walkingmanさんのクチコミ(64ページ)全1,392件

展示物は多種多様、そして数も多い。じっくり見て回ったら一日でも終わりそうにありません。事前にガイドブックなどで勉強して、自分が見たいものをはっきりさせておいて、ピンポイントで見学するのが賢いと思います。それ以外はざっと見て興味が惹かれれば見る程度でいいと思います。
館内に入ったら無料のフロア地図を手にいれてから見学を始めましょう。
僕の好みはアッシリアのレリーフ。繊細に描かれた浮き彫りが素晴らしいです。

弘法大師空海ゆかりの寺です。境内にはいるだけなら無料、金堂や講堂に入るには500円が必要です。境内に入るだけでも有料の寺も多いから、良心的？。
でもここは入場料を払っても金堂・講堂を見学しましょう。国宝・重要文化財級の仏像をこれだけまとめて拝見できる場所は少ないです。本堂の本尊の薬師如来像は大きく、かつ装飾性にもすぐれていて立派。講堂の仏像群も一体ごとの表情や細工がすばらしいです。
毎月21日は弘法市という露天が並びます。衣類・骨董品・植木・食べ物など。見て回るのは楽しいですが、人も多く、個人的には普通の日の静かな境内の方が好みかな。

熊野古道沿いにある古社。無人の社だけれど、近所の方が管理されているのか、お供え物とかがありました。朱塗りの社殿が長年の風雪で傷んで、いい感じを出しています。社殿の屋根が苔でおおわれていたり、歴史を感じさせてくれる佇まいです。
近くに休憩所もあり、山里の様子を楽しむことができます。ゆったり時間が流れる空気感が気に入りました。

熊野古道中辺路を歩く際の起点とすれば良いでしょう。中辺路自体は手前の田辺付近から続いていますが、滝尻王子までの区間はほとんどが車道。バスで滝尻王子まで移動して歩き始める方が効率的にトレッキングを楽しめると思います。
滝尻王子自体は小さな社で見ごたえがある場所ではありません。王子の奥に乳岩という旧跡が残っています。ただし山道を上がるので、車観光の方で靴を用意していない方（ハイヒール・サンダル等）はやめておきましょう。

補陀落渡海の寺。補陀落渡海とは小さな船に乗り込んで極楽浄土を目指すというもので、小舟に限られた食料を持ち込んで、あとは潮の流れにまかせて彷徨うというもの。一種の自殺ともいえる行為で、信仰をつきつめたものとはいえ、僕はこんな人生の終末はむかえたくないと思った。
境内には渡海に使われた船の復元も置いてあります。鳥居が建てられた変わった姿。ここでも神仏習合の影響が見られます。

青岸渡寺と熊野那智大社って、隣り合って建っています。神仏混合の名残をとどめています。那智大社が朱塗りの華やかな社殿なのに対し、こちらは木の肌がむきだし。長年の風雨にさらされて傷んだ様子が古錆びていて、いい味を出しています。セットで両方の寺社を比較してお参りするのは面白いです。

大門坂から石段を上がって境内へ、朱塗りの赤い社殿が見えます。他の熊野三山と比べるとやや小ぶりに見えますが、ここは山の上から見る景色がすばらしい。天気のいい日に訪ねたいものです。
お土産物屋もちらちらと見かけられ、那智石を使った置物や飴などを売っています。観光地の匂いがします。

ちょうど訪ねた時、数日晴れが続いていたのですが、それでも豊富な量の水が流れていました。後背の森林から湧き溢れる水はいかにも清らかそうで、すがすがしい気持ちになれます。時間を忘れて20分以上、ぼーっと見惚れてしまいました。

速玉大社の隣の山に造られた社。まず最初に鳥居とその奥に続く微妙に曲がりながら連なる石段の光景に心奪われました。下からだと石段の先、ゴールは見えませんが、意を決して上りましょう。
前半は急で上るのは大変です(下りは転ばないように注意しましょう。落ちたら死ぬかも。）。とくに石が濡れていたら滑りそう。中盤からはやや緩やかな傾斜になります。
山の上に上がると巨岩があり、そこにへばりつくように社があります。巨岩に畏敬の念を感じて信仰の対象としたのだということが、身をもって感じられます。

もともと熊野本宮があった場所。水害のため本宮が移転したあとは広い空き地になっています。もともと川の中洲だった場所なので、木々に囲まれた熊野の山の中にぽっかりできた空白が、広く感じられます。
元々自然信仰が根底にある熊野。いにしえ人がなぜここを神聖な場所と感じ神社を置いたのか、理解できた気がしました。空が青く、川面がきらめいて、ゆったりした気分で過ごすことができました。
本宮だけ参ってこちらに足を延ばさないのはもったいないです。

朱塗りの柱に白い壁。神社らしい神社です。建物の配置も美しくて素敵です。重厚な熊野本宮と比べて、明るい印象を受けます。参拝すると気持ちまで明るくなれるような気がしました。夕方に訪れたので比較的人も少なくて、落ち着いて参拝することができました。

熊野古道中辺路から歩いていくと、神宮の裏から入る順路になるため、あれれって感じでちょっとガッカリ。
拝殿は堂々としていて、桧皮葺の屋根が美しい。伽藍の配置がバランスいい。気持ちよくお参りさせていただきました。想像していたより境内地は狭くて、空間が少ない感じ。観光客も多くて、やや込み入った印象を受けました。
森閑とした古道を抜けてたどり着いたあとだけに、もうちょっと静かに参拝したかったなあというのが、正直な感想。

紀伊田辺駅から徒歩3分ほど。一般住宅を利用したゲストハウス。ドミトリー形式ですから、和室に布団を敷いて他人と同じ部屋に寝ることになります(私の場合、宿泊者の人数の加減で結果的に一人部屋となりましたが）。友人の部屋に泊めてもらった場面を思い浮かべてください。
キッチンや冷蔵庫もかしていただけますし、Wi-Fi無料なので、外国人のバックパッカーの利用が多いのも頷けます。ご主人も親切。
とにかく安いのが魅力。「宿はおしゃれに快適に過ごしたい」という人には向きません。

熊野古道継桜王子から歩いて10分、急な坂を降りた車道沿いにあります。車旅の人には問題ないですが、熊野古道からは少しはずれるので、街道歩き旅には決していい立地とは言えません。
部屋や風呂は普通の民宿といった感じでしたが、清潔でした。料理は山の宿らしく鮎の塩焼きがメイン。へたに刺身なんか出さないところは気に入りました。
古道歩きは朝早く出発したいものですが、そのニーズをくみとってか、5時に朝食を準備してくれました。しかも継桜王子まで車で送ってくれたので、帰りは道のロスなく街道歩きをはじめることができました。

JR新宮駅の目の前という便利な立地。駅前が寂しいのは残念ですが、少し歩けばスーパーもあるので、便利といえるでしょう。
部屋は平均的なビジネスホテル。特にすばらしい点もないけれど、欠点もなし。しいて言えば、もう少し照明が明るめの方が、私にはありがたかったかなあ。
ツインルームに一人で宿泊し、5000円以下でしたので、コスパ的にも満足です。

たまたま阿弥陀堂や御影堂門が修復中で拝見できなかったのが残念です。
御影堂はシンプルなつくりですが、大きくて、中にいて落ち着ける場所です。
西本願寺と東本願寺、どちらも浄土真宗の名刹、距離も近い位置にあるということで、建物の雰囲気や内陣(祭壇)の様子など、似た印象の寺院です。でも注意深く観察すると、敷かれた畳の向きが違うなど、細かいところで相違もあり面白いです。

堀川通りから境内に入ると南北62ｍの御影堂と45ｍの阿弥陀堂が渡り廊下で連接されて建っているのが目に入ります。単体でも大きな建物が並んでいるので圧巻です。建物の前は広い空間で、かつ建物自体の装飾がシンプルなので、より大きさが際立ちます。
たまたま16時のお勤めも拝見したのですが、時間が短く、こちらも建物同様スッキリしたもの。歌うような読経も珍しく、立ち会うことができてよかったです。
唐門もお見逃しなく。

徳島市街はたくさんのビジネスホテルがありますが、ここはコスパに優れていると思います。特筆すべきことはありませんが、ビジネスホテルとしての要件は備えていて、不満はありませんでした。徳島駅からも徒歩圏内で、便利に使わせていただきました。

ウミガメが産卵にやってくるという浜辺のそばに建つ宿舎です。浜と岩場のコントラストが美しい海岸です。事前に登録すると、携帯にウミガメが来たことを教えるメールが届きます。残念ながら、私が泊まった日には見ることはできませんでしたが。
朝食がバイキングだったので、幅広い年代の家族連れにはいいと思いました。

大雨に降られてやっとの思いで到着した足摺岬、全身ずぶ濡れだったけど、すぐに風呂に案内していただく等、親切に対応頂きました。通された部屋が広かったので、部屋中に荷物を広げて乾かしました。
ユースホステルとしてはやや高めの値段設定でしょうか。屋根の素材のせいでしょうか、雨音が大きくて、うるさく感じられたのは残念でした。