ケロケロマニアさんのクチコミ(135ページ)全12,309件

KORAILの京釜線との乗換駅でもあり、都市鉄道駅としても高架駅舎が印象に残る亀浦は、釜山の中でももっと注目されて良いエリアだと思いますが、一向にクチコミ情報が増えないのは残念に感じます。今回は、この駅の傍にある安宿に向かう際、出発の際に、昼夜の双方で利用しましたが、ここは地上駅なので、夜の駅舎のライトアップされた姿が美しく感じました。

また今回は、春先の訪問でしたが、この駅からは、洛東江左岸沿いの桜並木に直結していて、駅を降りてすぐにここの桜見物を楽しめるし、金海空港からもほど近い距離なので、釜山のお気軽桜名所として、もっと注目されるべき駅だと、個人的には思っています。

都市鉄道一号線の北の終点にあるのがこの老圃（ノポ）駅です。ここは付近にそれ程観光に適した名所が多い訳ではないですが、観光客的視点からは、韓国内の各都市へ向かう主要なバスターミナルが隣接している、というのは覚えておかれると良いです。

始点＆終点ということで、慣れない方でも降り間違えたりすることがないという意味でも便利な駅だと思います。

今回は、慶州から釜山への移動の際に到着で利用しました。釜山の北部にある大きなターミナルで、都市鉄道1号線の老圃駅と直結しているので、悪天候時でも外を歩かずにバス⇔都市鉄道の乗り換えができる上、都市鉄道に乗車する場合は、この駅が始発駅となりますので、特に混雑する時間帯は、座って都心部に向かえる、という意味でもお勧めです。

尚、釜山にはもう一つ沙上（ササン）に西部バスターミナルがあって、中規模の各都市からは双方のバスターミナルにバスを運行している、ということも多く、場所がかなり離れている上に、運賃も異なる場合が多いので、バスターミナルの差異を明確化するためにも、老圃（ノポ）と沙上という地名は覚えておかれた方が良いかと思います。

この歴史地域、という言葉がどの範囲までを指すのかが不明ですが、広義で捉えた場合だと、慶州界隈一円の歴史史跡を巡るという意味では、正直1週間あっても全部は回れない程のボリュームがあるかと思います。一観光客の視点で慶州の歴史地域を見つめ直した場合、大きく分けて３つのブロックに分けて考えるのが良いです。

一つは市街地一円の史跡群で、代表的なのは大陵苑（天馬塚）や国宝の瞻星台、月城エリアや雁鴨池エリア、更には蒙古の襲来で焼き払わてしまった遺構としての皇龍寺址やその北方にある国宝の三層石塔を有する芬皇寺等、このエリアだけでもかなり有名なスポットが目白押しな上に、4トラさんでは登録されていない皇吾洞の古墳群やその南方の発掘調査エリアなどは、今後の注目度が増す可能性もあるスポットとして注目しておきたい場所などもあって、正直、ここだけでも1日以上かかってしまいます。

二つ目は言わずと知れた世界遺産、仏国寺やその上方の石窟庵があるエリアですが、ここに関しても、実は仏国寺以外にも甘山寺址や崇福寺址、元聖王陵や影池石仏座像や、石窟庵の更に奥にある骨窟寺等、それぞれが離れていて、全部を効率的に巡るのは大変なエリアでもあって、このエリアだけでも全部を観ようとすると3日はかかると思います。

更に三つ目は慶州南山圏と呼ばれるエリアで、ここも山がちな地形の中に統一殿や書出池、鮑石亭址や各種の王陵も点在しているので、非常に観光客泣かせな、効率の悪い見物ルートを強いられるエリアで、ここだけでも相当な時間を要するでしょう。

正直、歴史地域としての慶州を観た場合は、上記の最初二つで普通の観光客は精一杯で、三つ目の南山エリアに足を運ぶのは、基本的に慶州のリピーターの方だと思いますが、それだけこの町は一度では周り切れないボリュームがあって、何度も訪問すべき韓国を代表する古都といえます。ですので、実際に慶州の歴史巡りをされる方は、要点を絞って各所を訪問されると良いですが、その際には、大前提としてまず国立慶州博物館で色々な予備知識を得ておくと、その後の史跡巡りがずっと楽しくなるかと思います。

尚、歴史地域、というカテゴリーからは少し外れますが、観光客的な視点からは、普門湖のある界隈がちょっとしたリゾート地のようになっていて、高級ホテルなどはこのエリアに多いので、古都としての慶州巡りに疲れた際は、このエリアでちょっとチャラめの観光を楽しむ、というのも、旅のアクセントをつけるという意味では必要なエリアかなと思います。

今回は、夕食を予定していた食堂で食べられなかったため、思い切ってこちらのお店のキムパッを購入してみました。ここのキムパッは2019年3月時点で2本8000Wもするので、キムパッとしてはかなり高額だと思いますが、中央にふわっとした錦糸卵がぎっしりと詰まっていて、飽きの来ない優しい味わいが病みつきになる逸品だと思います。

行列が出来る人気店でもあり、私は営業終了間際の時間帯で訪問したこともあって、一人二本までの制限がかかっていました。それぞれをカットしてトレイに入れてくれるのですが、その時のおじさんの素早いロボットのような動きに圧倒されます。このおじさんにはちょっと失礼な言い方かもしれませんが、その様子もショーの一つとして楽しめますし、このような素早い動きのため、列が進むのも案外早いので、行列が苦手という方も並んで買ってみる価値はあるキムパッだと思います。

今回は既存のクチコミがまだない、こちらのスポットに敢えて足を運んでみました。慶州郷校がある校洞エリアから、駐車場前の道を西に進むと、最初にぶつかるのが天馬塚に続く鮑石路ですが、この通り沿いにお店があります。

入口に多多と記された建物が確かに存在していましたが、お店は何らかの事情で暫く休業しているような雰囲気で、入口には、不在時にはこちらにご連絡を、と記された掲示がありましたので、完全に閉店という訳ではないかと思いますが、観光客にはちょっと利用し辛い現状にあるお店かなという印象でした。

尚、余談ではありますが、このお店のすぐ北側にはちょっとした桜並木があって、夕刻は丁度西日を受けて輝くような風情で楽しむことが出来ますので、ありきたりの慶州の桜に飽きた方はちょっと観に行ってみるのもアリかな、と思います。

慶州郷校のある校洞エリアにある、伝統酒の製造元として知られています。このお酒は国家の無形文化財にも指定されているそうで、私が訪問した日曜日は休みでしたが、入口の軒構えからして由緒正しい風情が伝わってきて、とても静粛な気持ちになりました。尚ここは平日でも、諸事情にクローズすることもあるそうなので、買えればラッキー位の気持ちで訪問されるのが良いでしょう。

今回は夕刻にこちらを訪問しました。校洞エリアの中でも、韓屋村辺りは同じ時間帯でも結構観光客で賑わっている印象でしたが、ここはバスで訪問した観光客から見ると一番奥にあって、わざわざ足を運ぶ人も少ないといった雰囲気で、逆に鶏林側からこちらにアクセスした私にとっては、閑静な佇まいが鶏林の延長で続いているという風情が心地良く感じました。それだけに逆にバスの駐車場がある側の喧騒には驚かされましたが…。

夕刻ということもあってか、既に門が閉鎖されている箇所もあって、十分に観覧することができませんでした。その辺の正確な閉門時間などはよく解りませんでしたが、内部を詳らかに見学したい方は、少し早めの時間帯での訪問をお勧め致します（まあ、その分、観光客が多くなってしまうリスク（？）もあるとは思いますが…。）

古代の天文台として知られる国宝の瞻星台から、慶州郷校へと向かう道すがらにちょっとした林のような場所がありますが、それがこちらの鶏林です。詳細は案内板の画像を参照して頂きたく思いますが、慶州金氏の始祖が生まれたとされる伝説の地、とのことで、地元では神聖視されているエリアとなっています。

個人的にはこのエリアにある奈勿王陵の静かな佇まいが、大陵苑から瞻星台へと至る人混みの激しさとは対照的で、ひっそりとした侘び寂びが感じられて、とても気に入りました。

今回は、慶州観光を終えた後、とある食堂で食事してから釜山に向かう予定でしたが、そのお店が団体客の利用で入れなかったため、少し時間が出来たために急遽観光したのがこちらの公園でした。

でも結果的にはここが観られて大正解、ポコポコと小さなお山のような墳墓が沢山並ぶ、慶州らしい風景が凝縮された素晴らしい公園でした。

西と東の双方を見比べてみると、西側は沢山の墳墓が並んでいる印象ですが、東側は少数精鋭で鳳凰台と呼ばれる墳墓がスラっと聳える、対照的な雰囲気でしたが、どちらも余計なものがなくて、眺めているだけで太古のロマンを感じることが出来ました。夕刻の逆光の中で眺める西側の墳墓群の風情が個人的には一番お勧めです。

今回は、慶州観光を一区切りして、最後にここで食事をして釜山に向かおうと立ち寄ったのですが、日曜日ということもあってか、4時過ぎという時間帯にも拘わらず、何やら団体さんが貸切状態のようになっていて、入店を断られてしまいました（正確にはヨソッシ（6時）過ぎにもう一回来て、と言われたのですが、そこまで待っている訳にはいかなかったので、泣く泣く諦めました）。立地が良いだけに、やはり利便性からも人気が高い店舗のようで、団体さんは却って時間をずらして予約されているようなこともある雰囲気のお店なので、出来れば、平日の空いている時間帯に利用されることをお勧め致します。

お店の外側には各メニューのお値段も記されていましたが、どれもそれ程高くはなく、良心的な価格設定のお店だなと感じました。次回は是非利用してみたいと思います。

今回は、慶州から釜山まで移動する際、運賃を色々と確認した上で、最安と思われるバスを利用しました。高速バスターミナルからのバス便もあったのですが、座席指定の各バスは軒並み満席状態で、市外バスターミナルからの先着順のバスに乗車しましたが、大邱や釜山行きはどちらも凄い混雑で行列が出来ていて、皆さん、どちらの列に並ぶべきかが判りにくい状況下で、行き先を確認する声掛けの風景を頻繁に見かけました。

どうやらこの混雑は、この日の桜見物のための訪問客が多かったことに起因していたようで、大邱や釜山にも勿論桜名所は色々とあるのですが、わざわざ慶州まで観に来られる方も多いようで、慶州の桜の人気ぶりに改めて驚かされました。まあ、運行本数は多いので、混雑時は乗れなかったら次、という位の気持ちで余裕を持ってバス待ちされると良いですが、並ぶのが嫌な方は、早めに高速バスターミナルの方で、座席指定便の座席を押さえておかれることをお勧め致します。

観光地の慶州には、それぞれの交通拠点等に案内所が設置されていて、観光客には優しい印象を受けますが、私は今回、慶州駅前と仏国寺前、そしてこちらの高速BT前の観光案内所に立ち寄った中では、ここが一番ひっそりとした雰囲気が漂う案内所でした。

まあ、立ち寄ったのが夕刻ということもあって、既にスタッフの方ももう本日の営業終了という雰囲気の中で突然顔を出したので、少し驚かれたような感じでしたが、日本人の訪問は少ないようで、日本語のパンフも切らしていると言われてしまいました。

現在の慶州はKTX駅が別にありますので、多くの日本の方は、ソウルや釜山からKTX利用というパターンが主流のようで、高速バスターミナル経由で慶州入りされる日本人は少ないのかなという雰囲気が、案内所の様子からもひしひしと伝わってきました。

慶州は高速バスターミナルと市外バスターミナルとがすぐ傍にあるので、バス利用者にとっては利便性の高い町だと思いますが、バス便の本数としてはやはり市外バスターミナルの方が多くて賑わっている印象を受けました。

高速バスターミナルからの目的地は近い所で大邱や釜山、後はソウルなどの遠距離が目的地となる便が多いので、やはり地元の方の利用者は少ないかな、という雰囲気で、夕方にも拘わらず、ターミナル内は案外空いている印象でした。

慶州のみならず、韓国全土を見渡しても、新羅の都が誇る偉大なお寺としての存在感が半端ないスポットですので、ミーハーな旅を好まない方も、一度は訪れておくべきお寺だと思います。私は実に約25年ぶりの訪問でしたが、前回は丁度世界遺産登録される直前の訪問（1995年秋）でしたので、今回訪問してみて、国宝の二つの橋が立入禁止になっていたりして、少し隔世の感がありました。

日曜日の訪問ということもあって、境内は大変な混雑でしたが、ここは朝7時から拝観可能ですので、朝が遅い人の多い韓国のことですから、早朝時間帯の訪問だと、もっと静かにお寺の風情を楽しめるかと思いますので、よりお勧めできます。境内自体はアップダウンは結構あるものの、面積としては実はそれ程大きくもないので、お急ぎの旅の方でも、案外要所のスポットをスピーディーに巡ることが出来るかと思います。無駄のない見学のためにも、是非仏国寺の最寄バス停のすぐ傍にある観光案内所で、詳細な仏国寺のパンフレット（日本語版も用意されています）を入手されて、これを観ながら自分なりの順路を予め計画されてから巡られると良いです。

歴史ある仏国寺の風情を味わう中で、このお堂に関しては、境内の地図などに記載がされていないものもあり、不思議に感じておりましたが、どうもここは一番新しく再建された建造物とのことで、お堂内の中央に釈迦牟尼像、両側に提和竭羅菩薩像、弥勒菩薩像が並んでいらっしゃいます。

羅漢とは悟りを開いた仏様の弟子を指し示す言葉とのことで、お堂内には特に修行に秀でたとされる16人の弟子が祀られていて、その表情がどこかあどけなくて、不謹慎な言い方かもしれませんが、ちょっと微笑ましい気もちになりました。

慶州が誇る世界遺産、仏国寺内には全部で６つ（石窟庵を含めると７つ）の国宝がありますが、仏像としては極楽殿の阿弥陀如来坐像と共に、こちらに安置されている金銅毘盧遮那仏座像の二つが国宝に指定されています。他のお堂と同様、仏様の撮影は厳禁となっていますので、太陽・光明の象徴とされる有難い仏様のお姿をしっかりと目に焼き付けて、感謝の気持ちをお祈りされて行かれると良いでしょう。

因みに、観光客視点からは、春ですと仏国寺境内では珍しく、桜とお堂とのコラボ風景が楽しめる所でもあります。また、すぐ横に小さな祠があって、こちらには高麗時代に遡るとされるこじんまりとしたお姿の舎利塔も安置されています（大韓民国宝物（国宝に次ぐランク）に指定されています）ので、こちらも是非お見逃しなく…。

仏国寺は、入口から最奥の毘蘆殿まで、徐々に登っていくレイアウトになっていますが、その毘蘆殿よりも更に右奥にあるのがこちらの観音殿で、無説殿からはかなり急勾配の階段を登ることになりますので、体力的には仏国寺内で一番大変なお堂かなと思います。因みにこの立地は、南海の果てにあるという観音様の浄土、補陀洛迦山を表したものだそうです。

観音殿の名前の通り、ここには勿論観音菩薩像が安置されておりますので、”南海の浄土”に無事到達できた感謝の気持ちをお祈りされていくと良い所です。

仏国寺の中心である大雄殿のすぐ後ろにあるのがこちらの無説殿で、建物の構造が非常に横長で、規模としても一番大きく感じますが、それもその筈、元々は華厳経の講義を行う学校のような施設だったとのことです。残念ながら現存するのは再建建築ですが、元々は仏国寺内で一番早く造られた建物だったそうですので、往時の風情を想像しながら観覧されると良いかなと思います。

ここの裏手には、仏国寺境内では案外珍しい、立派な桜の木があります。無説殿からだと裏側になりますので、お堂を含めた被写体としてはより上方の毘蘆殿からの方がお勧めです。

仏国寺のほぼ中央にある立派な建物がこちらの大雄殿です。他のお堂系の建造物と同様、ここも再建建築なので、歴史的価値は低いですが、建物に向かって両側に威風堂々と建つ多宝塔と釈迦塔は何れも新羅時代に遡る貴重な石塔で、国宝に指定されていますので、双方とも必見です。

私の訪問した日曜日は流石の混雑で、この建物前も記念撮影する人波が絶え間なく続いている感じでしたが、裏手に回ると案外静かな風情なので、そのギャップを双方向から楽しむのにも良い建物だと思います。