Tagucyanさんのクチコミ(8ページ)全338件

新潟駅から酒田駅もしくは秋田駅まで、日本海沿いを通る羽越本線をほぼ全線走る特急電車です。
羽越本線自体が、日本海の海沿いギリギリを通ったり、庄内平野などの稲作地帯を通ったりと、景色のよい区間が多いので、特に天気のいい日はずっといい景色が続きます。海側の窓側はＡ席になります。

現在の車両はもともと常磐線を走っていたフレッシュひたちがこちらに引っ越してきて活躍しています。特に一番秋田寄りの車両であるグリーン車は、もともと普通車だった車両で、２列分の幅を１列に改造しているのでシートのピッチがとても広いく、さらに列ごとに仕切りの板があるためプライベート感があります。ただ、逆にその板のために広さの割に十分足が伸ばせないのがやや難です。

私は平日の昼間に秋田から新潟までこのグリーン車を利用しましたが、コロナ禍のせいで、なんとずっと１人貸切状態でした。

八ッ場ダム建設に伴って現在の場所に新しくできた川原湯温泉街の片隅にある共同浴場。旧温泉街時代の写真を見るとかなり歴史を感じる建物だったようですが、引っ越してきてまだ数年なので施設も新しいです。
ただしあくまで共同浴場なので、いわゆるスーパー銭湯のような設備はなく、浴室もあまり広くありません。露天風呂からは、木立の隙間から八ッ場ダムを望むことができました。

共同浴場といえば地元の方が多いイメージですが、新しい温泉街でもあり私が利用したときは空いており、ゆっくり過ごすことができました。

八ッ場ダム建設に伴い水没した川原湯温泉の旧温泉街から現在の場所に引っ越してきた温泉宿です。現在は１階が食事処になっていて、ここで昼食をとりました。

その食事処はモダンなレストランという感じで、外にもオープン席がありました。気候もよかったのでそのオープン席で食事をとりましたが、そこからは八ッ場ダム（八ッ場あがつま湖）、八ッ場大橋、共同浴場王湯などが一望でき、気分が良い食事となりました。

メニューは、旧旅館時代からの名物だったらしいビーフシチューや煮込みハンバーグなどの他、地産の食材を使った定食などが並びます。ご飯は十穀米。数量限定の食後のスイーツなどもあり、景色とあわせておいしくいただきました。

箱根登山鉄道・宮ノ下駅の目の前（歩いて数秒）にあります。
宮ノ下駅自体、近くを走る国道からあじさい坂という急坂を登ってきたところにある山の中の駅で、このお店も半分木立に囲まれた建物です。

メニューは食事系、アラカルト系、アルコール系ともに種類が豊富で、私が訪れたのは夕食時でしたが、他のほとんどのお客さんはアルコール系を嗜んでいました。お店の分類としては、食堂とも飲み屋さんとも言えると思います。

使われている食材にも、地元の魚屋、地元の豆腐屋、地元産の和牛、などなど、かなりこだわりがうかがえます。箱根は山の中ですが、地理的に海にも近いので、鮮度のいい海産物も使われています。

店内は山小屋風で、窓一面に木立が見えるオシャレな雰囲気で、静かに食事ができました。

東海道線（ＪＲ東日本）と御殿場線（ＪＲ東海）の接続駅です。
東海道線を走る電車の車庫が近くにあるので、ホームは５番線まであり、このうち３番線が御殿場線の専用ホーム。それぞれのホームは地下道でつながっています。
ちなみに改札口はホームの小田原寄りにあります。

駅舎は４階建ての立派な建物ですが、そのほとんどはＪＲの事務所になっていて、駅の部分としては規模が小さいです。

最近になって（2021年3月）御殿場線もICカードが使えるようになりました。ただし、東海道線（Suicaエリア）と御殿場線（toicaエリア）でシステムが違い、また両線で沼津以遠まで行く場合に運賃が異なるため、両線をまたいでICカードを利用することができないので要注意です。

改札口でも、御殿場線をICカードで乗ってきて出場する場合、出口が別にあります。苦肉の策なんでしょうね。ちなみに、同じく境界駅の熱海駅でも同様でした。

鶴見線の無人駅、安善駅から歩いて３分くらい。周辺には京浜工業地帯の町工場がたくさんあって、そんな中の昭和の頃から何も変わっていないんだろうなあという佇まいの食堂です。

お店はご高齢のおばちゃん２人で切り盛りしているようです。大衆食堂らしく麺類、丼もの、定食などメニューは豊富。定食ものに関しては、おかずとご飯＋味噌汁が別メニューになっていて、定食にもなるしお酒のつまみにもなるシステム。しかも１つ１つが良心的なお値段。

お客さんは当然、周辺で働いている作業着姿の人がほとんどで、顔なじみの方も多いようでした。

子供の頃はどこにでもあったけど、今となっては貴重な雰囲気の食堂でした。

宇美町内で昼食できるお店を探していて見つけました。
ＪＲの宇美駅から歩いて10分くらい、もっというと西鉄バスの宇美営業所のすぐ近く。宇美の市街地のやや西の外れに近いところです。周辺の区画整理に合わせて建て直したらしい新しい建物ですが、かなりな老舗のようです。

メニューは地元に根を張った「町中華」という感じで、ラーメン・ちゃんぽん類と焼きめしがメイン。もともとうどん類もメニューにあるようですが、コロナの影響かメニューを絞っていて、扱っていませんでした。

ほとんどの人がラーメンやちゃんぽんを食べていたので、私もラーメン注文してみました。スープは豚骨ベースですがそこまではくどくない、いわゆるとんこつ醤油味。麺は細くはなく、最初から紅ショウガとごまが上に乗っていました。かつて炭鉱地帯だったこの町で、鉱員に鍛えられた無骨な味という書き込みも見ましたが、まさにそんな感じの味でした。
一緒に頼んだやきめしも、シンプルではずれなしです。

お昼時、お客さんは地元客ばかり。地元に愛される中華屋さんでした。

奥多摩駅から歩いて10分くらい、現在はトンネル区間となっている青梅街道の旧道の敷地に沿って建っています。駐車場や、メインの建物手前にある足湯などは、旧道をそのまま利用した位置にあります。
山の斜面にあるため、メインの建物は横長になっていて、玄関とフロントのあるフロアの斜め下に内風呂があり、そのさらに斜め下に露天風呂があります。いずれもあまり広くはないので、私は冬季のウィークデーに行ったので空いていましたが、観光シーズンなどは混雑してしまうと思います。
露天風呂は多摩川の渓谷に沿った森の中にあり、直接川は見えませんが、いるだけで森林浴気分です。また、冬季の毎週金曜日はワンコインサービスの500円で入場できました。

奥多摩町の白丸駅の近く、青梅街道と渓谷を挟んで対岸の山の中にぽつんと一軒だけ建っているレストランです。駐車場は青梅街道沿いにあり、そこから数馬橋という多摩川の渓谷に架かる橋を渡った先にあります。

かつてはうどん屋さんだったようで、一見和風の建物。山の斜面に建っているので、建物を入って階段を降りたところがメインのスペースになっています。テーブル席が５つぐらいと、座敷席が２つ。テラス席もあるようでしたが、冬だったので使っていませんでした。窓からは木立越しに多摩川の渓谷が見えます。

この店で扱う食材は地元産をメインに、あちこちからオーガニック食材を取り寄せているようです。このときは熊本県の牧場から取り寄せた豚肉の料理がメインでした。特に「奥多摩ハンバーグ」が売りのようです。オーブンで焼いた本格派です。

このほかにも、売りのメニューがいろいろ。サイドメニューも豊富で、目移りしてしまいます。複数の人で来て、いろんなものを注文してシェアするのもいいかもしれません。

私が行ったのは２月の平日でしたが、それでも昼時は満席でした。事前にメルマガに登録して、席の予約をしていたのですぐに座れましたが、休日ならなおさらその方が無難だと思います。
ちなみにメルマガに登録しておくと、「プレミアム奥多摩プリン」（450円）がタダになります。周りを見ると、ほとんどの人が食べていました。

「日本一短い鉄道」が売りの芝山鉄道の終点・芝山千代田駅。周辺は長いこと成田空港関連の施設ばかりだったのですが、そこから歩いて５分くらいのところに、新しくできた温泉施設です。

施設は３階建て。大浴場と露天風呂は一番上の３階にあります。その露天風呂はちょうど成田空港を離着陸する飛行機がよく見える位置にあるのですが、コロナの直撃を受けたこのご時世、飛行機がほとんど飛んでいなかったのが残念でした。

２階には岩盤浴ができる浴室があります。またここにはカプセルホテルがあり、宿泊可能なはずなのですがこれもコロナ禍で営業していませんでした。

入口を入ると最初に下駄箱があるのですが、その鍵がそのまま館内での財布代わりとなり、レストランなどの利用料金とともに最後に一括清算になります。その清算も基本的に自動精算機となっており（有人フロントでも可）、合理的にできていました。

流山駅の近く、町の中の交差点に面した通り沿いにあります。外見も中身もちょっとお洒落な雰囲気。食事をとるのは２階ですが、１階の入口で靴を脱いで上がります。
基本、メインの料理にたっぷり野菜がついて、押し麦ごはん付き。それにドリンク・スープ・スイーツの組み合わせのセットを選ぶ形になります。この他、牛リブ、ラム肉、鹿肉料理もありますが予約制のようです。

メインの料理は日替わりなのですが、コンセプトは減塩・カロリー控えめ。でも、言われないとまったく分からないぐらい、しっかりとした味付けで美味しく食べられます。一部の口コミでは量が少ないようなことも書いてありましたが、私としては十分な量でした。むしろ小食な女性なら多いぐらいかも知れません。一方でごはんを大盛りにすることもできるようです。

これだけ食べて体に優しいとなれば、もし自宅の近くにあったら通うだろうな、というようなお店でした。

流鉄流山線の終点・流山駅周辺は古くからの町になっていて、その中にあります。駅から歩いて行けますが、駅方向から行くと敷地の周りを半周した反対側に入口がありました。建物を入ると、左側半分が図書館で、右側半分が博物館となっています。

無料で見られる博物館としては、内容はかなり充実していると思います。古代から、みりん製造で栄えた近代、そして首都圏のベッドタウンと移り変わっていった様子が、年代順に展示されています。
幕末の新撰組に関する展示や、市内の交通（水運や鉄道）に関する展示、同じ場所の昔と今の比較などもあり、なかなか見応えのある博物館でした。

松阪駅を起点とするＪＲ名松線の終点・伊勢奥津駅に隣接した、地域の観光案内施設です。
内部は観光案内のコーナーをはじめ、地域（津市に合併する前の旧美杉村）の特産品の売店、お昼時にはお弁当も販売されるようです。また、レンタサイクルもあって周辺をサイクリングすることもできます。
店内には伊勢奥津駅や名松線のロゴが入ったグッズもいろいろと売られていました。意外とよく売れているそうです。

お店に入ると、地元産のお茶をサービスしてくれました。地元の人たちも利用しているのか、店員のおばちゃんたちはお客さんと雑談していたりして、ゆるい雰囲気でした。

松阪駅を起点とするＪＲ名松線の終着駅。かつては広い構内の駅だったようですが、現在その部分は地域の地区センターとなっていて、ホームは片面だけしかありません。その地区センターの建物の一部が駅舎になっています。もちろん無人駅。

建物の奥の方が芝生の広場になっていて、その部分もかつて駅構内だったようです。ここにＳＬ時代の給水塔が残っていて、その前に昔の写真展示してあるので、かつての様子と比較することができます。

地区センターのとなりには交流施設があり、そこで地域の特産品とともに、名松線や伊勢奥津駅のロゴが入ったグッズがいろいろ売っていました。

名松線の名前の起源になっている名張には駅前から路線バスが出ていますが、１往復だけ（早朝発、夕方着）。お昼前に出るコミュニティーバスに乗れば途中で名張行きに乗りつぐことができるようですが、いずれにしてもあまり列車との接続は考えられていないようです。

ＪＲ名松線の途中駅で、この路線の一部区間が災害により長期不通となっていた時には一時的な終着駅でした。駅周辺は家と田畑が半々くらいののんびりとした場所です。

名松線の中で唯一列車のすれ違いができる駅なのですが、この路線は昔ながらのタブレット（通票）を使った閉塞方式の路線で、この駅では運転士さんと駅員さんがそのやりとりをしている様子を見ることができます。さらに列車出発時には、駅員さんが手旗信号で出発の合図もしています。最近では、このような光景が見られる場所は少なくなりました。

こういうこともありこの駅は有人駅で、みどりの窓口もありますが、駅員さんはそういう業務もあるため、列車がいる間は窓口が閉まっていて、切符類を買うことができなくなるので注意が必要です。

大阪や京都と、名古屋や伊勢志摩を結ぶ電車がすべてここを通る、近鉄の大幹線・大阪線の途中にある駅です。
三重県の伊賀地方と伊勢地方の境界にある布引山地の山中にあって、そこを貫く新青山トンネル（全長5,652ｍ）の伊賀側の出口付近にあります。

とにかく深い山の中にある駅で、周辺には何もありません。ハイキングコースの入口になっているようで、利用客はほぼハイキング客だけのようです。もちろん無人駅で、券売機も自動改札もなく、ICカードの簡易読取機だけあります。
水道も通っていないようで、トイレもありません。もちろん自販機もなし。

真下を国道が通っているのですが、その国道から見上げた駅の構造物は、まるで廃墟のようでした。また、駅構内も無機質でムダな空間が多く、人がいないこともあって不気味な雰囲気でもあります。

ただし、ホームに上がれば、特急電車が頻繁に行き交う幹線路線。停車する電車も１時間に２本あるので、これだけ気軽に秘境感が味わえる駅はないかも知れません。
そのギャップが大きいですね。

京都駅の改札口内には立ち食いのうどん・そば店が４つ。そのうち、ホームには２店舗あります。いずれも「麺屋」で、2,3番線にあるのが「京都上がも」、4,5番線にあるのが「京都下がも」というそうです。
それぞれ上りホームと下りホームにあるからこの名前のようですね。京都ならではのネーミング。

私は平日の朝、比較的空いていた米原方面のホーム（2,3番線）にあった上がも店に入りました。
券売機の上に大書きされていた「鶏天定食」というのを注文。京都なので気分的にうどん。
出てきたのは、鶏肉の天ぷらが３つも乗ったうどんと、わかめと梅が練り込んであるおにぎり。結構ガッツリした朝食となりました。鶏肉の天ぷらは、単体メニューでもいけそうなぐらい、やわらかくてうまかったですね。

朝だったので、「ごちそうさま」というお客さんに店員さんが「いってらっしゃい！」と声をかけるところもよかったですね。

京都駅八条口の１階、ASTY京都の「京都おもてなし小路」に中央口の方から入って最初にあります。京都大原のしば漬け屋さんがやっているお店で、漬物と釜炊きのご飯が売りです。

店内の一角に「漬物ビュッフェ」があり、御膳メニューを注文すると利用できます（漬物ビュッフェ単体メニューもあり）。漬物ビュッフェの裏側には「おばんざい」のビュッフェもあり、京都の台所の味を堪能できます。それを、釜炊きのご飯で食べるのですから、食が進みますよねえ。
比較的回転が早く、入店を待っているお客さんも何組かいましたが、それほど待たなかったです。

また、朝はご飯と漬物ビュッフェのモーニングセットになるようです。

店の入口にはお土産用の漬物がたくさん売られています（それが本業）。お土産だけ買っていく人も多くいました。

銚子電鉄線のほぼ中間地点、路線の中で唯一電車のすれ違いができる駅です。
電車はここでタブレット（通票）の交換を行うため、終日駅員さんがいます。
銚子電鉄名物のぬれ煎の売り場が併設されていますが、コロナ禍の影響で営業していませんでした。

銚子電鉄の駅はすべてがネーミングライツされているのですが、この駅は頭皮ケア製品のメーカーがネーミングライツを取得して「髪毛黒生（かみのけくろはえ）」というインパクトの強い愛称名がついています。

駅の周辺は古い集落になっていて、通りから駅舎までは古い民家の間の裏道みたいな道を歩いて行きますが、そもそも駅舎を通らなくても、ホームから直接外に出ることが可能だったり、そのへんのユルさが昔ながらのローカル駅っぽいです。駅舎自体も大正時代の開業時から使われている歴史のある木造の建物です。

昔はローカル線の有人駅といえばどこもこんな感じだったのかも知れませんが、今となってはこういう雰囲気の駅は貴重だと思います。駅のベンチに座ってボーッと周囲を眺めているだけでもすぐに時間が経ってしまいそうでした。

銚子電鉄の終点・外川駅から歩いてすぐのところにあるコンパクトな資料館で、無料で見ることができます。入るときに入口の上の鐘を鳴らして下さいと書いてあって、中に入るとしばらくして管理しているおかみさん（たぶんとなりの魚屋さん）が出てきます。

銚子市内の古くからある漁港町である外川の歴史や地理に関する資料がいろいろ展示されていて、昔の写真も豊富です。ここを見てから町の中を散策してもいいかもしれません。逆に私は散策の最後に立ち寄ったので、「この写真はあの場所だ」とか見ていて思ったりしました。

資料を見るだけでなく、おかみさんの解説も聞いていておもしろかったです。
外川は和歌山から来た人が開いた漁港なんだそうです。白浜や勝浦など、千葉にも和歌山にもある地名は、そういう関係があるのだとか。勉強になりました。