ナツメロ大王さんのクチコミ(47ページ)全9,711件

聖路加タワーから佃大橋の方に向かって北上、少し歩いたところにピラミッドの上部に校紋を乗せたようなデザインの石碑がありました。【女子聖学院発祥の地】とのことで、外国人居留地であったこの場所から、立教学院や青山学院と同様に、キリスト教系の学校がスタートしていったようです。若い女性のための学校らしい、シンプルでおしゃれな記念碑でした。

築地周辺を散策していると、日本を代表する新聞社の一社である、朝日新聞社の本社ビルがありました。実は３０年ほど前にも一度訪問したことがありますが、その時と同じ薄いレンガ色のビルで、汐留あたりに新しいビルが多数できた現在は、どうしても「古い」という印象を受けてしまいます。人の出入りも少なく寂しい感じがしました。

中央区役所からほど近い、新富町と築地を結ぶ幅の広い橋がこちらの【築地橋】です。この日は新富町から築地界隈を散策していたので、こちらの橋も二回ほど渡りました。橋の下は首都高速道路が走っていて、橋といっても川のせせらぎが聞こえる訳もなく、すこし味気ない感じがしました。

地下鉄築地駅から、本願寺とは逆の方向に歩いたオフィス街の一角に、レンガ造りの壁が印象的な【築地小劇場】の跡地がありました。オリジナルの建物は先の大戦末期、1945年の空襲で焼失してしまいましたが、外観と内観の写真などを使った説明パネルが設置されており、大正ロマンの時代に建てられた劇場の様子を知ることが出来ました。

聖路加国際大学の南側を東西に走る通りが【聖ルカ通り】で、聖路加病院や聖路加ガーデンといった“聖ルカ”と名の付く施設が集まっていました。明治時代に大勢の外国人が居住していたことから、文化の最先端であったようで、立教学院や慶応義塾などもこの界隈にルーツがあるので、それらの記念碑を見て回る楽しい散策が出来ました。

築地界隈を散策し、聖路加タワーの前を北に歩いていくと、佃大橋のたもとに近い一角に、小さな石碑が設置されていました。それが【青山学院記念の地】を占める碑で、青山学院のルーツとなった学校の一つが築地居留地のこちらにあったそうです。何か当時を語るレンガ積みなどないかと見まわしましたが、まったく痕跡はなく、ただただ明治の時代に大勢の外国人が闊歩していた築地の姿を想像する他ありませんでした。

八丁堀駅近くの横長の公園です。子供用の遊具もあって、マンションに囲まれた一角にあっては比較的広い公園でした。公衆トイレもありますし、使い勝手は良いと思います。この日は丁度夕方の時間帯に立ち寄ったので、家路を急ぐ方が大勢こちらの公園を通り抜けていました。

築地場外市場の晴海通りを挟んだ向かい側、築地の本願寺にも程近い場所に、この【門跡橋の親柱】が保存されていました。かつてこの場所に橋があったことを僅かに伝える親柱なのですが、フォートラベルで事前に下調べをした私のような訪問者を除いては、多くの方は気にもとめずに通り過ぎるだけでした。

歌舞伎座界隈を散策した際に渡った橋の一つ【祝橋】。その橋に隣接する公園がこちらの【築地川祝橋公園】です。丁度昼休みの時間帯であったので、周辺の会社のサラリーマンの方たちでしょうか、大勢喫煙所に群がっていたのが印象的でした。午後に向けて英気を養うことのできる、寛容さを感じる公園でした。

築地界隈を散策した際、居留地中央通りの歩道上に設置されているこちらの【雙葉学園発祥の地】の碑が目に留まりました。雙葉とつく学校の名前に因んだ、ふたつの葉っぱをモチーフにしたモニュメントで、片方はフランス語、もう一方は達筆の日本語で学園のモットーと思われる一文が刻まれていました。

築地界隈を散策した際、聖路加タワーの近くの植え込みに【明治学院発祥の地】の碑がありました。それほど大きな碑ではないので、危うく見落としてしまいそうになりましたが、説明を読むと明治１０年に築地に設立された神学校が基となっているとのこと。外国人居留地もあった築地が、当時の学問や文化の発信地であったことを感じとることが出来ました。

中央区役所と銀座側を結ぶ橋がこの【三吉橋】で、中央区役所側は二手に分かれた独特の形状をしていました。橋の欄干は石の部分の間に緑色に塗られた鉄骨が組み込まれていて、つくられた当時はおしゃれなデザインだったのだろうと想像できました。橋とは言っても今は川は埋め立てられていて、橋の下は首都高速道路が走っていました。

歌舞伎座界隈を散策した際に渡った橋の一つがこちらの祝橋です。レンガが橋の要所要所にふんだんに使われており、この橋を特徴づけていました。この橋の近くは飲食店も多く、近くで仕事をする方でしょうか、昼休みをどこで食べようかとリラックスした顔で渡っている姿が印象的でした。

築地本願寺を訪問、重要文化財に指定されている本堂の上部は特徴的な形状をしていました。築地の本願寺を模して戦前に建てられた、上海にある【西本願寺上海別院】と同様のモチーフだったので気になりました。それもそのはず、インドの「菩提樹」をモチーフにした形状、そしてその中央の文様は蓮華の花になっているとのこと。世界宗教を志向し、大陸に進出した昭和初期の浄土真宗の勢いを感じた思いがしました。

国税局や国立がん研究センターといった大きな建物に近い、千代田橋に隣接する公園がこちらの【千代田橋公園】で、緑豊かな植え込みが立派で、公園を特徴づけていました。ただ、それほど広い面積があるわけではなく、こじんまりとしていて利用している人もほぼ皆無でした。

歌舞伎座界隈を散策した際に渡った橋の一つがこちらです。西から東に歩いたので、東京国税局、国立がん研究センター中央病院が正面に見えていました。隣接して公園もあっりますし、あまりごみごみした雰囲気はなく、白っぽい橋の色と相まってシンプルで落ち着いた雰囲気を醸し出していました。

築地の散策をしていた際、【カトリック築地教会】のすぐ前に、【暁星学園 発祥の地】の石碑が建てられていました。石碑には開いた聖書をかたどった石のモニュメントが乗っており、聖書の一節が刻まれていました。外国人居留地として、明治維新の時代には先進的な文明の入口となった場所であったため、こうしたミッション系の学校が設立されたんですね。明治時代の築地のイメージがつかめる石碑の一つでした。

聖路加ガーデンのそばに植え込みに、【ヘンリーフォールズ住居跡】と書かれた石碑があり足を止めました。背の低い方には分かりにくいと思うのですが、石碑の上部に【指紋研究発祥の地】と書かれていました。指紋研究はなんと日本の東京が発祥の地であったと知り、とても驚かされました。時代劇などで「血判状」を押す場面があったことを思い出し、そうした歴史的な背景も影響したのかもしれませんね。

築地界隈を散策した際、あかつき公園を東側に抜け、道を挟んだ向かいのマンションの植え込みの中に、ひっそりと立つ【電信創業の地】の石碑を見つけました。明治2年、この地と横浜市との間で日本最初の「電信」が実施されたとのこと。そうした文明開化の時代の歴史を伝えるべく設置された石碑でした。築地が日本で先進的な地域であったことを知るきっかけになりました。

八丁堀駅からほど近い場所にある稲荷神社で、築地界隈の散策をした際に立ち寄りました。明治の初めに現在地に遷座されたとのことですが、創建されたのは平安時間という歴史ある神社です。大きく見ごたえのある青銅葺きの屋根が特徴の本殿など、この界隈では有数の存在感を放っていました。私が訪れたのは夕方遅い時間であったため、訪れる人もおらず境内はひっそりとしていました。