チュンチュ３１９さんのクチコミ(185ページ)全5,470件

この場所は唯一教皇だけがミサを行うことの出来る神聖な祭壇で、
ベルニーニは１６２７年にこれを完成させた。
当時は３０年戦争の影響でブロンズが不足しており、
パンテオンの玄関廊の梁を外して調達したこともあったといいます。
バルダッキーノというのはバグダッドのことで、
バグダッドからもたらされた高級な布地で天蓋を
作ったところから生まれた言葉だそうです。

2015年12月8日「無原罪の聖マリア」の祝日に、フランシスコ法王は、
サン・ピエトロ寺院で聖年にだけ開かれる
「聖なる扉」を開き、特別聖年が始まりました。
聖年はカトリック教会において、ローマ巡礼者に特別の赦し（許し）を与える年です。

ピエタは聖母子像の一種で、磔刑に処されたのちに十字架から降ろされた
イエス・キリストと、その亡骸を腕に抱く聖母マリアをモチーフとする
宗教画や彫刻などのことです。
ミケランジェロの数ある彫刻の中でもダビデ像と並ぶ最高傑作だそうです。

サン・ピエトロ大聖堂の正面にある楕円形の広場で、
ベルニーニは広場を、幅240メートルもある巨大な楕円形として完成させました。
広場を取り囲んでいるのは4列に並べられた合計372本の石柱であり、
柱の上には140体もの聖人像が広場に集まった人々を見守るように立ち並んでいます。

バチカン市国南東端にあるカトリック教会の総本山で、
サン・ピエトロは「聖ペトロ」の意で、キリスト教の使徒ペトロ（ペテロ）の
イタリア語読みに由来します。
ローマ教皇にふさわしい巨大教会堂として再建され、当時の第一級の芸術家たちがその造営に携わった。その巨大さ、荘厳さ、内部装飾の豪華さを含め、聖堂の中の聖堂と呼ぶにふさわしい威容を誇っています。

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂の裏側に八角形の小さな建物があります。
ラテラノ洗礼堂です。これがその後世界各地で造られる洗礼堂の原型だとされていて、
洗礼は初期のキリスト教会では、全身を水に浸す「浸礼」という形式で洗礼が
行われたようです。

ローマの五大バジリカ（他の四つはサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サン・ピエトロ大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂）の一つで、名称は「城壁外の聖パウロ大聖堂」の意味です。

半円形になっているファサードは、1656年にピエトロ・ダ・コルトーナによって
建てられました。
祭壇にあるこの聖母子の絵は石を投げつけられた時、
血を流したと言われる絵です。
それを聞いた当時のローマ法王シクストゥス4世はこの聖母子の絵を
"平和の聖母子" と名付け、1482年に現在の教会に新しく建て直しました。

17世紀初頭に創建されたバロック様式の教会で、
内部にはベルニーニ作「洗礼者ヨハネの像」、
ドメニキーノのフレスコ画「聖アンドレア伝」
「福音史家」などが眼を釘づけにします。
「聖アンドレア伝」のフレスコ画には、漁師をしていた聖アンドレアが
キリストの弟子になる場面から、十字架にかけられて殉教するまでの
生涯が描かれています。

ローマで唯一のゴシック建築の教会とされていて、
この教会にはシエナのカタリナやドミニコ会の画家フラ・アンジェリコの墓があります。
この教会はエジプトの女神イシスの神殿の基礎の上に建てられました。
しかし、この神殿は間違ってミネルウァの神殿だとされていたため、
現在のような名称になっているそうです。

ポポロ広場の南側は２方向に道路が延び、サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会と、
サンタ・マリア・イン・モンテサント教会が並んで建っています。
１７世紀後半に建築されたもので、「双子教会」として親しまれ、この日は、モンテサントの方は修復中でした。

古くから交通の要所であり、ローマの入口に当たる広場での中央に
オベリスクが建てられ、南に向かって3本の道路が放射状に伸びています。
バロック期には広場に面してドームを載せた2つの教会堂（双子教会）が建設されました。その１つがサンタ マリア デイ ミラーコリ教会です。

聖イニャツィオ・ディ・ロヨラ教会の事で、
こう言えば、ある程度想像はつきます。
この教会は、イエズス会の創設者イグナティウス・ロヨラに捧げられた教会です。
イグナティウス・ロヨラが列聖された１６２２年、
ルドヴィーコ・ルドヴィージ枢機卿が資金を提供し、
建設が始められ、１６４２年に完成しています。

12世紀に建てられたもので17世紀に再建され、ボッロミーニがドームと
鐘楼を付け加えたとあります。
外観は簡素に見えますが､中は豪華なもので、
ベルニーニが作ったサンタンジェロ橋の天使象のオリジナル作品があります。
この教会は、ベルニーニが熱心に通った教会だったようですね。

サンタ・マリア・イン・アラチェリ教会を訪れるには階段を登って行かなければ
なりません。122段あるようです。
多くの教会と違って、外見は簡素な造りのようです。
６世紀にイタリアを掌握していた東ゴート王国を崩壊させた東ローマ帝国の
将軍ナルセスのローマ入りに遡ります。

ミケランジェロが設計したカンピドリオ広場は、中心にはマルクス・アウレリウス像、
その周囲をカピトリーノ美術館、コンセルヴァトーリ宮殿などが取り巻いています。
ミケランジェロはカンピドリオ広場の設計にあたって、
複数の異なった形の建物をひとつの明快な対称軸線上に統合することで、
建築史上初めてバロック的広場を創案したようです。

イタリアで3番目に長い川で、ローマ皇帝ティベリウスなど古代ローマ時代の
男性個人名「ティベリウス」や、イタリア人の個人名「ティベリオ」は、
この川の名前に由来しているそうです。
ローマ市内を流れていることで有名な河川で、中州にはティベリーナ島があります。

ナヴォーナ広場北側の噴水で、インノケンティウス10世が広場の整備を始め、
ベルニーニとボロミーニを起用し、バロック空間に変貌させました。
ジャコモ・デラ・ポルタが造った水盤に１９世紀末の彫刻が配されたものです。

ドミティアヌス帝（在位：81～96）の競技場でした。
また、４世紀初め、ディオクレティアヌス帝の時代に、
聖女アグネスが殉教した地でもあります。
ナヴォーナ広場南側の噴水は、
ベルニーニのデザインにより、アントニオ・マーリが彫ったもので、
ムーア人とは、北アフリカのベルベル人のことをさしています。

かまぼこ型の高い天井は深い青色をしていて、 ポツポツと白い点が夜空の星のように見える。 格子模様の間には雲に乗った神や聖人達が描かれています。
入ってすぐ、太い柱が立っており、4本の柱の上方には、
それぞれ1体ずつ聖人のフレスコ画があり、
入口左から三番目の柱上部に｢預言者イザヤ」。
ラファエロ作。 迫力が他の3枚とまるで違います。