歴史が生まれた城~運命の女性との出会い~
- 4.0
- 旅行時期:2015/07(約10年前)
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by ウェンディさん(女性)
コルドバ クチコミ:16件
コルドバのアルカサル。
口コミ等では、行っても行かなくても…と票の分かれる場所ではあるが、歴史に興味のある方には是非、お勧めしたい場所だ。
アルカサルは、現在は庭園としての方が有名だが、此処はその昔、歴史的な出会いがあった場所だ。
出会いの主人公は、美しき王妃イザベルとアメリカ大陸の発見者コロンブス。
西暦1486年5月、イザベルとコロンブスは、アルカサルで初めて出会った。
カトリック両王の片割れであるイザベル(一世)は、聡明な政治家でもあった女性だ。
彼女は、コロンブスの西回り航路の話を聞き、その可能性を信じた。
一方のコロンブスも、若干強情さのあるイザベルのご機嫌伺いをしながらも、6年という歳月をかけ、イザベルとその夫のフェルナンドを説き落とした。
ここ、アルカサルでのイザベルとコロンブスの出会いが無かったならば、アメリカ大陸の発見は、もう少し後になっていたかもしれない。
そして、この場所はもう一つの裏の歴史が生まれた場所でもある。
コロンブスが発見したアメリカ大陸は、その後スペイン王室が派遣する統治者により征服・支配され、マヤ・インカ・アステカ…といった中南米独自の文化は蹂躙され、滅亡へと追い込まれた。
アルカサルの存在は、表と裏、2つの意味での歴史が生まれた場所でもある。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- メスキータから歩いて5分
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 4.5ユーロ/一人
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 午前10時半頃は、そんなに混んでいなかった
- 展示内容:
- 3.5
- 興味のある方は是非
クチコミ投稿日:2015/08/02
いいね!:5票
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