ぷーちゃんさんのクチコミ(170ページ)全14,872件

1631年に創建された、妙心寺にある46の塔頭のうちの一つで、北総門近くに建っています。妙心寺の参道を歩き始めた際に、天球院の山門から見えた庭がとてもきれいだったので、山門に近づき庭をのぞかせてもらいました。非公開の寺のため庭の中に入ることはできませんでしたが、山門から見た庭は地面には苔が生え、木々の一部は紅葉し、庭全体きれいに手入れされていて落ち着きが感じられました。塔頭にもかかわらず庭があまりに美しかったので、この後南総門に向かうまで、塔頭を一つ一つのぞかせてもらいました。

三条通沿いに建つ、1864年創業の老舗足袋屋さんです。近くに建つ煉瓦造りの洋風建築である中京郵便局や京都文化博物館を見た後で訪れたこともあり、とてもレトロで京都らしい歴史が感じられました。白足袋や紺足袋、友禅柄の足袋など、寺社や茶道、踊り関係のお客さんが多いようです。着物を着用しないので足袋は履きませんが、落ち着きある木造の外観にほっとする心地よさを感じました。

三条通を歩いていて見つけた赤煉瓦と白い隅石が対照的で重厚な、京都市登録有形文化財に指定された建物です。120年程前に建てられた建物で、昭和51年に改築されたものの、レンガの外壁と屋根は建設当時のものが保存されています。すぐ近くには、中京郵便局同様、赤煉瓦造りの京都文化博物館や北國銀行京都支店の建物も残っていて、重厚な洋風建築を間近で見ることができ、その姿に圧倒されました。

皆さんコメントされている通り、三条通地区がどこを指しているのかよくわかりませんが、三条通にはレンガ造りの重厚な中京郵便局や、旧日本銀行京都支店の建物を利用した文化博物館、三条通と烏丸通が交差する角には1906年に建てられた建物を復元した赤煉瓦と白い石のみずほ銀行、三条通と堺町通が交差する近くに建つ煉瓦とステンドグラスがはめ込まれたイノダコーヒー本店などの洋館が点在しています。レトロで歴史を感じる木造の建物も建っていて、散策していて面白いエリアだと思います。

京都市内を東西に走る通りです。四条通同様、広く交通量が多いイメージを持っていましたが、一方通行の狭い通りだったことに少し驚きました。通り沿いにはレンガ造りの重厚な中京郵便局や、旧日本銀行京都支店の建物を利用した文化博物館、趣ある歴史を感じる木造建築の分銅屋など、目を見張る建物が点在し、散策していて面白い通りです。

四条河原町交差点から30mほど、抹茶館・森半の店の前に小さな碑が立っています。土佐藩御用達の書林菊屋があったところで、土佐藩を脱藩した中岡慎太郎が身を寄せていた場所です。多くの人が行き交う四条河原町ですが、碑に目を向ける人はほとんど見られず、幕末の歴史を知るうえで貴重な碑であるにもかかわらず残念な気がしました。

鴨川に架かる四条大橋のたもとに建つ、登録有形文化財に指定されている、主に歌舞伎が演じられる劇場です。四条河原にあった七座の芝居小屋の中で、唯一現在まで営業している劇場です。度重なる改築を繰り返し、現在の大きな唐破風をつけた建物になったようで、京都になくてはならない劇場だと思います。京都を訪れた今回は歌舞伎を鑑賞することができず、建物の前を通り過ぎるだけでしたが、東京の歌舞伎座と共に、これからも日本の伝統文化を引き継いでいってほしいと感じました。

鴨川に架かる四条大橋のたもとに像と説明板が建っています。1603年に四条河原でかぶきをどりを披露、都人に喝采を浴び、現在の歌舞伎の基を作ったそうです。江戸時代に女歌舞伎が禁止になり、男が女形を演じるようになったため、その後の阿国の消息ははっきりしないようです。謎に包まれている人物のようですが、歌舞伎の基礎を作った人物であることは間違いないようで、像も歌舞伎が演じられる南座に向かって建っています。

京都を象徴する鴨川に架かる65mほどの橋です。祇園や八坂神社と飲食店が立ち並ぶ先斗町や四条河原を結んでいるため、いつ訪れても交通量や人通りが多くあります。橋のたもとには歌舞伎の源になった出雲阿国の像や、登録有形文化財に指定されている南座があります。橋からは鴨川の流れや川沿いに等間隔で座るカップルの姿も見られます。地元の人に交じり観光客も多く訪れる、京都で最も人通りが多い賑やかな橋です。

河原町沿いに建つアルモントホテル京都に1週間滞在し、毎日のように通りを歩いていました。京都駅前の八条通りと交わるあたりは店も少なく一般住宅が立ち並んでいますが、四条通近くになると、ブランド店や百貨店、飲食店が建ち並び、多くの人が行き交う賑やかな通りになります。交通量も多く京都市内の貴重な幹線道路と言えます。

木屋町通沿いを流れる、江戸時代に造られた10㎞程の運河です。川幅は狭いものの、当時は小舟が行き交い輸送路として利用されていました。現在は居酒屋やレストランが建ち並ぶ歓楽街で、味が良いレストランが多くあるため、京都を訪れた際にはたびたび立ち寄っています。幕末には数々の大立ち回りが繰り広げられたエリアで、川周辺には佐久間象山遭難之碑や池田屋騒動之址、桂小五郎寓居址などもあり、歴史散歩をするにのも面白いエリアです。

近鉄京都駅近くにあるレストランや土産物店が並ぶ商業施設です。京和食やおばんざい、蕎麦、中華料理、鰻、甘味などが味わえる食事処や、京都みやげや和雑貨、スーパー、コンビニ、カフェ、京漬物店などが並んでいます。個人的には京都みやげが揃っているハーベス京銘館や京料理が食べられるレストランをしばしば利用しています。京都駅の新幹線ホームから離れているので、比較的すいていてゆっくり土産物を選んだり、食事をしたりすることができるエリアです。

平安京の正門にあたる長さ33mほどの門で、980年に暴風で倒壊して以降再建されず、現在は九条通千本の児童公園内に存在したことを表す碑が建っているだけです。その羅城門を再建しようとする動きがあり、京都駅中央口前には実際の十分の一の大きさの復元された門が建っています。再建されるのを楽しみに待ちたいと思います。

桂川に架かる、京都を象徴する150mほどの欄干が木造の橋です。周辺には渡月橋同様、京都の景観を象徴する嵐山の竹林や、紅葉を眺められる嵐山公園、川下りが楽しめる保津川、京都五山の一つ・天龍寺などがあります。修学旅行生や観光客が橋をバックに写真を撮る姿も見られます。訪れた時は嵐山も紅葉が色づき始めたばかりでしたが、コロナが落ち着き始めたこともあり、橋周辺は多くの観光客で賑わっていました。

嵐山の竹林にたたずむ、こじんまりした野宮神社に建つ鳥居です。樹皮がついたままのクヌギを防腐加工した黒い鳥居で、日本最古の黒木鳥居との説明がありました。鳥居の両側には小柴垣が張めぐらされ、源氏物語を再現していました。触れた時のぬくもりが感じられる鳥居ですが、野宮神社が縁結びの神社ということで参拝することに心を奪われ、特別な鳥居に目を向ける参拝客は限られていたのが残念でした。

嵐山の竹林にたたずむ、こじんまりした野宮神社内に建つ小さな神社です。財運、芸事の神を祀る神社で、1772年の古文書にも記載されていることから野宮神社に再建されたようです。野宮神社が縁結びの神社ということで野宮神社を参拝することに心を奪われ、弁財天社を参拝する人はほとんど見られませんでした。

1339年、後醍醐天皇の菩提を弔うために足利尊氏が創建した、臨済宗の大本山です。室町時代には京都五山の一位という格式ある寺になり、現在も広い寺域に心落ち着く広々とした池泉回遊式庭園を維持しています。池の周囲には緑豊かな遊歩道もあり、訪れた時は一部の木々が色づき始めていました。今でも格式を重んじている寺らしく、本堂の拝観料の他に、庭園参拝料、さらに法堂の天井に描かれた雲龍図を拝観するための特別参拝料と、拝観料が高い寺でもあります。

四条通と坊城通が交わる交差点角に建つ神社です。説明板によると、869年、疫病が流行った際に神霊を勧請し鎮疫祭を行い、その時の神輿を梛の中に祀ったことが神社の始まりという神社です。その後、神霊を八坂神社に送ったことから祇園祭が始まったとのことで、元祇園社と呼ばれています。隣には梛神社同様、厄除けの神を祀る隼神社が建っています。隣り合う二つの神社は境内も狭く大きくはありませんが、歴史も古く由緒ある神社であることを知りました。何気なく建つ神社でも、歴史と由緒ある神社が京都には多くあることに驚かされます。

新選組で知られる壬生寺のすぐ近く、新選組が宿泊所としていた八木邸が、子孫の方が営む和菓子店・鶴屋の離れに、新選組発祥の地として残っています。建物内には内部の粛正により4名が斬殺された際の刀傷が鴨居に残っていて、当時のすさまじい出来事を目の当たりにすることができます。周辺には新選組隊士の名が刻まれた墓石が並ぶ光縁寺や、非公開ながら新撰組ゆかりの旧前川邸なども建っていて、新選組を偲ぶことができます。

992年創建、壬生狂言と新選組で知られる寺です。境内はかつて新選組隊士の武芸や大砲の訓練に使用されていた歴史があり、近くには屯所跡も残っています。境内の一画にある壬生塚には、近藤勇の胸像や新選組隊士慰霊塔、顕彰碑、新選組の活躍を忠実に表した歌謡曲の歌詞が刻まれた歌碑も建っています。歴史資料室では壬生寺の歴史がわかる資料や新選組に関わる展示を見ることができ、新選組ファンには必見の寺だと思います。本堂横には、千体の石仏が安置された仏塔も建っていて、パコダを模した珍しい形に目を奪われました。