ケロケロマニアさんのクチコミ(40ページ)全12,309件

蔵の辻の北西側の総社大神宮脇から、西側の引接寺に至る道で、文字通り、多くのお寺が並ぶ道です。歴史的風情ではありませんが、現代風の石畳道が整備されていて、非常に情緒の感じられる道ですが、それ程広くない道幅にも拘らず、案外交通量が多いので、ぼおっと歩いていると、クラクションで煽られたりしますのでご注意下さい。

国分寺といえば、奈良時代に聖武天皇の勅令により全国に造られた史実は有名だと思いますが、越前国の国分寺はここにありました。

当時は現在の石川県も行政下におさめるほど威勢を誇っていたそうで、三大国分寺の一つとしても名乗りを挙げていたこともあるそうですが、現在の境内はこじんまりとしていて、その面影は感じられないのが、逆に情趣を感じられて良かったです。

武生の市街地内、寺町通りの西端に立地しているのがこちらのお寺で、ちょっと読み辛いですが、”いんじょうじ”と読みます。観光客的視点からは、境内向かって右手にある丈生幼稚園が、旧福井県警察部庁舎として歴史的建造物になっていることで有名ですが、お寺の本堂も山門もとても立派で、大仏様までいらっしゃいますので、総合的なお寺の見応えとしては、このお寺が武生では一番なのかな、と思える素晴らしい名刹です。

因みにここは歴代の天皇にも所縁の場所で、新しいところでは明治天皇の武生行在所が置かれたこともあるそうです。

武生が誇る名刹、引接寺の境内にある、元々は福井県警察部庁舎として使用された歴史的建造物です。ライトグリーンの美しい建物で、外観を眺めるだけでうっとりとしてしまいますが、現在は現役の幼稚園として運用されていますので、お子様を入園でもさせない限りは、平時においては内部見学できないのが残念です。

柵外から全貌を撮るのには案外苦労するのですが、寺町通り側から引接寺山門向かって右手に、小さな祠（弁天堂）があり、そこの隙間のフェンス越しからが一番美しく撮れるかなと思います。

武生市街地のやや西寄りにある浄土宗のお寺です。境内はなかなか広いですが、それもその筈、ここは元々は斯波高経（しばたかつね）が新善光寺城を築いて拠点とした場所とのことで、現在でも土塁や濠跡の一部を確認することが出来ます。

またここの山門は、後の本多氏の居城だった府中城の表門を移築したもので、これもなかなか見応えがありますので、是非ご注目下さい。

武生市街地の善光寺通り沿いにあるスポットで、現在はお店の脇に小さなプレートが嵌め込まれているだけなので、注意して歩かないと素通りしてしまいそうな所でした。

氏の偉業に関しては、解説プレートを御参照頂きたく思いますが、私がより注目したのはここの右側に掲示されていた、地元の武生西小学校の生徒さん達が作成された紙芝居で、氏の偉業が郷土史として教えられているのだなと、凄く感銘を受けました。

武生市街地の南西側に立地している浄土宗のお寺で、阿弥陀如来をご本尊としています。

このお寺を著名にしているのは、何よりも境内にある立派な枝垂桜で、開花時期には毎年多くの方が訪問されているようですが、私は真夏に訪問したので、そういう風情は全く楽しめず、それ以外に関しては、観光客目線からはそれ程見所がないお寺なのかなと感じました。
ただ、水吹地蔵尊という、火事で焼け残って以来、鎮火の信仰をあつめるようになったというお地蔵様もいらっしゃいますので、ご覧になられると良いですね。

立地的にも、武生市街地の他の名所からは若干遠い場所にありますので、お時間がない方は、桜の時期以外はわざわざ行くほどでもないかなと思いますが、逆に花の盛りの時期は、かなり立派な枝垂桜なので、是非足を運んでみて下さい。

いわさきちひろさんといえば、個人的には、黒柳徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」の優しいタッチの絵のイメージがあって、興味深く訪問してみたのですが、丁度、福井県下に県独自の緊急事態発令の時期だったため、残念ながら閉館中でした。ただ、建物前には生誕地の碑も建っていて、ここで生まれたんだぁ～、と感慨に耽ることが出来ました。

尚、氏の美術館に関しては、東京の下石神井や長野の安曇野にもありますので、ファンの方は併せてご訪問されることをお勧め致します。

福井駅直結のショッピングモールで、駅から外を歩かずにアクセスできますので、悪天候時にも安心です。私の訪問時はコロナ禍の時短営業も影響して、夜の20時過ぎでも殆どの店が閉店してしまっていて、寂しい風情でした。ただ、入口にフロアガイドが置かれていたので、店舗を確認してみると、飲食店やお土産物店が沢山並んでいて、入口にはプリズム福井の一押し商品が並んだショーケースもあって、観光客の方にも優しい施設だなと感じました。

今回は盛夏の時期でしたので、暑さを避けるために早朝に福井城址を探訪してみました。この城跡は天守閣などは復元されておらず、お濠の様子などで往時の風情を想像するしかないのですが、御廊下橋や山里口御門などが、史料に基づいて忠実に再現されていたり、立派な結城秀康公の銅像が見られたりと、案外、一観光客視点からも楽しめる城跡かなと思います。

福井城址エリアにある神社で、ここには松平春嶽が祀られていて、氏の像やちょっと変わった鳥居などが注目されがちですが、もう一つの見どころが…。

それは、拝殿の向かって左手にある大イチョウで、どうやら戦災時に被害を受けて枯死寸前だった状態から、見事な復活を遂げて現在に至っているとのこと。

生命力の逞しさを感じ、広島で見た被爆樹木のことなども思い出してしまいました…。

福井県民にとって、誇りといえる人物としての松平春嶽の像が、福井神社の境内にあることを知り見に出かけました。有名な方なので、さぞ大きな像なのかと思いきや、なかなか見当たりません。で、ふと本殿向かって左側に目を遣ると、いらっしゃいました～( ´∀｀ )。

思ったより小さな像で、何か氏の謙虚な佇まいを見るような、かなり主観的ではありますが、何か好感を持てた像でもありました。

福井城址の西側に佇む、細長い形状で中央公園の脇に続く境内を有した神社ですが、私の訪問時はコロナ禍ということもあり、本殿前にはその終息を願って折られた、12万にも及ぶ色とりどりの千羽鶴が吊るされていて、華やかな外観の中に内包された悲しみを感じてしまいました。

南側の鳥居傍には中根雪江翁の顕彰碑もあり、こちらも要注目です。氏の偉業に関しては解説をご覧頂きたく思いますが、この碑自体、福井大地震の際に倒壊したのを修復再建したものだそうで、石碑の途中に修復跡と思われる繫ぎ目なども見られますので、是非ご注目下さい。

福井市街地のど真ん中を南北に通ずる大通りで、この区間では路面電車となる福井鉄道が並行して走っていますので、鉄道好きな方は撮影スポットとしてもお勧めできる通りです。交通量が多いので、昼間の時間帯はなかなか走行する車が邪魔して、鉄道車両が撮り辛いことも多いので、早朝時間帯や信号のある交差点で待ち構えるのが良いでしょう。

因みに福井鉄道はそれ程本数が多くありませんので、撮りたい方は福井鉄道の最寄り駅で配布しているポケット時刻表を携行しておくと良いでしょう。”スイッチバック”となる福井駅方面に向かう列車が多い分、大名町の交差点で構えると遭遇機会も多いです。

福井駅の駅前通りを直進した左手、丁度、西武百貨店がある隣側にある大時計で、地元の方にとっては待ち合わせスポットとして愛用されているような所です。内部を観察してみると目盛りが付いていて、2100年まで刻めるようになっています。

どうやらこの時計はからくり時計になっているようで、定時になると”近未来への時間旅行”を楽しめるような楽しい光景が見られるようですが、まあ、伝統的なからくり時計ではないので、わざわざ時間を合わせて見るほどのものでもないかもしれませんね。興味ある方は定時に訪問してみて下さい。

因みにクリスマス時期には作動時に流れる音楽が「ホワイトクリスマス」とかの特別仕様になるそうですよ～。

福井駅から徒歩数分の近距離にある神社です。ここは参道を歩く段階では鳥居があったりして、神社のテイストを感じることが出来るのですが、いざ、最後の本殿前の鳥居をくぐると、どちらかといえば、城跡（北の庄城址）としてのテイストが強くなって、あれっ、という気持ちになります。それがユニークといえばユニークな神社と、観光客視点からは捉えられるかもしれませんね。

柴田公園の南側にある資料館で、歴史好きな方にはとても楽しめる内容となっています。駅方面から行くと、柴田公園内の一番遠い側にあるのですが、それでも徒歩10分以内には行ける距離かなと思います。入場無料なので、休憩がてら立ち寄るのにも良いスポットです。ただ、展示室内はそれ程大きくなく、コロナのご時世柄、タイミング次第では入室を待たされることもありますのでご注意ください。

柴田神社境内、というか、柴田公園内というか、微妙なところに建っている（スタイル的には座っている）像です。丁度、北の庄城址を示すちょっと古い風情の石碑の隣にあって、これらがちょっとした石垣っぽい上に配置されているため、案外、近距離での撮影が難しいです。撮る場合はこの石垣から降りて、公園の散策道が続く側から撮る方が安全です。

私は雨の日にこの像を石垣の上から撮ろうと、石垣の一番角に移動したのですが、ちょっとスリッピーな感じで、危うく石垣から転落しそうになりました。高さは２ｍ程なので、落ちても大けがにはならないかと思いますが、くれぐれも足元にはご注意下さい。

JR福井駅の南西側にある公園で、普通の都市公園として捉えるよりも、城址公園として訪問されると良いところです。敷地内には柴田神社や北の庄城址資料館、柴田勝家像などがあって、それぞれが整備された歩道で繋がっていますので、一巡されると良いかと思います。

九十九橋は福井市街地の西寄り、元々は芦原街道の要衝として足羽川に架かる橋でしたが、今見られる橋は普通のコンクリートの橋なので、風情を楽しむスポットではありません。
寧ろ観光客的視点からは、柴田公園の南側にひっそりと復元して展示されている九十九橋の方がお勧めで、往時の写真なども解説板に付されていますので、より参考になるかと思います。

ただ、観光案内所の方の話では、本物の九十九橋の方は、特に桜の時期は足羽川沿いに続く桜並木が美しくて見応えがあるそうなので、咲いている時期は、こちらの九十九橋にも足を運ぶ価値があるでしょう。