ケロケロマニアさんのクチコミ(448ページ)全12,309件

八重山博物館を訪問した後、近くにこちらの民俗資料館があるとのことで興味を抱いて足を運んでみたのですが、こちらは私有の資料館ということで、通常は一般公開していない雰囲気でした。連絡して空けてもらうようなシステムになっていましたが、その際の連絡先となるお店が閉まっていて、私は中を見ることが出来ずに、残念な気持ちになりました。観覧希望の方は、予め先方の都合などをご確認の上アクセスされると、確実に観覧できるかと思います。

八重山の歴史を考える上で、人頭税という悪しき過去の負の遺産を見つめることはとても大切な作業だと思いますが、それに関して、制度廃止百周年を記念した碑が、八重山博物館前にひっそりと建てられています。博物館内を見るお時間がない方でも、こちらの碑を見るだけなら短時間で済みますので、是非、楽しい八重山観光の中で少しでも負の歴史を理解しておくためにも、訪れておくべき場所の一つだと思います。

こちらの博物館は石垣の市街地にあるなかなか立派な博物館で、別項でご紹介した道路元標の創建当時の銅板プレートや、石垣のみならず周辺諸島も含めた、多岐にわたる見応えのある展示が魅力的で、200円という入館料はとても安く感じました。尚、特別展だけの入場の場合は、無料で入れますが、有料で入館すると博物館オリジナルの絵葉書も貰えますので、ここではお金をケチらずに有料入場されることをお勧め致します。

石垣島には本島と同様、沢山の御嶽がありますが、本島ではウタキと呼ばれているものが、八重山諸島ではオンと呼ばれています。こちらのオンは市街地にも近くて、観光客でも立ち寄り易い開放的な雰囲気でした。目印としてはすぐ近くに裁判所があり、空港からのバスではバスターミナルの二つ手前のバス停（裁判所前）で下車すると、歩いてすぐの距離ですので、最初に訪れるのに良い場所だと思います。

地元の方に勧められて訪れたのがこちらのショップで、定期的なショップ運営がされている産直としては日本最南端の店舗となるそうです。お値段も安くて、色々な珍しい農畜産物が並んでいて、同じ農産物でも生産者毎に商品が提供されていたりしますので、食べ比べも面白いかと思います。私はトマトやピーチパイン、島ねぎ、島豆腐、八重山そば＆スープなどを買い込み、相当買った気でいましたが、お値段的にはこれでも800円程度で、とてもお得感がありました。

竹富島でビーチや浜と言えば、どちらかと言えば西海岸のコンドイビーチやカイジ浜が有名だと思いますが、東海岸にひっそりと佇んでいるのがこちらのアイヤル浜です。海岸沿いに道が整備されていないため、この海岸までは集落の中心部から一本道で往復する必要があり、しかも距離が結構遠いので、歩くとかなり時間が掛かります（片道約30分）ので、レンタサイクル利用がおススメです。しかし、この不便さから、訪れる人が少ないので、浜ではとても静かな雰囲気で過ごすことが出来ました。地元の方の話では、東側にありますので、日の出の時間帯が最高にお勧めだとのことでした。尚、ここは遊泳禁止となっていますのでご注意下さい。

ここはちょっと観光地としてはあまり知られていない風情で、賑わいを見せる集落の中心部と比較すると、静寂の中にある感じでした。町の文化財に指定された旨の石碑が入口に建っていましたが、建築自体の詳細な解説板などが設置されていないのは残念に感じました。

竹富島で水道が整備されるまで、島民の貴重な水源として活躍した神聖な井戸がこちらの仲筋（ナージ）井戸です。石垣積みで囲まれた、なかなか立派な井戸ですので、遺跡的な価値も感じられる名所ですが、今でも産湯などで実際に使用されている井戸ですので、くれぐれも汚さぬようにご注意下さい。

竹富島の中心部にひっそりと佇む一つの民家、というような雰囲気の場所ですが、ここは絶世の美女として知られた安里屋クヤマが生まれた場所として、大切に保存されています。なごみの塔のすぐ近くにありますが、意外と目立たない雰囲気の中にあります。ただ、観光ツアーでは必ず巡るスポットのようで、時折大集団が押し寄せてきて興醒めな雰囲気になりますので、機を見て訪れることが重要なスポットだと思います。

竹富島といえば、グックと呼ばれる石垣に囲まれた家々の風景が外せないかと思いますが、島の集落のどこでもこの光景が簡単に見られますので、被写体として是非おススメしたい風景です。但し、観光客の増加でうんざりされている方も多いので、くれぐれもプライバシーを侵害するような撮影は控えるようにご注意下さい。

ここは竹富島集落が一望できる展望台として、景色は最高なのですが、如何せんとても小さな展望台ですので、行列ができることがありますので、出来れば混雑時間帯は避けた方が賢明です。尚、急な階段になっていますので、足が悪い方はちょっと登るのは控えた方が宜しいかと思います。ただ、健脚な方は行列が出来ているときに颯爽と登って颯爽と下れば、ちょっとした英雄になれる（？）ので、目立ちたがり屋の方は敢えて混雑時に訪問するのも楽しいかと思います（笑）。

ここは公園としての知名度は低いように感じますが、島内随一の展望台「なごみの塔」が立地していることで知られています。ただ、なごみの塔自体、一度に一人しか登れませんので、ここで行列ができていることがあって、ちょっと興醒めな感じがします。混雑時は公園の脇でひっそりと休憩しながら、列がなくなるのを待つ方が良いかと思います。

竹富島よりまだ南方に有人島がありますので、意外な気がしたのですが、一応こちらが日本最南端のお寺となるようで、お寺の入口にも誇らしげに最南端を示す表記がありました。ただ、お寺という割には本堂としての立ち位置が曖昧で、中が普通の民俗資料館のようになっていたのがちょっとユニークでした。

私は竹富島に訪問した際、そのまま港からレンタサイクル屋さんの送迎で集落の中心部に向かいましたので、こちらの訪問は島を去る直前となってしまいましたが、理想としてはこの施設で色々と島内に関する勉強が出来ますので、事前に立ち寄られた方が有意義だと思います。館内は無料で楽しめますし、映像展示やオーディオ設備で視覚的・聴覚的に島内の文化を堪能できる素敵な場所でした。

規模の小さな竹富島ですので、お土産物探しとなると少々大変な印象が否めませんでしたが、フェリーターミナル内にあるこちらのお店では、種類は少ないですが貴重な地元産のお土産品が売られていますので、フェリーの待ち時間などに立ち寄りたい所です。但し、お値段は少々高めかな、と感じました。

ここはフェリーターミナルに隣接した施設なので、フェリーの待ち合わせ時間などに利用すると良い場所かと思います。尚、ここをビジターセンターと勘違いされる方が時折おられるとのことでしたが、ビジターセンターはフェリーターミナルの建物とは別に向かい側に立地していますのでご注意下さい。

ここは種子取祭で有名な世持御嶽のすぐ横にある、簡単に言ってしまえば昔の狼煙台のような場所ですが、それだけに景色が良くて、知られざるビュースポットとしてお勧めの場所です。またこの建造物自体、下側、特に北側から見ると立派な姿が感じられますので、是非上からの景色だけに満足なさらずに、下部からも注目してみて下さい。

竹富島最大の行事といえるのが、五穀豊穣などを祈願する種子取祭りですが、その聖地となっているのがこちらの御嶽です。入口には重要無形民俗文化財に指定された旨の記念碑があったり、立派な拝殿があったりと、島内を代表する大規模な御嶽となっていました。その意味で、島内に沢山点在する”森林型”の御嶽とは全く異なる風情の場所でした。

このスポットに関しては、ちょっと複雑な印象を抱いてしまいました。と申しますのも、どうやら地元のコミュニティセンターのような雰囲気で維持されている施設のようで、私の訪問時も、地元の方が寄合で何やらお話をされていました。外壁には水牛車観光との軋轢を示す掲示が沢山掲げられていて、観光客として訪問しているわが身には少し辛い光景でした…。

こちらの施設は、中で機織り実演などを見ることが出来たり、竹富島や周辺の島々の民芸品が色々と並んでいて、民俗資料館のようなテイストで楽しむことが出来る施設となっていました。入場無料で、撮影は特に禁止されていませんでしたが、観光客にうんざりしている雰囲気が地元の方の中には感じられましたので、軽率な行動は慎むべきかなと思いました。