チュンチュ３１９さんのクチコミ(137ページ)全5,490件

何度でも訪れたい教会の魅力は、天井の装飾とフレスコ画が印象的です。「聖アンドレア伝」のフレスコ画には、漁師をしていた聖アンドレアがキリストの弟子になる場面から、十字架にかけられて殉教するまでの生涯が描かれています。重厚な造りで天井が高くクーポラの絵も見ごたえがありました。

この教会も、何度でも訪れたい教会の１つです。ローマの五大バジリカの一つで、名称は「城壁外の聖パウロ大聖堂」の意味であり、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐNo.2の聖堂で、コンスタンティヌス1世により聖パウロの墓を祀る聖堂としてつくられたものです。正面ファザードのモザイク画は光を受けて輝いていた事が印象的でした。

広場南端にある「ムーア人の噴水」は底にピンク大理石が敷かれ、イルカと格闘するムーア人の銅像の周囲を、4対の海の神トリトン像が取り囲んでいます。イルカとトリトンは1575年にジョコモ・デッラポルタがデザインしたもので、その後1653年に建築家ベルニーニによってムーア人の銅像が付け加えられたようです。ムーア人の表情が面白く感じられました。

ナヴォーナ広場内の北にあるデッラ・ポルタ作の「ネプチューンの噴水」です。神話をテーマにしたバロック様式の噴水として製作されました。噴水はネプチューンというローマ神話の海の神を表しています。ネプチューンはギリシア神話のポセイドンとしても知られています。ネプチューンは力強さを表現されていて、逞しさを感じます。

教会は12世紀に創建さられたものです。その後17世紀に再建され、ボッロミーニがドームと鐘楼を付け加えたようです。主祭壇とその脇にあるベルニーニのサンタンジェロ橋の天使像のオリジナルが見られます。主祭壇の天井と側壁のフレスコ画が奇麗でとても印象深いものでした。

教会の中央に安置されているのは、ローマでは古くから奇跡を起こすと信じられている幼子の像です。この幼子の像は、15世紀にフランチェスコ派によって、イスラエル・ゲッセマネのオリーブの枝で作られたものだそうです。ピントゥリッキオの作品で、聖ベルナルドの死が描かれているフレスコ画がとても印象的でした。

14世紀、聖アゴスティーノに捧げるために創建された教会です。カラヴァッジョ「巡礼のマリア（ロレートの聖母）」、ラファエロ「預言者イザヤ」、ベルニーニ「天使像」などの作品があることで有名です。 ラファエロの｢預言者イザヤ」を見た時、ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの「最後の審判」を思い浮かべました。

ローマ市内のマルス広場に建造された神殿で、元々は様々なローマ神を奉る万神殿であったようです。ローマ神が信じられなくなったあとも、この象徴的な空間性によって、608年頃にはキリスト教の聖堂となり破壊を免れ、建物自体が非常に改築されにくいものだったので現在まで残ったようです。ドームの天井に円形の天窓があり、建築技術の高さを感じました。

ローマの4大大聖堂のひとつで、司教座が置かれる格式の高い大聖堂は、起源は4世紀初めコンスタンティヌス帝が寄進した土地に、メルキアデ教皇により建立されました。ドームの半円球内上部にあるモザイク画で、9人の天使に囲まれた上半身の神が描かれたものは、4世紀のオリジナル作品のようです。何度見てもモザイクの装飾が素晴らしく感動しました。

ローマ初の聖母マリアに捧げるための教会として造られ、その後もたびたび改修され、12世紀半ばに今も残るロマネスク様式の聖堂となったようです。聖堂の内部は、3身廊のバジリカ様式で造られていて、16世紀初頭に改修された金箔で彩られた華麗な格天井には、ドメニキーノの「聖母被昇天」の絵が描かれていました。豪華な天井やモザイクが奇麗で見とれてしまいました。

ローマカトリックの小バシリカで名義教会で、ナヴォーナ広場の近くにありローマ在住フランス人の国民教会です。ローマを訪れる度に訪問している教会の１つで、この教会で最も有名な絵はコンタレッリ礼拝堂にあるカラバッジョの一連の絵ですが、ドメニキーノが聖セシリアを描いたフレスコ画も見落とせない作品だと感じています。

ウルバヌス8世により、彫刻家のピエトロ・ベルニーニとジャン・ロレンツォ・ベルニーニの親子に注文されました。彫刻の舳は3匹の蜂をあしらったバルベリーニ家の紋章で装飾されているのは、ウルバヌス8世が同家の出身であるという事実に基づくもののようです。噴水の水底はターコイズ色の明るい青で、とても奇麗に思いました。

オベリスクを４つの大河の擬人像が取り囲んでいます。ベルニーニはインノケンティウス１０世の栄光を讃えて、壊れていたオベリスクを修理し、１６４９年に噴水の上に立てました。ダン・ブラウンの小説『天使と悪魔』を思い浮かべながら眺めてしまいました。
オベリスクの先端にある鳩は、サンタンジェロ城に向いているように感じました。

遺跡としか思えない建物で、ここはディオクレティアヌス帝が造らせた大浴場の中心部分をミケランジェロのプランをもとに建て直した教会になります。浴場の遺構の多くは隠されてしまいましたが、内部は教会というより巨大な宮殿に入ったような錯覚になりました。

ローマの市街地を通過して、オスティアとフィウミチーノの二つの河口からティレニア海に流れ込む川で、古代ローマの港町として栄えたオスティアにはその遺跡が残るようです。川の両岸には道路が整備されていて、散策にも適していると感じました。

ディオクレティアヌス浴場の前、ローマ・テルミニ駅から広場からはそれほど遠くない所にあり、16世紀終わりまでは「エゼドラ広場」と呼ばれていたようです。街の主な通りの一つであるナツィオナーレ通りが出ています。この広場を囲む様にある柱廊は、古代の建造物であり、広場の中央にある噴水が印象的でした。

巡礼者のローマへの入口に当たる広場で、中央にオベリスクが建てられ、南に向かって3本の道路が放射状に伸びていました。この道路には２つの教会が建てられていて双子の教会とも呼ばれています。広場中心のオベリスクを囲むようにオベリスクの噴水があり、ライオンのデザインが印象的でした。

大天使ミカエルの像が頂上に立つ大きな要塞で、ハドリアヌス帝の廟として139年に完成しましたが、政治不安の時代には教皇の避難場所・牢獄として使用されました。城内は国立サンタンジェロ博物館となっていました。ミカエルは教会に多いと思っていましたが、要塞にもシンボルとなっていたので驚きました。

2000年以上前にドミティアヌス帝が造らせた競技場が元となっていて、縦に細長い特徴的な形をしています。広場中心にはバロック彫刻の傑作といわれる、ベルニーニ作の「四大河の噴水」があり、その向いには曲線が美しい聖アニェーゼ教会がありました。ナヴォーナ広場はとても歩きやすく彫刻作品もゆっくり鑑賞出来感動しました。

大聖堂と塔のあるグランデ広場は、北にモデナ大聖堂、東に市庁舎、西に旧大司教館、南に旧裁判所が立っています。11世紀に建てられた市庁舎を中心に、もっとも高い時計塔は15世紀の建物で、正面には「リンガドーラの石」が置かれており、この前で集会や刑の執行が行われようです。市民の憩いの場でもあるような気がしました。