ウェンディさんのクチコミ(14ページ)全2,269件

女満別の朝日ヶ丘公園のすぐそばには、黒澤明のオムニバス映画である“夢”の中の一話である“鴉”に出てくるシーンを撮影した麦畑があり、通称；麦畑の丘と呼ばれ、黒沢はこの麦畑をゴッホの心象風景としてフランスの田舎のオーヴェール地方と重ね合わせたそうです。

麦畑の雰囲気は映画のシーンと似ているとのことで（私自身は映画は見ていないので相棒の意見ですが…）、黒沢映画の好きな方におすすめのスポットです。

2021年7月下旬に小清水原生花園を訪れましたが、期待していた初夏の花たちは殆どが終わりかけていました。
今年の北海道は例年いないほど暑い日が続いているので、花の最盛期も短かったようです。
また　PM2.5の影響で空がかすみ、遠くの山がかすんで見える日も多く、北海道らしからぬ気候が続いています。

天に続く道は、車で走っていて気付かずに通り過ぎれば、ただの道。
でも、道が貫く丘の上で振り返ると、そこにあるのは、丘陵地帯の起伏をいくつも通り空の彼方へと続くかのような1本道。
広大な北海道ならではの絶景です。

北海道で乗馬をしたくて、見つけたのがむつ牧場。
外乗Bコース【120分コース】森や草原をトレッキング（中級～上級）に参加しました。
久しぶりの乗馬ということで、背が低く乗りやすい道産子の“ダイちゃん”と“カマちゃん”に乗せてもらいました。
騎乗前に、まずはブラッシングをして鐙、鞍、はみ等を嵌めるところから飼育員の方と一緒に行います。そして、馬場内を数周歩く練習をしたらいざ外乗へ。
基本は牧場の敷地内ですが、途中で国有林（防霧林）の中を歩いたり、廃線となった標津線の線路跡を歩き鉄道遺跡の鉄橋を見に行ったりしました。
今回は私の“走りたい”の希望を取り入れてもらい、草刈りの終わった牧草地で早駆けや駈歩（かけあし）も楽しみました。
鞍の取り付けから、乗馬が終わってからのご褒美のバナナをあげるまで、道産子たちとの密な時間を過ごせ、幸せなひとときでした。
乗馬トレッキングといっても日本の場合は歩くだけ･･･の場合が多いですが、海外で馬に乗るときのような楽しみ方ができるむつ牧場。
初心者の方にも経験者の方にも☆5個でおすすめです。

夏に利用する際のアドバイスですが、気温の高い時間帯は虻（あぶ）が出るので、できるだけ朝一番の涼しい時間帯での予約がよいかもしれません。
また、女性の方は事前にトイレを済ませてから向かう方がおすすめ。牧場のお手洗いは仮設式のトイレとなります。

ちなみに、むつ牧場は動物研究家のムツゴロウさんが主となる牧場で、トレッキングルートの途中にはムツゴロウさんのご自宅もありました。

ウトロでのランチを荒磯料理 くまのや　でいただきました。
荒磯定食（刺身定食）が一押しとのことで、こちらをお願いしましたが、その言葉に偽りなしで、丸々1匹分のツブ貝にホタテ、タコ、ソイにバフンウニは、とても美味しかったです。

“ソイ”は白身の魚で本州のスーパーでは見かけることのない魚で、鯛の漁獲量の少ない北海道では鯛の代替品として食され、別名を“北海道の鯛”といわれていいます。
ソイを食べた感想としては、鯛と比べるとコリコリの食感は少し劣ってはいますが淡泊な白身の中に旨味がある感じで、好みは人により分かれる魚かと思います。

ウトロの道の駅の中にあるカフェ・カウベリーでは知床限定のコケモモのソフトクリームを販売しています。
ご当地物のソフトクリームは人工香料のきついものが多いですが、こちらは比較的自然の雰囲気を残している感じがしました。
でも、コケモモだけだと少し香料が強すぎるので、バニラとコケモモのミックス・ソフトクリームがお勧めです。

知床自然センターはウトロ側のビジターセンターですが併設のショップもお勧めで、特に知床限定デザインのナルゲン水筒の種類が知床のどこのショップよりも豊富でした。
ナルゲンのOTF水筒はノーマルデザインでも2000円以上しますが、それがヒグマの描かれた知床限定デザインで2640円ならば、かなり買いだと思います。

タイムズカー女満別空港前店は空港駐車場の道路を挟んだ向かい側にレンタルオフィスがあります。空港の到着ロビー・カウンターで受け付けをしたあとに、送迎車でレンタルオフィスに向かいますが、車が到着するまで時間がかかるので、早く車に乗りたいならば、歩いてオフィスに行くのがお勧めです。

スタッフの接客もよく、気持ちよく利用できました。

知床のウトロにある宿；世界自然遺産の宿 しれとこ村 つくだ荘を2021年7月に利用しました。

2021年の知床は、宿の予約が非常に取りにくい年でした。
コロナ禍ということもあり多くの民宿が休業し、営業しているのは比較的大規模の旅館やホテルがほとんどで、大手のホテルでも6月に入ってから休業が決定するところもあり、私たちも旅の1か月前に急遽、宿を探す羽目にもなりました。

そんな中で、しれとこ村つくだ荘は、比較的リーズナブルな宿泊代金で利用できる宿で、食事も美味しく（特にメンメの煮つけが美味しい）、更に温泉付き。
夕食に毛ガニを一人1杯つけて、一泊二食で37400円/二人と知床にしては比較的リーズナブルな利用料金でした。

温泉 “熊の湯”のお湯は赤みがかった濁り湯で美人の湯とも呼ばれ、少しトロミのある気持ちの良いお湯でした。

難点があるとすれば、客室にエアコンがなく、日中の気温が30度を超える日が多い2021年のウトロでは、夜が少し寝づらかったです。
また周囲の自然が豊かで、夜になるとどこから出てくるのか、様々な昆虫たちが部屋に乱入してきて大騒ぎ。
部屋には殺虫剤と虫捕獲用のガムテープがありますが、なかなか女性には難しい…かもしれません。

カムイワッカ湯の滝があるのは、ウトロから知床岬へ向かう道路の最終地点（許可証を持たない観光客が行ける最終地点）で、知床五湖よりも更に奥まった場所、硫黄山の麓になります。

カムイワッカ湯の滝は硫黄山から湧き出す温泉水が流れる日本では珍しい熱い温泉水が流れる温泉滝で、その滝を登るという楽しいアクティビティができる場所です。
滝登りですので、登る場岩には苔が生えていたり、温泉成分が付着したい滑りやすい岩で、更に岩の上を温泉水が勢いよく流れ落ちます。

渓流シューズなど専用シューズを持っていれば簡単ですが、ビーチサンダルなどでは足元が滑ってしまい危険です（ビーチサンダルは禁止されています）。
とはいえ、旅に沢や滝登り専用の靴を持って行くのはめんどくさいですよね。

そんな時に便利なのが、知床自然センターなどで販売している“知床カムイワッカの足袋”（1100円/1足）。
ソックス1足に1100円は高いように思えますが、ソックスの足裏には滝登りで滑らないように滑り止めが付けられていて、コレさえ履けば、ツルツルの岩の上だって平気で歩けてしまいます。
“知床カムイワッカの足袋”の1セットにはタオル1枚+大きなビニル製の巾着袋が付属しているので、滝遊びの後に足を拭いたり、濡れた衣類やソックスの収納にも便利です。

カムイワッカ湯の滝の滝遊びで、1点注意したいことは、皮膚の弱い方。

滝の温泉水はかなり強く、群馬の草津の湯に匹敵するピリピリ加減で、アトピー体質の私は滝を流れる水に足を入れた瞬間から足のあちこちに針で刺すような痛みを感じました。
夜に宿で見たら、傷があった部分が腫れて熱を持っていたので、肌が弱い方は十分に注意をして滝で遊んでください。
滝の近くに真水はないので、ペットボトルに水道水などを汲んでいき、滝で遊んだ後は真水で皮膚をしっかり洗浄することをお勧めします。

日本の滝100景にも選ばれているオシンコシンの滝の落差は50ｍ。

滝の前にある展望台に立つと、跳ね返る滝のしずくが天然のミストシャワーみたいで夏は気持ち良いです。

でも、オシンコシンの滝がかっこよく見えるのは、展望台の一番上ではなく中腹から。

中腹からは、横広がりに分岐したその姿全体が眺められ、写真に撮ったときに迫力のある姿となります。

2021年7月に、朝一番の羽田発国内線を利用する時に宿泊しました。

開業してからそれほど経っていないので内装も綺麗で、蒲田駅の羽田空港行きのシャトルバス乗り場にも徒歩5分強と近い便利なホテルです。

客室の浴室ははシャワーブースのみですが、そこそこの広さがあり窮屈さは感じません。

浴槽は大浴場を利用となっていますが、新型コロナ禍ということもあり大浴場は利用しませんでした。

宿泊料金もツインで4800円とそれほど高くなく、羽田発の早朝便利用時にはお勧めです。

6月末に会津若松郊外の荒井農園でサクランボ狩りを楽しみました。

会津若松近郊には多くのサクランボ農園がありますが、こちらを選んだ理由は45分間というその長さ。
ほかの農園では制限時間30分ですが、サクランボは脚立に登ってとることも多いので、滞在できる時間は長いほうがよいですよね。

実際、45分はあっという間でしたが、さすがに45分あるとお腹が膨れるほどのサクランボを食べることができました。
サクランボの種類はサトウニシキがメインで、農園内は自由に木を選べるので混み合うこともなく快適にサクランボ狩りを楽しめました。

私たちはじゃらんのクーポン利用で1200円（普通は1500円）での利用となりました。
フォートラベルでも施設の割引クーポン等があるといいですね。

裏磐梯のペンション街の中にあるカフェ；ヒロのお菓子屋さん、五色沼や周囲の自然のトレッキングのお供にお勧めです。
私達はキスゲの咲く雄国沼を早朝から歩き、11時ころからのランチ利用でした。
ランチの品数は多くはありません。でも、地元の産物をうまく利用したお料理は美味しい♪く、ランチ（800-1000円）、ケーキセット（600円）程度で満足らランチタイムとなりました。

テイクアウトのレモンケーキもおすすめ♪です。

参考までに私たちが利用した時の料金を載せておきます。
ヒロ特製のチキンカレー：880円、
会津味噌のボロネーゼ：900円、
タンドーリチキンサンド：730円、
ケーキセット（花豆モンブラン＆コーヒー）：1200円（600円×2）、
お持ち帰りレモンケーキ：720円　　

ペンションとしての営業は、お休み中だそうです。　

寛政8年（1796年）に建築された、世界にただ一つの構造物と言われるさざえ堂は、ダビンチが考案した二重らせん階段の建築様式を応用した、現存する唯一の木造建造物とされていて、その構造は世界広しと言えども、会津若松の飯盛山でしか見ることのない造りとなっています。

サザエ堂を横から眺めると、その屋根面は地面に対し平行でもなく、更に1層1層の屋根のラインも平行線を描きません。
また、お堂の反対側から眺めても同じで、その建築の様子はまるで巻貝の貝殻の様であり、その特殊な外観から“さざえ堂”と名付けられてたそうです。
その昔はお堂の中心部に西国三十三観音像を祀り、お堂を上り下りすることで巡礼したことと同じ意味を持たせたそうですが、現在は観音像はなく、明治時代の政治的な配慮により、皇朝24紀の道徳的なお話を描いた額絵に置き換えられたとのこと。

さざえ堂の美しい建築美に感動すると同時に、皇朝24紀が道徳的ですかねえ？と少し考えてしまいました。　　

町の駅；下郷町物産館は農作物やお菓子などの物産品を販売を主とする場所ですが、実はここ、手打ちそば工房の蕎麦が美味しい、隠れたそば処です。
販売は食券式で雰囲気は食堂ですが、ざるそばの味は800円のお値段以上。

ちょっと小腹が空いたときにおすすめです。

会津若松の飯盛山は白虎隊に所属する会津藩の藩士たちが、自刃した場所として知られています。

藩士と言っても白虎隊に所属していたのは16歳17歳のまだ子供と言ってもよい少年たち。
飯盛山へと非難してきた少年たちは会津若松の城下町から上がる炎や煙を見て、鶴ヶ城の天守閣が落ちたと思い込み、死を選んだといわれています。

武士道ってかっこよく聞こえますが、その教えの中には間違っている部分もあるのでは…と飯盛山に来るたびに考えさせられます。

会津若松の観光協会では、2021/5/1から会津若松で楽しむ「あさたび」のキャンペーンを実施していて、インスタで会津若松の朝旅を紹介する写真をアップし、所定のハッシュタグで投稿すると、観光案内所などで、かわいい赤べこマルチケースがもらえます。
詳細は↓です
https://www.aizukanko.com/news/339

会津若松にある薬草園の御薬園（おやくえん）のその歴史は古く、室町時代の中期にその起源をもつとされています。
実際に現在のような美しい日本庭園となったのは江戸時代とのことですが、歴代会津藩主の別荘だった庭園でもあり、池越しに見る茶室のある風景が美しいです。

この茶室ですがちょっとユニークな造りをしていて、茶室を池の真ん中に設置することで、スパイによる盗聴を気にすることもなく話をできることから、密談会場としても重宝されたそうで、なるほど！と思いました。
茶室には戊辰戦争の時の刀傷が残されていて、歴史を感じます。

夏の暑い時期は涼しい朝に訪れるのがお勧めです

小野川不動滝探勝路は小野川不動滝を含む軽い散策路で、苔むした不動尊への参道やかつてのトロッコの軌道敷跡などが探勝路となっています。
駐車場から歩いて800mほどで25ｍの落差を豪快に流れ落ちる小野川不動滝へとたどり着きますが、途中に急な140段の石階段があるので、サンダルではなくスニーカー等がお勧めです。

訪れたのが初夏でしたので、男鹿和雄さんが描くジブリの世界のような苔むした道と緑のトンネルを抜ける風が気持ちよかったですが、紅葉の時もその色合いが美しいそうです。