ケロケロマニアさんのクチコミ(559ページ)全12,309件

上磯やこの駅の界隈まで来ると、海岸のイメージよりももはや市街地のイメージの駅となります。実際、乗降する学生さんなども多いですし、活気のある風情の駅が続きますので、ローカルな風情は減少し始める駅といえます。混雑し始める駅ですので、座席への配慮をお忘れなく…。

函館山は市街地から見るのと、少し離れた場所から見るのとでは、ぜんぜん違った山という印象を受けますが、臥牛山と呼ばれるこの山の牛のような姿を味わうのなら、この駅付近がお勧めです。函館山ってこんなに横長だったのかと驚かされることでしょう。

函館～木古内間の風景は、意外と劇的に変化しますが、特にバリエーションに富んだ海の風景を楽しめるのがこの渡島当別駅界隈です。霧が多いエリアなので、天候に恵まれないことも多いかと思いますが、好天の際には、是非様々な角度からお気に入りの景色を探してみてください。

木古内駅前で咸臨丸のオブジェを確認された方も多いかと思いますが、よりリアルな咸臨丸に関しては、この駅の近くの公園に屋外展示されています。時間があれば、是非この町の歴史を語るのにははずせないこの船を是非拝みに出かけてみてください。

外観的には、隣の札苅駅と何となく似た風情の駅です。丁度この駅で数分の待ち合わせ時間があったので、駅舎の中を見に行きましたが、内部もなかなか温かみのある雰囲気が漂っていて、地元の方に大切に使われている駅だなあという好印象を抱くことの出来た駅でした。

木古内の隣駅ですが、ここは意外と新しい風情の駅舎でした。木古内で待ち合わせ時間が多いという乗り換え客も多いかと思いますが、場合によっては歩いたり函館バスを利用したりして、この駅を経由してみるのも面白い旅になるのではないでしょうか。

木古内町では誰もが知っている和スイーツのお店です。中でも伝統的に有名なのは孝行餅というもので、デザインや個数も色々なタイプが発売されていますので、お勧めを尋ねてみてください。私は取り敢えずその場で摘むため棒状の小さなサイズ（210円）をオーダーしました。孝行餅の名の由来なども記されていますので、お土産物としてもきっと珍重されるかと思います。

木古内駅前で焼きそばが有名な名店ですが、焼きそばで一人前700円は少々高いかなと思いました。また大盛りを勧められましたが、こちらだと1000円とのことで、庶民の金銭感覚だとちょっとお高くとまっているように感じられました。味はおいしいのですが、もう少し謙虚な接客を心掛けた方が良いように思いました。

江差のお土産としてまず第一に挙げられるのがこの五勝手屋本舗の羊羹です。シンプルなスイーツですが、形も角状のものから、円筒状のものまで色々と発売されていますので、用途に応じて選択すると良いでしょう。尚、味に関しては変わらないそうです。

江差の伝統ある町並みを歩くのも良いですが、この町ではやはりまず海の景観を楽しみたいものです。JR江差線の終点駅江差は、少し高台にありますので、この鴎島を眺めるのにとても良い展望台になります。また、その少し南、上ノ国駅寄りからは、少し遠方の鴎島の奥行きがある風景も楽しめますので、車窓から違いを味わいつつ旅するのも良いかと思います。

北海道の鉄道路線の中で、地理学的な観点でなく、盲腸線としての東西南北端を挙げるとすれば、稚内・根室・様似・江差、ということになるかと思いますが、それらの駅を改めて比較してみた場合、規模の大きな稚内・根室は勿論、様似と比較しても、こちらの江差が一番侘び寂びの感じられる最果ての風情を有しているように感じます。今回約15年ぶりにこの駅を訪れましたが、それ程変化はしていないように感じました。これだけの味わい深い駅は、これからも是非残存して欲しいものですが、江差線の命運はいかに…。

江差線は終点の江差が一番西に位置していると思われがちですが、実はこちらの駅の方が、経度的には微妙に西に位置していますので、瀬棚線が廃止になった後は北海道最西端の駅としての地位が転がり込んできました。江差線上で最も多くの駅を有する上ノ国町の印象が何となく薄いだけに、このことはもっと知られても良いように感じます。尚、この駅の向かい側には、かつての上り線ホームが寂しげに残されていますので、こちらも是非お見逃しなく…。

江差線上には３つの貨車改造型駅がありますが、ここのは、配色的には隣の桂岡駅とよく似た感じですが、スタンダードな横縞ではなく、斜めに配色されたイエローがちょっとおしゃれでした。江差線のこれより西には貨車改造型駅がありませんので、ここが道内で最も西に位置する貨車改造型駅となります。

宮越を過ぎ、この駅まで辿り着く頃には、付近の景観は川沿いの風景から、田畑が広がる農地へと変化してゆきます。ここの駅も江差線上で最も多くの駅を有する上ノ国町内に位置していますが、隣の中須田駅と同様、貨車改造型駅となっています。配色がよく似ているのですが、デザインに関しては、こちらの駅の方が標準的な印象でした。

湯ノ岱から宮越にかけての区間は、江差線上では吉堀～神明間に次ぐ駅間距離を有していますが、基本的に日本海に注ぐ天ノ川に沿って線路が続く区間ですので、渓谷美を楽しむのに良いエリアです。但し、それ程急勾配での川ではありませんし、意外と草本に景観を阻まれる区間も長いので、良い風景を写真に収めるのは結構大変かもしれません。

距離的に短い江差線上で、一番のハイライトといえる駅がこの湯ノ岱駅でしょう。江差線上で唯一ともいえる交換駅ですし、駅舎も新しい風情です。またここでは単線ならではのスタフ交換が見られますので、これを楽しみに訪れるマニアの方も多い駅かと思います。この風景がいつまでも続くことを切に願いたいものです。

江差線上で最も秘境度が高いのがこの神明駅ではないでしょうか。駅自体、隣の吉堀駅までは町境を越えて10キロ以上離れていることで知られていますが、ここは何より、道南エリアでは珍しく感じてしまう板張りホームを見逃すことが出来ないでしょう。駅舎というか、ホームに隣接する待合所も味わい深い建物で、何だか道北や道東に突然迷い込んだかのような錯覚に陥ってしまう駅だと思います。

江差線の木古内町域で最も山間部に位置するのがこの吉堀駅です。但し山間とは言っても、本当の山はこの駅を過ぎてから始まり、次の神明駅までは10キロ以上離れている、江差線上で最も駅間距離が長い区間になっています。駅自体は貨車改造型駅舎となっていますが、江差線上にこのタイプは少なく、この黄色を基調としたデザインは、結構インパクトが強くて印象に残る駅でした。

北海道新幹線の開通後、どうなってしまうのか心配な江差線ですが、木古内から分岐して最初にあるのがこの渡島鶴岡駅です。まだ木古内市街地からはさほど離れていない所に位置する駅ですが、既に江差線らしい侘び寂びのある風景が広がります。最近廃校となったばかりの鶴岡小学校などが、工事中の北海道新幹線を背景に、とてもシュールな景観を醸し出していました…。

この道の駅は、JR駅と隣接している、という意味で、道東の浜小清水などと似た風情の道の駅といえるかもしれませんが、観光客が多い浜小清水と比較すると、こちらはあくまでも地元の方向けの道の駅、という風情で、ひっそりとした印象が味わい深かったです。しかし驚いたのは、Wifi可能という表記を入口で発見したので、試しに繋いでみたところ、かなり快適にアクセスできました。バスの乗継時間がすぐだったので、ゆっくりとはネットサーフィンできませんでしたが、使い勝手は良い道の駅だと思います。