ケロケロマニアさんのクチコミ(472ページ)全12,309件

観光客慣れしたドバイのバス等と比較すると、今世紀に入ってから運行を開始したばかりというドーハの市内バスに関しては、まだまだ観光客への配慮が全くされておらず、私は行きは歩き、帰りはバス利用で空港に戻ろうとしたのですが、その際のメインのバスターミナルでバスを待っていても、一向にやって来ませんでした（タイムスケジュールを見ると30分に1本位運行があるようでしたが…）。路線図なども全く用意されておらず、バス停などに掲示されている、汚くて見辛いルートマップを参照するしかないのですが、これとて実際の地図に即した感じでは書かれておらず、とても抽象的で解り辛かったです。空港から市街地まで（またはその逆）バス利用をお考えの方には、ちょっとハードルが高いと思われる、現状のドーハバス事情です。（旅慣れた方でしたら、ドーハの地図を見ながら、バスルートを照らし合わせて、空港に近そうなバス停で適当に降りてみると良いかと思います。一応、空港を経由しているとされるのはNO94のバスですが、これも結構怪しいですし、新空港の運用が始まると、更に事情が変わってくる可能性もあります。）

2014年1月現在のドーハ市街地は、何やら町中で工事現場が乱立している雰囲気で、落ち着いて過ごせる場所があまり見つけられませんでしたが、そんな中でも一番の散策スポットとしてお勧めしたいのが、こちらのコルニーシュです。ダウ船が並ぶ典型的なアラブ絵テイストの景観越しに、北部に広がる高層ビル群や純白のイスラム芸術博物館が建つ姿は、過去と現在の融合のような、そんな不思議な感覚にも陥るエリアです。尚、コルニーシュとダウンタウンに向かう道路が交差する付近に、巨大な真珠のモニュメントがありますが、こちらは、現行の50カタールリヤル紙幣にも描かれていますので、是非見比べてみて下さい。

こちらの博物館、というか美術館的な要素が強い施設は、国立博物館が工事中の現状においては、ドーハ市内で一番の見所と言っても過言ではないかと思います。神秘的なイスラム芸術が館内に誇らしげに掲げられていますが、撮影は禁止されているようでした。尚、建物自体もとてもユニークなデザインで、海岸道路沿いの遊歩道から、ダウ船などを挟んで眺めるこちらの博物館の姿は、現在のドーハの顔とも言えるの姿ではないでしょうか。

カタールの国立博物館は、2014年現在かなり大掛かりな工事の途上で、かなりユニークな形になるようなので、サッカーのW杯が開催される頃には、きっと代表的な名所の一つになっていると思われます。しかも空港から歩いて20分位で行ける距離なので、完成後には是非ドーハを単なる経由地でなく、観光目的で入国される方が増えると良いなと思いながら、工事中の現場を立ち去りました。

私のような極度の貧乏人でなければ、初乗りが４QR（日本円で約100円）、市街地まででも20QRもあればアクセスできるドーハにおいては、殆どの方がタクシーを利用されるかと思います。タクシー利用が最初から目的である方には、到着ロビーで必ず客引きから声がかかりますので、すぐに見つかる良さはあるかと思いますが、私のように意地でもタクシーは極力使わない派の方には、ドーハ到着ロビーでのタクシー勧誘は、正直鬱陶しいです。ターミナルを出ても追っかけてきますので、一つの対策としては、携帯電話で話をしているふりをしながら外へ出て、客引きから逃げ出すようにすると良いでしょう。尚、実はドーハの市街地は空港から近いので、私は実際に歩きましたが、徒歩40分程でメインのエリアにアクセスすることが可能です。また、ドーハ空港は到着ターミナルと出発ターミナルが全く別の場所にある空港ですが、到着ターミナルを出て向かって右手に、出発ターミナル行きのシャトルバス乗り場（無料）がありますので、こちらを取り敢えず目指して、客引きをかわすと良いです。

日本から直行便がある空港ですので、中東の中では比較的日本人にも馴染みのある空港の一つかと思いますが、ここは降機から到着ゲート・出発・乗り継ぎゲート、更には上級クラス客のプレミアムターミナルなど、色々とバスで移動しなければなりません。しかも降機から乗り継ぎターミナルの到着までは20分位かかって、満員の中立って過ごすのはいささか大変でした。尚、バスを降りてからは、乗り継ぎの際のセキュリティーゲートのチェックは、驚くほど簡易で、その後の移動はスムーズでした。もうすぐ新しい空港がオープンしますので、新空港のもっとシンプルな構造に期待したい所です。

今回、カタール航空がワンワールドに加盟したことを記念して、激安の運賃が発売されていた（燃油・諸税込50000円ちょっと）ので、思わず航空券を衝動買いしていまいました。私は基本的に、機内サービスなどはどうでも良いと考えているタイプ（だから米系ばっかり乗ってるのかも…）なので、逆にこのエアの過剰サービスは無駄に感じるほど行き届いていましたが、オイルマネー（カタールは正確にはLNGですが…）で儲かっている中東系のエアラインらしい大盤振る舞いかな、とも感じました。外資系のエアなのに、日本人乗務員が1フライトに3人も乗務していたのにも驚かされました。逆に日本人を甘やかし過ぎじゃないかな、と、要らぬ心配もしてしまいましたが…（笑）。

ドバイには沢山のショッピングモールがありますが、私はかつて世界史で習ったイブンバットゥータの名前を冠しているこちらのモールが気になり、足を運んでみました。メトロで一番西端付近まで乗車しなければならないので、正直ちょっと遠いという印象は受けましたが、逆にその分、帰りは始発付近から乗車できるため、夜間の混雑が尋常でないメトロに快適に乗るためにも、このショッピングモールの立地は優れているかと思います。中に関しては、イブンバットゥータが旅した場所を想定しながら、アンダルシア館・チュニジア館・エジプト館・ペルシャ館・インド館・中国館の６つに分かれて、それぞれがその風情のデザインになっていて、気軽な”世界旅行”を楽しむことが出来ます。また、壮麗な装飾ばかりに目が奪われがちですが、館内の至る所にイブンバットゥータ関連の博物館的な展示もあって、私のようなショッピングに全く興味がない方が訪れても、なかなか楽しめるショッピングモールだと思います。ズバリ、ドバイで一つだけショッピングモールに行くとしたら、私はドバイモールなどではなく、こちらを推奨します。

近代史におけるUAE最初の学校施設として、現在は博物館として開放されているのがこちらで、各部屋毎に学校教育の様々なシーンが解り易く紹介されていました。中でも教師と生徒の姿を蝋人形で再現している姿はとてもリアルで見応えがありました。ここも隣のヘリテージハウスと同様無料で楽しめますので、是非双方をご見学下さい。

ドバイの博物館的なスポットとして、個人的に一番気に入ったのはこちらのヘリテージハウスです。昔のドバイの生活がアラブ家屋の中に忠実に再現されていて、躍動的な姿の蝋人形なども見応えがありました。また、2階部分にはウィンドタワーなども再現されていて、暑さを凌ぐことが重要だったアラブ家屋の構造をビジュアル的に学べたのも良かったです。しかも無料で楽しめるのが最大の魅力といえるでしょう。

ドバイ市街地のバスステーションの中でも、ここはちょっと立地的には不便に感じる要素がありましたが、各路線が番号別に分かりやすく乗り場が並んでいて、目的地へのバス路線を見つけるのには一番探しやすいバスステーションのように感じました。

その名の通り、金を主流とした貴金属全般を扱うお店がずらっと並ぶ市場ですが、なかなか私のような貧乏人には縁がない場所です。しかし、ここは観光地化している分、向こうも買わないと知っているためか、貴金属でなく、飲食物を販売する人が度々声をかけてくる印象がありました。試しに値段を聞いてみると、小さいペットボトルのジュースが３Dhでした。これを買おうとして、５Dhを渡すと、お釣りが帰って来ずに、一緒にお水のペットボトルも買わせようとする商魂の逞しさがありました。勿論断りましたけど（笑）。

ここはその名の通り、香辛料が沢山売られている雰囲気で、何となく物静かなお店が多く、同じオールドスークでも、何だか落ち着かないパールドバイのオールドスークよりは好感が持てました。但し、なかなか観光客という立場から香辛料を購入する機会はないかと思いますので、向こうもそれを知ってか、より買ってもらえそうな、ファストフード的な物を勧めてきたりするのが面白かったです。

観光客的な視点からは、ちょっとマイナーな印象があるこちらのスークですが、近くにモスクがあったりして、地元の方にとっては、日常のお買い物の場として重宝されているという印象のスークでした。中でも目を引いたのは女性用のアバヤのお店で、黒ずくめの店舗が並ぶ光景はアラブらしいエキゾチックな雰囲気が満載でした。パールドバイのオールドスークのような、怪しげな日本語の客引きに捕まることもなく、日常の風景が垣間見える、個人的にはここが一番気に入ったドバイ市街地のスークでした。

このビルは隣のデイラタワーと比較すると横長な形をしていますが、更に内側は吹き抜けのようになっていて、その１F部分はオープンテラスのように飲食を楽しむことが出来るスペースがあります。フルーツジュースなどが10Dh程度で楽しめますので、落ち着かない雰囲気のバニヤススクエアよりは、実はこちらの方が休憩スポットとしてお勧めできます。

ドバイ市内に幾つかあるバスステーションの中で、街中にある立地という面で利便性が一番高いのがこちらのバスステーションです。アルグバイバやゴールドスークに比べると狭いですが、路線的には市街地の各方面のみならず、シャルジャー行きのバスもここからも発着していました。

デイラ地区の観光の拠点となるのがこの広場だと思いますが、思ったほど広くはなく、ビル街の谷間に細々と続くオアシス的な感じの場所でした。狭い割には人が多くてごみごみしていましたが、ベンチなどの設置が意外と少なく、ゆっくりと寛げるという雰囲気はあまり感じられませんでした。

ドバイの市街地、デイラ地区の中央にあるバニヤススクエアのすぐ南にあります。タワーという名前から、展望台のような観光地を連想していたのですが、実際は普通の商業施設のビルで、ツーリスト的にはあまり中を楽しめる建物ではないかと思います。

ドバイで必ずお世話になることになるのがこちらのメトロだと思いますが、ご存じのようにまだ開通してから間もない乗り物ですので、どの駅も新しくて綺麗です。私はバスターミナルのあることでも知られるアルグバイバ駅やその隣のアルラス駅などを利用しましtが、これらは歴史地区として整備されているエリアにあり、地上部分は、アラブの伝統的家屋の特徴的建造物の一つである風の塔を模していたり、駅構内はかつてのドバイの風景に関する写真パネルなどが並んでいて、なかなかビジュアル的にも楽しむことが出来ました。

ここはまず建物からして横長の立派な建築で、これを見るだけでも価値があるかと思いますが、日本人にはまだまだ馴染みが薄いイスラムに関連した文物をかなり絢爛豪華に並べていて、それなりに見応えがありました。ただ、まともに見ているとかなり時間が掛かってしまいますので、要点を決めてから見て回ると良いと思います。