、お昼時は地元の方の利用も多くて混雑しますので、待たされるような場合はテイクアウト商品を購入して、共用のテラス席で食べるというのもお勧めです。駐車場が広くて、お車利用の方がメインですが、萩循環まぁーるバスも、この施設前にバス停がありますので、バス利用も便利です。

観光地・萩市内の中央部にあるバスセンターです。新山口駅からのスーパーはぎ号などもここを経由しますので、バスで萩入りされる方はここから市内観光用の萩循環まぁーるバスなどに乗り換えると便利です。因みに、スーパーはぎ号に関しては、始終点は東萩駅ですが、ここと少し南西側の明倫館前も経由しますので、最初（最後）の観光目的地の立地に併せて、降りる（乗る）場所をチョイスされると良いです。

その名の通り、萩の市街地のほぼ真ん中にある大きな公園です。ただここは、テニスコートが設置されていたり、大きな芝生広場では地元の子供達がサッカーに興じていたりと、市民の方々のスポーツ公園的な印象が強く、公園としての観光要素は少ないかもしれません。

ただ、園内には観光客的には二か所、見逃せないスポットがあり、一つは南西側にある山県有朋の騎馬像で、もう一つは北西側に指差しポーズで立つ久坂玄瑞の進撃像で、これらを見るためだけでも、訪問する価値がある公園です。

萩市の中心、市民の憩いの場として愛されている萩市中央公園の南西側に建っている立派な騎馬像です。騎馬像ですので、基本的には横からの眺めが被写体としてはスタンダードだと思いますが、私はお馬さんの顔が望める少し斜め前からのアングルの方が気に入りました。

でも、4トラさん、登録名の漢字（正確には、形→県(または縣））が間違っているのは少し恥ずかしいかもしれませんよ…(~_~;)。

萩城城下町エリアとして紹介されている区画にひっそりと佇んでいた旧家の住宅の一つです。門は開放されていましたが、立入禁止とも、一般公開中とも記されておらず、その立入に関しては一観光客として不安を感じつつ、遠巻きに見物させて頂きましたが、閑静な佇まいの飾らない風情が素晴らしかったです。

山口を代表する観光地・萩ですので、訪れる方の嗜好により、魅力の感じ方は様々だと思いますが、古都としての風情を満喫したい方にまずお勧めなのがやはりこちらのエリアだと思います。有名な菊屋横丁の海鼠壁が続く付近も良いのですが、逆に観光地化され過ぎていない裏道の静かな風情もステキだと思いますので、情報に捉われずに色々と彷徨ってみると、新たな発見が出来そうな、そんな宝探し気分で歩くのも良いエリアといえるでしょう。

高杉晋作生誕地のすぐ傍の小公園南西側にひっそりと建っている像です。生誕地側からアクセスすると丁度公園の入口は行ってすぐ右手に見えますので、迷うことはないのですが、注意すべきは、慶安橋筋（南側）から小門をくぐってアクセスした場合です。

私は丁度、別の観光客の方の後を追うようにこの小門をくぐったのですが、先にいらした観光客の方が、”銅像がない”と仰います。確かに、この小門をくぐってすぐ右手には、銅像の台座らしきもののみが設置されていて、像が見当たらないのです。

結局こちらの観光客の方は、不審そうに思いつつも、小門をくぐり直して慶安橋方面に戻って行かれたご様子でしたが、私は何か腑におちなかったので、公園をもう少し散策してみると、丁度、南側の小門からは死角になる辺りに、立派な像が建っていてびっくりしました。南側からアクセスされる際は、くれぐれもこのフェイクの台座にご注意下さい。

松陰先生の生誕地・お墓のすぐ近くにある黄檗宗のお寺がこちらです。境内は結構広くて、まず入口に聳える総門から入ると、三門、鐘楼、大雄宝殿と次々と魅力的な建造物が現れて圧倒されます。そして最奥には、歴代萩藩主毛利家の墓所（ここには第三代から奇数代の藩主が祀られています）があり、その佇まいも最高に素晴らしかったです。

観光地が数多く点在する萩の中では、相対的に目立ちませんが、私が見た中での萩のお寺の魅力としては、このお寺が一番だと感じました。訪問に際しては、萩循環まぁーるバスに東光寺前というバス停があり、ここを下車してすぐのところに総門が見えます。

松陰神社の境内にある旧宅で、現在見られるものは当該地から移築されたものですが、松陰先生は松下村塾を開かれる前にここで講義をしていた時代もあるそうで、その前段階の様子を垣間見るという意味で、松下村塾と併せて見逃せないスポットです。

名家から借り受けた父の旧宅ということで、建物自体は松下村塾よりも大きくて見応えがありますが、通常は内部には立ち入ることが出来ず、外から眺めるだけの動線となっています。

幕末の風雲児として、奇兵隊の創設など、太く短い28年の生涯を全うした高杉晋作の生き様には、個人的にも尊敬している部分が大きいのですが、その誕生地としては、現代の観光客としての視点からは思ったよりもひっそりとしていて、萩らしい閑静な佇まいに包まれていました。近くに立志像も立っていますので、セットで訪問されると良いです。