ケロケロマニアさんのクチコミ(463ページ)全12,309件

今では函館のコーヒーとして誰もがご存知の美鈴コーヒーですが、その発祥ともいえるのがこちらの店舗で、元々は鈴木珈琲店というシンプルな名前でした。店の前には北海道初の珈琲焙煎機が誇らしげに飾られていますので、話の種としても是非訪れて頂きたい店舗です。立地的にも函館駅から徒歩5分程度、一本道ですので迷うこともありません。

ハセストの立地をご存じない方でも、一番見つけやすいのがこちらの店舗だと思います。ハセストの店舗は市内各所に10店舗以上ありますが、市電に乗車しながら見られる店舗としてはここが唯一でしょう。最寄り駅はオーシャンスタジアムのある千代台公園の最寄り駅千代台と判り易いので、取り敢えずハセストを体験したい、という方は、まずは市電でこの店舗を目指してみて下さい。

年一回、函館で開催されるプロ野球一軍公式戦で使用されるのがこちらの球場ですが、この野球場の正面入り口脇に、貴重な像があることは意外と知られていないのではないでしょうか。久慈次郎氏をご存知の方はご年配の方かコアな野球ファンの方だと思いますが、この方は実は試合中の事故で不慮の死を遂げてしまったことで知られています。
沢村栄治やスタルヒンなど、誰もがその名を知る名投手の球を受けたことでも知られる名捕手で、後の巨人軍初代主将としても今にその名を残していて、キャッチングスタイルでの銅像、というのは、全国の各球場付近に存在している野球選手関連の像の中でもかなり稀有なものだと思いますので、試合目的でなくても、この像を見に是非足を運んでみて下さい。

トラピスチヌ修道院のすぐ近くにある市民の森ですが、多くの方は修道院だけ見てそのまま立ち去ってしまうようで、道路を挟んですぐ向かいにあるこちらは、春先という時期もあったかと思いますが、ひっそりとしていました。案外冬季はやっていないと思っている方が多いようですが、実はこの売店は普通に営業していて、隣には市民の森のビジターセンターがありますし、そこのパブリックスペースで冬季でも暖かい中でゆっくりと過ごせます。修道院内ではお茶しながら休憩、という訳にはいかないかと思いますので、バスの待ち合わせ等にもこちらの売店の利用価値は絶大だと思います。

最近の函館に来る度、不思議に思うことの一つに、こちらの博物館の建物の存在があります。内容展示に関しては、現在では明治館の中に移動してテディベアミュージアムとして見ることが出来るのですが、建物は閉館後いつまで経ってもそのままの状態でまだ残っていて、今回（2014年3月）もまだ変化なしでした。尚、入口では巨大な熊さんが寂しそうに外を見ていて、いつも悲しい気持ちになってしまいます。

こちらの建物は、現在は一企業の建物として普通に利用されている印象で、当時を語る案内板などの設置もなく、かなりリニューアルされた雰囲気の建物になっていて、情緒という意味では全く失望してしまう建物でした。会社の建物なので仕方ありませんが、もう少し歴史的景観の重要性を感じさせてくれる改装だったら良かったのになと、ちょっと残念な気持ちになりました。

函館市内には沢山の博物館や美術館がありますので、全部を見て回るのはなかなか大変かと思いますが、立地的な利便性とコストパフォーマンス、展示内容を鑑みると、個人的に一押しなのはこちらの北洋資料館です。缶詰で有名なニチロに関する漁業史的な側面から色々な学べる場所ですが、ビジュアル的には巨大な動物剥製、体験型としては、荒波の中を進む漁業船の3分間体験（これ、かなり船酔いしました…（汗））等、なかなか楽しいです。個人的に最も驚いたのは、セイウチの剥製で、何と椴法華村（現在は函館市域となっています）の沖で実際に捕獲されたものとのことで、日本で唯一のセイウチ捕獲の実物だそうで、函館市の指定有形文化財になっていますので、是非お見逃しなく。

北洋資料館に足を運んだ際、隣にこちらの入口があって、丁度地下で地元の水彩画サークルの方々の絵画展が開催されていたので、足を運んでみました。趣味で描かれている方々の作品ですので、変な色気がなく、柔らかいタッチの美しい作品が多くて、とても癒されました。入口にいらした女性の方も、上品なマダムという印象で、色々とお話も弾んで楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

函館の美術館は五稜郭タワーのすぐ向かい側にありますが、タワーが賑わっている一方で、こちらの美術館内はひっそりとしています。美術館＝高い、というイメージがあるかと思いますが、函館の美術館は特別展以外は結構安く見られますので、悪天候時などは、五稜郭内を歩くことを諦めて、こちらに行かれることをお勧めしたいです。それ程大きいという訳でもないですが、静かな憩いの時間が過ごせるステキな場所です。建物内のデザインもスタイリッシュで美しいのが、個人的には特に気に入りました。

五稜郭の歴史の中で、築城（？）当時から今に残る建築は殆どありませんが、こちらは唯一残る建物と言われています。土蔵の前には戊辰戦争時に使用された大砲なども屋外展示されていて、当時の雰囲気を感じることが出来ますが、冬季は建物そのものに冬囲い的な物が設置されて、中を見られなかったのが残念でした。

五稜郭は函館のみならず北海道を代表する観光地ですので、冬はきちんと除雪されている所が多いのかな、と思いきや、意外と適当にしか除雪されておらず、踏み跡を信じて突き進んで行くと、急に途切れる、なんて場所が結構あって、靴の仲がずぶ濡れになってしまいました。出来れば3月下旬の時期の五稜郭観光は、郭内に入らず、五稜郭タワーから眺めるだけで満足した方が良いかもしれません…（涙）。

五稜郭タワーといえば、函館を代表する観光地の一つで、地元民は敬遠しているのではと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、実はここの１・２Fは自由に立ち寄れるパブリックスペースになっていますので、地元民もよく散歩がてら立ち寄ったりします。無線LANも対応していて快適なのですが、そんな時にちょっと飲み物が欲しくなったりするとここのカフェスタンドを利用します。お値段もリーズナブルですし、よく観察していると、同じ五稜郭タワー内でも、タワーの上方に登るエリアと、こちらのカフェがあるエリアとは何となく雰囲気の違いを感じて頂けるかと思います。

函館の味として五島軒のカレーを連想されるファンの方も多いかと思いますが、こちらのお店、特に本店などでは一種のドレスコードがあって、なかなか敷居が高い印象があります。そんな中、五稜郭タワーの２Fには気軽に入れる雰囲気の五島軒の店舗があって、試食などが頻繁に行われているカジュアルさも庶民的で良いなと感じる店舗です。

スイーツがお好きな方でしたら、湯の川にある、きくちのソフトクリームと共に、函館のスイーツとしてここを連想される方も多いのではないでしょうか。現在は道内外にも店舗を有していますが、やはり函館で味わうのが格別だと思います。赤レンガ倉庫近くや五稜郭タワーなど観光地に店舗がありますが、個人的には五稜郭タワーの二階店舗は、平日は意外と空いていることも多いように感じます。気軽に座って食べられる客席もショップの前に並んでいるのも良い所です。（この客席はお店専用ではなく、パブリックスペースになっています。）

やきとり弁当で有名なハセスト（ハセガワストア）は、やはり函館にいらした方には一度は訪れて頂きたいローカルコンビニですが、ツアーバスなどでいらした方には、意外と店舗が見つけ辛いことが多いかと思います。基本的には地元民向けの立地という店舗が多い中で、ここは五稜郭にも近く五稜郭観光のための観光バス駐車場なども近いので、時間が間に合うようでしたら是非足を運んで頂きたい店舗です。但し、ハセストのやきとり弁当は作り置きはしませんので、すぐに買うことは出来ません。事前に電話で予約されてから店舗に向かうと、到着時間に合わせて商品を受け取ることも可能です。尚、意外と知られていないことですが、実は北海道内のコンビニ（一部関東にもありますが）として有名なセイコーマートと提携関係にありますので、セイコーマートのクラブポイントを貯めることが出来ます。

函館と言って、ラッキーピエロ（通称ラッピ）を連想される方も多いかと思います。派手な外装とファストフードのメニューが多岐にわたって並んでいる雑多な雰囲気は、ラッピならではだと思いますが、各店を巡ってみると意外に店毎の雰囲気に個性があることをご理解頂けるでしょう。こちらのショップは、ラッピの”登竜門”的なお店として、五稜郭観光のついでに訪問しやすいお店だと思います。場所的にも五稜郭タワーの斜め向かいですので、ベイエリアのラッピと共に、観光でいらした方には特にお勧めです。

函館空港の２F、お土産物店が並ぶエリアの脇に細長くひっそりと佇んでいるのがこちらのギャラリーですが、その存在価値は非常に高い場所です。皆様は北海道の道南エリアで発見された土偶のことをご存知でしょうか。実はこの土偶、2007年に北海道初の国宝に指定されたという、凄い逸品なのですが、その知名度が不思議な程認知されていないように感じます。ここでは空港近辺で出土している縄文関連の貴重な土器なども展示されていますが、そのうちまた大発見があるかもしれません。来るべき時を待ちながら、ひっそりとアンテナショップ的な活動をしている、そんな姿を今の函館空港ギャラリーには感じます。因みにここにはアイヌ民族関連の展示も充実していますので、是非時間をかけてゆっくりと見て頂きたい場所です。勿論、入場も無料です。

函館空港２Fに並ぶ土産物品街（？）の中で、立地的にも真ん中の休憩スペースを挟んで、他店とは対岸にあるのがこちらのお店で、商品のラインナップも明らかに独自性があります。道南を代表する民芸品や海産物などが並んでいて、アイヌ関連の民族衣装なども掲げられていますので、ちょっとした博物館のような雰囲気も味わえる素敵なお店でした。

函館空港の２Fの土産物売り場の並びの中の最後に突如として現れるのがこちらのギャラリーで、絵画を販売しているのがユニークでしたが、よく見てみると函館近辺の美しい自然風景や近代建築などが描かれたものが多く、確かに高いものが多いですが、お土産に絵を買って帰るなんて、とてもお洒落な発想だなと思いました。絵が無理な方でも、絵画をデザインしたポストカードなどもありますので、実際に訪れた場所などを追体験しながら、お気に入りの絵を探して旅の思い出に浸るのに適したお店だと思います。

函館に来るとまず飲みたくなるものの一つに、美鈴コーヒーが挙げられますが、空港内ではこちらのショップが到着口のある１Fに立地しているのが面白いです。他地域からいらした函館の方が、”ふるさとの味”をすぐに飲めるように、という思いからなのかもしれませんね。焙煎したての美鈴コーヒーは本当に美味しいので、是非ショップで味わって頂きたい函館の味の一つです。