動ける日数に応じて、要点を絞って巡ることをお勧め致します
- 4.5
- 旅行時期:2019/03(約7年前)
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by ケロケロマニアさん(男性)
慶州 クチコミ:35件
この歴史地域、という言葉がどの範囲までを指すのかが不明ですが、広義で捉えた場合だと、慶州界隈一円の歴史史跡を巡るという意味では、正直1週間あっても全部は回れない程のボリュームがあるかと思います。一観光客の視点で慶州の歴史地域を見つめ直した場合、大きく分けて3つのブロックに分けて考えるのが良いです。
一つは市街地一円の史跡群で、代表的なのは大陵苑(天馬塚)や国宝の瞻星台、月城エリアや雁鴨池エリア、更には蒙古の襲来で焼き払わてしまった遺構としての皇龍寺址やその北方にある国宝の三層石塔を有する芬皇寺等、このエリアだけでもかなり有名なスポットが目白押しな上に、4トラさんでは登録されていない皇吾洞の古墳群やその南方の発掘調査エリアなどは、今後の注目度が増す可能性もあるスポットとして注目しておきたい場所などもあって、正直、ここだけでも1日以上かかってしまいます。
二つ目は言わずと知れた世界遺産、仏国寺やその上方の石窟庵があるエリアですが、ここに関しても、実は仏国寺以外にも甘山寺址や崇福寺址、元聖王陵や影池石仏座像や、石窟庵の更に奥にある骨窟寺等、それぞれが離れていて、全部を効率的に巡るのは大変なエリアでもあって、このエリアだけでも全部を観ようとすると3日はかかると思います。
更に三つ目は慶州南山圏と呼ばれるエリアで、ここも山がちな地形の中に統一殿や書出池、鮑石亭址や各種の王陵も点在しているので、非常に観光客泣かせな、効率の悪い見物ルートを強いられるエリアで、ここだけでも相当な時間を要するでしょう。
正直、歴史地域としての慶州を観た場合は、上記の最初二つで普通の観光客は精一杯で、三つ目の南山エリアに足を運ぶのは、基本的に慶州のリピーターの方だと思いますが、それだけこの町は一度では周り切れないボリュームがあって、何度も訪問すべき韓国を代表する古都といえます。ですので、実際に慶州の歴史巡りをされる方は、要点を絞って各所を訪問されると良いですが、その際には、大前提としてまず国立慶州博物館で色々な予備知識を得ておくと、その後の史跡巡りがずっと楽しくなるかと思います。
尚、歴史地域、というカテゴリーからは少し外れますが、観光客的な視点からは、普門湖のある界隈がちょっとしたリゾート地のようになっていて、高級ホテルなどはこのエリアに多いので、古都としての慶州巡りに疲れた際は、このエリアでちょっとチャラめの観光を楽しむ、というのも、旅のアクセントをつけるという意味では必要なエリアかなと思います。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2019/04/10
いいね!:2票
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