ぷーちゃんさんのクチコミ(174ページ)全14,872件

喜多院の西側にある大きな病院の向かいにある黒漆喰の店です。元祖芋うどん・そうめんの製麺所で併設しているむかし館に歴史資料が展示されているとのことで訪れてみました。しかし、シャッターが閉まっていました。店の角の植え込みの中に喜多院西外堀の址の石柱がありました。シャッターに川越市のポスターが貼ってありましたが、店についての貼り紙がなかったので現在の様子を知ることはできませんでした。外観だけでも趣がありますが、開店していなければ寄らなくてもいいと思います。

メトロ丸ノ内線・新大塚駅から2分ほど、フランス文学研究の草分けだった鈴木信太郎先生の住居が記念館としてオープンしています。大谷石の塀に囲まれた敷地には、鉄筋コンクリートの書斎と建築制限令下で建てられた茶の間、先生の実家から移築した座敷が建っています。とりわけ広々としたステンドグラスがはめ込まれた書斎は、床から天井まで書棚になっていて、先生が所有していた蔵書がぎっしり並んでいて圧倒されました。まさに文学者の書斎といった雰囲気が感じられました。

喜多院の南にあります。徳川家康の遺骸を久能山から日光へ移葬する間に、喜多院に四日間逗留して供養したので、１６３３年に天海上人が喜多院の境内に創建しました。日光、久能山と共に三大東照宮と言われていると説明板に記されています。赤い随身門の５０ｍ先に石鳥居があり、石階段を上がったところに拝殿、本殿があります。拝殿前の境内に柵があり柵越しに拝殿や両脇に立ち並ぶ石燈籠を見ました。柵に三つ葉葵の紋がありました。以前訪れた時は拝殿まで行けましたが、現在は遠くから見るだけになり、拝殿のみごとな彫り物をじっくり見ることができず残念です。

喜多院山門前の手入れされている植え込みの中に、石鳥居と小さなお社があります。喜多院と共に８３０年に創建されました。天台宗修験道の霊場の白山より、守護神として白山の神仏の分霊を祀ったと説明板に記されています。大きな自然石がお社を囲んでいて、隣に天海大僧正像があります。数年前に訪れた白山平泉寺と、修験道として栄えていた歴史を思い出しました。小さなお社に長い歴史と縁起があることに気づきました。

川越駅東口から１２００ｍほどの長い商店街です。本川越駅からも近くて、人通りが多く、活気ある商店街です。飲食店、服飾店、居酒屋、丸広百貨店、ホテル、産業観光館などが通りに面しています。川越散策で午前と午後に通りました。地元の人たちや周辺の高校生たちや観光客が利用する商店街です。様々な店があるので何でも揃う感じでした。横道に入ると静かになり、川越クレアモールのにぎわいとの差に驚きました。

喜多院の北側に不動明王を本尊とする真言宗寺院、成田山川越別院が建っています。木造瓦屋根の本堂で護摩祈祷が行われていました。本堂の右脇に亀の池があり、縁結七福弁財天が祀られているお堂や水子地蔵が祀られています。境内の福寿殿に川越七福神の恵比寿天が祀られています。開山堂に開祖石川照温上人の像が安置されています。失明から回復した上人にあやかり、眼病平癒、視力回復を祈願するめの字が書かれた絵馬が扉にたくさん納められていました。篤く信仰されている成田山川越別院です。喜多院と共に訪れることをおすすめします。

成田山川越別院から２分ほど北に歩いた住宅街にあります。石鳥居のそばの境内に、ブランコ、すべり台、砂場がある児童遊園の浮島公園があります。鳥居から５０ｍほどのところに濁った池があり、コンクリートの太鼓橋を渡ると瓦屋根木造の社殿です。安産・子育ての神として信仰されていると説明板に記されていました。境内はイチョウや桜の木々が茂っています。訪れた平日午後、公園や境内に人はいなくて静かな境内でした。

成田山川越別院から３分ほど北に歩いて行った住宅街にあります。広い敷地内に平屋、井戸、小さなお社があります。説明板があるので永島家住宅とわかりましたが、なければ廃屋だと思いました。塀のすき間から家屋の様子を見ることができます。武家屋敷の様子を残す屋敷だと説明板に記されていました。説明板の文章が難しかったです。

川越市役所の前の通りを東へ２００mほど歩いたところに冠木門があります。その奥に堀跡が保存されています。川越城中ノ門堀の役割についての説明と、１５・１６世紀に川越城が攻め落とされた歴史、江戸時代に江戸城の北の守りだったこと、川越藩主の松平信綱が改修したことなどの説明があります。説明の通り、法面の角度が違うことがよくわかりました。保存を望む市民の声により、市が整備したことも書いてありました。開発が進む現在、遺構の保存について考えさせられました。

川越市役所の敷地内、市役所前交差点の角の植え込みの中にあります。台座に太田道灌の銅像を建てた経緯が記されています。１４５７年に太田氏が川越城を築き、江戸城も築いたこと、明治以降も埼玉県第一の都府となったこと、新市庁舎建築にあたり川越市開府の始祖とする太田道灌の銅像を建てたことなどが記されていました。太田道灌と少女山吹との会話を思い出させる像です。川越市の未来を見守るように立っています。

川越駅前から北へのびる商店街クレアモールにあります。本川越駅に近い場所です。みやげ処の明治蔵、まかない処の大正蔵、ききざけ処の昭和蔵、つどい処の展示蔵の４棟でできています。明治蔵には芋を使った菓子や食品、手工芸品、様々な食品、酒造直売店などが入っています。大正蔵は社会科見学の中学生たちの昼食で貸切になっていました。昭和蔵に、メダルを購入して小さな紙コップで酒の飲み比べができる販売機が並んでいました。川越散策の終わりに再び寄り、スイートポテトや日持ちする芋の菓子を手土産に買って帰りました。

川越市役所から東へ６００mほどのところにあります。隣の川越市立博物館との共通券で入りました。地下の展示室で動物大集合のテーマで作品が展示されていました。大理石で造られた想像の生き物の像や、カエルの像や、版画が印象に残りました。１階展示室で相原求一朗展が開催されていました。寒々とした冬の風景の寒色に色の豊かさを感じました。市民ギャラリーで開かれている書道展は訪れる人でにぎわっていました。

川越市役所から東へ６５０mほどのところにあります。手前の川越市立美術館との共通券で入りました。最初に奥の展示室の埼玉県名刀展を見ました。日本刀の歴史や外装を知ることができました。常設展示室に、古代からの現代までの川越の歴史や、街の様子などが展示されていました。蔵造りの工程がわかり易く、実際に展示されていて、藏造りの町並みを歩くのに参考になりました。黒漆喰の下はどうなっているのか知りたかったので興味深かったです。川越散策の始めに寄るのが好ましいですが、駅から離れているので町並みを見てから最後に寄って、駅へバスで戻るのもいいかもしれません。

川越駅・本川越駅の東を通る交通量の多い県道の松江町交差点から北へ２５０ｍほどのところに建つ日本聖公会川越キリスト教会です。現在の礼拝堂は１９２１年に再建され、塀と共にレンガ造りです。国指定登録有形文化財です。離れていますが、幼稚園が併設されています。明るい色のレンガが特徴の築１００年の建物は見ごたえあります。ツタが入口の上に絡まり年代を感じさせます。外観のみの見学ですが、川越散策に寄ることをおすすめします。

西武新宿線・本川越駅に直結している商業施設です。1階に観光案内所があり立ち寄った際に、施設内を歩いてみました。地下にはスーパーがあり、1階から3階には無印食品やカフェ、ベーカリー、衣料品店、土産物店、レストラン、100円ショップなどが入り、4.5階には歯科や書店、スポーツクラブ、ヨガ教室などが造られています。駅利用者にとっては、ちょっとした用事を済ませることができ、便利な商業施設だと思いました。

観光にも力を入れている川越の、西武新宿線・本川越駅に直結している商業施設ペペ1階にある観光案内所です。川越散策の詳しい地図はもちろん、資料館や食事処のパンフレットなども揃っています。数は少ないですが、川越の街を描いた絵ハガキや川越まつりの山車ピン、キャラクターのぬいぐるみなども販売しています。10時から開いていますが、もう少し早くから開いていると観光客には嬉しいと思いました。

川越を訪れる多くの観光客が立ち寄るエリアです。昭和の初めには70店舗ほどあった横丁ですが、現在は20店舗ほどが軒を連ね、昔懐かしの麩菓子やニッキ飴、ベーゴマ、カルメ焼き、芋スティック、団子、煎餅、漬物などを売っています。校外学習で訪れる中学生や子供へのお土産に駄菓子を購入するシニア、若者でいつもにぎわっています。シニアも懐かしく感じる、立ち寄るには面白いエリアだと思います。

毘沙門天を祀る妙善寺、寿老人を祀る天然寺、大黒天を祀る喜多院、恵比須天を祀る成田山、福禄寿神を祀る蓮馨寺、布袋尊を祀る見立寺、弁財天を祀る妙昌寺からなる川越七福神です。七つの寺にはそれぞれ水琴窟が造られていて、水を落とすと心地よい音色が聞こえます。寺によっては特定の日でなくても七福神を参拝することができます。七寺巡るとおよそ7㎞程になりますが、私は楽をしてレンタサイクルで周ったのでご利益はないかもしれません。

仲町商店街と大正浪漫夢通りが交差する角に建つ重厚な建物です。1928年に羽州銀行の支店として建てられた建物で、太く円柱の形をしたドリス様式の柱が特徴です。黒漆喰の蔵造りが多く残る川越で、洋風の建物は建設当時珍しがられたのではないかと思います。登録有形文化財にも指定されていて、通りかかる多くの人がシャッターを切っていました。

蔵造りの町並み周辺の混雑を避け、藏の家が建ち並ぶ仲町商店街を散策している途中で訪れました。老舗の和菓子店・亀屋が経営する美術館で、川越出身の日本画の先駆者・橋本雅邦画伯の絵画や屏風絵、掛軸絵などを中心に、工芸品や古文書、美術品などが展示されています。美術館から300mほど離れたところには、同じ亀屋主人の隠居所として建てられた山崎家別邸と庭園も保存されています。亀屋の繁栄の裏には、先祖の方たちの努力があることを再認識しました。