ケロケロマニアさんのクチコミ(388ページ)全12,309件

こちらの建造物は小樽が北のウォール街として栄えた昭和初期を代表する銀行建築の一つとして知られていますが、現在ではなんとレストランとして営業しています。正直、銀行建築（その後は一時期新聞社としても機能していました）がレストランに使用されるのはちょっと違和感が感じられますが、それだけ小樽には銀行由来の建造物が多いということの裏付けであって、ある意味小樽らしいといえるかもしれません。

こちらの商店は元々は新潟出身の川又氏から暖簾分けを受けて始まったお店で、後には川又商店と改名されています。ここも近くの旧塚本商店と同様、明治37年の大火にて焼失の後、防火構造が施されて再建された歴史的建造物として知られています。

越中屋という和風の名前を冠したホテルというのが、ちょっと異質な感じを受けるネーミングですが、ここは元々英国のガイドブックにも紹介されていたほど、小樽を代表する旅館としてその名を馳せていた所のようです。ただ、現在残されているこちらの建造物は昭和初期に建造された別館とのことで、外国人観光客を意識した欧風の建造物として、国際都市小樽らしい風情を感じられる所かと思います。

ここはその名の通り面白い写真が撮影できることを売りにして、観光客に人気を博していた小樽運河沿いの施設でしたが、残念ながらこの施設としての運用は2014年9月末をもって営業終了となってしまいました。ただ、ここは建物自体が高橋倉庫という歴史的建造物となっていて、元々は大豆倉庫として使用されていました。その風情は外観からも十分に楽しめますので、歴史巡りの一環として立ち寄るのには良い所だと思います。

明治以降の小樽の輝かしい歴史の中で、つい忘れられがちなのが明治37年に市街地で発生した大火で、この時に市街地の大半が焼失してしまいましたが、その後に発達した防火構造の建造物の代表として、見応えがあるのがこちらかと思います。尚、建物自体は大正時代の建築となっています。

こちらの倉庫建築は、運河公園のすぐ傍にあって、有名な旧日本郵船小樽支店などと一緒に巡られると良いかと思いますが、あちら程は有名ではなく、あまり観光地として認知もされていないような寂寥感溢れる風情が、特に冬にはぴったりかなと思わせてくれる建物です。尚、入口は閉鎖されていて、除雪もされていませんでしたので、内部の一般公開は通常は行われていない様子（冬季だけかもしれませんが）でした。

ここはその名の通り、中央バスのバス待機場が裏手にあって、同社の関連施設という印象がありますが、観光地としての側面からすると、どちらかと言えば運河ターミナルが歴史的建造物となっていて、その一角にバス会社の施設があると言った方が良いかもしれません。バス会社施設としてはすぐ隣にある小さなビルに注目されると良いかと思います。

小樽市街地の運河からはやや内陸に位置する、鉄筋コンクリート造りの歴史的建造物です。外装と正面玄関とで産地・種類の違う石材が使用されていて、そのコラボレーションも見応えがあります。尚、入口は閉鎖されていて、内部見学は通常は出来ないようでした。

小樽運河のいわゆる北運河エリアの景観の代表的建造物とも言えるのがこちらの建造物で、かなり大きな建物が寂しげな風情で残されているので、個人的には長崎の軍艦島をいつも思い出してしまうスポットです。ここを見学するのはやっぱり冬の風情が個人的にはお勧めです。

小樽運河に続く日銀通り沿いにある銀行建築の一つですが、この建物は結構大きい上に目の前の道路が結構交通量があって、全貌を写真に収めるのには結構苦労します。特に目の前の交差点上が冬季にはツルツル路面になっていることが多くて、写真撮影の際はスリップにも交通事故にも気を付けなければならないスポットです。冬季の撮影目的の方は、出来れば早朝の車通りが少ない時間帯がお勧めです。

ここは現在でも酒屋さんとして営業している歴史的建造物として知られていますが、中でも大正昭和の小樽の木造商店建築によく見られたという「せがい造り」を間近で見られるのがお勧めです。尚、田中酒造さんは小樽の地酒「宝川」の製造所である亀甲蔵も有名ですが、両者は全く別の場所にありますのでお間違えの無い様にご注意下さい。

小樽運河沿いにある、二つのアーチ型のデザインと上部の漢数字の七をモチーフにした屋号がとても印象に残るスタイリッシュなデザインの倉庫建築です。観光スポットとしては見所満載の小樽の中では地味な印象がありますが、ここは小樽市指定歴史的建造物の第1号としても知られていますので、そのプレートは是非記念撮影されておくと良いかと思います。

個人的には小樽運河の中でも一番好きなのがこちらのエリアですが、特に冬季は運河観光の中心が中央橋から浅草橋にかけてのエリアに集中していて、こちらと同じようなイメージで北運河に行かれると、ちょっと驚かれることもあるかと思います。除雪状況にも依りますが、運河沿いの遊歩道もこちらのエリアは細々としたけもの道のような踏み跡状になることも多いので、浅い靴などで雪を踏み抜いて、中が雪塗れになってしまわないように御注意下さい。

北海道の歴史的な都市として小樽と函館とはよく比較されますが、そんな両都市に共通してあるのが”船見坂”で、やはり船が望める坂というのは海運が盛んな町には大切だったのだろうなと感じさせてくれる場所です。小樽駅を出てすぐ左手に向かった所にありますが、いきなり１５％の標識が設置されていて驚かされます。冬季は車が難儀する坂としても知られていますので、路面状況に依っては、冬道に慣れていないドライバーの方は、冬季は立ち入らない方が無難です。

建築の好みは人それぞれかと思いますが、北のウォール街として知られた小樽市街地には多数の銀行建築が現存していて、多くが歴史的な価値の割には美的センスからするとちょっと物足りなさを感じるように思います。そんな中で個人的に銀行建築として日銀と共に好きなのがこちらの道銀の建物です。現在はワインショップの小樽バインとして運用されていますが、その外観はとてもお洒落で、ホテルか洋館のような風情になっていて、被写体としてもお勧めの銀行建築です。

旧日本郵船小樽支店の荘厳な建築が目の前にあることでも有名な公園で、オンシーズンはそれとなく漂ってくる海の風情を感じながら佇むのにとても良い所ですが、冬季は完全に雪に埋没していました。風が強いことの多い小樽ですので、海沿いは意外と飛ばされて積雪が少なかったりもするのですが、この公園は丁度運河奥の立地で、吹き溜まりのような風の流れになるためか、かなり豪快に積もっていて、冬季に立ち入ろうとすると相当なラッセルを強いられますのでご注意下さい。

観光拠点の一つとして館内が整備されていて、小樽を代表するスイーツ店「あまとう」のショップやカフェなども併設されていますので、ちょっと休憩するのにも良い場所ですが、意外と知られていないのが奥の方（より運河に近い側）にあるワインコーナーで、ここには葡萄の圧搾機がさりげなく展示されています。建物自体が歴史的建造物でもありますので、こうした展示を博物館感覚で楽しむのにも良いスポットです。

運河公園に寄り添うように威風堂々と建つ旧日本郵船小樽支店の脇に隠れて、とても地味な存在なのがこちらの建造物ですが、こちらも小樽の歴史的建造物の第５４号に指定されています。詳細は解説板をご覧頂きたく思いますが、支店の建物が相当立派なので、相対的にショぼく見えてしまうこちらの建物の不遇さには、少し哀愁を感じてしまいました。

小樽市内には沢山の歴史建造物がありますので、全部をくまなく見て回るのは相当大変かと思いますが、建築の荘厳さや歴史的価値などを総合的に鑑みても最上級ランクに属すると思われるのがこちらの建物です。詳細は解説板をご覧頂きたく思いますが、日露戦争後の樺太国境策定会議なども開催された由緒正しい場所でもあります。尚、2014年12月現在、改装中のため内部見学は暫く出来ない状態となっていましたのでご注意下さい。

小樽運河の傍にある運河プラザは、観光の拠点として小樽運河を巡られる殆どの方が立ち寄られる場所だと思います。特に冬季の小樽は吹雪くことが多くて、逃げ場所を把握しておくことも重要ですが、そんな施設の一つがこちらです。尚、館内では外国人向けのフリーWi-Fi（要パスポート提示）が提供されていますが、日本人向けには15分間のみのフ〇ッツ系Wi-Fiしか使えませんのでご注意下さい。