ケロケロマニアさんのクチコミ(93ページ)全12,309件

山形駅からは少し歩きますが、十分に徒歩圏内にある城址公園です。
山形城は、お城跡としての古の風情という意味では、少し物足りなさも感じますが、ここは広島城のような、”再生の機能美”を感じることが出来るという意味で、よりアートを眺める感覚で散策すると良いと思います。美しく再現された土塁や門の様子などを具に見ていくと、山形の方の郷土愛を強く感じることが出来ます。

見所は園内に点在していますが、色々と見て歩くと結構疲れますので、出来れば、レンタサイクルの利用をお勧めしたいです。また、鉄道マニアの方向けには、この城址公園のすぐ脇を線路が通じていますので、お堀越しに行き交う列車の様子などを撮影する楽しさがあると思います。（尚、特に被写体となりそうな隅櫓や天守閣などが車窓から拝める訳ではない城跡なので、やはりこのお城跡に関しては、実際に足を運んで楽しむべきでしょう。

今回は山形駅傍で安い宿を探していて見つけたのがこちらでした。某ポイントを980ポイント利用した上で、残りは現金2000円を支払ってシングルルームに宿泊しました。
お値段がお値段なので、贅沢は言えませんが、正直お部屋は広くないですし、施設もちょっと老朽化していますので、清潔感を求める方には向かない宿かもしれません。

ただ、昭和の風情を愛される方でしたら、昔はこういうビジネスホテルが普通だったよな、と、ノスタルジーに浸れる宿ともいえる風情ですので、お財布重視の懐古趣味の方には、積極的にお勧めしたい宿です。

因みにオーナーさんのお孫さんが、どうやら果たして無事開催されるかどうかわからないですが、2021年開催（予定）の東京五輪のボクシングの選手に選ばれたそうで、館内には応援する掲示などが色々と見られました。

下北半島を公共交通機関で旅する際、基本的には大湊線沿いを除いては下北交通などのバスを利用することになりますが、このバスはどこも運行本数が少なくて、結構不便に感じることが多いかと思います。そんな時、季節や天候によってはお勧めできるのがレンタサイクルで、下北半島の北部（斧の部分）の各市町村の登録施設間で乗り捨て利用もできるというのがとても便利です。

風間浦村の下風呂エリアで登録施設の一つとなっているのがこちらのホテルニュー下風呂で、私は大間町役場で借りて、こちらで乗り捨てましたが、レンタル料金も乗り捨て料金も無料で、お財布的にもとても助かりました。（因みに、下風呂ではもう一つ、三浦屋というホテルもレンタサイクル登録施設となっています。）

大間で自転車を借りる際、返却予定時刻を登録しましたが、その時刻にホテルの方が待機して下さっていたので、手続きも非常にスムーズで、安心して利用することが出来ました。

下北半島斧部を包括的に網羅しているレンタサイクルの詳細に関しては、しもきたチャリnaviのサイト

http://shimokita-cycle.com/

を御参照下さい。

1990年代に風間浦に住んでいた頃には全く見られなかったので、2000年代以降に整備されたと思われる下風呂の新しい名所です。大間鉄道の遺構は北通エリアの各所で探せば色々と見つけられますが、これだけ整備されている箇所は珍しいかなと思います。

ここには風間浦村が管理する足湯があって、日毎に色が変わるそうなので、行くタイミングによっては全く違った風情で楽しめそうなので、リピートして訪問されると良いでしょう。高台にありますので、下風呂漁港方面の展望が良いので、湯上りの散策なども気持ちが良いスポットです。

本州最北部の温泉街の一つとして、古くから文豪などにも愛されてきた下風呂温泉ですが、長年この温泉街の象徴的な公衆浴場として君臨してきた新湯・大湯という二つの公衆浴場が、施設の老朽化を理由に、三つの源泉を一つの建物に誘導して、新しい施設として生まれ変わることが決まりました。

本当は2020年夏に新施設がオープン予定でしたが、コロナ禍の影響で新施設の現時点における開業予定日は同年12月1日ということになっています。

勿論、こうした施設は老朽化で取り壊しになってしまう、という流れは不可避で仕方のないことだと思いますが、このあまり前例のない一つの施設で三つの源泉が同時に楽しめるという試みは楽しみでもあり、それでいて、以前の鄙びた風情の下風呂がすっかりと変わってしまうのではないかという不安もあり、今後、この温泉街からは暫く目が離せない状況が続くかと思われます。

下風呂温泉の温泉街に隣接するように海側に拡がる下風呂漁港の脇にあるのがこちらの施設で、観光客的には、風間浦村の新名物として20年以上前から不定期に開催されている”烏賊様レース”の会場として有名になっています。

今回は約20年ぶりの風間浦訪問で、当時始まったばかりの烏賊様レースの賑わいのことを思い出しつつ、まだレースが続けられていることに感動しましたが、実態はそう甘いものでもないようで、どうやら、最近はイカの恒常的な不漁によって、なかなか開催が困難になりつつあるそうです。

2020年7月に訪問しましたが、地元の方の話では、この年はようやく7月11日に第一回のレースが開催されたようで、今後もレースの開催に向けて準備はしていく、とのことでしたが、以前ほど順調には開催できなくなっているようで、今も完全予約制、しかも6名以上の団体さんでないと予約は受け付けられず、開催の保証も出来ない、という状況とのことです。レース観戦をご希望の方は、直前の状況などを必ず電話やHPなどで確認してからご訪問ください。

尚、レース非開催時も、レースコース（？）を見学することはいつでも可能ですし、顔出しパネルなども設置されていますので、風間浦訪問記念の撮影スポットとしてもお勧めできます。

下北半島の最北部、北海道を望む風間浦村は、基本的に海岸のすぐ近くまで山が迫っていて、平野部分が少ない村としても知られていますが、そんな中で、温泉地として有名な下風呂に関しては、広々とした漁港を配した脇にこちらの公園が設置されていて、観光客の方にとっても、ゆっくり過ごせる貴重なスポットとしてお勧めできます。

メインは何といっても、二見岩を御神体とする恵比須神社だと思いますが、これを囲む池の畔に沿って、二つの碑が設置されていますので、併せてご覧になってみて下さい。

一つは、函館上陸の際に立ち寄ったとされる新島襄の碑、こちらに関しては、函館にも氏の上陸記念碑が建っていますので、足跡を辿りつつ併せてご覧になると、より奥深い旅になるかなと思います。

もう一つは、井上靖の文学碑で、氏の代表作の一つ、「海峡」の一部分が石碑に刻まれているのですが、ちょっと読み辛いのが残念ですね。解説板も設置されておらず、これまた読み辛い石碑裏の解説文を、目を凝らして読まないといけないので、この辺は改善を要望したい点です。

大間港は、勿論有名なマグロが沢山運び込まれる漁港ですが、観光客視点からは、お祭りの開催時などに賑わいを見せます。近くには海の安全を祈願するための春日弁天神社もありますし、フェリー利用にて函館に向かう際、函館から到着された際等に、併せて寄られていくと良いでしょう。

最後に、大間にはもう少し南に、観光客が殆ど立ち入らない奥戸（おこっぺ）という集落があり、こちらにも漁港があります。大間の市街地と奥戸集落とを繋ぐエリアの海側では、原発の建設が続いていますが、福島の事故を経て工事が凍結した状態になっています。社会派の方は、両漁港を中心に展開されてきた戦いと買収の歴史などを学ばれてから現地を訪問されると、また味わい深い旅になるかなと思います。

いつまでも、平和で美しい大間の海が維持されることを願っておりますが…。

今回の湯沢観光は2020年7月の事でしたが、一番残念だったのは、湯沢市内には有名な酒蔵が幾つかあるのですが、それらがどこもコロナ禍の影響で、見学が制限されていたことです。

福小町という銘酒で知られるこちらの木村酒造さんも、2020年7月現在で、見学は一部の取引先の方やその連れの方などに限定されてしまっているようで、一般観光客は暫く見学は出来なくなっています。酒蔵見学目的で湯沢訪問を予定されている方は、コロナ禍が収束するまで待たれた方が良いかなと思います。

湯沢観光の際に訪問した武家屋敷街で、当地を管轄していた佐竹南家に従った武家の屋敷の並びを確認することが出来ます。ただ、県内では最も有名な武家屋敷街を有する角館のと比較すると、あそこまでは大きな武家屋敷もなく、一般開放しているような所も現状ではありませんので、現代の観光客視点からは、あまり期待して訪問しない方が賢明かもしれません。

ただ、黒塗りの塀が続く風景や、立派な武家の門などを見ながらそぞろ歩きをするには楽しいエリアかなと思います。

JR奥羽本線の湯沢駅から徒歩5分位の近距離にあって、観光客の方にも便利な立地ですので、湯沢観光においては必見スポットの一つだと思います。

議事堂として使用されていた建物としての気品が館内に溢れていますが、設計はドイツ人の方ということで、緻密に計算されて設置された構造など、スタッフの方が丁寧に解説して下さいますので、とても勉強になりました。（私が一番感動したのは、上下スライド方式のドア部分がそのまま柱の一部のような建物補強の構造に使われていることで、本当の意味での柱の設置が最小限に造られているために、特に２Fのオープンスペースが広々としたゆとりのレイアウトで感じられることでした。）

私の訪問時は、このオープンスペースを利用して、湯沢の夏を彩る絵どうろう祭りの美しい行灯が並べられていて、2020年の夏はコロナ禍によって祭り自体は中止になってしまったそうでしたが、ここで十分に祭りの雰囲気を楽しむことが出来て、とても良かったです。

入場も無料で、丁寧な解説もとても参考になりますので、是非足を運んでみて下さい。

湯沢市街地にある公園で、山を登るような形でそのまま湯沢城址まで続いている風情なので、湯沢城址公園として市民の方には親しまれている公園です。観光客的には、有名な名水百選の力水が脇にある公園として認知されておくと判りやすいかと思います。

その力水の上方に何やら木製の立て看板が設置されていて、何かなと思って読んでみると、どうやらここで発見されたケナシヤブデマリという貴重な植物であることを記したものでした。園内で休憩がてら、是非、こちらの立て看板にもご注目してみて下さい。

湯沢の市街地、現在は中央公園として整備されているエリアの上方に進むと残されている城址です。天守閣などの遺構は一切残されていませんが、情趣を味わうには良い城址だと思います。ただ、私は夏に訪問しましたが、一部、草に覆われて歩きやすい箇所もあり、虫も多いので、この季節に訪問される場合は、虫よけ対策などは必至です。

名古屋・栄の松坂屋本店B１Fにあるお寿司のお店です。巻き寿司からちらし寿司、おにぎり類など、色々なバリエーションの商品が販売されていますので、とにかくテイクアウトのお寿司をお探しの際には利便性の高いお店だと思います。今回は、詰合せとしての大阪寿司（734円）というのを購入してみましたが、あっさりとした酢飯をベースにした美味しいお寿司でした。

名古屋・栄にある松坂屋の北館１Fにあるパン屋さんです。色々なパンが販売されていて、どれも比較的リーズナブルなお値段で美味しいパンだと思います。今回は、バナナとココナッツが散りばめられたトロピカルなパン（183円）を購入してみましたが、爽やかな酸味と香ばしさが相まって、とても美味しいパンでした。

名鉄広見線の終着駅である御嵩駅からは徒歩1分の近距離にある古刹で、本堂は国の重要文化財になっているお寺でもあります。ただ、古い建物であるために老朽化が進んでいたため、数年前に本堂は大々的な解体修理に入っていて、2020年1月現在ではまだ工事が進行中の状態でした。

このお寺は明智光秀に仕えたことでも知られる地元の武将、可児才蔵の生誕地としても知られていて、2020年のNHK大河人気で盛り上がりを見せていました。

赤平は言わずと知れた炭鉱で栄えた町、ですが、その歴史を今に伝える銘菓を販売しているお店がこちらです。塊炭飴という名称で、文字通り、炭鉱の最盛期には”黒いダイヤ”と呼ばれた石炭を模したような形状の飴です。ニッキ味になっていて、昔ながらの素朴な味を堪能しながら、赤平の歴史に思いを馳せると良いでしょう。

今では日本有数の駅弁種類数を誇る仙台駅ですが、中でも有名なのがこちらの「こばやし」さんだと思います。仙台、といえば牛タンということで、やはり牛タン推しのメニューが目立つのですが、私のような貧民にとっては、1000円以上もする駅弁は余程のことがない限り買うことが出来ません。そんな理由で、値段から探して見つけたのがこちらのお弁当「宮城ロマン街道」です。お値段は850円ということで、今どきの駅弁としては安い部類に入ると思いますが、この駅弁の素晴らしいところは、そのレッテルにあります。本商品が開発された経緯として、まず使用されているお米の品種「ゆきむすび」のことが綴られていて、同じように寒冷地の農業に携わる者として色々な苦労に共感できる部分も多く、このお弁当を購入して少しでも県北・鳴子地域のコメ農家さんを応援出来て良かったな、と温かい気持ちになりました。

勿論、宮城県全体が、日本でも有数のコメどころのひとつでありますし、やはり、駅弁の主役は基本的にはお米にあると思います。昨今の豪奢な駅弁ばかりの現状にうんざり、という方には、是非お勧めしたい駅弁の一つです。

今回は、コロナ禍対策として実施されるGoToTravelキャンペーンが、宿泊施設に準ずる扱いの夜行フェリーでも対象になるとのことで、ほんまかいな、と半ば疑心暗鬼で仙台→名古屋間の太平洋フェリー「いしかり」に乗船してみました。

一応このキャンペーンの対象となるのが、フェリーの中でも”午後9時～午前3時を航行する夜行便であり、枕や毛布が用意されたフラットな空間で寝られる”準宿泊施設扱いとなるフェリー、ということで、日本でも有数のフェリー会社であるこちらなら大丈夫かな、と思いつつ、私のような貧民が普段利用している、二等雑魚寝部屋では対象外となりそうな可能性も危惧されたので、少し贅沢して、B寝台（雑魚寝部屋よりネット割で1700円程高い）を利用しました。

コロナ禍の中で、同社がどのような対応をしているのかも気になったのですが、まず、太平洋フェリーの一つの売りと言える船内イベント（ラウンジショー）や映画上映は中止されていましたし、ゲームコーナーやマッサージ機も使用禁止となっていて、事前に予想されたとはいえ、少し寂しい思いをしました。

ただ、一つ光明と言えたのは、コロナ禍が始まって以降、ずっと中止されていた船内バイキングが7月半ばに再開されたそうです。値段が高いので、私は利用しませんでしたが、富裕層の方は是非チャレンジしてみて下さい。尚、このバイキング運用に関してはまだ観きり発車の部分もあるようで、感染の拡大状況如何では、またいつ中止になるかは不透明とのお話で、取り敢えず見切り発車した現状でも、レストラン内でのマスク着用や、手袋も必要となるなど、かなり厳格に運用されているようですので、利用される方はそれなりの覚悟が必要かなと思います。

私は貧乏ですし、バイキングだとお財布以上の理由として、食べ過ぎてしまう危惧もありましたので、話のタネにどうするか悩んだ上で、結局止めてしまった分、朝食に、昨年からメニューとして販売されるようになったという、名古屋コーチンたまごかけご飯、というのをオーダーしてみましたが、これだと550円とリーズナブルですし、ワンプレートで提供されますので、感染のリスクもなく、しかも美味しいので、太平洋フェリーの伝統的な名物のカレーと共に、私が推奨したいメニュー（但し数量限定）です。

旅の流れとしては、仙台→名古屋便では、旅の序盤に姉妹船とのすれ違いの儀（単に眺めるだけ；実際は大きく手を振ったけど…）があり、これはまず見逃せないですね。その後は日の入り・日の出を眺める儀もあった筈なのですが、この日は生憎の天候で、どちらも見られなかったのが残念でした。B寝台は初めて利用しましたが、利用者は少なくて、ほぼ一部屋貸切（他に同部屋のお客さんは二人だけ）で、快適に過ごすことが出来ました。一応、余裕がある客室に関しては、ソーシャルディスタンシングには十分配慮されているようで、視線に入る範囲内に、他のお客さんはいらっしゃいませんでした。

古くから下風呂地区の公衆浴場として愛されてきた二つの浴場のうちの一つですが、当初は2020年7月に営業終了予定でした。ただ、新施設の工事がコロナ禍により遅延した影響で、これを記している時点では、まだ100日以上もこの伝統的な公衆浴場を楽しむ時間が残されていますので、是非多くの方にこの昔ながらの情趣満点の公衆浴場を最後に楽しんでいただきたいなと思います。