walkingmanさんのクチコミ(58ページ)全1,392件

高野山の中心部、金剛峯寺の伽藍群のひとつ。金堂などは木製の黒いお堂ですが、根本大塔は朱塗り。お堂自体も大きいので、とても目立つ存在です。中の仏像は大きくていいお顔をされています。立体曼荼羅といって曼荼羅の絵に描かれた世界を仏像で表現しているとのことですが、解説を聞かないと素人にはわからないです。内部は撮影不可。

夜の奥の院を歩いてみました。外灯がほの暗く点っていて最低限の光量は確保されていますが、念の為に簡易ライトを持っていったほうがいいでしょう。
奥の院の奥にはいくつか伽藍がありますが、さすがに中には入れません。ただし弘法大師が入滅されたという御廟には近づくことができます。昼間は観光客が多くてざわつきますが、夜は人がいないから、心静かに向き合うことができました。
奥の院といえば杉木立に囲まれた戦国武将などのお墓を探すのが楽しみのひとつですが、暗くて確認することはできません。森も見えません。夜の奥の院はその意味では観光には不向きですね。

高野山町石道を何時間もかけて歩いて上がってきたら、いきなり目の前に朱色の大門が。やっと到着した～、、と感動しました。とにかく大きくて、圧倒的です。日本全国にたくさんの山門がありますが、ここは幅といい高さといい規模がすごい。門番の仁王様も大きく、近くで見ると迫力があります。

慈尊院の横の石段をあがると真っ赤な鳥居が。神仏習合があたりまえだった日本の神社って感じがします。境内地はあっさりさっぱり。本殿も派手さはありません。ですが由緒のある神社で世界遺産にも登録されているのだとか。
単体としては魅力に乏しいですが、慈尊院にお参りしたらすぐそばなので立ち寄ってもいいでしょう。

南海九度山駅から徒歩10分程、高野山の麓にある女人高野の寺。昔は高野山内に女性は入れず、ここに参拝したとか。お堂の配置がちょっと個性的です。参拝者が少なくて心落ち着いてお参りができました。
寺の奥にある石段が高野山町石道への入り口。石段の中程右側に最初の町石道(昔の距離ポスト)があります。

平原の中に忽然とあらわれた謎の石柱群というのを想像していました。確かにそういう雰囲気はあるのですが、いかんせん人が多い。ストーンサークルのまわりを人が取り囲んでという状態。様々なポーズでトリック写真をとる人々、ピクニックを楽しむ家族らもいて、神秘性は感じられません。とにかく人が多いです。ビジターセンターからストーンサークルまでバスで観光客をピストン輸送してくれるのですが、かなり待たされました。歩いたほうが早かったかも。
日本語のオーディオ解説がありますが、やや専門的すぎ。ビジターセンターの展示はよかったです。

貴族の屋敷をそのまま美術館にしたような建物。展示の中心は絵画ですが、家具や武具などの展示もあります。ロンドンにはナショナルギャラリーやビクトリアアルバートなど一級の美術品を見せてくれる博物館がたくさんありますが、広くて展示品が多すぎて見学するのに飽きるというか疲れてしまう。
その点、ウォレスコレクションはちょうどいい規模です。見学者もそれなりにいますが、混雑するというほどではなく、自分の好きな作品の前にじっと佇んでいても迷惑にならないのも良い点でしょうか。
中庭のカフェもいい感じです。

ここの人気展示は恐竜の化石。想像して復元された恐竜の模型の動きがとても精巧です。日本の福井県にも恐竜博物館がありますが、展示内容はいい勝負です(僕の中では日本語の解説がある分、福井を推しますが)。
恐竜以外にもくじら、鳥類、哺乳類…と様々な生物の剥製等の展示がありますが、多少古さを感じさせる展示内容ではあります。
生物の他には地球生成、つまり鉱物や陸地形成などの展示アリ。阪神大震災や東日本大震災の展示に現地の人が興味を持ってくれていたのはうれしかったです。阪神大震災の地震を再現したシュミレーターがあって、現地の人は揺れの大きさにキャーキャー言ってましたが、体験者の私としては“実際にはもっと激しく揺れたよー”と教えてあげたかったです。

ロンドンの教会といえばウエストミンスターとここでしょうか。とにかく大きくて立派。内部(内陣、地下納骨堂)は見ごたえがあります。内部も素敵ですがドームの上から見るロンドンの町がよかったです。町並みに統一感はないものの個性的なビルが次々に建設されていて、町の活気を感じました。日本語のオーディオガイドもよくできています。ただ入場料が高い。個人的には入場料分の価値はあったと思いますが。内部撮影不可です。

ロンドンで教会といえばまず名前のあがる建物。○○王の柩とか××の胸像とか、イギリスの歴史上の有名人にかかわるものがわんさかとあり、単純に、イギリス王家って伝統あるなあと感じます。石像があまりに増えすぎて、置き場所に困っているのではないかと思えるほどゴチャゴチャしてました。ヘンリー7世のチャペルはとても美しいです。
入場料が高いのと人が多いのがネックですが、宗教施設ではなく博物館に来たと思えば納得できます。
日本語のオーディオガイド付き。内部撮影不可です。

レトロな路面電車が数台展示されています。乗車することもできて、客席や運転席をすぐそばで見ることができます。年代による車内の違いを比べるのも興味深いです。車両以外には昔の切符や制服なども展示されています。無料でこれだけ楽しめれば満足です。

ヘルシンキから手軽にいける公園。野外博物館とありますが基本はウォーキングを楽しむところ。フィンランドらしい森や海岸沿いに続く小道を歩いて楽しみます。博物館と称していますが、散歩道を歩くだけなら無料。
ヘルシンキから手軽に楽しめる公園としてはスオメンリンナがありますが、こちらのほうが人が少なくてのんびりと散策できます。

ヘルシンキから簡単に渡れる島。現地の人は自転車ごとフェリーに乗っていました。確かに、歩くだけでなくサイクリングも楽しそうな島でした。観光スポットとしては城壁、大砲、船のドック、博物館などですが、それよりも緑の中を歩いたり海を眺めたりするのが楽しいです。フェリーでむかうというのもちょっと非日常の感覚で楽しいです。

ヘルシンキ中央駅やバスセンターにも近い広場の一角にオレンジ色の派手な木製の建物。外から見たら礼拝堂とは思えません。礼拝室は小ぶり。壁はやわらかな曲線を描く木製。天井からはやさしい光。他には何もない。退屈な人には退屈でしょうが、私は30分以上、ボケーと座っていました。小さい空間だから不思議と落ち着くことができました。ここはいいです。

ギリシャローマ風の列柱の上に東欧の香りを感じさせる丸屋根をのせた大聖堂。
中はシンプル。白一色で祭壇もメインのキリストの絵画がただひとつ目につく程度のもの。機能美が特徴の北欧デザインと共通するように思いました。でもあまりにあっさりしすぎていて僕にはちょっと物足りなかった。

丘の上に建つ正教系の立派な教会です。建物の規模自体も大きい。中に入ると正面におおきなイコン。素晴らしいです。建物が新しいのか、壁に描かれた模様もきれいです。正教系の教会はミサの形式が違うのか、カトリックやプロテスタントの教会のように祭壇の前に信者が座る席がないところがほとんど。だいたいは立ったままの見物をしいられます。が、ここは椅子が用意されていました。おかげでじっくりとイコンを拝見しようという気になりました。

デザインの国らしい、シンプルモダンな教会。内部に入った瞬間に『ここ好き』って感じました。
石の壁、木材の天井、太陽の光を取り入れるために大きくとられたガラスの壁。それでいて祭壇を中心とした部分は装飾を排し、自然を意識したとてもモダンな印象をうける教会。シンプルなので私のようにキリスト教の教義や聖書の内容をよく知らない者にもストレートに受け入れられるのではないでしょうか。
外に出て建物の裏側に回ると屋根の構造がわかって面白いです。

フィンランドはデザインの国でもあります。洗練された作品が展示されていましたが、なかでも多かったのが椅子の展示。フランスやデンマークなどヨーロッパあちこちのデザイン博物館に足を向けましたが、なぜか椅子の展示コーナーにスペースをさく所が多い。ここもそうでした。なぜ椅子なのでしょうか。ヘルシンキのデザイン美術館では動物型の椅子がイチ押しでした。
ビデオで椅子など強化プラスティック？製の製品の製造過程を紹介していて、ほかではあまり見られない展示内容で興味をひかれました。

ヨーロッパ最古の薬局のひとつだそうです。店内には昔の薬箱や調剤につかった天秤はかりなどが展示されています。販売カウンターも木製。でも、売られている薬は現代の薬です。昔風の面影があって、素敵な店構えです。
入場無料(というか、普通の薬局)なだけに観光客がひっきりなしにやってきますが、薬を買っていく客はほとんどいません。残念ながら入店者の数の割に売上はのびていないようです。

往時、ヨーロッパでも有数の高さを誇ったという塔が有名。塔に登るのにはわずかながら入場料が必要ですが、堂内に入るだけなら無料です。装飾は控えめでシンプルな内装。座席エリアは床までが木製でした。スピーカーがニョキニョキと目立つのは雰囲気が壊れてマイナスですね。