walkingmanさんのクチコミ(44ページ)全1,392件

イスタンブールで最も大きく格のあるモスクと聞いて期待していたのですが、あいにく工事中でした。６本あるはずのミナレットも１本取り外し中。
モスクに入ると天井を工事しているのか、上部は鉄骨で中二階のように覆われています。モスクは天井まで広く空間が広がっているのが魅力ですが、これでは味合うことができません。観光客も多いので狭苦しく感じました。

トプカプ宮殿の敷地にある赤い建物。古そうな外観にひかれて近寄ってみたら、アヤイリニでした。ここはトプカプとは別料金、でもミュージアムパスが使えます。
トプカプの他の建物と違って観光客はいませんでした。中に入るとかび臭いにおい。建物の壁と天井だけが残っていて、調度品はほぼなし。華やかさゼロですが、なにもないので建物の構造とかがよくわかりました。
鳩が住みついているのか天井に糞よけのネットが貼ってあったのは、あまり気持ちのいいものではありません。

イスタンブール最大の観光スポットといってもいいトプカプ宮殿、広い敷地に美しい建物が点在し繊細な装飾が見事ではあります。高台からの眺めは金角湾と市街地が広がり気持ちがいい。
ただ、宝物館が工事で閉鎖中でがっかり。８６カラットのダイヤモンドをはじめオスマンの財宝が見学できないのでは、魅力が半減です。
観光客が多すぎるのも疲れます。

夜９時からのセマーを見学。
セマーはただただ人がスピンし続けるという宗教的な踊りで、興味がない人にとってはつまらないでしょうが、私は神秘的な雰囲気が大変気になりました。素晴らしい儀式(踊り）を無料で見学できるありがたい場所です。
ここの前庭は屋外の憩いの場になっていて、無料で振る舞われるチャイをおともに地元の人が夜遅くまでおしゃべりを続けていました、

ブルサの中心街から少しはずれた所に建つモスク。やや離れているせいか他に観光客がおらず、お祈りにきていた人が一人いただけ。落ち着いた時間を過ごすことができました。
建物の大きさが手頃、装飾も手頃なので、なんとなく安らげてひと休みできました。壁の下半分は青のモザイクタイル、上半分は白く塗り込められてスッキリ。絨毯は抑えた赤。バランスのいいモスクに感じました。

オスマントルコの初代と２代の墓。王と王妃、子供の柩が並んで葬られています。二人の王なのでふたつの建物がすぐ近くに建っており内部は似た感じ。他の都市でもオスマンの王様の墓を見学しましたが、どれも似た感じではあります。が、初代の王の墓と聞くとありがたみがある気がします。
高台にあるので、すぐ近くの展望台からの眺めがよかったです。

小さいながらも装飾性豊かなモスク。ターコイズ色のタイル貼りの内部はなかなか豪華。とくに素晴らしかったのがミフラーブの部分。他のモスクでは石の色のままのことが多かったけれど、こちらはブルーと金の鮮やかなタイル。下品になりがちな配色ですが、落ち着いた色合いです。
朝に行ったせいか誰もおらず、この静かな空間を独り占めできたのはラッキーでした。

トルコでスルタンのお墓をいくつか見ましたが、ここが最も記憶に残っています。
ターコイズ色の外観はトルコらしい色使いです。
中に入ると壁のタイルもターコイズ色。石棺はやや濃いブルーに金のカリグラフィーを施した鮮やかなものでした。

お墓の形式は他で見たものと同じ。オスマントルコの様式なのかなあ。

ウルジャーミィのそばに大きなバザールがありました。区域ごとにコザハン、エミルハンといった名前がついてますが、実態は一体化していて、ひとつのショッピング街を形成しています。バザールでは駆け引きが必要なので観光客には買いにくいけど、見学するのは面白い。
トルコの市場は同業者が固まって店を並べるのが特徴。このに添付した写真は靴屋の街区。靴がこれだけ並ぶと圧巻です。

いくつかの小さなドームをつなげて建てたモスク。モスクの内部に清めの泉がある形式は珍しい。あちこちに掲げてあるカリグラフィーも、絵画的で、文字というよりデザイン画です。美しいと思えるポイントがいくつもありました。
多くの観光客がいる一方、熱心に勉強する人、昼寝する人がいる。戒律が厳しいといわれるイスラムですが、自由な空間が提供されていました。

レンガを積み上げて造られた教会の外観からは想像できない内装でした。入場すると正面に金色に輝く半円のドーム。その前に白い枠で組み立てられたイコノスタシス。堂内の壁は白が基調。ギリシャ風（というかマケドニア風という方がここでは正しいか）のアーチを並べた壁には神殿風の飾り。力の入った装飾です。一方、天井はシンプルな板張り。主祭壇に目がいくようにつくられているのかなあと感じました。

要塞前の公園には大砲など武器が並んでいます。のんびりといい空間。要塞の中は展示室になっていて、ゲリボルの戦いについてくわしい展示がありました。ゲリボルの戦いは第一次世界大戦でトルコが連合国海軍を退けた海戦。おそらくトルコ人にとっては誇りなのでしょう。映像も使って、わかりやすく見せる工夫されています。
当時の軍艦の内部（再現？）も公開されています。下級兵士の寝床がハンモックだったのは驚きです。

建築家スィナンが設計した最高のモスクという触れ込み。その外観は大きく、高い塔の中心に位置するモスクは丸屋根と小さな塔のようなものが組み合わされた複雑なもので、すごいなあと思いました。
中に入ってみると窓が多くて意外と明るい。でも、最高傑作かと言われると、他にももっと素敵なモスクがあったような。私にはドームが大きすぎて天井のこまかな装飾のよさが響かなかったようです。

内部に有名な逆さのチューリップという装飾があります。大理石の柱に刻まれたものですが、皆がさわるからか摩耗してチューリップとは判別不能。ここがその場所だと示すためにマーカーがつけてあるのですが、これがないと絶対見つけられません。

エディルネで最も古いモスクだそうです。外観はどちらかというと平凡、天井も他と比べたら低め。でも内部はひけをとりません。特に印象に残るのはカリグラフィーと呼ばれる書。アラビア語？の文字を絵画的に誇張して美しく見せるものですが、たいへん力強く感じられました。

こちらのモスクはミナレットがネジネジだったり菱型飾りだったりと特徴的です。またアーチの円状の部分に赤の縞模様が施されているのも個性的。、コルドバのメスキータを思い出しました。
内部の装飾は少なめでスッキリとしたほうですが、悪くはないと思います。日差しが強くてうんざりしていたので、広くてスッキリした空間でボーッとしているのが心地よかったです。

オスマン時代の医学についての博物館。診療、手術、講義などの場面を人形を使って表現している展示が多々あり、言葉がわからなくてもだいたいの内容がわかりました。頭部を切開する様子のジオラマもあって、「本当にやってたの？誇張してない？」って思いましたが、そのそばに当時の文献のイラストがあってこれをもとに再現しましたって感じになってました。イラストの患者の表情がとぼけた感じだったりするのが私のアンテナにささりました。いい味でてる。
期待していなかったけど、意外と面白いですよ。

ハマム体験をしたいけど観光客向けの高級店はとんでもなく高い。ということで、比較的リーズナブルな店に行ってみました。
入店すると英語でコースと値段を書いた紙を出されたので、案外観光客馴れしてそう。でもトルコ人客もいたので、一般的な店だと思います。
ホール周辺に個室が並び、そのひとつで着替える。貴重品の管理が心配でしたが、部屋は鍵がかかり、また受付のおっちゃんからよく見える場所なので、盗難のリスクは小さいと思います。
施術はサウナ、垢擦り、シャンプーと泡マッサージ。垢擦りは寝台に寝そべるのではなく２畳ほどの囲われたスペースで石床に座るというもので高級感はなし。マッサージも軽めで、これなら僕のほうがうまいと思いました。
コース75+風呂上がりのミネラルウォーター2で77リラのお支払い（約1500円）。高級店だと1万円以上だというから、安いですね。
期待していたほどの内容ではなかったですが、高級店でも施術内容はかわらないと聞きました（雰囲気や備品はおおきく違うのでしょうけれど）。せっかくトルコに来たのだから一度は体験してみたいというレベルの人にはいいと思います。

トロイ遺跡から徒歩10分、茶色の四角い建物。出土品を中心にした博物館。ゆったり空間をとった展示スペースは広い。新しい博物館だけあってバリアフリー。
出土品は他の博物館でもあるような大理石の像や土器、金属製の道具など。ただ、出土品を淡々と展示するだけでなく、トロイ戦争をアニメーションで見せる映像展示や、人感センサーでイラストが動くものなどがあり、見せる工夫がされています。
トロイ遺跡との共通入場券を買うと割引になります。

入場すると大きな木馬。その先は遺跡エリアが広がります。遊歩道のようになった見学コースの左右に、石垣が積まれた遺跡が続きます。それだけといえば、それだけです。ここは地味ですね。
トロイ戦争やシュリーマンという人物のロマンを思いながら見学しましょう。予備知識がないと、おそらく、つまらないです。

教会の前に広場があって和みの空間でした。
聖堂に入るとシックな佇まい。丸天井の建物をいくともつなげたような構造、正教系の教会によく見られる形式です。イコノスタシスやフレスコ画は抑えた色使いで私の好み。柱はギリシャ神殿風で細工が施されたもの、アーチ構造もギリシャっぽいと感じました。