walkingmanさんのクチコミ(69ページ)全1,392件

内壁全面にジョットのフレスコ画が描かれていることで有名なチャペル。パドヴァ駅から徒歩10分程のところにあります。
インターネットで事前予約が必要と聞いていましたが、たまたま空いていたのか、予約なし、30分待ちで見学できました。
隣の市立博物館で入場料13ユーロを払います(チャペルが博物館の展示室のひとつという位置づけ)。指定された時間にチャペルに行くとまず15分程ビデオを見させられ、その後チャペルに入ります。係員がつきっきりですが、私が入ったときの担当者が横柄で、嫌な感じでした。ある女性がハンドバックに手を入れてゴソゴソしているだけで「NO PHOTO」と言われ不機嫌な顔をしていました。これだけ監視されると、落ち着きません。見学も15分と決められていて、時間になると追い出されます。
ジョットの作品如何の前に、そこまで高飛車にされてでも見たかったのかと。
市立博物館の展示は壺や絵画など、私には退屈でした。

ベネツィアを代表する韓国スポット。華やかな大広間や階段、明るい中庭、名画の数々といった宮殿らしい展示に加え、牢獄も見学できます。ため息の橋を歩いて渡ることもできます。様々な観光要素が味わえます。
多くの宮殿が国王や大司教といった一人の権力者によって造られたのに対し、ドゥカーレ宮殿は複数の商人によって運営されていたというのが、大広間の造りなどに垣間見えて、興味深かったです。
料金はやや高め(16ユーロ)ですが、これだけの展示内容なら納得できました。

大きな丸屋根と白一色の八角形の建物。目立つ外観です。
内部は広く、中央の空間を取り囲むように、いくつかの祭壇画が飾られています。ティントレットとティツィアーノの作品が多いそうなので、お好きな方はどうぞ。
運河をはさんでサンマルコ広場の対岸にあたるので、教会前の広場には写真を撮りにきた人が大勢いました。宝物館以外は無料で入れるので、写真だけ撮って帰らずに、中も拝見しましょう。

レンガ造りの外観は、どちらかといえば簡素。建物が大きいわりに装飾は控えめ。内部もすっきりしていて、装飾のメインは彫刻ではなく絵画です。
この教会はティツィアーノの祭壇画が有名、かなり大きなもので立派です。私はベッリーニの聖母子像が気に入りました。
ベネツィアの教会の多くが写真撮影不可になっているのが残念です。

あいにく、修復工事の足場が邪魔でしたが、屋根の上に丸いクーポラがボコボコと乗っかっていて、ゴシック教会によくみられるような高い尖塔はない。その外観はサンマルコ広場によく似合っていると思います。
内部は金がふんだんに使われていて豪華。それでいて落ち着いて見えるのは、年月の経過と暗めの照明のせいでしょうか。壁や天井のモザイク画がていねいに描かれていて美しい。経済的に豊かだった町にはどこにもすばらしい教会がありますが、さすがヴェネツィアですね。もう少し人が少なければいいのですが。
かばんはサンマルコ寺院から少し離れたクロークに預けて入場します。預けた際に「1時間」と言われました。預けっぱなしにして、他の場所にも出かけてしまう、ちゃっかりものがいるようです。

古代ローマの長官の館だそうです。石造りの建物で、回廊や部屋などを見学します。ローマ遺跡は地中海沿岸のあちこちにあり、既に幾つか見ているせいか、特に目を引く展示はなく、私にはやや期待はずれでした。
建物の上にあがることができ、円形劇場をはじめ、タラゴナの町を一望することができます。
地下回廊を奥の方まで歩いて引き返すとか、屋上までは階段でだとか、歩かされるわりにはポイントとなる展示品がないので、なんだか歩き損をした気分でした。

自然公園の中に、谷を渡すように古代ローマの水道橋があります。二段のアーチの美しい橋です。高さ26メートルの橋の上を歩いて渡ることができます。歩行面の両サイドの石壁は手摺程の高さがあるので、安全に歩けます。ヨーロッパ各地に水道橋はありますが、上にあがれるのは珍しいと思います。修復の手は入っていますが、当時の雰囲気は楽しめます。
行き方はタラゴナの中心部からはPLACA IMPERIALなどから5番のバスで10分程。このバスは循環ルートを通るので、帰りは大回りになるので、やや時間がかかります。

早朝、バルセロナ空港までの移動に路線バスを利用しました。鉄道やリムジンバスは動いていない時間帯なので、タクシーか路線バスの選択でした。
路線バスの番号の頭にNがついているのが深夜運行便です。20分毎と本数も多く、値段も昼と同じ(メトロと共通の回数券も使える）ので、深夜バスといっても、普通のバスと同じ感覚です。
夜中ということで治安を心配したのですが、地元の女性も平気で利用していましたし、実際、怖さはありませんでした。乗車・下車するバス停付近の治安に問題がなければ、大丈夫だと思います。
バスのほとんどはカタロニア広場を起点としているので、私はここで空港行きの路線バスに乗換えました。路線バスなので時間はかかりますが、安価で空港まで移動する手段として利用価値はあると思います。
なお、カタロニア広場のバス停は数ヶ所に分かれていて、空港行きのバス停を探すのに焦りました。時間に余裕をみておきましょう。

バルセロナから国鉄で1時間あまりでタラゴナ駅に着きます。旧市街にむかい坂道を上がっていくと、さっそく円形劇場が現れます。保存状態が良く、姿の良い劇場です。
入場料を払い中に入ってみます。すると、観光客が入れるエリアは、ほぼ、坂から見えた範囲内。解説パネルが数枚あるだけで、これといった展示は見当たりません。何のために入場料を払ったのでしょう（まあ3.3ユーロだから、許せるんだけど）。
座席に座ったり、アリーナの真ん中に立ちたい人以外は、外から眺めるだけで十分だと思います。

バルセロナのメトロEspanya駅から郊外電車に乗り換えて20分で到着、駅は無人ですが、案内板に従い、観光案内所へむかいます。徒歩15分程です。ここで教会の入場料を払い、町の地図（日本語あり）をもらいます。
コロニアグエルは繊維工場を中心に、その従業員を周囲に住まわせた、言わば、ミニ企業城下町です。1時間もあれば回れるので、のんびり散策しましょう。
そのメインとなるのが、ガウディ設計の教会です。規模は大きくないけれど、曲線を多用した、いかにもガウディらしい建物です。人が少ないので、ゆっくりじっくり鑑賞できます。
私が訪れた時、たまたま15分後にミサがありました。観光客は原則入場できませんが、ミサに出席したいと申し入れ、快く参加させていただきました。大教会とは違った地元密着のミサは、素朴で、やわらかなものでした。もちろん、この間は邪魔にならないよう、じっと着席して神妙にしていました。

野菜、果物、肉、菓子…。いろいろなものが売られています。野菜だけでも数十の店が並ぶので、それぞれが美しく商品を飾っていて、競い合っているかのよう。買うものがなくても、見て歩くだけで楽しい市場です。カウンター風のレストランもたくさんあり、おいしいと評判のようです。
問題は人の多さ。市場の入口に立ったとき、入るのをためらったほど。
ヨーロッパの市場は朝市が多いから、私が訪れた16時といえば、普通ならもう閉店しているか、店じまいをはじめる時刻。活気があるのはいいけれど、狭い通路が人だらけ。中途半端な時間にかかわらず、レストランもいっぱいの人。私もタパスをつまみたかったけれど、諦めました。

バルセロナにはガウディやモデルニスモといった世界遺産に登録された建造物がいくつもあり、つい見落としがちですが、カテドラルも素晴らしいです。
正面はゴシックの王道をいく姿、内部もどっしりとした、贅をつくしたものです。サイドチャペルのひとつひとつが立派ですし、主祭壇が半地下になっている構造も面白い。バルセロナは昔から栄えた町でしたから、これだけの教会が造れたのですね。
また、屋上にあがり塔を間近に見たり、バルセロナの眺望を楽しむこともできます。
入場料は6ユーロでした。このクラスの教会なら、適正価格ではないでしょうか。

モデルニスモ建築様式を代表する建物として世界遺産にも登録されている病院です。敷地内に建てられた10棟ほどの建物は修復されたものですが、とても明るくきらびやかで、ガウディとはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
建物の装飾の魅力だけでなく、建物が患者の精神面のケアも考えた設計であったこと、専門医療分野にわかれて病棟が置かれた総合病院であったことなど、百年前にこれだけ充実した病院があったことに驚かされました。
日本語のしっかりしたパンフレットが用意されているので、ガイドなしの個人旅行でもしっかり観光することができます。
メトロ5番線のSantPau駅に近く、アクセスも便利です。

動植物をモチーフにしたガウディらしい構造物が楽しめます。未完に終わりましたが、元は分譲住宅地として計画された場所、『ここに家が建つ予定だった。ここには商店があるはずだった』とか想像しながら歩くと、より興味が湧きます。奇抜な意匠に目がむきがちですが、ちゃんと生活する事を考えて造られています。ラナトゥーラ広場はいかにも憩いの場といった趣、ブカデラの回廊はなにかがでてきそうな雰囲気がいいです。
後背部の庭園は自由に入れますが、メインとなる部分は有料、しかも混雑を避けるため入場が規制されて時間が指定されます（それでも混んでいましたが）。周辺に観光スポットがみあたらない（グエル公園は最寄り駅3号線Lesseps駅から15分）ので、お菓子でも買っておいて、少々の待ち時間なら庭園散策するぐらいが賢明に思います。パンフレットに日本語があります。

何度も写真で見た憧れのサグラダファミリア。でもそこはあまりに人が多すぎました。
私はとある平日9時15分に予約なしに行ったのですが、チケットを買うのに45分並び、さらに指定された入場時刻は14時45分でした。塔に上がれるチケットは既に完売でした。雨の日の見学は避けたかったので、あえて予約しなかったのですが、裏目に出たようです。
指定の時刻になり入場、まずは正面のファザードへ。彫刻を見たいのですが、団体が陣取り、しかもガイドが長々と解説するので、なかなか近づくことができません。
奇抜な外観とはうってかわって、内部はシンプル。巨大な堂内はこれまた人だらけで、声や靴音で落ち着かない。
入場料が14.8ユーロって、それ、教会の入場料ですか？。塔に上るエレベーター代とか、スペシャルな宝物の拝見料というのならまだ納得できますが、堂内に入るだけの値段ですよ。私は、ここは教会としての本分を捨てて、博物館に変身したのだと思うことにしました。でも、またバルセロナを訪れる機会があったら、行っちゃうんだろうなあ。

大聖堂やパラドールに囲まれた広場。目の前に建つ大聖堂に見とれてしまうけれど、人々の姿にも注目してほしい。ここには巡礼を終えてサンティアゴにたどり着いた人達が必ずやってきて、その感動を噛み締める場所でもあるからです。喜びの表現は様々ですが、皆、いい表情をしています。

カトリックの三大聖地のひとつだけあって、こんな田舎にとんでもなく立派な大聖堂が建っています。
私は実際に1ヶ月歩いてたどり着いたので、贔屓目に見えてしまうのですが、客観的に見ても、どっしりとした重厚な大聖堂だと思います。それでいて、至宝であるはずの聖ヤコブの胸像に誰でも抱きつくことができるなど、一般人に開かれた教会であることの姿勢の素晴らしさに、尊敬の念がわきます。
毎日昼12時から巡礼者のミサが行われます。もちろん、巡礼者でなくても参加できます。時期にもよるでしょうが、私の場合、45分前に行きましたが既に席はなく、入口付近の階段に座っていました。

ブラガ郊外の小山にある教会。参道にあたる階段がシンメトリーになっていて、美しい。その参道にはイエスの誕生から処刑に至る物語が彫像で記されていたり、噴水があったりするので、気になった場所で足を留めながら階段を上がりましょう。聖堂も大きなものでしたし、庭も手入れされていて、公園のような心地よい空間になっています。
交通の便があまりよくないのですが、訪れる価値はあると思います。
ブラガの中心部からバスで10分、その後聖堂までは550段程の階段です。途中、ケーブルカーを使えば少し楽できますが、木々も豊かで気持ちのいい道なので、（少なくとも上りか下りのどちらかは）頑張って歩くのをお薦めします。

旧市街にある終着駅。ポルトガル第二の都市の主要駅の一つではありますが、思ったよりこじんまりとしています。
有名はアズレージョはコンコースを取り囲んでいて、かなり大きなものです。その一枚一枚のタイルが丁寧に描かれていて素晴らしい。
ただ、当たり前ですが、駅なので人が多く、コンコースの真ん中に突っ立っていては通行人の邪魔になるので、じっくり鑑賞する雰囲気ではありません。

ポルトガルで10ヶ所以上、教会を訪ねましたが、祭壇の派手さではここが最高でした。これでもかと彫り込まれた彫刻に金箔が貼られていて、威圧感をおぼえるほどです。他に、宝物の展示と地下墓地が見学できます。地下には夥しい数の人骨が葬られています。
私は基本的に宗教施設が入場料(3.5ユーロ)をとるというのは解せないのですが、特徴を持った教会なので、見学するといいでしょう。