beanbagさんのクチコミ全488件

山梨県立リニア見学センターの帰りに立ち寄りました。道の駅という割には国道139号から離れ、少し奥まった場所にあります。リニア見学センターからは近く、そちらの見学客目当ての施設と言って良いかもしれません。

ネット検索で「自然薯」と出ていたのでそれを目当てに地産地消レストラン「お勝手場」でランチしました。フードコートは満席でしたが、大半がリニア帰りと見受けられます。自然薯セット 1,300円は謳い文句通り美味しく満足です。

直売所でお土産にわさび漬とタクアンを購入しましたが、これはハズレ。わさび漬は酒粕の品質が悪くとても食べられたものではありません。そのまま捨てました。タクアンも塩辛く、風味もありません。これは我慢して最後まで食べ切りました。二つとも買ってはいけません。

自然薯とコロッケ、串カツも買いましたが、こちらは正解。お土産はよく選ぶ必要がありそう。と言っても見ただけでは分からないのでほとんど運まかせです。

孫２人を連れて４人で宿泊しました。JR中央本線 石和温泉駅から徒歩圏、駐車場も広くアクセスは良好です。

旧かんぽの宿をシャトレーゼが買取、リニューアルオープンした施設です。ハードはさすがに古さを感じますが、綺麗にリニューアルされ清潔、共用施設や客室は広々としていてくつろげます。大浴場は内湯と泡風呂、露天風呂の３つがあり、内湯は加熱循環式ですが温泉です。洗い場も広く使用するのにストレスがありません。

食事は朝夕ともレストランで。
夕食は、大人は地元食材を取り入れた会席コース、子供はお子様御膳になります。取り立てて特別な料理はありませんが、素朴で普通に美味しい。
朝食はブッフェ。和洋折衷、地元料理もあってバラエティ豊富な品揃えでそれぞれに美味しく申し分ありません。

このホテルの特徴は、なんといってもシャトレーゼが経営しているのでウェルカムスイーツが１人１個食べられるのと、アイスが食べ放題。子どもたちは大喜びです。中庭で鯉の餌やりやカルガモと遊べるのも子どもたちには高ポイント。ロビーにはバウムクーヘン工房もあり出来立てを購入することができます。

家族連れで滞在するのに最適のホテル、賑わっています。

山梨市を訪れた際、通りすがりに立ち寄りました。新旧国道140号を結ぶ秩父往還沿いにあり、駐車場が広く入りやすいです。オフシーズンの平日正午、それほど混んでいませんが、地元客の車が数台停まっていました。

数量限定 大海老天おろし蕎麦 1,760円が人気のようで孫たちはそれを、私たち夫婦はくるみ蕎麦 1,210円を注文。くるみ蕎麦は、つけ汁の風味豊かで蕎麦も普通に美味しい。大海老天おそし蕎麦は見た目も美しく食欲をそそりますが、孫たちにはおろしが辛かったようで少し残し、私たちが手伝うことになりました。

女将の接客は親切で温かく好印象。何の情報もなくふらりと訪れただけですが、十分満足です。ロードサイドに見つけたら立ち寄ってみるのも良いでしょう。

ライブの招待券をいただいたので行ってきました。東京ミッドタウンガーデンテラス４階にあり、開演１時間前から入場できます。

本格的な料理もありますが、ミッドタウンにはさまざまな飲食店があるので、開演前あるいは終演後にそこで食べるのもアリかと思います。

事前に食事を済ませた私は、赤ワイン（デキャンタ）3,200円に生ハム・オリーブ アソート 1,000円。妻は、アサヒ ドライゼロ（小瓶）950円を注文。普通に美味しく、１時間半のライブを楽しむにはこれで十分でした。

特筆すべきはホールスタッフの動きの良さ。きびきびとオーダーを取り、飲食物を配膳するだけでなく、常に客の動向に注意を払い、声をかけてくれます。私たちの席がどのように良い席かという説明とか、開演前の記念写真撮影を手伝ってくれるとか、スマートでホスピタリティ溢れる対応です。自分たちの仕事にプライドを持ち、楽しんでいる様子がこちらにも伝わって、気分を盛り上げてくれます。すぐ近くのコンサートホール Sホールの係員の官僚的な対応とは雲泥の差です。このレベルの接客は他にあまり例がないのでは。

演奏はもちろん素晴らしく、ホールの音響（PA）も高水準。食事を楽しみながらゆったりと音楽に浸るのにこれ以上ないと思えるシチュエーションでした。

東京ミッドタウン ガーデンテラス２階の和食屋さん。ビルボードライブ東京 開演前の腹ごしらえに立ち寄りました。ミッドタウンのレストランは15時から昼休みにはいる店が多いので、この時間に開店している当店は重宝です。

オシャレな上にコスパが良いので東京マダムに人気、11時スタートのランチの予約が取りにくいことで有名です。15時過ぎの昼下がりはそれほど混んでおらず、人気の窓際席に案内されました。窓の外の眺めは大都会のオアシス、ツアーガイドに案内されたインバウンド客が多いのも納得です。ファシリティは国際水準、ただし高級店の内装ではありません。

私は「酢重のハヤシライス」1,500円、ザ プレミアム モルツ 820円。妻は「彩り野菜と信州産豚肉の黒酢炒め」1,800円。定食形式でどの料理にもサラダと味噌汁、香の物が付いていて、先に配膳されます。大ぶりで具沢山、見た目も美しく食欲をそそります。

肝心のメインの「ハヤシライス」は、隠し味に「長期熟成州赤味噌」を使用しているそうですが、ねっとりとして私の好みではありません。妻の「信州産豚肉の黒酢炒め」も野菜にあまり火が通っておらずボソボソ、大戸屋の酢豚の方が美味しいとの感想です。どうも意気込みが空回りしている印象です。

モダンな内装と素晴らしい眺望、それにこのコスパならミッドタウンを訪れた際に立ち寄るのも悪くはないでしょう。

日立での会食に使用しました。ネットで検索、日立駅から近いことが決め手です。行ってびっくり、当地でも有名な魚介料理の名店でした。日立在住の知人によれば接待にも利用する高級店、コロナで市内の料理店・割烹が数多く閉店する中、当店の人気は衰えず盛業中、と。日立駅から400m、徒歩５分の立地も出張者の接待に使いやすいらしい。

店に入ると多種類の貝類の水槽が並び、ガラスケースに地魚がいろいろ揃っていて期待が高まります。注文の仕方に不案内なので、お昼のおまかせ料理 4,500円を注文、私は廣戸川 純米を追加しました。

出てきた料理は、
ひじきとスナップエンドウの煮物
刺身　甘エビ、鯛、フグ、カワハギ（肝付）
アスパラと湯葉の揚げ物
メバルの煮付け
食事（ご飯、吸い物、香の物）
でした。そのどれもが申し分なく美味しい。偶然、見つけただけですが、大当たりです。

女将の話では、創業75年、煮魚料理が得意とのこと。日立に来たら何度でも訪れたい名店です。

ホテルで紹介してもらった馬肉料理の有名店が予約で満席だったので、このお店を選びました。駅から少し離れたマンション街の路地にある古民家風の店構え。ネットで高評価の店です。開店の午後６時、店を訪れるとこれもネットの評判を聞きつけた風の若い男性が一人、店が開くのを今か今かと待っていました。客は私を含めこの二人だけでした。

私はメニューから
そば田楽 550円
にしん煮 550円
天かき揚げせいろ 1.850円
会津中将 純米吟醸 900円
飛露喜 特別純米 1.300円
をチョイス。〆て6,300円でした。
日本酒は福島の地酒など豊富に取り揃えてあり、特に飛露喜を見つけたときは嬉しかった。ただし、錫製のちろりで提供されるのがデフォルトなので、金属アレルギーの私などは要注意です。

もう一人の男性は、隆仙膳 桃 3,800円を選んでいました。これが正解かも。

料理はそれぞれに美味しいのですが、飛び抜けたものはありません。肝心のそばも少し硬すぎるように私は感じました。そばは所詮そばです。郡山に来たらやはり馬刺屋に行くべきだったと、少し後悔しました。

駅から400m、徒歩６分。駅前商店街を少し歩くだけ。周辺の飲食店も充実しています。駅前ビジホと思って予約したら、立派なシティホテルでした。料金はビジホ並みでコスパ良好。

当然、ファシリティは充実。東北ホテルあるあるでズボンプレッサーもちゃんと付いています。ハンガーが少ないのとWi-fiが弱い以外、申し分ありません。アメニティもワンランク上のものが準備されています。

東日本大震災の教訓を活かし、各室にAM/FMラジオを備え付けているのは特筆ものです。

フロント対応もスマートです。

朝早い出発だったので朝食は食べていません。

良い意味で予想が裏切られる、郡山を訪れるならイチオシの宿です。

ホテルで教えてもらって訪れました。米沢駅から160m、徒歩２分。旭町通り（駅前通り）に面した大きな古民家風の建物でわかりやすい。店内には数多くの色紙が飾られ人気店のようです。

予約なし、入り口に一番近い半個室の掘り炬燵席に案内されました。高級店なので客層は良さそうです。

牛肉産地で育ったので牛肉は好きですが、正直なところ味の違いなどよく分かりません。なので、
米沢牛上ロース 1,980円
牛タン 1,280円
米沢牛カルビ 1,580円
キムチ盛合せ（４点） 900円
クッパ 760円
神泡のザ・プレミアム・モルツ（中） 700円×2
と、常識的なオーダーでひとり焼肉。
ビール以外にも日本酒、焼酎、ウイスキーなど潤沢に取り揃えてあります。
〆て8,160円。普通に満足しました。

接客はテキパキ、キビキビ。ストレスはありません。

可もなく不可もなし。ちょっと値段が張りますが、米沢牛を記念に味わうのにうってつけです。

米沢駅から350m、徒歩４分の便利な立地。ビジホには珍しい最上階まで総吹抜け、内廊下の構造です。


禁煙ダブル、広さは標準的。なぜか東北のビジホにはズボンプレッサーを付けているところが多いけど、当ホテルも同様。ファシリティは少し古いけど綺麗に掃除され問題ありません。とりわけ照明設備が充実しており、使いやすさは特筆もの。

ヘアブラシ、歯ブラシ、カミソリ、固形石鹸などのアメニティはロビーから必要なものをチョイスして持ち込むスタイルは最近のデフォルト。当ホテルは嬉しいことに他に読売新聞、スナック菓子が無料で準備されています。ビジネス客のニーズを知悉した素晴らしい対応です。

Wifiがないのが唯一の欠点ですが、部屋で仕事でもしない限りあまり必要ないでしょう。

フロントの対応もしっかりしていて親切。気持ちよく過ごすことができます。

米沢を訪れるならお勧めの宿です。

JR奥羽本線が大雪で不通となり、代行タクシーを出してもらって新庄駅に着いたものの、昼食をとろうと駅を出たのが午後１時半過ぎ。数少ない飲食店のほとんどが閉まっていました。そんなとき駅前通りで見つけたのがこのお店です。

実は、当店の隣に急行食堂というテレビでも紹介された有名店があるのですが、あまりに渋い店構えと、「とりもつラーメン」を前面に打ち出していて、「もつ」に抵抗感がある私は入店する勇気がありませんでした。

優勝軒という名前は馴染みがありませんが、埼玉発祥、関東・東北・フィリピンに展開するチェーン店のようです。

食券機で食券を購入、カウンターで商品をセルフで受け取るスタイル。簡素な内装の店内はカウンター・テーブル合わせて20席ほど。同様に昼食を食べ損ねた工事業者や単身男性がちらほら。お世辞にも洒落た雰囲気ではありません。

未知のお店でリスクは取れないので、あっさり醤油ラーメン 750円をチョイス。

待つことしばし、出てきたラーメンはその名の通りあっさり、スープも悪くありません。昔懐かしい中華そばでお腹を満たし、旅の続きに出発しました。緊急避難としては正解でした。

鉄道旅で盛岡駅に到着、ホテルに入る前に夕食で立ち寄りました。言うまでもなく麒麟麦酒系列のビアレストラン。当店は直営ではなくFC店のようです。駅ビル２階ですが外れにあるせいか、土曜日午後６時過ぎにもかかわらずそれほど混んでいません。カップルや出張帰りそうなサラリーマングループが目立ちます。

魅力はなんといってもフワフワ泡のビール。「泡を鼻に付けながら飲む心地よいビールの温度、飲み干すまで泡にしっかり守られたまろやかなビールの味わい」です。私はキリンラガーを２杯。

食事は
あか牛の旨塩焼き 1,780円
うす焼きピザ マルゲリータ1,080円
を注文。当たり前のように美味しい。
〆て4,050円。一人旅の夕食には十分です。

隣の席に子連れの４人家族が着席、メニューを長い時間眺めていましたが、結局すごすごと退散。気の毒ですが、ここはファミレスではなく、あくまでもビールを楽しむお店です。ビール好きが手軽に夕食をとるならおすすめです。

久慈駅に着いたときはすっかり忘れていました。しかし、待ち時間が１時間近くあるので、朝ドラ『あまちゃん』関連の展示を見ながら駅舎を彷徨いているうちに、売店でうに弁当を売っているのに気がつきました。

この日は土曜日で「洋風こたつ列車」運行の日。待合室の観光客はこたつ列車予約客が多く、すでにプレミアム弁当を購入済みのためか周りを見ても誰もうに弁当を買っていません。

事前の計画ではこの先の宮古駅の駅そばで人気のラーメンを食べるつもりでしたが、急遽予定変更、2,200円はちょっと高いと思いましたが記念にうに弁当を購入しました。そんな私を見て気がついたのか、その後、鉄ちゃんなど多くの観光客がうに弁当を購入しました。１日限定20食だそうですが、ほとんど売り切れたのではないでしょうか。

待合室では食べず、やはり三陸鉄道列車内で食べるのが礼儀。ウニの風味が口中に広がり満足感いっぱいです。リアス線に乗るなら欠かせないアイテムの一つだと思います。

陸羽東線は「湯めぐり」を謳い文句にしているだけあって「温泉」「湯」のついた駅が６つもあります。沿線では鳴子温泉が有名ですが、中山平温泉のこの宿に決めたのは駅徒歩圏だから。プラットフォーム真裏にありますが、踏切を超えるので400m、徒歩６分。

全９部屋の小さな宿。３月初旬の閑散期、他に２〜３組が同宿だったようです。通された部屋は６畳和室。温泉水を通した暖房機と小さなテレビ、和卓ひとつのシンプルな部屋。洗面・トイレは共用。歳なので夜中に何度もトイレに行く私に、多少抵抗があるのは否めません。２階トイレは男女兼用ですが清潔。女子トイレは１階にもあります。実際には、トイレ・洗面で他の客と鉢合わせすることはありませんでした。

温泉は２人入ればいっぱいになる狭さですが、ここでも他の客と顔を合わせることなくゆっくりできました。ナトリウム・炭酸水素塩泉（旧名 純重曹泉）源泉掛け流し、24時間いつでも入れます。トロッとしたなめらかな湯、適温でくつろげます。

食事は、夕食は１階個室、朝食は広間に準備されますが、どちらも静かにゆったりした気分でいただけます。シンプルな料理ですが地産地消にこだわり、品数も多く美味しい。山菜や珍しいキノコを使った料理は特筆ものです。

と、ここまではいい事だらけですが、実は問題もいくつかあります。些細なことですが、どこか貧乏ったらしく宿の印象を引き下げているのが残念です。

まず、カミソリがない。要求しないと出してくれません。
歯磨きのとき使用するコップが紙コップ、朝夕使うのに一つだけ。
トイレに個室が３つありますが、１つは和式、２つは洋式、ウォシュレットがついているのは一つだけ。
部屋に枕元灯がない。窓際と中央に天井灯がそれぞれありますが、点けっぱなしだと眩しくて眠れません。消すと真っ暗、夜中にトイレに行くのに危ない。仕方なく私はテレビを消音にして一晩中点けっぱなしにしました。
どれも僅かの費用で改善できるのに、なぜそこまで節約するのかわかりません。

接客もそっけない感じ。

というわけで残念ながら星３つ。温泉宿に泊まった満足感は得られませんでした。

３月初め、八戸駅で危うく夕食難民になるところでした。ネット検索で心算していた居酒屋がどこも満席、途方に暮れました。駅前の寂しい商店街を探し回って見つけたのがこのお店です。目ぬき通り（と言えるほど繁華でない）のビジホ街反対側を探したのが正解でした。当店は主に地元客相手の居酒屋です。

中年夫婦が２人で営む居酒屋。地元客が２組、全体で６~７名がカウンターと座敷で飲んでいます。ようやく夕食にありつけるとほっと一息入れます。

とりあえず生小。
お通しはポテサラ、レンコンのきんぴら、枝豆のど定番ですが悪くない。
メニューは、こんな店にしては珍しく（失礼！）タブレットで注文するシステム。
ちょっと分かりにくですが、別途紙のメニューにおすすめ料理があったので、そこから
赤ほやのワサビあえ 580円
しめさば刺 780円
地物 真そい刺 680円
をチョイス。
しめさばはやや締めすぎでしたが、赤ほやは極めて美味、さすが地元で食べるホヤは美味しいと認識しました。

亭主のこだわりなのかビール、日本酒、焼酎、ウイスキーなど豊富に取り揃えてあります。
中でも日本酒が自慢のようなので、「青森県を代表する３蔵（田酒、豊盃、八仙）のみくらべ」1,180円 を注文。
さらに、珍しい 八鶴 純米吟醸 無濾過生 680円 があるというので、それも試します。どれも美味しい。

〆を何にしようかと店主に尋ねると、八戸名物せんべい汁があるというのでそれを注文。すっきりと美味しい出汁でこれも満足です。

常連客でないので少し突き放したようなあっさり対応ですが、質問にはちゃんと答えてくれるし、料理と酒の美味しさにそれも気になりません。

賑わって騒々しい居酒屋より静かに飲める当店に入ることができて幸運でした。八戸駅周辺の穴場、オススメです。

青森では煮干しラーメンが有名と知り、青森駅ビル１階にあるネットで評判の当店を訪れました。平日午後１時すぎでしたが３〜４人の行列、10分ほど並んで入店。事前に店舗前の食券機で食券を買うシステム、よくある形式です。

店内はコの字型カウンター11席、上部に目隠しが設置され、内部はほとんど見えません。各カウンターに小さな窓口があり、そこから料理が配膳されます。回転寿司のようなプッシュ式水栓があり、水はセルフサービス。一風変わったシステムです。スタッフの動きはマイペースで、行列があっても急ぐ気配がありません。むしろ意図的に行列を作ってコントロールしているのかも。

メニューはあっさり、こく煮干し、あっこく麺から選べます。麺も手打麺、中太麺、細麺、ちぢれ麺の４種類から選びます。首都圏で提供される濃いめの煮干しスープに閉口していた私はあっさりを選択、あとは「普通」と言っておいたのでたぶん手打麺ではなかったでしょうか。

出てきたラーメンはそれほどくどくなく、その名のとおりあっさり。普通に美味しい中華そばです。近隣現場で働く工事業者のような常連さんがいるように毎日食べても飽きない味。一方で、出張ビジネスマンらしき一見さんは「（評判ほど）大したことなかった」と店を出たあと感想を漏らしていました。あまり期待しすぎないで訪れるくらいが、ちょうどいいのかなと思います。

あえりあ遠野は、遠野市が50％出資する第三セクターの宿泊施設です。別名「遠野ふれあい交流センター」と呼ぶようですが、そんなホスピタリティはつゆほども感じられないホテルです。

接客は無機質で官僚的。夕食は品数こそ多いですがほとんどが出来合いの食材を使用しているようで、見栄えは良いですが地産地消の温かさを感じません。ちゃんとした料理人がいないのではないでしょうか。朝食はそれなりですが、ブッフェの配置が悪いので順番に料理を取っていくと炭水化物のオンパレードになってしまいます。どこかのビジネスホテルに研修に行った方が良いのではと思うレベル。とにかく、言われたことしかしないおざなりな対応、ホテルに入った瞬間から三セクであることが丸見え。

語り部の民話が聴けるのが最大のメリットですが、語り部個人の努力に丸投げ。

ハードは立派です。2013年には被災地を訪問された天皇皇后両陛下もお泊まりになったほど。大浴場もあり、宿泊した日は貸切状態でした。客室もシティホテル並みの設備と広さで快適です。なのに、夕食のレストランは浴衣・スリッパ禁止。今時の観光地のホテルでは考えられないおもてなし皆無の対応です。レストランが１階にあり、地域のライオンズクラブなどの行事で使われるという制約があるのは理解できますが、設計時に想定できなかったのか残念です。

「民話のふるさと」以外にさしたる観光資源に恵まれない遠野ですが、それでも人々を惹きつける魅力のある町。民間並みのサービスを実現できれば、人気の宿泊施設になると思います。

青森への鉄道一人旅、ネットやテレビで評判なので夕食に立ち寄りました。青森駅から288m、徒歩４分、ホテルに向かう商店街にあります。夕刻５時でも案の定、行列ができていましたが１０分ほどで入店。インバウンドを含む観光客、地元客で賑わっています。２階に系列の居酒屋がありますが、この時点でもすでに満席、そちらに向かった客はすごすご撤退を余儀なくされていました。

メニューが多彩で選ぶのに戸惑いましたが、青森名物ほたて刺身定食 1,340円を選択、田酒純米酒１合 800円を追加しました。ほたて刺身は悪くはありませんが、味はまあ普通。青森に来たという実感が湧きません。郷土料理や一品料理を追加するなど、もう少しオーダーを工夫すればよかったと反省です。定食付け合わせの煮物の小鉢、塩辛、豆腐、卵焼きは美味しかった。さすが評判の人気店だけのことはあります。

お姉様方の接客は親切でゆったりと心地よく、値段の安さにも驚かされます。コスパは良いので、一度は訪れてみてはと思います。

盛岡でランチ、駅から222m、徒歩５分です。開店と同時に入店。常連、修学旅行生、観光女子等であっという間に満席です。

メニューは定食１０種の他に一品料理もたくさんあります。店名にもなっているももどり定食 1,320円を選択。常連さんは唐揚げ定食、チキン南蛮定食など他のメニューをオーダーしています。ももどり定食は肉を焼き上げるのに一番時間がかかるようです。どのメニューもボリュームたっぷり、ガテン系です。

秘伝のタレで焼かれた鶏もも肉は表面はパリッと甘辛、中はジューシーでとても美味しい。茶碗蒸し、煮卵、小鉢など他の料理も申し分ありません。

一品料理は郷土料理など多彩で居酒屋ユースにも叶いそう。豆腐料理も得意そうなので機会があれば試してみたいと思います。

接客は明るくフレンドリーで常連さんが多いのも頷けます。

盛岡冷麺は以前、有名店で味わったことがありますが、それほど感銘しませんでした。盛岡に来たなら、冷麺でなく当店をお勧めします。

山田屋といえばふぐの代名詞と言えるくらい有名な料亭、東京のお店には何度かお邪魔したことがあります。九州旅行で大分を訪れた際、最初に思いついたのは当店です。

臼杵本店は、臼杵観光の中心 観光交流センターの近くにあります。駐車場は狭く、それほど台数が停められませんが、レンタカーで訪れたときは幸い店舗前に止めることができました。歴史ある料亭風の店構え、老舗の風格です。

平日のランチですが予約が遅かったこともあり個室は取れず大広間になりましたが、広々とした和室広間にゆったりとテーブルが配置され、心置きなく料理を楽しむことができます。

予約時にふぐコース 全７品 14,300円を予約済み、席に案内されるとさほど待つことなく料理が提供されます。前菜、お刺身、から揚、ふぐ寿司、ふぐちり、雑炊、デザート。どれをとっても申し分ありません。ふぐさしには自家製ポン酢、一般的にはもみじおろしと小ネギが薬味ですが、大分では格別の薬味も用意されています。これがたまらなく美味しい。ふぐ寿司も同様。このためだけにわざわざ大分を訪れる食通もいると思います。もちろん私も。

和服姿の若い仲居さんのサービスも万全、さすが全国に知れ渡る老舗です。それでいて料金は東京の半額、格安航空券なら十分元が取れます。臼杵観光とセットで訪れてください。