ケロケロマニアさんのクチコミ(460ページ)全12,309件

熊を題材とした記念碑という自体、全国的に見ても珍しいかと思いますが、今では北海道の定番の土産物として全国的に知られている木彫り熊の発祥地は、こちらの八雲であることは、全国的にはまだまだ知られていないことかもしれません。碑自体は、シンプルに熊のお顔が描かれているだけの奥ゆかしい風情でしたが、その”歴史的な”意義は貴重ですので、八雲にお立ち寄りの際は是非ご覧下さい。JR八雲駅からは徒歩数分の距離です。

こちらのスポットは、公民館や郷土資料館が並ぶエリアの北側にひっそりと佇んでいましたが、何と無料で内部見学が出来ます。私の訪問時は三月の融雪期だったため、新年度に向けて尽力されている地元の方々の作業を見させて頂きましたが、北国でこれだけの屋外型庭園を維持するのは色々とご苦労があるようで、その様子を一部でも目の当たりにできてとても勉強になりました。ここは個人の庭園として整備された歴史がある場所で、現在でも八雲町民の憩いの場となっていますので、出来れば新緑や紅葉の季節などのご訪問をお勧めしたい、和のテイストが満載のヒーリングスポットです。

ここはプールや体育館、更には野球場などがあって、町民がスポーツを楽しむ場として定着している運動公園ですので、観光客の方が立寄るべき名所ではないような気がしていましたが、実際に訪れてみると、ここは丁度函館本線の線路沿いにあるのですが、その外壁を利用して、地元の高校生達による八雲に関する風景画や、八雲が発祥として知られている木彫りの熊などが描かれていて、なかなか見応えがありました。野外美術館のようなテイストを運動公園の脇で楽しめる、というギャップも面白いかなと思います。

ここはさらんべ公園の北方、市街地側からは立栄橋を渡った更に向こう側にあるので、八雲市街地から歩くと30分はかかります。公園内には地元の活性化施設があったりして、地元の方がよく利用する場所のようでしたが、さらんべ公園と同様、積雪期は完全に雪に埋もれていて、十分に公園内を散策することはできませんでした。

私がここを訪れた3月下旬は、完全に雪に埋もれていて、公園としての機能を果たしていませんでしたが、看板等を見る限り、ここにはサイクリングロードが整備されているようでした。すぐ近くで美しい遊楽部川の景観を楽しめる立地ですので、新緑や紅葉の季節などのサイクリングはとても気持ち良い場所かと思います。

この公園は八雲市街地の郊外に位置していて、桜の名所として知られていますが、開花の一か月ほど前の風情は全く様相を異にしていて、雪の少ない道南のイメージとはかけ離れた雪深さで、除雪などは全くされていませんでした。積雪量によっても状況が異なるのかもしれませんが、少なくとも降雪が多い年には、積雪期にこの公園内の散策をするにはかなりの体力が必要になることを覚悟して御訪問下さい。堅雪期はかんじき持参がべストだと思います。

今は峠の両側が八雲町なので、越境という意味での風情は薄れてしまいましたが、かつて雲石峠は、道南の渡島エリアと檜山エリアとを繋ぐ大動脈的な所で、標高が全体的に低い渡島・檜山管内においては、標高400ｍを越える雲石峠のダイナミックな景観は、海がメインの道南ドライブでは稀有な山岳ルートとしてお勧めです。積雪期は時々通行止めになったりもしますので注意が必要ですが、天候に恵まれれば、この付近の秀峰として知られる遊楽部岳の端正な姿や、雄鉾岳の男性的な山容等、なかなか見応えがある風景が続きます。また渓谷美としての雲石峡のベストシーズンはやはり秋で、紅葉の美しさは道南エリア随一だと思いますので、やはり一押しはこの時期だと思います。

熊石が八雲に編入されてから、八雲という町は日本で唯一の太平洋と日本海との両方に接する町、として大々的に売り出すようになっていますが、その日本海側の代表といえる海岸がこちらの鮎川海岸です。正直、知名度は低いかと思いますが、観光地化されている要素が殆どありませんので、純粋な気持ちで景色を楽しめる素晴らしい海岸だと思います。尚、交通の便はあまり良くはありませんが、函館バスなどを利用して、八雲のメインエリアである太平洋側にアクセスすることも可能です。

ここはアクセス的には車がないと大変かもしれませんが、公園エリアがちょっと高台に位置しているため、見下ろす形で海岸線を楽しむことができますので、景色は最高に良いです。風が強い時が多いので、防寒対策は欠かせませんが、夏場ならかなり心地良く過ごせる場所ではないでしょうか。

ここは江差の市街地からは少し離れた場所にありますが、その分、鴎島などの遠景が美しく楽しめるので、ドライブ中の休憩スポットとして特にお勧めです。施設自体はそれ程大きくありませんが、少し離れた場所に建つユニークな繁次郎の像なども印象に残る場所です。

江差で美味しいお蕎麦を食べたい、という方におススメなのがこちらのお店で、看板メニューは、店名を冠した「やまげんそば」で、温かいのも冷たいのもあります。私は温かい方をオーダーしましたが、天かすや海苔、大根おろしが派手に盛られていて、更に別皿で刻み葱も付いてきました。温かいそばで、ネギが別盛りになっているのはちょっとユニークだなと思いましたが、シャキシャキ感が味わえて、なるほどこういうのもありかと、妙に感心してしまいました。お蕎麦自体の歯ごたえや香り、味付けなども評判通りで、また食べたいなと思えるお蕎麦でした。冷たい方も人気メニューのようですので、暑い時期はこちらの方がおススメかと思います。

こちらの施設は、中で江差追分の生演奏が鑑賞できたりすることが売りの施設ですが、地元の方のお話を聞いていると、どうもあまり評判は宜しくないようです。バスツアーの観光客はここを慌ただしく訪れて、横のレストランで食事をしてすぐに江差を出発、というパターンが多いそうで、確かに地元の方の視点で見ると、ちょっと違和感があるかな、と感じてしまう施設のように見えました…。

こちらは江差の名家の中でも特に有名な重要文化財建築ですので、江差観光のハイライトと言っても過言ではない場所ですが、春先は入口で立派なお雛様が飾られますので、こちらにも注目です。尚、冬期間は内部見学ができませんので、中を見たい方は4～10月のシーズンにご訪問下さい。

ここは現在郷土資料館となっている建物ですが、とにかく外観が美しくて、それを眺めるだけでも十分な価値があります。尚、この建物の目の前には、博物館的な存在になっている旧幕府軍の大型軍艦、開陽丸が江差沖にて座礁した姿を目の当たりにした、土方歳三が叩いて嘆き悲しんだために、こぶが出来て曲がっていったといわれる、「土方歳三嘆きの松」という松の木もありますので、こちらもお見逃しなく…。

このお寺は少し高台にあって、坂を登ってアクセスしなければならないので少々大変ですが、高台にある分景色は最高に美しいです。またここの入口の門は、かつて檜山奉行所の正門だった門が移築されたもので、元々は現在の旧檜山爾志郡役所の場所にあったものだそうです。

江差の歴史的建造物が並ぶエリアは、全体として「いにしえ街道」と呼ばれて整備されていますが、ここでは、横山家や中村家などの実際の歴史的建造物以外にも、景観を意識しながら建てられた新しい建築が並んでいて、新聞社やスポーツ店、車屋さんまでが、近代洋風建築のような姿をしていて、ヨーロッパの古都を巡っているような楽しさがありました。

江差が豊漁で栄えた時代の礎として建てられたと云われるのがこちらの神社で、折居様の伝説は江差町民ならどなたでもご存知です。鴎島の瓶子岩でもこちらの伝説が語られますが、やはり本拠地としてはこちらの神社になります。ただ、元々は津花の浜に原型があったそうです。尚、お神籤の結びが、沢山木に吊るされていたのがユニークな風景でした。

陸続きで行くことができる鴎島の、一番市街地に近い側の沖に浮かんでいる小さな岩で、その名の通り、瓶を逆さにして建てたようなユニークな形をしています。付近にはかもめの散歩道と呼ばれる、海沿いに設置された木道の遊歩道が整備されていますので、色々な角度からこの岩を楽しめるのも良かったです。

ニシンで栄えた時代の江差を象徴しているのがこちらの横山家の建築でしょう。一段高くなっている所から現在の国道沿いに至る傾斜地に、段違いに建物の構造が続いていて、かなりの大きさを誇っている名家です。正面入口右手には中庭を開放している場所もあって、内部の様子も簡単ではありますが、確認することが出来ました。

江差市街地から徒歩圏内にある鴎島ですが、中央部にはちょっと広々とした芝生広場のような場所もあって、野外ホールまでも設置されていて、イベントなどが開催されることもあるそうです。島の周囲は遊歩道が整備されていて、どこから見ても景色が素晴らしいのですが、歩き疲れた時などはこちらの公園で一休みすると良いです。