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ウェンディさんのトラベラーページ

ウェンディさんのクチコミ(86ページ)全2,269件

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  • 大地と水が織りなすスペクタルなマジック・ショー 

    投稿日 2015年08月22日

    五色沼湖沼群 裏磐梯・猫魔

    総合評価:4.0

    五色沼の青く輝く水。
    あの水を掌にすくってみたら、どの色に見えるでしょうか?
    みどり色?、ひすい色?、それとも、エメラルドグリーン???

    その答えは…
    どの色でもありません。
    何処の沼の水を掌にすくっても、ただの透明な水にしか見えません。

    では、探索路から見える沼の色は、なぜあんなに美しい緑色や青色なのでしょうか。
    その理由は、地球が五色沼という舞台装置でマジック・ショーを行っているから…です。

    マジック・ショーなので、種明かしをしたらつまらない…と思われる方は、此処で読むのを止めましょう。
    種明かしを知った上で、五色沼を楽しみたい…と云う方は、この先へとお進みください。

    五色沼のマジック・ショーで重要な役割を果たしているのが、泥と水と太陽。
    でも、それらはただの泥と水ではなく、五色沼にある泥と水でなければショーは始まりません。

    五色沼の泥は、銅や鉄の成分を多く含む酸性の泥です。
    そして、五色沼に流れ込む湧水には二種類の液性の水があり、一つは1888年の磐梯山の噴火以降から湧き出すようになったアルカリ性の水。そして、もう一つは酸性の水です。

    もともと池の底に堆積する酸性の泥(この泥は、酸性の湧水が大地の岩などを溶かして作った物)と、アルカリ性の湧水が触れあう…つまり化学反応を起こすことで、五色沼の色が決定されると云われています。
    とはいうものの、酸とアルアリの化学反応で緑色や青色の未知の物質が作り出され、沼水の中にその色が溶けだしているわけではありません。

    酸とアルカリの反応には色々な化学反応がありますが、五色沼で起きているのは沈殿反応。

    酸性の泥の中や酸性の湧水に含まれるケイ素(シリカ)やアルミニウムが、沼に流れ込むアルカリ性の湧水と化学反応し微粒子状の白色の結晶を作り、その結晶がゲル状となり、沼底に沈まずに水面近くにフワフワと漂い、水面を鏡のように覆います。

    ここで太陽が登場します。
    太陽の光には青い光を反射する性質があり、その太陽光が鏡と化した水面に当たると、青色の光が反射し、私達には水面が青く輝いているように見える…と云うのが、マジック・ショーの種明かしです。

    掌にすくった水が沼水と同じ様な青い色に見えない理由は、掌の上の水量では微粒子の漂うゲル層が薄く、水面が鏡となる様な濃度に達していない為です。

    更に…、
    近年の研究では、五色沼の微粒子は粒サイズが殆ど同じであることから、青色の光散乱の原因となる微粒子が出来る過程が上記の説では説明しきれない…との研究結果もあり、今後、異なる種明かしが明らかになる可能性も捨てきれません。

    旅行時期
    2015年08月
    利用した際の同行者
    家族旅行
    アクセス:
    4.0
    五色沼湖沼群の中の沼。バス停から散策路へとアクセスできる。
    景観:
    5.0
    太陽光の当たる角度により、その水の色は変わる。
    人混みの少なさ:
    4.0
    8月はお盆の時期でもそんなに混んではいません

  • 歩きながら、少しだけ昔のことを考えよう

    投稿日 2015年08月22日

    五色沼湖沼群 裏磐梯・猫魔

    総合評価:4.0

    五色沼の背後に雄大にそびえる磐梯山。
    裏磐梯とも呼ばれる大きな崩れかけたカルデラを抱くその姿は、五色沼の美しい色合いと共に多くのカメラに記録されているだろう。

    しかし、磐梯山は昔からこんな大穴があいた姿だった訳ではない。
    1888年の噴火により現在の様な姿になった。

    そして、その噴火で出来たのが、現在の裏磐梯で観光名所ともなっている五色沼湖沼群だ。

    1888年の7月。
    磐梯山は大きな水蒸気爆発を起こし、山頂付近の岩は爆発の風圧により吹き飛ばされ、山の麓に降り注いだ。
    当時、麓にはいくつかの村落があり、水蒸気爆発による噴石と岩屑雪崩により多くの村人たちがその命を落とした。
    そして、麓を流れていた川は土石流によりせき止められ、大小300を超える湖沼を持つ五色沼湖沼群が出来上がった。

    現在、私達が美しい…といって散策路を歩き、写真に収める五色沼の風景。
    約130年前に起きたこと…は旅人には関係ないかもしれないが、歩く時に、昔にそんなことがあったんだ…と少しでも思い起こすことが出来れば、亡くなられた500人近い村人たちの鎮魂になるのではないかと思う。

    旅行時期
    2015年08月
    利用した際の同行者
    家族旅行
    アクセス:
    4.0
    五色沼を形成する300余りの湖沼のこと。自然探勝路を歩くことで見ることが出来る。
    景観:
    4.0
    沼ごとに異なる沼水の色が美しい
    人混みの少なさ:
    4.0
    繁忙期でも自然探勝路はそんなに混んではいない

  • 青い沼なのに赤沼とはコレ如何に…

    投稿日 2015年08月22日

    赤沼 裏磐梯・猫魔

    総合評価:4.0

    五色沼には様々な沼があり、それぞれの沼に固有の色がある。
    その中でもユニークなのが赤沼。
    沼の水は緑色だが、その名前は何故か、赤沼。

    赤沼には他の沼にはない特徴がある。
    それは、沼の水の酸性度。
    赤沼の周辺の緑色の沼は磐梯山のアルカリ性の強い湧水が流れこみ、その沼水はアルカリ性が強い。
    五色沼の湖沼の青色はこのアルカリ性の強い湧水が作り出している。

    だが、赤沼の水は酸性が強い。
    赤沼の酸性が強い理由。
    それは、赤沼に流れ込んでいる湧水は、他の沼とは水系が異なっているから。

    現在は、緑色がかった沼を酸化鉄が付着した錆色の藻が縁どる赤沼だが、以前はもう少し沼色の緑が薄く、どちらかといえば錆色(赤色)がかった色合いの沼水で、明らかに他の湖沼とは異なる色合いだったという。

    しかし地震等の地殻変動の影響で、赤沼に流れ込む水系にアルカリ性の水が混じるようになり、赤沼の色はゆっくりと周囲の沼と同じ様な緑色へと変わってきている。
    それでも、もともとの水系の水量が多い事と、沼に堆積した酸化鉄を多く含む泥の多さにより、他の沼に比べてその沼水の緑色は薄く、赤い土色と翡翠色が彩る不思議な景観を楽しむことができる沼となっている。

    旅行時期
    2015年08月
    利用した際の同行者
    家族旅行
    アクセス:
    4.0
    自然探勝路の毘沙門沼側
    景観:
    5.0
    沼水のヒスイ色、酸化鉄が付着した藻や木々の錆色のコントラストが美しい
    人混みの少なさ:
    4.0
    探勝路自体は、繁忙期でもそんなに混んではいません
    バリアフリー:
    2.0
    木道等はなく、普通のハイキングルートです

  • 宿泊は高いけれど…その景観だけでも行く価値あり♪

    投稿日 2015年08月21日

    裏磐梯高原ホテル 裏磐梯・猫魔

    総合評価:4.5

    福島県の裏磐梯地方は春は新緑、秋は紅葉、そして冬はスキーといつ訪れても楽しめる場所だ。
    特に紅葉の頃はドライブルートとしても最高の場所だと思う。

    だが、この近辺でお茶をしようという時、眺めの良いところでソコソコのティータイムが過ごせる場所…というと実はあまり良いポイントは多くは無い。
    珈琲や洋菓子が美味しい場所はあるのだが、そこに景観という要素が加わると、その門は途端に狭くなってしまう。

    だけれど、お勧めの場所はある。
    それは、裏磐梯高原ホテルの喫茶室。
    リゾート地のホテルの喫茶室というと宿泊客しか行きそうにないのだが、ここのホテルは別。
    喫茶室が面したホテルの庭から見える裏磐梯の巨大なクレーターと木々が織りなす景観は、知る人ぞ知る処で、この喫茶室からの景観を目当てにお茶をしに来る旅人も多い。

    そして、女性にも嬉しいのが、此処の喫茶室のケーキセットの質。
    1200円程度と若干高いが、中途半端な喫茶店なんかよりも断然美味しい。
    飲み物はコーヒー、紅茶の数種類の中から選ぶことができる。

    裏磐梯高原ホテルは宿泊はチョッピリとお高めでなかなか手がでないが、喫茶室ならば割と気軽に利用できる。

    裏磐梯を訪れるならば、特に新緑や紅葉の頃はお勧めの場所だ。

    旅行時期
    2015年08月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    家族旅行
    アクセス:
    4.5
    五色沼から車なら5分程度
    コストパフォーマンス:
    4.0
    1階のロビーの喫茶室がお勧め
    接客対応:
    4.5
    丁寧な対応

  • 奥阿賀の秘湯≪鹿背(かのせ)温泉≫〜赤湯・白湯、どちらが好み?

    投稿日 2015年08月21日

    かのせ温泉 赤崎荘 咲花・三川・阿賀野川周辺

    総合評価:4.0

    新潟県の真ん中より少し上、福島県との県境付近に小さな秘湯がある。
    山の中から湧き出した温泉である鹿背(かのせ)温泉。
    源泉から湧き出ている温泉の色は鉄分を含んだ赤茶色をしているワイルドな温泉だ。

    この温泉を引いている入浴施設は、【赤崎荘】と【赤湯】の2か所があり、今回はその内の一つを訪れた。
    双方の施設とも源泉は一緒だが、異なるのは温泉のお湯の色。

    赤崎荘では源泉の鉄分をろ過して取り除いた透明色のお湯だ。
    一方の赤湯は源泉そのままの酸化鉄色のお湯。

    単純に考えれば源泉そのままの方が薬効もありそうだが、赤湯は若干厄介な部分がある。
    それはタオルなどの繊維に付着した鉄分の色。
    酸化鉄の色は一度繊維に入り込むと、なかなか抜けにくい。

    そんなこともあって私達の今回のセレクトは、鉄分をろ過した赤崎荘のお湯。
    赤崎荘は鹿背(かのせ)温泉の山の上に建ち、入浴しながら山の美しい景色を眺めることができる。
    日帰り入浴は大人500円だった。

    10人も入ったらいっぱいになりそうな小さな浴槽だが、とても気持ちの良いお湯。
    近くを訪れた際は、立ち寄るのも悪くないと思う。

    旅行記:君がいた夏
    http://4travel.jp/travelogue/11044106

    旅行時期
    2015年08月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    家族旅行
    アクセス:
    4.0
    最寄駅は磐越西線かのせ駅。狐の嫁入り行列で有名な津川のすぐ近くだ
    コストパフォーマンス:
    4.0
    オトナ500円
    接客対応:
    3.0
    可もなく不可もなく

  • 日本人の知らない日本一

    投稿日 2015年08月21日

    平等寺薬師堂 咲花・三川・阿賀野川周辺

    総合評価:4.5

    日本で一番有名な杉…と云えば縄文杉。
    では、日本で一番の杉…と云えば…?

    この問いに対して多くの方は、屋久島の縄文杉…と答えると思う。
    私もそんな一人だった。

    でも、真実は違う。
    日本一の杉は新潟県にある。
    その場所は新潟県の阿賀町。
    阿賀野川で有名な阿賀町の49号線沿いの平等寺薬師堂。
    このお寺の境内にある将軍杉が日本一と認定されているスギだ。

    将軍杉は、その幹回りの太さは19.3mと大きい。
    縄文杉よりも大きいそうだ。

    国道49号線をドライブする機会があれば是非、立ち寄ってみて欲しい。
    茅葺の屋根が美しい薬師堂、そして、静かな森の中で佇む将軍杉に出会う事が出来る。

    旅行記:君がいた夏
    http://4travel.jp/travelogue/11044106

    旅行時期
    2015年08月
    利用した際の同行者
    家族旅行
    アクセス:
    4.0
    新潟県阿賀町
    人混みの少なさ:
    3.0
    国道49号線沿い
    見ごたえ:
    5.0
    なかなか圧倒される景観

  • 日本初公開♪アノマロカリスに会いに行こう/国立科学博物館 特別展【生命大躍進】

    投稿日 2015年08月13日

    国立科学博物館 上野・御徒町

    総合評価:5.0

    上野にある国立科学博物館。
    2015年の夏、此処に行けば、カンブリア紀の覇者と云われたアノマロカリスに会う事が出来る。
    アノマロカリスは古生代カンブリア紀に生きていたエビに似た形の生き物だが、その形は想像もつかないほどユニークな形をしている。

    体の脇にシャコの様な遊泳脚を持ち、その脚は前進だけではなく後退方向にも動く、かなり不規則な動きをする生物。
    頭の先端には触角の様な二本の触手があり、頭の両脇には大きな複眼。
    その複眼には個眼が16000個ある…かなり特異的な姿。
    そして、腹側にある口は二重構造になっていて、一度捉えた獲物は二度とそのままの形では海に戻ることは出来ない…と云われているのがアノマロカリスだ。

    そんな生き物のアノマロカリスだが、実は今まで日本でその化石が一般公開されたことは無かった。
    それが、今回、遠くカナダの博物館から貸し出されて日本で展示されることになったのだ。

    成獣のサイズは2m以上にもなるアノマロカリスだが、今回来日している化石は、手のひらサイズと可愛いサイズ。
    でも、その特徴的な側弯部のヒレや触覚の様子は、しっかりと観察できる化石だ。

    また、アノマロカリス以外にもシルル紀における最大の節足動物;ウミサソリの展示や、恐竜、胎盤を持つ最古の哺乳類ジュラマイアや霊長類の化石イーダの展示、そして脊椎動物への進化の過程の説明など、小学生位の子供でもワクワクする様な(もちろん、オトナも)展示が山ほどあり、サラッと見た私達でも2時間は必要だった。
    じっくり見たいと思うなら3時間以上準備しておいても良いと思われる展示内容だ。

    夏休みの自由研究のネタ探しにも良さそうな特別展だった。
    入場料は小学生~高校生600円、大人1600円と、大人は若干高めかもしれない。
    公式な割引券はないが、高校・大学や児童館に特別展の紹介チラシがまだおいてあれば儲けもの。チラシには100円割引券(大人)が印刷されている。

    国立科学博物館での特別展【生命大躍進】展は2015年10月4日まで。
    その後は、名古屋市科学館、愛知県美術館、大阪市立自然史博物館、岡山シティミュージアムへ巡回予定とのこと…なので、興味のある方は是非、足を運んでみて。

    オトナもコドモもワクワク出来る体験になると思う。

    旅行時期
    2015年08月
    利用した際の同行者
    友人
    アクセス:
    5.0
    上野駅から徒歩5分
    コストパフォーマンス:
    2.0
    特別展、オトナ1600円はちょっと財布に痛い!
    人混みの少なさ:
    3.0
    土曜日は激混みでした。平日がお勧め。
    展示内容:
    5.0
    最高!以外の言葉がないくらい興味深い特別展

  • 金曜日は何の日?

    投稿日 2015年08月09日

    イスタンブール

    総合評価:3.5

    旅行に出ていると、日にちや曜日…なんてあんまり気にしないのだが、トルコを旅する場合(イスラム教国を旅する場合)は、曜日の感覚は日本人が通常感じているものとは若干異なるモノであるという事を念頭に置いて、行動する方が良い時もある。

    イスラム教国を旅する時に注意すべき曜日は、金曜日。
    通常、金曜日と云うと普通の平日…と考える場合が殆どだと思うのだが、イスラム教国においては金曜日は休日(週末は金・土を指し、日曜は普通に仕事がある平日)である暦を採用している場合が多い。

    トルコの場合は暦的には週末は土・日を意味するので、欧州と変わらない感覚でカレンダーを眺めていたのだが、大事なことを一つ忘れていた。

    金曜日にある大事な宗教行事のことを…。

    金曜日。
    この曜日はイスラム教徒にとっては、一週間の中で一番大事な曜日だ。
    普段は仕事が忙しく、1日5回の礼拝なんてとても行けるわけない~!!!という超多忙なビジネスマンだって、金曜日の集団礼拝だけはモスクに足を運び、礼拝をする日なのだ。

    イスラム教徒にとって、金曜日の礼拝は特別な礼拝。
    だから、礼拝に要する時間は他の6日間の曜日よりも長くなる。
    更に、礼拝の参加者も多く、旅人がいつもの時間間隔でモスクの見学に行っても、見学する人はあと1時間位してから来てね~。と云われてしまう。
    そして、2時間後に出直すと、次の礼拝があと30分で始まるから、早めに退出してください…なんてこともある。

    ~街歩きをしながらモスク巡りをしよう♪と考えている旅人の方へ~
    旅程に街歩きを設定する場合は、金曜日は注意してくださいね。

    旅行時期
    2015年05月

  • 蒼・青・藍・紺・瑠璃・露草・浅葱・群青…World of Blue

    投稿日 2015年08月08日

    リュステム パシャ ジャーミィ イスタンブール

    総合評価:5.0

    リュステム・パシャ・ジャミィはエジプシャン・バザールの端にある小さなモスクだが、知る人ぞ知る青のモスクだ。
    青のモスクと云えば、スルタン・アフメット・ジャミィ(ブルー・モスク)が有名だが、壁一面が青のタイルで囲まれている青の世界…という視点から見たならば、リュステム・パシャ・ジャミィに軍配が上がるかもしれない。

    リュステム・パシャ・ジャミィの壁面を覆うのは青いタイルであるイズニック・タイル。
    草花の唐草模様で名の知れたイズニック・タイルだが、このモスクでのデザインはチューリップがその中心だ。
    私たちが見つけただけでも10種類以上のデザイン化されたチューリップの図柄がモスクの壁の中に隠されていた。

    リュステム・パシャ・ジャミィは名工シナンのデザインだが、このモスクの関してはシナンの好きなステンドガラスの色ガラスはあまり多用されておらず、素通しのガラスの方が多い。
    その素通しのガラスを通過した陽光が、青のタイルで覆われたモスク内部を照らしだし、様々な青の世界を演出する。
    タイルのブルーは、蒼・青・藍・紺・瑠璃・露草・浅葱・群青…と様々。
    水の様に透明感のブルーから宇宙の藍色までその色の組み合わせは多彩だ。

    また、イズニック・タイルのブルーは、天井から吊り下げられた明かりが点灯している時としていない時で、その色の発色具合が非常に異なる。
    可能ならば、ランプの点灯時と消灯時の2つの時間帯で訪れ、その美しさを感じて欲しいモスクだ。

    旅行時期
    2015年05月
    利用した際の同行者
    友人
    観光の所要時間
    1-2時間
    アクセス:
    5.0
    エジプシャン・バザールの端。商店街の2階にモスクはある。
    コストパフォーマンス:
    5.0
    無慮だが、貸し出し用のスカーフはなかったので、持参を忘れずに
    人混みの少なさ:
    5.0
    訪れる人も少なく、静か
    展示内容:
    5.0
    蒼・青・藍・紺・瑠璃・露草・浅葱・群青…World of Blue

  • 歩いて巡るイスタブール歴史地区

    投稿日 2015年08月08日

    イスタンブール歴史地区 イスタンブール

    総合評価:4.5

    イスタンブールの歴史保存地区。
    そこは、世界遺産に指定された建物や古くからのトルコの習慣・文化が息づく場所だ。
    歴史保存地区を観光する場合、一番手っ取り早いのが現地のツアーに入ってしまう事。
    でも、それでは自分の好きなペースでは見て回ることも出来なく、ちょっと不自由かも。

    そんな人には、歩いて回るイスタンブールの名所めぐりをお勧めしたい。
    ただ、旧市街地を巡るだけでも1日ではとても無理。
    イスタンブールで2日、少なくとも1日半あれば、旧市街地のメジャーな見所は歩きながら見て回ることができ、観光ポイントだけでなく、歩きながら、昔ながらの景色を眺めることができる。

    旧市街地のお勧め各観光ポイントでの最低限の所要時間の目安は↓
    トプカプ宮殿(ハーレムのみ):1時間
    トプカプ宮殿(すべて):3時間
    アヤソフィア:1時間
    ブルーモスク:30分
    グランドバザール:30分
    エジプシャンバザール:20分
    水道橋:10分
    スレイマニエ・ジャミイ:30分
    リュステム・パシャ・ジャミイ:30分
    イェニ・ジャミィ:30分
    シェフサーデ・ジャミィ:30分

    この所要時間だけを見ていると1日でも全ての観光ポイントを見て廻れそうな気になるが、それは錯覚にしか過ぎない。
    1日に見て廻れるモスクの数は3か所が限度だろう。
    時間的に可能だからと言って、それ以上多くのモスクを見学しても、印象で重なる部分が多くなりすぎると記憶が混乱を起こし、どこへ行ったかすら覚えていられなくなってしまうかもしれない。

    各観光ポイント間の移動時間(徒歩)
    ブルーモスク→グランド・バザール: 30分
    グランド・バザール→水道橋: 40分
    水道橋→シェフサーデ・ジャミィ:10分
    シェフサーデ・ジャミィ→スレイマニエ・ジャミイ:30分
    スレイマニエ・ジャミイ→エジプシャンバザール:15分
    ブルーモスク→エミノニュ港(エジプシャンバザール、リュステム・パシャ・ジャミイ、イェニ・ジャミィ):20分
    エミノニュ港→ガラタ橋:25分

    各観光ポイントでの上記の所要時間と徒歩での移動時間で、だいたいの必要時間は分かってくると思う。

    自分の足で歩いてみると、観光ツアーでは見えてこない素敵な光景を発見できる確率も高くなってくると思う。

    旅行時期
    2015年05月
    利用した際の同行者
    友人
    観光の所要時間
    2日以上
    アクセス:
    4.0
    旧市街地だけの見どころながら1.5〜2日あれば歩いて巡れる
    景観:
    5.0
    何処もフォトジェニックな景色であることには間違いない
    人混みの少なさ:
    3.0
    アヤソフィア、トプカプ宮殿、ブルーモスクは行列必須。この3か所は、朝の早めの時間がお勧め。

  • 宗教も商売も勉強も・・・すべての人に権利があった

    投稿日 2015年08月05日

    コルドバ歴史地区 コルドバ

    総合評価:4.5

    今から1300年前。
    コルドバの街は国際都市として栄えていた。
    その頃、コルドバを支配していたのはイスラム帝国だ。

    イスラム…というと、最近のニュースでは怖い・排他的…といったネガティブなイメージが強調されているが、それはほんの一握りの考え方のイスラム教を信仰する人達の話。
    本来の意味でのイスラムはもっと懐が広く、考え方にも柔軟性が高い。

    話は戻って、1300年前のコルドバへ。
    当時のコルドバを支配していたイスラム帝国も、柔軟性のある考え方をする国だった。
    彼等は、コルドバの街の中心部にモスクであるメスキータを建築し、その周りにはユダヤ教を信仰するユダヤ人により白い町並みが形成された。
    宗教の自由を認めたコルドバという町、商売の自由を認めたコルドバという町。
    街の中にはイスラム教徒とユダヤ教徒が双方のデザインを融合させて作った教会もあった。
    コルドバは当時の欧州の中心都市として役割を果たしていた。
    コルドバにはアラビア語で書かれた古い書物が集められ、メスキータの一角はまるで図書館や学校の様になり、欧州中から知識欲のある若者が集まり勉学に励んだ。

    その頃のコルドバの人口は約100万人。
    当時のカトリックの総本山があったコンスタンチノープルと同程度の人口を誇る大都市だったという。

    コルドバ歴史地区の始まりは、1300年前のイスラム帝国。
    そして、現代にもその歴史は続いている。

    旅行時期
    2015年07月
    利用した際の同行者
    友人
    観光の所要時間
    1日
    アクセス:
    4.0
    メスキータやユダヤ人街を含む全体;ゆっくり見学するならば1日は欲しい
    景観:
    5.0
    メスキータもアルカサルもユダヤ人街も…歩いているだけで楽しい♪
    人混みの少なさ:
    4.0
    昼間の時間帯はどこも混雑している

  • 60秒の散歩道

    投稿日 2015年08月04日

    花の小径 コルドバ

    総合評価:3.5

    白い迷路・ユダヤ人街の中にある花の小道(小路)は、探そうと思うと辿り着けないくらい小さな街路だ。
    花の小道がある場所はメスキータの北面の壁の直ぐ後ろ。
    道沿いにCallera de los floresのタイル看板が貼ってある道が目印だ。

    タイル看板のすぐ先に在るのは青いポットに植えられたゼラニウム等の植物たちが白壁に架けられた路地。
    まだ、コルドバでイスラム教が迫害されていなかった頃、イスラムもユダヤ教もキリスト教もみんなが仲良く共存していた頃に出来た小さな町並みがそこにある。

    私が訪れたのが真夏だったので、花盛り…と云う訳にはいかなかったが、鮮やかな青の植木鉢、植物の緑、赤い花は、白壁に良く似合い、夏の暑さを和らげる涼な感じだった。
    花の小道からはメスキータのミナレット(鐘楼)の姿も見える。

    ただ、この花の小道は非常に短く道幅も狭い。
    多分、道の長さは20m程度だろうか。
    早足で歩いたら1分もかからず、通りすぎてしまう短さだ。
    それに、日中は観光客で非常に混みあう。

    花の小道の雰囲気を味わいたいならばコルドバに1泊し、夕方や朝方など、団体客と鉢合わせしない時間帯がお勧めだ。

    旅行時期
    2015年07月
    利用した際の同行者
    友人
    観光の所要時間
    1-2時間
    アクセス:
    4.0
    メスキータの北面の壁からすぐ
    コストパフォーマンス:
    5.0
    無料
    人混みの少なさ:
    4.0
    お奨めは、朝・夕の時間帯
    展示内容:
    4.0
    白壁にお花が架けられている風景はなかなか・・・

  • 数式に紛れ込んだ紅の薔薇

    投稿日 2015年08月04日

    メスキータ コルドバ

    総合評価:5.0

    コルドバのメスキータはイスラムのモスクの建築様式とカトリックの教会様式が同じ空間に存在するキメラ的な建築物としてその名を知られている世界有数の美しい内装建築物だ。

    でも、内装建築が美しい建物なんて世界中にゴロゴロある。
    私自身、自分の目でメスキータの建物の中を見るまでは、ただの歴史的建造物であるだけなのだろう…と、考えていた。

    しかしメスキータに入場し、1000本もの柱が並ぶその圧倒的な空間を目にした時、衝撃を感じた。
    芸術というよりも数学的な美しさ。数式的な美しさをその光景から感じ取った。

    そして、数式的なメスキータの中にある異質な存在であるカトリックの聖堂。
    お互いが決して受け入れ難いという姿勢を表すかのように存在する二つの宗教施設。
    カトリック聖堂は単体で見れば非常に荘厳で美しいものなのだが、メスキータの中のそれは異質でしかなかった。
    紅大理石で作られた聖堂は、まるで規則正しい数式の中に紛れ込んでしまった一輪の艶やかな深紅の薔薇のよう。
    メスキータのアーチに合わせて加工してあるゴシック建築の壁の模様、その精巧な彫刻や絵画は荘厳だ。
    イスラムのモスクと融合したその様子を美しいと感じる旅人もいるかもしれないが、私はその逆。

    メスキータは美しいが、その感じ方は旅人により異なる。
    自身の目でメスキータをしかと見て、自分の想いを感じて欲しい。

    旅行時期
    2015年07月
    利用した際の同行者
    友人
    観光の所要時間
    1-2時間
    アクセス:
    4.0
    アルカサルからも徒歩5分。コルドバ観光の目玉。
    コストパフォーマンス:
    3.0
    入場券8ユーロ
    人混みの少なさ:
    5.0
    朝イチは空いています。でも、30分もすると団体様で混み始めます。
    展示内容:
    5.0
    柱の神殿は見事。キリスト教の聖堂部分とモスク部分、見どころは多い

  • 歴史が生まれた城~運命の女性との出会い~

    投稿日 2015年08月02日

    アルカサル (コルドバ) コルドバ

    総合評価:4.0

    コルドバのアルカサル。
    口コミ等では、行っても行かなくても…と票の分かれる場所ではあるが、歴史に興味のある方には是非、お勧めしたい場所だ。

    アルカサルは、現在は庭園としての方が有名だが、此処はその昔、歴史的な出会いがあった場所だ。

    出会いの主人公は、美しき王妃イザベルとアメリカ大陸の発見者コロンブス。
    西暦1486年5月、イザベルとコロンブスは、アルカサルで初めて出会った。

    カトリック両王の片割れであるイザベル(一世)は、聡明な政治家でもあった女性だ。
    彼女は、コロンブスの西回り航路の話を聞き、その可能性を信じた。
    一方のコロンブスも、若干強情さのあるイザベルのご機嫌伺いをしながらも、6年という歳月をかけ、イザベルとその夫のフェルナンドを説き落とした。

    ここ、アルカサルでのイザベルとコロンブスの出会いが無かったならば、アメリカ大陸の発見は、もう少し後になっていたかもしれない。

    そして、この場所はもう一つの裏の歴史が生まれた場所でもある。
    コロンブスが発見したアメリカ大陸は、その後スペイン王室が派遣する統治者により征服・支配され、マヤ・インカ・アステカ…といった中南米独自の文化は蹂躙され、滅亡へと追い込まれた。

    アルカサルの存在は、表と裏、2つの意味での歴史が生まれた場所でもある。

    旅行時期
    2015年07月
    利用した際の同行者
    友人
    観光の所要時間
    1-2時間
    アクセス:
    4.0
    メスキータから歩いて5分
    コストパフォーマンス:
    3.5
    4.5ユーロ/一人
    人混みの少なさ:
    4.0
    午前10時半頃は、そんなに混んでいなかった
    展示内容:
    3.5
    興味のある方は是非

  • 7月 コルドバの天気・気温・服装・治安・持ち物情報

    投稿日 2015年07月26日

    コルドバ

    総合評価:4.0

    2015年7月中旬の情報です。

    アンダルシア地方の夏は猛暑の地として知られる場所で、コルドバもその例外ではありません。
    私たちがコルドバに到着したのは夜の20時近くでしたが、街頭温度計の表示温度は42℃でした。
    しかし、この猛暑は1日中続くわけではなく、朝10時位までは比較的過ごしやすい気温です。元々空気が乾いているので、30℃程度では、気持ち良い気温…と感じます。


    とは云うものの朝方も夜間も寒くはなく、この時期に旅するならばお守り用の長袖は1枚は必要ですが、厚手のものは絶対に必要なく、かなり薄手のシャツ、できれば紫外線透過防止加工のしてある繊維で作られているものがお勧めです。

    街歩きをする時には、半袖等の肌を露出する洋服を着る場合には顔と共に、洋服から露出している部分に日焼け止め(汗ですぐ流れるので塗り直しも必須ですし、女性の方の化粧なんて10分もすれば元の木阿弥となります)の塗布をお忘れなく。

    水で濡らして、その気化熱で涼しさを感じる冷感タオルの持参も有効です。
    友人は、そのタオルを活用して、熱中症予防をしていました(外を歩いているとタオルは1時間弱でカラカラになります)

    コルドバの治安は、メスキータの周辺に関してのみですが、決して悪くはないと思います。
    夜23時頃、女性二人でメスキータの周りのライトアップを見ながら歩きましたが、観光客の数も多く、夜はこれから~という雰囲気で、バルも大繁盛していました。

    天気に関してですが、あくまでも2015年の情報となりますが、6月下旬からのコルドバの天気予報は晴れ続き。多少、雲のマークがつくことはあっても雨のマークはありませんでした。

    持っていくもので、忘れがちなのがリップクリームです。
    夏旅なのでリップクリームは必要なさそうですが、強烈な紫外線で唇の薄皮はあっという間にボロボロになります。
    保湿効果の高いリップクリームは必須です。
    また、ミネラルウォーターが若干硬水よりなので、水を飲みやすくするためのスポーツ飲料の素(粉末)もあると便利です。

    旅行時期
    2015年07月

  • ☆評価のランクつけは、いい加減♪

    投稿日 2015年07月25日

    ホテルカサムセオデラメスキータ コルドバ

    総合評価:4.0

    ホテルメスキータは、ホテルランクでは二つ星にランクされているホテルだが、スペインの場合、二つ星だから…と侮ってはいけない。
    確かに、二つ星ホテルの中には部屋に浴室が無く、共同シャワー・トイレの施設もあるが、ホテルメスキータは室内に浴槽つきのバスルームがあり、部屋も十分にスーツケースが広げられる広さだった。
    立地も良く、コスパ的にも、かなりお勧めできる宿だ。

    【立地】
    ・コルドバのメスキータのすぐ脇。
    ・目の前にはメスキータの入口がある。
    ・コルドバ駅からの距離は2km程なので歩くことも可能だが、真夏は熱中症の危険があるのでやめておく方が良い。
    ・駅から歩く場合、ユダヤ人街を通る道は道に迷う事必須なので避ける方がいい。ローマ橋のある通りまで出て、回り道をする方が確実。
    ・コルドバ駅からタクシーで、7ユーロ位。
    ・ホテルからタクシーに乗る場合は、迎車を呼ぶので10ユーロ程度。
    ・ユダヤ人街、メスキータ、ローマ橋等は徒歩圏内で観光には便利な立地。
    ・近くにバル、レストランは多くあるが、所謂スーパーマーケットは見かけなかった。
    ・小さな商店(水・ジュース販売)は近所にある。

    【客室】
    ・ツインルームを利用したが、二つのスーツケースを広げられる床面積はあった。
    ・メスキータを眺められる部屋もあるが、メスキータはあまりにも目の前なので、部屋選びの時にはメスキータ・ヴューにこだわる必要はないと思う。
    ・客室には浴槽つきのトイレ・バスルームがあり、湯温・湯量とも、問題ない。
    ・客室自体はいたってシンプルな造り。
    ・エアコン完備。

    【館内施設等】
    ・朝食は宿泊料金には含まれないが、依頼すれば採光の良いパティオで食べることができる。
    ・チェックアウト後の荷物預かり部屋がある。
    ・館内にはアンティーク家具が多く、女性向けの装飾。
    ・受付の方は英語も話す。
    ・無料Wi-Fiがある(受付でパスワードを聞けば教えてくれる)が、部屋では電波が弱い。受付横のパティオは電波良好。

    【宿泊料金】
    2015年7月中旬でツインルーム1泊 39ユーロ, Booking.comより予約

    旅行時期
    2015年07月
    利用した際の同行者
    友人
    1人1泊予算
    5,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    4.0
    立地ヨシの物件でツインルーム39ユーロなら文句なし
    サービス:
    4.0
    フロントのお兄さんは親切
    バスルーム:
    4.0
    浴室には浴槽あり。湯量・湯温、問題なし
    ロケーション:
    5.0
    徒歩5分圏内にメスキータ、ユダヤ人街、花の小道、アルカサル・・・
    客室:
    4.0
    スーツケースを2こ床で広げられるスペースあり

  • コルドバ ― グラナダ間の長距離バスがなんと1300円♪【バス予約はmoveliaが安い】

    投稿日 2015年07月25日

    長距離バス コルドバ

    総合評価:4.0

    アンダルシアを旅する場合、各見所の都市間を結ぶ中距離・長距離高速バスが本数も多く、更に安価という事で、使い勝手が良い。
    バスの予約は現地に支店のある日系の旅行会社でも代行してくれるが、調べてみたらこれが結構高かった。
    そこで、自分で予約できるツールは無いものかとネット上を探したところ、いくつか中・長距離バスの予約サイトがあり、バス会社によっては早割のプロモーション価格チケットを販売しているところもあった。

    いくつか見た中で、一番使いやすかったサイトを紹介する。

    中・長距離バス予約サイト:movelia:http://www.movelia.es/es/
    基本は全てスペイン語だが、以下の単語の置き換えが出来れば、スペイン語が分からなくても何とかなる。

    【バス予約画面の入力で翻訳が必要と思われる単語】
    Origen:出発地
    Destino:目的地
    Fecha Ida:往路の乗車日(片道だけの場合はここの日にちのみを選択する)
    Fecha Vuelta:復路の乗車日
    Viajeros:人数
    Ida:片道
    Ida y vuelta:往復
    上記の単語の意味が分かれば、カード決済で安価にバスチケットが購入できる。

    実際に購入したコルドバ―グラナダ間のバスチケットの価格(旅の2か月前に購入)
    中・長距離バス予約サイト:movelia経由で購入:9.03ユーロ(約1300円)

    参考として、現地の日系の代理店(みゅう)で販売しているコルドバ―グラナダ間のバスチケットの価格は、29ユーロ(約4000円)だった。
    ちょっと頑張っても、個人でmoveliaから購入する方がお得であることが分かると思う。

    旅行時期
    2015年07月
    利用目的
    中・長遠距離
    コストパフォーマンス:
    5.0
    鉄道でもバスでもそんなに時間は変わらないなら、バス1300円は買い♪
    利便性:
    5.0
    コルドバ〜グラナダへ寝ていても連れて行ってくれる

  • 架線工事中のレンフェ【グラナダ線】乗り換え情報

    投稿日 2015年07月26日

    グラナダ駅 グラナダ

    総合評価:3.0

    2015年7月中旬の情報です。

    2015年の春からレンフェのグラナダ線(アンダルシア各地からグラナダに向かう線路)は架線工事に伴い、レンフェの運行を取りやめています。
    しかし、時刻表を見るとグラナダ−コルドバ、グラナダ−マドリード等グラナダからアンダルシア各地への時刻表と料金が表示されます。

    これにはカラクリがあり、この時刻表と料金表は、グラナダ駅からAntequera Santa Ana(アンテケーラ・サンタ・アナ)駅等の途中駅までバスで振替輸送を行い、途中駅から目的地の駅までレンフェで移動する経路を表示した物で、グラナダからレンフェに乗っていればレンフェ1本で目的地に到着するわけではありません。

    故に、グラナダ駅での発車ホームはレンフェのホームではなく、グラナダ駅前の臨時バスターミナル。
    時刻になるとバスへの案内係の方が現れ、切符をチェックしながらバスへと誘導します。

    グラナダ駅から途中駅まではバスで2時間程度、更に接続レンフェへの待ち合わせ時間が、長い場合は1時間程度あります。

    グラナダからの目的地が中距離バス移動で3時間位ならば、この夏の架線工事が終わるまでは、その目的地への移動手段はレンフェではなく中距離バスを利用する方が時間もお金も節約できるかもしれません。

    私たちはグラナダ-ロンダの移動でしたので、中距離バスよりもアンテケーラ・サンタ・アナ駅まで振替バス+レンフェの旅を選択しましたが、振替バスとレンフェの乗り継ぎ待ち時間が長く、あまりお勧めできる経路では無かったです。

    参考までに、振替バスとレンフェの乗り継ぎ駅であったアンテケーラ・サンタ・アナ駅の情報を…。

    田舎の駅で、駅の周りは見渡す限りのオリーブ畑です。
    近くにお店も街もありません。
    駅構内にはカフェが1件ありました。
    売店は無く、自販機でジュースの販売のみがありました。
    また、待合室の椅子の数は少なく、駅のホームは40℃以上の灼熱地獄。
    ホームで接続レンフェを待ちましたが、風は乾いているものの、かなりの暑さなので、暑さ好きの方以外にはホームでの待機はお勧めしません。

    旅行時期
    2015年07月
    アクセス:
    4.0
    グラナダ駅までは市内中心部までタクシーで7ユーロ
    人混みの少なさ:
    3.5
    そんなに混んではいません
    施設の充実度:
    3.5
    カフェテリアあり

  • 42℃の世界は本当だった /真夏のアンダルシア

    投稿日 2015年07月24日

    コルドバ

    総合評価:4.0

    スペインのアンダルシア地方の夏。
    そこは、灼熱のフライパンとも称される世界だった。

    日本を出発する前に現地での天気予報をチェックして、まさか本当に欧州で42℃になる都市があるなんて…と思っていたが、2015年7月に訪れたコルドバ、グラナダ、ロンダのアンダルシアの都市では、実際に42℃の気温が街頭温度計に表示されていた。

    しかし、これらの都市では1日中42℃が続くわけではなく、朝10時位までは30℃も行かない心地よい気温で、一番暑い時間帯は10時~19時位。
    日本だと14時位が最高気温となる場合が多いが、アンダルシア場合、お昼以降の気温が長時間にわたって暑かった。

    気温が高い場合に心配なのは、熱中症。
    その対策としては水分摂取が有効だが、欧州のミネラル水は硬水のことが多く、日本の水の様にごくごくとは喉に入っては行かない。
    そんな時に有効なのが、粉末のスポーツ飲料(スポーツドリンク)の素。
    私はアクエリアス粉末を持参したが、水に規定量の半分程度溶かすだけで、水がまろやかになり喉通りが良くなった。

    大人がスポーツドリンクを飲む場合、袋に指示された粉末の量を全て溶かすと若干甘すぎてカロリーも気になるので、水を飲みやすくして体への水分の吸収効率を少しでも良くする為であれば、粉末の添加量は少なめにしても構わないと思う。
    しかし、水に様々な栄養素を加えるとそれだけ雑菌が繁殖しやすくなるのも事実。
    薄味に作るという事は、菌の繁殖も規定量で作った時よりは早い可能性がある。
    朝に作ったスポーツドリンクは半日くらいで飲みきりにする方が良いかもしれない。

    私たちは42℃の暑さの中を毎日歩き回ったが、結構、疲れ知らずだった。
    もしかすると熱中症対策に毎日飲んでいたスポーツ飲料が、疲れ知らずの元だったのかもしれない。
    スポーツ飲料にはアミノ酸やクエン酸が添加されているので、歩き旅の疲労回復にも向いている。

    夏にアンダルシア地方への旅を計画する場合、42℃という気温と、熱中症予防対策、脱水症状の予防対策が、旅行の計画と同じくらい大事になってくる…と考えても良いと思う。

    旅行時期
    2015年07月

  • バルでの一杯分が無料に♪【空港、都市部でレンフェのセルカニアスにタダ乗りする裏ワザ】

    投稿日 2015年07月23日

    アドルフォ スアレス マドリード バラハス空港 (MAD) マドリード

    総合評価:5.0

    情熱の国スペイン。
    スペインの都市部を旅する場合、スペイン国鉄であるレンフェを用いて移動することも多いと思う。
    レンフェの列車は大きく分けると、AVEなどに代表される長距離線とセルカニアスと呼ばれる近距離線の二つに分別される。

    基本的にはどの路線に乗車しても有料なのだが、近距離線であるセルカニアスに無料乗車できる裏ワザが存在する。
    ただし、この裏ワザは誰でも使える訳ではなく、使えるのは当日有効の長距離列車AVE等の切符を事前購入している場合。
    自分の購入した切符がこのセルカニアス無料乗車の裏ワザの対象となるかどうか知りたい場合は、購入した切符の表示を見れば一目でわかる。

    プリントアウトされた切符の中に【CombinadoCercanias】 と書かれた文字があれば、その切符は、セルカニアスただ乗りの対象切符だ。

    私もこの【CombinadoCercanias】と書かれた切符を持っていたので、スペインに到着した初日に使ってみた。

    無料切符の入手はセルカニアスの切符自販機で出来るのでそんなに難しくないはずなのだが…自販機によって若干操作の方法が異なっていた。
    自販機の操作に困ったときは、有人窓口に行って訪ねてみれば(英語可能)、丁寧に教えてくれる。(私も窓口で発券のやり方を聞いたクチだ)

    私がセルカニアスただ乗り切符を利用したのは、スペインの到着初日。
    マドリードからコルドバへのAVEの切符を予め日本からネット購入しておいたため、利用可能だった。

    まずは、バラハス国際空港へ到着したら、ターミナル4地下のレンフェ乗り場へと行き、セルカニアスの自販機で、AVEの切符に印刷されているバーコードを読み込ませる。
    そして、無料チケットを発券させる。

    操作はたったこれだけなので、簡単。
    これだけで、バラハス国際空港~コルドバ行のAVEの乗り場であるアトーチャ駅へ無料で移動することができる。
    この裏ワザを利用せずにこの区間の切符を買ったとしても500円もしないので大損はないが、スペインはバルの国。
    500円もあれば、大衆バルで生ビール+タパス1品くらいは十分に楽しめる。

    お得気分が味わえるレンフェの裏ワザ。
    旅の中で長距離列車に乗車する機会がある場合、スペイン到着当日に長距離移動するレンフェの切符を持っている場合等、応用範囲の広い、知っておいて損はない情報だ。

    旅行時期
    2015年07月
    アクセス:
    4.0
    アトーチャ【PA】駅からレンフェ・セルカニアスで30分
    人混みの少なさ:
    3.0
    混んでいます

ウェンディさん

ウェンディさん 写真

34国・地域渡航

31都道府県訪問

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ウェンディさんにとって旅行とは

遺跡・自然・ヒトの営みが好き。
一度に何か国も訪れる旅よりも、一か国にじっくり腰を落ち着け歴史や自然と対話するスタイルが好み。

Baker Street 221bの彼に恋い焦がれ、初海外は英国London。
1か月の滞在で身についたモノは、英語力よりも度胸♪

旅が好きと思えるようになったのは姓が変わってから。
子供が生まれたって、娘と一緒にできる範囲で旅を楽しんできた。

子連れ旅行、大賛成! 子供と一緒に旅を楽しもう!が私もモットー。
旅のスタイルは、時と共に変化する…これからは、そんな変化も楽しみたい。

幼いころから一緒に旅をした娘も、親離れ真っ最中。

旅の変換期の足音が聞こえている。
どんな出会いが旅先で私を待ち受けているのか。

ドキドキの一人旅、再始動の時、来たる。

自分を客観的にみた第一印象

Es mejor saber, que no.【知らないよりは、知っている方が良い】【どんな経験も最終的には自分の糧となる】と考えている楽天的ネコ型人間。

大好きな場所

アジア、中東、欧州、アフリカ、北米…好きなところはいっぱい。
でも、一番好きなのは中南米。

大好きな理由

なんでだろう…?
もしかしたら前世はAndina?

行ってみたい場所

一番行きたい場所は、ベネズエラのギアナ高地。
ロライマ山トレックに挑戦したい・・・と長年思い続け、2019年3月についにその願いを叶えてきました。
その時の記憶をゆっくりと旅行記として綴っています。

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