ナツメロ大王さんのクチコミ(444ページ)全9,711件

南の城門（永寧門）と並んでこちらも古都西安の繁栄を今に伝えてくれます。こちらの城門は複数の門を前後に配置し、その間に入り込んだ敵を四方の城壁の上から攻撃することができるような造りになっています。日本の城門を比べるとはるかに厚い城壁となっており、中華歴代王朝の繁栄を伺い知ることが出来ます。

鐘楼と鼓楼の間、徳発長の横にある老舗の羊肉パオモウのお店です。小ぶりのパンを細かく千切ってお椀に中半ばまで満たし、そこに羊肉のスープを注いで煮たてます。名物料理で、前菜などと合わせ約42元（800円程）です。味は日本人の口はあまり合わないと思います。話の種に食べるには良いでしょうが。

西安のシンボルと言っても過言では無いと思います。唐の時代、玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典を保管した場所と言われています。一層から上に向かって次第に小さくなる形状で、一層は壁だけで９ｍの厚さに達するとか。そういった堅牢さもあり1000年の歳月を耐えた、素朴で安定感のある古塔です。
大雁塔に向かうバスは多数あり問題は無いと思います。困るのは大雁塔から市内中心に戻る方法ですが、私は寺院の西側にある公園を抜けたところで４４路のバスに乗りました。バスは南に１００ｍほど下って右折し西へ向かいます。乗車後4つ目だと思いますが、「東八里」で降りると地下鉄２号線の緯一街駅が近いので、それに乗って市内中心部に戻ることが出来ます。

唐の高宗の時代、亡くなった母親を供養するために創建されたのが慈恩寺です。大雁塔で有名な寺院で、いつも多くの旅行者で賑わっています。この慈恩寺の周辺には住民を立ち退かせて作った巨大なショッピングセンターが南北１ｋｍほど続いていますが、広大過ぎて閑古鳥が鳴いて廃墟のようになった場所もあります。個人で訪れる際には、大雁塔に向かうバスは多数あり問題ありません。大雁塔から市内中心に戻る際には、寺院の西側にある公園を抜けたところで４４路のバスに乗ると南に下がって後に右折し西へ向かいます。4つ目の東八里で降りると地下鉄２号線の緯一街駅に乗り継げます。

西安の中心の鼓楼から西門に向かう西大街に面して、大きな牌楼が目印です。廟に至る道は両側に日用雑貨や衣料品などを扱うローカル色の強い門前町が広がっています。土産物ではないところが、地元住民が客層であることを如実に示しています。廟は明・清の時代の建築なのですが、手が加えられ過ぎた嫌いがあり、あまり趣きは感じられません。

地下鉄2号線鐘楼駅のすぐ南側にあり、西安を訪れる旅人が必ず訪れる場所の一つです。台座を含めた高さは３６ｍほどですから、大体法隆寺の五重塔ほどの高さです。明の時代に築かれたこの鐘楼から東西南北に延びる大通りが、観光のみならずショッピングの中心として賑わっています。

西安式の餃子を楽しめる老舗で、地下鉄の鐘楼駅を降りて鼓楼へ向かう途中にあります。2階の入り口から入ってすぐのカウンターで注文します。注文の際には袋詰めの餃子用のお酢がカウンターに置かれているので忘れずに必要数をもらってください。

大雁塔にもほど近い場所にあり、西安を代表する博物館であるため、いつも大勢の見学者で混雑しています。唐三彩をはじめ、西安が文化の中心にあった時代の遺物を多数展示しておりますので、西安を訪れた際には是非見学してください。ただし、中国の祭日に重なると行列だけで何十分も待たねばならないのでご注意を。

大雁塔と並んで西安を代表する古塔の一つで、8世紀に建てられました。一層ごとの間隔が狭く、楼閣の形状を取らないため密檐式と呼ばれる塔の形状の初期の物とのこと。木からレンガに建築材料が変わった頃の作品のため、軒先が非常に短いのが特徴です。地震により塔頂部が損壊していますが、唐の時代の雰囲気を十分今に伝えています。

京劇と言えば北京が本場ですが、上海でもここ逸夫舞台で現代風にアレンジされた京劇を楽しむことが出来ます。人民広場から徒歩１０分ほどの場所で、アクセスも非常に良いですし、周囲には買い物客でにぎわう南京路などもありますから、上海滞在の際に訪れては如何でしょうか？ホームページはこちらです。
http://www.tianchan.com/

錫恵公園の中にあり、恵山寺に向かって左手になります。向いの寄暢園ほど有名ではないのですが、こちらも明の時代の庭園様式で作られており、大きな池の周りの回廊を巡りながら、借景の恵山をも楽しむことのできる名園です。

無錫の中心に位置する錫恵公園の中にある小さな庭園です。景山寺に向かって右手の門を入ると、明の時代に造られた緑豊かな庭園が広がります。面積はさほど広くないのですが、景山を借景として緑豊かな園内に、小さな池と東屋を配しており、この地を訪れた康熙帝や乾隆帝が共に絶賛したのも頷ける繊細な趣きのある名園です。

明朝末期に、在野の立場で政治や時事問題を論じあった東林党という政治集団がありました。彼らの活動拠点であった場所がここで、石牌坊に掲げられた「東林旧跡」の文字が掲げられています。今では週末に子供向の学習塾なども開催されているようです。他の名所旧跡からは離れた場所にあるので、時間を持て余した場合に訪問すれば十分だと思います。

2014年に開通したばかりの無錫市の地下鉄は現在無錫駅を通る一号線と、無錫東駅から東西に走る2号線の二路線があり、将来はさらに数本の路線が開通することになっています。市内は基本的に運賃３元となっており、真新しい車両も相まって便利な市民の足となっています。

1500年程前に創建された名刹とのことで、境内には多くの堂宇が立ち並んでいますが、それらは殆どが19世紀の太平天国の乱以降に再建された物です。そうした中にあって、境内に入ってすぐの場所にある金蓮橋は宋の時代に架けられた石橋でで、手の込んだ精緻な浮彫など一見の価値があります。

天気の良い日の太湖のほとりは非常に開放的な気持ちにさせてくれます。この太湖之星遊覧園は、まさにそうしたロケーションにあり、隣接する蠡園と合わせ水辺の風景と楽しみのに最適な場所です。アクセスは１路のバスで無錫駅から４０分ほどです。

無錫の街でどこからでも望むことができる恵山と錫山の山麓に広がる広大な公園で、古い邸宅や住宅を生かして、明〜清にかけての街並みを再現した場所になっています。とりわけ、景山寺周辺には廟や庭園が多数残っており、見ごたえがあります。

隋の煬帝の時代に造られた大運河ですが、2014年に訪れた揚州に残る大運河と比較すると、無錫市内に残る運河は趣きがあまり感じられません。時折貨物を載せた艀のような小型船が走ることで、かろうじて運河であること思い出させてくれるのみです。

無錫駅からは路線バス１路でアクセス可能。太湖に面した広大な敷地を誇る庭園で、園内では太湖石を使った築山や東屋などをゆったりを巡りながら太湖を感じることが出来ます。２０世紀の初めに造られた公園とのことです。

運賃は2元で、前方から乗車し運転席横の料金箱に入れます。おつりは出ないので、小銭を持っての乗車を心掛けましょう。旅行者にとって使いやすいのは無錫駅から発着する82路と１路のバスで、82番は太湖に突き出た半島にある三国城（テーマパーク）方面へ、１番は蠡園を経由しゲン頭渚まで行くことが出来ます。