ケロケロマニアさんのクチコミ(214ページ)全12,309件

富山～岐阜の高山にかけての約９０キロ、現在の国道41号線沿いのこのエリアは、”ノーベル街道”の愛称でも知られているようですね。私は現地にて初めて知りましたが、この短区間の中で日本の4名のノーベル賞受賞者が在住や研究の拠点とされていたことなどが縁でこう呼ばれているそうです。県民会館前にはこの街道に関する案内や、大角勲氏の「縄魂弥才」と題した、ノーベル街道モニュメント作品も設置されていますので、ここで情報を仕入れて、実際に国道41号線沿いの各名所を辿って行かれると良いかなと思います。

富山県庁のすぐ隣にある、かなり立派な外観を誇る施設です。私は年明け早々の1月5日の訪問でしたので、まだイベントなどが準備中の時期で、併設の美術館でも展示室でも何も見られなかったのが残念でした。HPや現地でも入口のインフォメーションでイベントに関するパンフレットを頂けますので、これを参考に、館内を巡られると良いです。タイミングが合えば、結構見応えのある展示等が楽しめる施設だと思います。

観光客的な視点からは、市役所と比較するとちょっと立ち寄り難い雰囲気に包まれた、富山県庁舎ですが、ここは昭和10年建造ということで、戦火の際にも焼け残った由緒ある建物で、2015年には遂に本館が国の登録有形文化財に指定されています。本館の建物自体はそれ程大きくなく、県庁舎としては案外こじんまりとしていますが、歴史的な価値が高い建造物ですので、是非ご覧になってみて下さい。

文字通り、富山県庁舎の北側にある、中央に円形の噴水を配した市民憩いの公園となっているところです。観光客的な視点からは、南側に設置されている三等三角点で、三角点名も”富山”となっていますので、ここに立てば、まさに富山の中心に立ったと誇ることができるかと思います。またこの公園の噴水は4～11月にかけての定時中、常時作動している様子を眺めることができますので、出来れば冬季以外のご訪問をお勧めしたい公園です。

富山城址公園は、文字通り、富山城の本丸跡に整備された公園ですが、ここでは、北側にひっそりと佇む石碑のことについて。南側から城址公園の北側を眺めると、右手に見えるのが、有名な富山藩第二代藩主の前田正甫像ですが、左側にも立派な石碑が建っていて、何だろうと思ってみてみると、「殉職警防団員之碑」という碑でした。

警防団というのは、今でいう消防団のことのようで、職務中に殉職された方々の慰霊碑的な石碑のようでしたが、驚くべきなのは、この石碑の建立時期は昭和15年、つまり、富山空襲の戦禍を奇跡的に免れて、現在まで大切に保存されている石碑である、ということです。きっと警防団員の方々の熱い思いが、戦火を避けて下さったのでしょうね。何か凄く熱い思いが込みあげてきた、素晴らしい石碑でした。

富山の薬を世に広めた、という意味で功績があった、富山藩第二代藩主の像で、現在のお薬の町としての地位を築いたお殿様、という意味で、今も尚、多くの富山県民の信望をあつめている方の像です。詳細は、解説板をご覧頂きたく思いますが、観光客的視点からは、像のデザインそのものがスラっと直立した正甫氏の姿が美しくて、思わず見入ってしまう像でした。

私は富山駅がある北側から富山城の方に向かった際、この公園を経由しましたが、最初、ここが城址公園なのかなと思ってしまいました。それだけ、この公園と城址公園との区切りは曖昧なので、目安としては景雲橋の北側が松川公園、南側が城址公園位のイメージで捉えておかれると良いです。広々としたグラウンドの中という印象の城址公園とは対照的に、この松川公園は日本庭園的な風情が楽しめて、冬季は円錐形に施された木々の雪吊りの様子なども情趣が感じられてとても良かったです。

富山城址公園の北西側、松川に続く池のような場所に架かる太鼓橋のような形状の橋です。私は冬季の訪問でしたが、本当は雪景色の中で見ると朱塗りの彩色が映えてもっと良かったかも、と思ってしまう程の素敵な風情の橋でした。橋は弧を描く形状ですが、ステップが刻まれている分、凍結した場合でも案外歩きやすい橋だろうなと思いました。

富山城址公園の北東側にあって、石垣を配した隅櫓のような建造物になっていますので、私は最初、ここが富山城なのかと見間違ってしまう程でした。石垣の風情も味があって、ここが富山城と言ってしまっても、違和感がないほどのクオリティの建物です。館内は撮影禁止となっているのが、ちょっと残念でした。また、建物の北側には、千歳桜の碑石、というのがあって、ここが桜の名所に整備されるまでの経緯が記されていて、これもまた興味深かったです。

富山市街地を流れる松川沿いには、芸術的なクオリティの高さが感じられる美しい作品から、ちょっと微笑んでしまいたくなるようなユニークなタッチの作品など、沢山の野外彫刻が並んでいて楽しいです。市役所近くの橋の袂などに、その全貌を示した案内図が設置されていますので、お好みの作品を訪ね歩いて散策するのも良いところです。

富山の市街地、松川に架かる伝統のある橋で、文化庁の登録有形文化財にも指定されていますが、普通に歩いて通過すると、ここは路面電車通りでもあって、あまり橋としての実感が沸き辛いスポットでもあります。是非、松川沿いの遊歩道から横のアングルで眺めてみて下さい。橋の印象が全然違いますよ！

富山駅構内の新幹線改札口傍にあるお店で、富山といえば、の名物として長年お馴染みの「ますのすし」を手っ取り早く購入するのに良いお店です。ただ、冬季は寒ブリの季節でもありますので、意外とぶりのすしの方も人気がありますね。理想は両方購入されることだと思いますが、ちょっとお値段的には高いので、なかなか同時にという気にはなれないのが残念です。

今の冬の富山には、こんな電飾イベントがあるのだなあと驚かされたのがこちらです。市街地に幾つか会場があるようでしたが、私が見たのは駅前の「カラフル・ラブ・アーチ」と名付けられたイルミネーションで、カップルの方などにはお勧めできると思いますが、おっさん一人だと、通り抜けるだけでもかなり恥ずかしい風情の可愛らしい電飾でした。

富山の安宿の王者、と言っても過言ではないのが、富山駅から徒歩2分の近距離にあるこちらのホテルだと思います。全国の他のウィークリー翔と同様、シングル1泊で1900円という、驚きのお値段で宿泊でき、しかもここに関しては、大浴場まで完備しています。（お風呂に関しては、女性も利用可能ですが、施錠して入ることになります。）チェックイン可能時間が夕方4時から夜8時半までと短いのだけが残念ですが、これも低料金維持のために仕方がないかもしれませんね。何れにせよ、貧乏人には有難いホテルです。

台北のベットタウン、観光客的には国際空港の最寄りの町として知られる桃園の市街地にある台鉄の駅です。高鐵駅とは場所が離れていますので、間違えないように注意が必要です。駅自体が大分リニューアル進行中のようで、使われなくなったプラットホームの遺構などが2018年1月現在では、まだ確認することが出来ました。台北駅での混雑を避けて、この駅を基点に台鉄で西武エリアの旅に出かけるというのも、味わい深い旅になるかと思います。尚、この駅の改札口傍でも、台鉄名物の駅弁が販売されていました。

今回は台湾到着後最初の宿が、松山駅傍だったということもあり、桃園空港に到着後は最寄りの台鉄駅である桃園駅までバスで移動しました。706番のバスで行くことができますが、似た番号で高鐵の桃園駅行きもあります（バス停も同じ場所）ので、乗り間違えに注意が必要です。悠遊カードも使用可能で、空港から台鉄桃園駅までの運賃は44元（約180円）でした。

飛騨古川といえば、伝統工芸品としてお馴染みとなっているのがこちらの和ろうそくです。実際に夜を徹して行われている三寺まいりの際には、長持ちするこの和ろうそくが重宝されているようで、洋ろうそくの違いとかを丁寧にお店の方が解説してくれますので、お店という以上に、博物館的な魅力もある、飛騨古川では必見といえるスポットだと思います。

私は正月（1月4日）の訪問で、まだこの施設は生憎、年始の休業期間中でしたが、ここは元々は福全寺というお寺があったそうで、その跡地としての名残を今に伝える大銀杏が、建物脇で威風堂々と聳えています。非常に立派な木で見応えがありますので、是非ご覧になってみて下さい。

春に開催される古川祭の魅力を年中映像や展示を通じて楽しめるのがこちらの施設です。入場料は500円と、ちょっと高いかなと思いましたが、専用パンフの展示で50円引きになりましたし、ここで見られる３D映像のお祭りの迫力は圧巻で、入場料を払っても見る価値のある施設だと思います。また館内では実際の屋台が３基ずつ、定期的に入れ替えが行われていて、いつ行っても実物の屋台が間近で見られるのも良いです。

今回の飛騨古川訪問で、まちなか観光案内所や古川まつり会館で拝見した古川祭のメインの一つ、起し太鼓の迫力ある映像が非常に心に残っていますが、この太鼓、お祭り期間以外も、古川まつり会館のすぐ隣のまつり広場（ここが実際のお祭りの会場にもなっているようです）で、実物を見ることができ、しかも試し打ちまでできるように開放されています。試し打ちは1回100円となっていて、起し太鼓独自の、少し湾曲した専用のバチを使って叩けるようになっていますので、是非話のタネに一打ちしてみて下さい。