walkingmanさんのクチコミ(62ページ)全1,392件

ザクセン侯の居城ということですが、城自体は市街地で他の建物に囲まれるようにあってどうということはありません。見所は展示品。陶磁器、宝飾品、武器、貨幣、メダルなど。特にすごかったのが陶器の人形。アラブ風の宮殿のジオラマや黒人の人形など一体一体形が違って、衣装や仕草の表現がこまやか。細工が精緻でため息が出る品ばかり。趣味的要素が強いので好みはわかれそう。

マドリッドからベルリンのフライトで利用しました。LCCですから機内サービスは期待していませんでしたが、ドリンクサービスとチョコレートサービスがありました。ワンワールド加盟ですから、JALマイル派の人にはお得なLCCかもしれません。インターネット予約画面もわかりやすいほう。最初から預け荷物込のチケットも選択できるようになっていたのが僕には使いやすかったです。
運賃がLCCにしては高めとの噂を聞きますが、これは需給によって変動するからなんとも言えません。自分で納得できる値段ならいいのでは。

世界遺産に登録されている5ヶ所の団地のうち3ヶ所を訪ねました。個性的とはいえ普通の団地ですから、世界遺産好きでなければつまらないと思います。
どこも地下鉄の駅から徒歩5分ほどですが、立地がベルリン中心部からはずれた郊外であることと、観光地図に掲載されているのよな場所ではないので、事前にMAPSMEにピンを立てておくとかして向かわれることをおすすめします。僕は言葉がわからなくても現地の人に声をかけて探したりするのも宝探しをするみたいで好きなのだけれど、ツアーなんかで添乗員に効率よく連れて行ってもらうのを是とする人にはストレスだと思います。
個人的にはガルテンシュタットファルケンベルクが好きです。

旧東ドイツの社会風俗にスポットをあてた博物館。旧東独といえば暗いイメージがありますが、そこで暮らしていた人の使っていた道具を見ると、案外楽しい生活をおくっていたのかも思いました。東ドイツにヌーディストビーチがあったなんて、まったく想像もしませんでしたからね。
生活道具、ファッション、雑誌など、庶民の生活が理解できて面白いです。ドライブシュミレーターとはいえ、名車トラバントのシートに座れたりもします。ただ、東西冷戦を知らない日本の若い人は楽しいと思えるのかはわかりません。
ドイツ人には人気のようでかなり混んでました。
場所は簡単なのだが看板が目立たないのでちょっとわかりにくい。博物館島の脇、ウンターデンリンデン通りにかかる橋の横の階段を川沿いに下りるイメージでいると見つかります。

外観は三連の丸い屋根が印象的。ホーエンツォレルン家の墓所でもある大聖堂とのことですが、中に入ると意外と新しいことがわかります。白と金の色調が眩しい内部。修復されて年数が短いドームの天井画は華やか煌びやか。悪くはないですが、黒ずみがなくて、深みに欠ける気がします。また、階段でドームの外に上がれるようになっているので、ベルリンの景色を楽しむことができます。
個人的には宗教施設でありながら入場料とは別にトイレ使用料をとるという姿勢が気に入らないのでコスパに辛い星をつけましたが、入場料の価値はある内容だとは思います(2016年、7ユーロでした)。

ここは無料で入れますが完全予約制です。議事堂近くのブースで当日予約ができますが、希望通りの時間に入れるとは限らないので、インターネット予約をすれば時間を無駄にしないでしょう。
ヒットラーも演説をしたという歴史的建造物ですが、入場できるのは屋上のガラスの展望台部分だけで、内部の議事堂とかは見学できませんでした。僕はどちらかというと史跡としての議事堂見学を期待していたので拍子抜けでした。
ただし、展望台としては建物はユニークですし日本語の音声解説もありますし、それでいて入場無料というのはお得です。
入場チェックでは名前を確認されるので、パスポートの持参が必要です。

ベルリンを象徴するモニュメント。威風堂々という言葉がピッタリくるどっしりとした門。僕はてっきり門の下をくぐれると思っていたのに、その手前に柵があって近づけませんでした。徒歩なら完全な通行止めではなくて、ブランデンブルク門の横っちょから通行できるのですが、できれば真下を歩きたかった。
門は大通り(ウンターデンリンデン)の上に建っているのだけれど、今は門の付近を敷石の公園のようにして通りを封鎖し、車を排除していました。記念写真をとったりするには都合がいいですね。

ベルリンの壁の実物が見たくて訪れました。シュプレー川に沿って1km以上、壁が残されていて、数百枚の絵が残されいます。それは反戦のメッセージだったり、共産主義時代の弾圧に対する批判だったり、ただの落書き？だったりします。数が多いので丹念に端から端まで見ていたら疲れます。
最寄駅は壁の西側はSバーンのOstbahnhofで東側はS/UバーンのWarschauer Str.。有名なブレジネフとホーネッカーのキスの絵はワルシャワ駅の方が近いです。

東西冷戦時代に東ベルリンから西ベルリンへ逃れてきた人達の記録。車のトランクに隠れたり、川の中を潜ったり、様々な方法で脱出した人々の記録であるとともに、脱出に失敗し命を落とした人の記録でもあります。命をかけてまで彼らが手に入れたかったものは何だったのか。その強靭な意思目的を知りたくなります。
ここは東西冷戦時代に作られたもので、西側の宣伝機関としての役割があったと思われますが、ドイツが統一された今でも、十分にその存在価値があるように思います。

東西冷戦時代は西側(米英仏)と東側(ソ連)の兵が駐留しにらみ合っていましたが、今は米兵だけが駐留しているみたいです。緊迫感はなく、米兵が観光客とのツーショットにも応じていました。いまではここに兵が駐留する必要もないですし、この兵隊は本物？って思うほど、緊張感がありません。大通りを先に進むと冷戦時代の写真パネルの屋外展示もありましたので、あわせて観光されればいいと思います。

セルバンテスの家とありますが、文学(ドンキホーテ）に関する展示以外に当時の生活道具が展示されています。中庭がある形式のスペインの家が見学できます。特に目玉はありませんが、道具類にはちょっと興味が惹かれました。無料ですし、立ち寄ってもがっかりはしないと思います。
家の前にドンキホーテの像があって、観光客に人気の写真スポットになっていました。

外観は切り出した石を積み上げたようなシンプルな石造り。直線の連続であっさりとした立ち姿はエナレスの他の建物と調和がとれています。
中の様子もオーソドックス。これといった見所はありませんが、灼熱の町から堂内にはいると涼しくてほっとしました。
入場料1ユーロ。おっちゃんが堂内を歩き回って、観光客だと思ったら声をかけてきます。

カトリック大国スペインには豪華なカテドラルが各地にあるので、他と比較すると規模は小さい。ただ、祭壇やステンドグラスなどの装飾は、僕にはほどよいバランスに感じました。見学者も少なくて静かな時を過ごすことができました。2016年6月時点の入場料3ユーロ。まあ、こんなものでしょう。

クエンカの旧市街、川べりの道を歩いていくと崖っぷちに木組みの印象的な建物が見えてきます。どうしてこんな場所に建てちゃったんでしょうねえ。中吊りの家と呼ばれていますが、僕には吊られているイメージはないなあ。
中は美術館ですが…ここは崖下から、あるいは渓谷を渡る橋からそのビジュアルを楽しむのがいいです。歩きやすい靴を履いてください。

ハム博物館という名前ですが、地元の名産イベリコ豚に関する食肉の展示です。タッチパネルを使った展示などもあり、無料の博物館なのに、展示にお金かけてるなあって印象を持ちました。ビデオで田舎の集落で村中の人が総出で一頭の豚を犠牲にし、ソーセージを作ったり肉を焼いて分けあったりする様子が紹介されているものがよかったです。収穫の喜びにあふれた映像が人間が生きることの原点をあらためて見た気がしました。
モネステリオは田舎町なのでなかなか訪れる方は少ないでしょうが、機会があれば見学せれてもいいと思います。英語の音声ガイドあり。

サラマンカの旧市街にある建物。外壁に等間隔に貼り付けられた貝殻の装飾が個性的です。中は図書館と観光案内所があるだけです。
特になにがあるわけでもないですが、観光エリアにありますし入場無料なので、通りがかったら立ち寄られてもいいのでは。

その名の通りアールヌーボーとアールデコの装飾品が展示されています。ガラス製品、人形、家具、扇子、おもちゃなど、コーナーごとに設けられた展示は見ごたえがあります。エミールガレのランプシェードやルネラリックの昆虫をモチーフにした宝飾品が何点も展示され、まとまった規模で見学することができます。二人の作品が好きな方にはおすすめです。

新旧カテドラルっていうから、ふたつの建物が隣接しているのかと思っていました。実際には中でつながっていて、壁一枚越えたら新から旧カテドラルのエリアでした。
新カテドラルはゴシックの装飾いっぱい豪華な建物。一方の旧カテドラルは時代がくだる分豪華さに欠けるけれど時の経過による味があって、素朴さがいい。対比が楽しめます。
外のファザードの彫刻も見事です。

町の中心にある広場なので、観光中は何度となく足を踏み入れます。
昼間は飲食店のテラス席が幅をきかせていて、賑やかだけれどもヨーロッパのあちこちにある広場とそう変わらない印象でした。
一方、朝、テラス席がすべて片付けられ、人通りもなくなった広場は仕様が統一された建物に囲まれた美しさが際立っていました。

カセレスの中心的教会。スペインカトリックの教会は派手で装飾過多な建物が多いですが、こちらは全体に控えめですっきりとしています。メインの祭壇も木彫で茶色一色。金を一切排した潔いものです。とはいえ、彫刻はこまかくて見事なもの。ゴシックの教会を見慣れた目には新鮮で好ましくうつりました。堂内の他、塔にのぼることもできます。