ケロケロマニアさんのクチコミ(51ページ)全12,309件

大洲城の天守閣が立地する小山状の城山公園です。大洲城は天守閣自体は再建の建築のため、歴史的価値という意味では、他の櫓などの方が見応えがあるかと思いますが、一観光客視点で、この城山公園にアクセスする意義としては、やはり展望の良さが挙げられるかなと思います。私は伊予大洲駅前でお借りしたレンタサイクル利用で訪問しましたが、最後の上りはかなり急で、結局押して登ることになってしまいましたが、天守閣に上がる前から既に眼下には歴史を感じる大洲の街並みの拡がりが眺められて、とても感動しました。勿論、天守閣からの絶景もお勧めなのですが、お時間がない方でも、天守閣に登らずとも城山公園の上部には登られた方が良いと思います。また、経路上の各所で、このお城の魅力の一つである、立派な石垣も数多く見られますので、石垣ファンの方にもおすすめの城山公園です。

個人的には大洲という町は10年ほど前に真っ暗な時間帯に散策して、街の魅力がイマイチ感じられずに終わってしまった消化不良感があって、今回はあれ以来の訪問で、是非大洲城には行きたいと思っていました。

歴史的な史跡価値という意味では、大洲城に関しては寧ろ天守閣よりも、脇の櫓などの数点が重要文化財に指定されていますので、こちらも勿論見所なのですが、郷土の方々の熱意により、美しく復元された大洲城の天守閣もなかなかの見応えがあり、天守閣の築造に至るまでの経緯や工事の進行状況など、天守閣内の展示で色々と学べますので、こちらも必見だと思います。

そして、何よりも、大洲には高層建築が殆どありませんので、天守閣から眺める景観も360度素晴らしかったです。

大洲城界隈にはお城に隣接する高欄櫓などを含めて、幾つかの重要文化財がありますが、ここに関しては少し現在の城山公園としてのお城の敷地からは少し離れた立地のため、訪れる人も少ないようで、少し勿体なく感じます。

城山公園からも一応下山ルートとしてこちらの標識も見かけるのですが、訪れる人は少ない雰囲気、ただ、逆にそれが古城としての侘び寂びがより強く感じられて、再建された天守閣以上に見応えがありました。

今回は約2時間の大洲滞在の中で、自然景観として楽しませて頂いたのが肱川でした。伊予大洲駅の観光案内所の方に、お勧めのサイクリングルートを教わり、それに従って肱川沿いのサイクリングロードっぽい道を走行しましたが、背後に大洲城を眺めつつの肱川の景観は素晴らしいの一言でした。

また、最後に大洲城と並ぶこの町の観光スポットとして名高い臥龍山荘にも立ち寄りましたが、ここの不老庵から眺める肱川の流れも情緒があって素敵でした。

私はどんな旅においても、その町の観光案内所という施設をかなり重視していますが、それはやはり、この施設には”町の顔”としてのイメージがある訳でして、ここでの最初の対応如何で町散策のテンションが変わったりします。

外れに感じる観光案内所も案外多いものですが、この伊予大洲駅の観光案内所は紛れもない”当たり”の観光案内所で、兎に角、スタッフの方の対応が温かみもあって懇切丁寧で素晴らしかったです。

話が弾んでしまい、私が北海道から来たことを告げると大袈裟に驚かれて、色々と居住地の和寒の話をしてから、ここでお借りしたレンタサイクルを利用して市街地散策に出かけましたが、自転車を返却する際には和寒のことも調べて下さったみたいで、また色々と話に花が咲いてしまいました。最初の段階で次は内子に行く予定、と話していたのですが、最後にきちんと内子のパンフレット類も用意して下さっていて、その後の内子観光もスムーズに楽しむことが出来ました。

世の中の観光案内所のスタッフが、みんなこんな人ばかりだったらな～、と、午前中から清々しい気持ちで旅を楽しむことが出来ました。

因みにレンタサイクルに関しては、2時間まで400円ですが、多少の延長は追加料金なしで対応して下さるのも嬉しい配慮でした。

愛媛県の南西部に位置する港で、観光客的視点からすると、九州の大分県とを結ぶフェリー航路利用の際に立ち寄る機会が多い港かと思います。

今回の私は別府から到着便で利用しましたが、ターミナル自体は昭和の風情がまだまだ残っていて、なんだか居心地が良かったので、雨模様の天候だったこともあり、到着後もしばらくウダウダ過ごしてしまいました。

JR予讃線の八幡浜駅までは2キロ、徒歩でも約30分の道のりで、まっすぐに歩くだけなので迷うこともありません。公共交通利用旅の皆様にもお勧めできる港だと思います。

今回は別府から八幡浜まで、こちらの船会社の夜行便を利用して移動してみました。

利用したのは23時50分別府発の便で、実際の到着は翌午前2時過ぎなのですが、この便を利用すると、到着後も朝5時30分まで船内休憩が出来ますので、宿代を浮かせたい方、翌日は早くから行動したい方にとっては、利用価値が非常に高いと思います。

乗船時に、フェリーチケットに船内休憩のスタンプが押されますが、これは普通の下船客と船内休憩する下船客とで利用する客室エリアが異なるからで、下船放送も、到着時には船内休憩の部屋の方には流れないようになっていますので、こちらの区画で案内放送が流れる5時15分頃まで、ゆっくりと船内で休めてとても良かったです。

チケット購入時の注意点ですが、徒歩乗船の場合は、当日のカード払いは不可とのことで、現金払い限定となっていましたので、カード決済したい方は、事前にチケットをウェブや提携旅行会社のサイト（ウィラートラベルなど）を通じて決済されておくと良いです。

JR木ノ本駅からは徒歩数分歩くと、南北に続く旧宿場町の風情が色濃く残るエリアに出ますが、それがこの木之本宿です。丁度駅方面に続く東西の道が地蔵院に突き当たる辺りには札ノ辻跡の石碑が建っていたりもします。旧宿場町のエリアとしては南北に数百メートル続いている感じですが、ここは結構交通量が多くて、宿場町としての写真を撮ろうとしても、割と頻繁に車が来てしまうので、そのタイミングが難しくて苦労しました。

あと、車の訪問者が多い一因としては、この街道沿いに「サラダパン」でお馴染みの人気店、つるやパンの店舗があって、次から次へとパンを買い求める車客が路駐して来店している姿には、正直呆れてしまいました。街道の風情を楽しむ風でもなく、パンだけ買ってさいなら、という車族客が多く訪問しそうな時間帯は、正直、宿場町の風情を楽しみたい方は避けた方が賢明かなと思います。

JR北陸本線の木ノ本駅のすぐ近くにある和菓子屋さんです。一番有名な商品はやはり木之本名物の”でっち羊羹”で、私は地蔵院傍の角屋さんでもでっち羊羹を購入して食べ比べてみましたが、同じでっち羊羹でも見かけも風味も異なっていて、それぞれの良さが感じられて良かったです。

それ以上にこちらのお店では、色々と貴重なお話を伺うことが出来て（高校のプールで天然記念物のカエルが生息していた、とか）、列車出発前の待ち時間に、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

JR北陸本線の木ノ本駅１F、産直市場的なテイストの「ふれあいステーションおかん」の中にある観光案内所です。

スタッフの方もとても親切で、私の訪問時はちょっと悪天候に見舞われた中で、ようこそお越し下さいました、的な心温まる対応で、ホッコリとした気持ちになりました。

ここで頂いた「木之本まちあるきMAP」はイラストがとても見易くて、北国街道の木之本宿界隈を散策するのにはとても心強いので、是非これを入手してから街歩きに出かけてみて下さい。

基本的には江戸時代の宿場町の風情が魅力の木之本宿エリアの中では異彩を放っていたのがこちらの建物で、元々は滋賀銀行の木之本支店として使用されていた建物とのことでした。

今は内部で色々なイベント時に使用されるような風情でしたが、コロナ禍もあってか、平時は予約制となっているようで、内部見学はできませんでした。ただ、ここは外観だけでもとても見応えがあるので、お時間があれば、わざわざ足を運んで観に行く価値はある建造物かなと思います。

北国街道の木之本宿の一番南寄りにある、一見すると見過ごしてしまいそうな目立たない風情で佇んでいたのがこちらの建物でした。どちらかといえば、お隣のお醤油屋さん（岩根醤油醸造店）の方が目立っている感じでしたが、小さな解説板が設置されていて、ここが由緒ある庄屋の家系の建物であることが理解出来ました。

木之本といえば、やはり地蔵院が一番有名かと思いますが、そのすぐ近くにあるお寺がこちらの明楽寺です。私の訪問時は本堂前にシートのようなものが掛けられていて、微妙な改装中の雰囲気でした。本堂向かって左手に、蓮如上人が説法したという腰掛石なんてのもありました。

個人的には山門で見かけた緻密なデザインの装飾にちょっと惹かれました。

身代り蛙さんのお寺としても有名な木之本地蔵院のすぐ向かいにある老舗のお菓子屋さんです。老舗といえば、庶民感覚で敷居の高さを感じやすい風情のお店が多いですが、ここは割とフランクな風情で、気軽に入店できる庶民的な飾り気のなさが、逆に好感が持てました。

今回はオーソドックスに定番のでっち羊羹を購入。220円という安さも、貧乏人には有難かったです。

北国街道の木之本宿の文字通り本陣が置かれた場所にある薬局で、現在も隣接の近代的な建物として現役の薬局営業もされています。ただ、観光客的な見どころとしては、やはり歴史的建造物として有形文化財となっている建物の前に吊るされている7枚の木製看板で、表裏でデザインが異なっていますので、両側からじっくりとご覧になることをお勧め致します。

ただ、距離をとって写真を撮ろうにも、ひっきりなしに車が通るので、鬱陶しいことこの上なく、撮影のタイミングが難しかったです。できれば、車族の通行が少ない時間帯を狙って訪問されることがお勧めです。

このお店に関しては、木之本のみならず滋賀県全域を見回してみても、県下を代表する総フルードの一つだと思いますので、今更語るまでもありませんが、今回は初めて、現地のお店で直接購入してみました。

ケロケロマニア的には、やはり木之本という場所は、カエル名所の地蔵院のイメージが強い町なのですが、それをちゃんと意識されているかのように、同じく滋賀県を代表する民芸品（？）の信楽タヌキさん（何故かピンク色）の脇に、可愛らしいカエルちゃんが笑顔を振りまいていらっしゃいますの江、こちらも要注目です。

非常に有名な店舗なのですが、唯一残念だったのは、旧宿場町街道沿いにあるという立地も災いしてか、駐車場がないことで、ひっきりなしに車でお店に買い物に来る客の多さに、正直うんざりしました。木ノ本駅からは近距離なので、JRで来ればいいのにね…。お店の方に非はないだけに、一層、客の側の姿にガッカリしてしまいました。

北国街道木之本宿の北端近く、牛馬市跡の少し手前にある古民家風の建物がこちらです。

運用スタイルとしてはここに関しては歴史的な価値云々ではなく、現役の施設として地元の方に活用されることで、結果的に建物を保存していくという発想のようで、私の訪問時も、中でお子様向けの何かのワークショップ的なのが開催されていて、賑わいを見せていました。イベント開催時は、ちょっと観光客の立場からは入り辛いこともあるかもしれませんが、そういう時は遠巻きに眺めて、ほっこりとした気持ちになりつつ過ごすのが良い施設かなと思います。

蛙好きの私としては、長年訪問したかったこちらのお寺に、今回遂に訪問することができました。JR北陸本線の木ノ本駅からは徒歩5分程度の近距離にあって、公共交通旅の方にも訪問しやすいスポットですが、何よりもここは、片眼をつむったお姿の”身代わり蛙”さんの奉納されている数に圧倒されます。お腹の部分に名前と数え年を書いて、ご心願と共にお地蔵様に奉納するようになっています。

絵馬のデザインもまさに”絵蛙”、そして、手水舎に関しても、本来なら龍殿がいらっしゃる場所に、巨大なカエルさんが鎮座しておられて、ケロケロマニア的にはたまらないスポットでした。

因みに、身代わり蛙の奉納料は1000円、絵馬は500円となっていました。

北国街道の木ノ本宿沿いの北端付近にあるのがこちらです。なんでも貧しかった頃の山内一豊が、妻の機転で名馬を購入したという所縁の場所で、室町時代に遡るという木之本牛馬市跡でもありますので、牛馬市の名残を今に伝える展示物などを眺めながら、その風情に浸るのに良いスポットだと思います。

今回は久しぶりに関空内のファミマを利用してみました。以前は第一旅客ターミナル内の国内線出発・到着階（２F）の一番奥に立地していましたが、今は移転して、JRや南海の駅がある建物側にあります。

以前のこのファミマ店舗では、関空（伊丹）利用者にはお馴染みのKIX-ITMカード会員の５％引き特典があったのですが、今回提示してみると、何と終わってしまったとのこと。どうやら店舗移転のタイミングで、この割引特典も廃止されてしまったようです。残念ですが、それが時代の流れなのかもしれませんね…。