ナツメロ大王さんのクチコミ(132ページ)全9,711件

台北から台南へ旅行した際に高速鉄道（台湾新幹線）が到着した駅がこちらです。台南の市内にある台南駅とはローカル線で30分ほどの距離がありますので、その分余裕をみて移動する必要があります。駅の構内は非常に近代的で、ミスタードーナッツやロイヤルホストが入っていました。

台南旅行の目的の一つが、かつて日本が台湾を統治していた時代の建築を鑑賞することだったのですが、その代表するスポットの一つである台南駅駅舎は残念ながら修復工事中で、切符売り場など構内の天井などから、僅かに戦前の面影が感じられる程度でした。

台南の「へそ」ともいえる湯徳章記念公園のあるロータリーの北側にある歴史的建造物で、日本が台湾を統治していた時代に建てられた気象観測の施設であったとのこと。漏斗を逆さにして地面に伏せたような独特な形状をしていて、遠くからでもすぐにそれと和まりました。昭和初期の台南ではきっととてもモダンな建築だったと思いました。周りを一回りしたのですが、入り口がわからず、やむなく外観のみの見学となりました。

台南中心部の孔子廟からほど近い場所が府中路と呼ばれています。大きな石の牌楼（もちろん中国大陸のものよりは小さいですが）があり、くぐって進むと雑貨やさんや飲食店などが並んでいて門前町のような様相を呈していました。愛国婦人会館からも徒歩ですぐ近くなので、ぶらぶら歩いていて府前路まで出ると目の前に見えていました。牌楼に代表されるレトロさと、昭和ノスタルジーのエリアとが背中合わせになっていて楽しめました。

高速鉄道の台南駅からローカル線に乗り換えて市内の台南駅に到着、改札を出た左手にインフォメーションセンターがあり立ち寄りました。バスで市内を回ることが出来ると事前に調べていましたが、最新の路線図と時刻表が欲しかったので、その旨を簡単な英語で伝えると、可愛らしいデザインの地図と一体になった時刻表を頂くことが出来ました。88バスと99バスです。台南観光ではこれが非常に役に立ちました。

日本統治時代の貴重な歴史建築「鶯料理」の先を進むと台灣首廟天壇にすぐ到着しました。北京の天壇公園をイメージすると全く異なるデザインで少し拍子抜けしました。暑さ対策だと思いますが、入り口上部に巨大なスチーム噴射装置が設置されていて、写真をとろうとするとぼやけてしまいました。カメラに水蒸気が悪影響を与えないよう、鞄にしまってから見学しました。

湯徳章記念公園に面して建つ歴史建築の一つがこちらです。もちろん現役の消防署なのですが、歴史建築であると同時に消防の仕事に親しみが持てるような、 東京の四谷にある消防博物館のような施設が入っていました。やさしくRを描いた壁面や、シンメトリにせずに敢えて中心から少しずらした尖塔など、変化にとんだデザインの建築でした。

台南の中心、「林百貨店」のはす向かい「中正路」にそった重厚な建物が「旧日本勧業銀行台南支店」です。正面ファサードの太い柱が並ぶさまは古典主義様式を思わせ、重厚なその造りには目を見張るものがありました。天井の装飾も手が込んでいて見ごたえ十分でした。通りにそって少し東に進めば「旧台南州庁」の「文学博物館」があるので、それらも合わせて街歩きをすると昭和初期の時代にタイムスリップしたような気分に浸ることが出来ました。

台南を代表する観光スポットである赤かん楼から道路を挟んだ向かいにある廟です。正面は赤かん楼を背にして南に進み右折したところにありました。人気の廟のようで、入り口にも大勢の方が集まって談笑したり、のんびりと時間をすごしていました。けばけばしいと感じる位の色あいで、門をくぐるといくつもの建物が複雑に配置されていました。歴史建築と後世に改築ないし増築された部分が区別しにくい感じがしました。わざわざ古く見せる必要はないですが、もう少し見せ方を工夫した方が良いと思いました。

ＭＲＴ淡水線の淡水駅から中正路をてくてく歩ていくと、両側に小さめの雑貨やさんや魚丸を出してくれるお店が増えて賑やかになって来ました。道の両サイドにも「淡水老街」と書かれたポスターが貼られていて、何十年も前の淡水を写したセピア色の写真が、当時の様子を旅人に訴えかけていました。ただ、新しい店舗も多くて、あまりノスタルジックな雰囲気は感じられませんでした。

MRT淡水線「淡水」駅から淡水河の河口にでると、海にそって続く整備された道路があり、風に吹かれながらしばし散策しました。屋台が出ていて、夏の湘南海岸を彷彿とさせられました。対岸にはクレーンの建った港が見え、緑の山がそびえており、ゆったりとした気分に浸ることができました。

淡水駅をおりてから淡水河に向かうと、淡水河の河口にそった公園になっていました。時おり海からの強い風によって吹き上げられるのでしょうか、塩水のしぶきがあがり、それがまた旅情を掻き立てました。海岸にそって子供たちが元気よく走り回り、カフェや簡単な食事をする場所もあって、日本の「海の家」を思い出しました。ただ私が訪問した際は陽射しが強く、ものの15分ほどで中正路まで退散しました。

淡水散策の際、『口可魚丸』で魚丸のスープを頂いた後、その横にあるマッケイ像のある三差路を山側に20ｍほど歩くと、左に入る細い路地がありました。路地の入口からもレンガ色の尖塔が見え進と、迷うことなく辿りつけました。それほど大きな教会ではないのですが、間口や奥行き、高さが非常にバランスが良くて、実に可愛らしい教会でした。

淡水に行こうと台北市内から乗った列車が北投駅が終点となっていて、アナウンスが流れ私を含めて全員が一度に下車しました。別のホームに移動する必要はなく、淡水まで行く列車も数分後に同じホームに入ってきました。また、待ち時間に路線図を確認したところ、有名な北投温泉に行くためには、ここ北投駅で乗り換える必要があるようです。

台北の中心から一時間もかかりません。淡水の街は比較的分かりやすく、紅毛城へは駅から海岸にそった主要道路をまっすぐ西に向かえば辿りつくことが出来ます。今回はこの駅を基点に淡水観光を楽しみました。駅構内には綺麗なトイレや、何か所か淡水の地図を使った案内看板もあって利用しやすい駅でした。

士林夜市への最寄り駅は士林駅ではなく、こちらの駅です。私も危うく間違えそうになりました。台北市内からの乗客がほとんどこの駅で降りたので、はたと気づいて下車しました。そのまま乗っていったなら、士林駅から蒸し暑い熱帯の夜を夜市まであるかねばならなくなるところでした。こちらの駅からは5分もかからず夜市に到着しました。

龍山寺や華西街観光夜市に行く際に利用しました。駅を降りて龍山寺と行先の書かれた出口から出ると、目の前の公園が広がります。その公園の向こうに中国らしい軒先のそりあがったけばけばしい色使いのお寺で見えてきます。華西街観光夜市は龍山寺に向かって左手に進めばすぐ到着できます。駅を降りてから徒歩７，８分なので非常に便利な駅だと思いました。

100圓をデポジットとして払う必要がありますが、何回もチャージすることが出来ますし、コンビニでの支払いでも利用できてとても便利です。しからも台北だけではなく台南でも使えました。いわば日本のSuicaやIcocaと同じような感覚で、旅行者にも分かりやすいシステムです。ただしデポジットを引き出してしまうと再利用は出来ないので要注意。

台北から台南まで利用しました。事前にネットで予約しておいたので、台北駅の受け取り窓口で紙のチケットを受け取り、そのまま改札に移動しました。細長い紙のチケットにQRコードが印刷されていて、それと読み取り機にかざすとゲートが開いて新幹線ホームにアクセスできました。時速300ｋｍ近いスピードで揺れも少なく、2時間もかからずに到着しました。

台北へ桃園空港からの移動の際、こちらの駅から乗車しました。到着ロビーから標識に従って簡単に改札まで行くことが出来ました。券売機が少ないので、飛行機での到着客が同時に何十人と同時に来ますと、キャパオーバーになるのがネックです。