ナツメロ大王さんのクチコミ(82ページ)全9,711件

大鳥居をくぐって宇佐神宮の境内に入り参道を進んでいくと、左手に真新しい手水舎が見えて来ました。青銅葺きの屋根で、柱の朱色も目に鮮やかでした。ここは手や口を清めるための場所で、建物よりも重さ24トンの御影石を使ったの全国一の大きさの水桶が目を引きました。

宇佐神宮の境内に入り、丘の上にある上宮に向かう途中、夫婦石を過ぎた石段の中腹にあった若宮神社も見学しました。丁度上宮を見学した後に下宮に向かう石段の分岐点にあることから、方向を示す標識も出ていました。社殿前の土の上をびっしりと苔が覆っているさまも歴史を感じさせてくれました。重要文化財に指定されています。

寄藻川に架かる「神橋」を渡って宇佐神宮の大鳥居の手前、右手に見える小さなお社が黒男神社です。八幡神の伴神とされている武内宿禰を御祭神としています。背の低い塀で囲まれていて、扉はしっかりと閉じされていました。小さいながらも苔むした茅葺屋根などが趣を感じることが出来ました。

宇佐神宮を見学した際、境内のメインルートからは外れるのですが、西参道に入って寄藻川にかかる呉橋を見学しました。屋根付きの橋で、普段は渡ることが出来ないようで、平行して架けられた橋から眺めることになりました。思った以上に天井が低いようで、昔の人は小柄だったのだと改めて思いました。どことなく韓国の宮殿やお寺を彷彿とさせる、朱色と緑色の組み合わせでした。

宇佐神宮の境内の丘の上にあるのがこの上宮で、朱色の本殿は左右均等に作られた非常に美しい建築でした。日本の国宝にも指定されている八幡造りの貴重な建物です。正面の南中楼門は重要文化財に指定されており、旅行のポスターでも使われるシンボリックな姿でした。私が訪問した際には参拝客がほとんどおらず、ほぼ様々な角度から写真を撮るなど、贅沢な時間を過ごすことが出来ました。

宇佐神宮の、丘の上にある上宮を見学し、宇佐鳥居の横の脇道を下っていくと丘の下に下宮がありました。神様へのお供えを調理すると共に、農業や各種産業の発展にご利益があるとのことです。「下宮参らにゃ片参り」という言葉あるあるそうで、この日は両方を訪れました。そばには重要文化財の高倉もあり、併せて見学しました。

丘の上にある宇佐鳥居の上宮へと向かって石段を上がると、若宮神社を過ぎたあたりに宇佐鳥居が見てきました。扁額のないつくりで、県指定の有形文化財にしてされている真っ赤な鳥居でした。それほど大きな鳥居ではないですが、笠木の部分が長屋の屋根のような独特な形状でさらにわずかに反りあがっていて興味深く感じました。

宇佐神宮の境内を散策し、メインとなる参道からは右に外れて呉橋方面に向かってしばらく歩くと、左手のグラウンドように広くなった原っぱに、ひょいっと背の高い標識が建てられていました。神武天皇が筑紫の国を訪れた際に、宇佐津彦と宇佐津姫がこの地に一柱騰宮境内の造営してもてなしたとの伝説があるそうです。私は呉橋を見学したかったので、こちらまで歩きましたが、そうでないと見落としてしまうスポットだと思います。

大分に短期滞在した際、全国に40,000か所以上あるとされる八幡社の総本社である宇佐神宮を訪れました。小高い丘を利用しており、鬱蒼と茂る木々の中で静寂が支配する境内には、重要文化財の建物が何か所もあり、見ごたえ十分でした。青空の下、赤い建物がより美しく感じられました。

大分から臼杵への観光の際、この路線を利用しました。特急も走っているのですが、私はのんびりと各駅停車の旅を楽しみました。臼杵駅では「う」の後に続けてハートのマークで「すき」を表現していて、非常にユーモアがあると思い好感が持てました。電車の本数は非常に少ないので、事前にインターネットで時刻を調べておくと、時間を有効に使うことが出来ます。

臼杵駅から臼杵石仏まで大分バスの路線バスを利用しました。臼杵駅のバス乗り場は駅の改札を出て右手、案内も分かりやすくてすぐに見つかりました。ネックは本数が少ないことで、東京や福岡などの５，６分おきに走る路線バスを基準にすると一時間に一本程度のこの路線はスケジュールが組みにくいように感じられました。

臼杵市街地の龍源寺からほど近い場所を散策した際、楼門が立派な【見星禅寺】にも立ち寄りました。臨済宗のお寺ということで、いわゆる禅寺です。青々とた木が生い茂り、その奥に本堂が見えていました。楼門の屋根には小さいながらも鯱が載っていて、どことなく可愛らしく感じられました。

臼杵市街地の本町商店街（八町大路）を散策していた際に立ち寄った老舗の醤油やお味噌を扱うお店がこちらです。店内に一歩入ると、なんとも言えない芳醇なお味噌やお醤油に匂いがしていました。醤油が臼杵の特産品の一つであるようで、同じ道には【富士屋甚兵衛】というお店もあり、そちらで醤油をすでに購入していたので、こちらでも味噌を自宅用に購入しました。漆喰の美しさが感じられる建築自体も、見ごたえ十分でした。

戦前に明石原人を発掘し、日本の考古学・人類学に一石を投じた学者が直良信夫です。彼の生家が、お寺や昔の武家屋敷が集まる【二王座歴史の道】を北に向かって歩いた先にありました。記念館として公開されていて、自由に見学することが出来ました。また、このあたりは【二王座歴史の道】でも高い場所にあるので、この界隈から歩いてきた坂の下を見ると見ごたえのある景観が楽しめました。

旧武家屋敷やお寺が多数並び立つ【二王座歴史の道】を散策していて、立派な楼門のあるお寺を見つけて立ち寄りました。そこがこの【善法寺】という浄土真宗のお寺で、14世紀にまでさかのぼる歴史を誇る名刹でした。境内に入ると本堂など歴史を感じさせる建築が建っており、【二王座歴史の道】の中でも非常に見ごたえがあるお寺でした。

臼杵の中心、二王座の道からは石段を上がっていくことになる臨済宗妙心寺派のお寺が香林寺です。禅寺と言うことで、華美を排した質素な佇まいが印象に残りました。丘の上にあることから、私は頑張って訪問しましたが、足の悪い方にとっては参拝するのも些か難儀することが容易に想像できるロケーションでした。

旧武家屋敷やお寺などが集まる二王座歴史の道を散策して際に訪れたお寺の一つが、こちらの法音寺です。日蓮宗のお寺とのことで、装飾の少ないすっきりした境内が印象的でした。本堂は比較的新しいようですが、伝統的な建築様式で建てられているので、通りの歴史的な雰囲気に見事に溶け込んでいました。

臼杵市街中心部の八町大路から臼杵川まで出ると、目の前の川の中州に見えるの太っちょの円筒形の建物が【フンドーキン醤油】の工場です。分銅のようなかたちの赤いマークが壁面でひと際目立っており、いやでも目に飛び込んできました。臼杵大仏に向かうバスからでも見えるので、臼杵を訪問した方は一度は目にすることになると思います。ちなみに【フンドーキン醤油】は九州では非常に有名な醤油メーカーとのことです。

臼杵市の指定有形文化財にもなっている臼杵藩の上級武士のお屋敷がこちらの【旧丸毛家住宅】です。二王座の道などからは離れていて、ついつい見落としがちですが、臼杵駅に向かって【サーラで臼杵】から歩いていく道中、大通りから少し脇道に入ってこちらの住宅を見学しました。正門を入って母屋の正面には立派な玄関があり、左手に入り込むと台所など生活の場を垣間見ることが出来ました。

臼杵の市内中心にある商店街です。電線の地中化がすすめられたことから、すっきりした景観が広がっていました。さらに二王座の道と同様に、アスファルトではなく石畳の道になっており、観光客にとっては落ち着いた雰囲気が好ましく感じられました。通りに面してはお醤油やお味噌を売る老舗の店もあって、寺町と同様に散策も楽しめました。