ナツメロ大王さんのクチコミ(39ページ)全9,711件

九段界隈を散策した際、冬青木坂という変わった名前の坂道を上がった所にある学校脇に、写真付きの畳半畳ほどの大きさの案内看板が設置されていました。説明書きによると、明治の頃に【硯友社】という文学者のグループがあるまる結社があったとのこと、番町にある文人通りからも近い場所ですし、皇居から見て北側にあたるこの辺りに、大勢の文化人が闊歩している風景を想像し、興味深く感じました。

【濠北方面戦没者慰霊碑】を見学した足で、そのすぐ北に見えるコンクリート打ちっぱなしの外観が特徴的な大きな教会が目に入りました。【日本キリスト教団　九段教会】と縦書きに大きくステンレスで作った文字が壁面にはめ込まれていて、鋭角的に切り取られた壁面の最上部に十字架が掲げられていました。日本人のイメージする欧州の伝統的な教会建築とは全く異なるモダンなデザインですが、これがかえって靖国神社にも近いこの場所では景観にマッチしているように思えました。

市ヶ谷から九段界隈を散策した際、靖国神社の大鳥居からほど近い場所に、こちらの【濠北方面戦没者慰霊碑】があり立ち寄りました。先の大戦の際、オーストラリアの北方、つまりインドネシア東部からニューギニア方面に出征し、尊い命を落とした方々の慰霊のために施設になります。加害者である日本の姿を伝えることは必要ですが、一方でそうした戦争にいやおうなく巻き込まれ命を落とした若者らの純粋な思いについて、あまりにも矮小化して来た面もあると思います。この石碑の表には「魂」の漢字一文字が刻まれており、それが強く印象に残りました。

市ヶ谷から九段下にかけて散策した際、千鳥ヶ淵に面したこちらの【九段坂公園】に立ち寄りました。公園内には、大山巌や品川弥次郎の像などが置かれ、九段方面の景観と、千鳥ヶ淵の景観の双方を楽しむことが出来ました。３月末から４月初旬は大勢のお花見客で大変に混雑するのですが、私が訪問したのは１月であったため、ゆったりと見学できました。

市ヶ谷から九段下にかけて散策した際、【九段坂公園】の中にある 【高燈篭】を見学しました。明治4年に靖国神社の常夜灯として建てられたもので、高さが１６メートル以上ある立派な物でした。大きなビルも無い時代ですから、遠く離れた東京湾からも見えて灯台の役割も果たしていたようです。石を積んでコンクリートで固めたような頑丈な造りで、昔からの石灯篭を思わせる形状も見ごたえ十分でした。

市ヶ谷から九段下界隈を散策した際、【九段坂公園】にある【品川弥二郎像】を見学しました。大山巌ほどは知られていないかもしれませんが、吉田松陰から教えを受けた門下生で、尊皇攘夷運動で活躍した方です。明治政府でも内務大臣を務め、信用組合の設立など、日本の新しい国造りに大きな功績があった方とのこと。大きな像はコート（燕尾服？）姿のひげを蓄えた姿をしており、近くの大山巌の騎馬像との対比も興味深く感じられました。

市ヶ谷から九段周辺を散策した際、九段坂公園内にある、こちらの大きな【大山巌像】を見学しました。薩摩藩出身で、日露戦争で活躍した陸軍大将として知られています。かつて「陸の大山、海の東郷」といわれるほど、たたえられた人物です。【大山巌像】は写真で見たことのある大山巌とそっくりで、騎馬像となっている事も、陸軍大将であった彼にふさわしいでと思いました。

市ヶ谷駅から靖国神社に向かう途中、左手に折れる坂道がありました。緩やかなその坂の端に四角柱の案内標識があり、それによると【一口坂】という名前がついていました。坂の下ると右手に伏見坂、正面には江戸城の外濠を望むことができました。何の変哲も無い通りですが、法政大学が近くにあるからなのか、人通りは意外と多かったです。

市ヶ谷周辺を散策した際、【網野菊旧居跡】の説明プレートが工事の仮囲いに設置されていました。網野菊は大正末期から昭和にかけて活躍した小説家の網野菊が昭和１７年から空襲で焼けるまでこちらで暮らしていたことが記載されていました。千代田区の図書館は解体工事が行われていますが、この案内板は仮囲いに組み込むようにして残されていました。工事関係者の方、千代田区のご担当の方の努力に頭が下がる思いがしました。

四ツ谷界隈を散策した際、麹町六丁目そばに、【番町文人通り】と【番町中央通り】に挟まれるようにして建つ【心法寺】に立ち寄りました。大通りから少し入った場所なので、人通りも少なかったです。丁度お寺の工事関連の車両が入っており、境内には入らず外観のみ見学しました。住職さんが書いたのでしょうか、和歌が門の脇に掲示版に掲げられており印象的でした。

市ヶ谷界隈を散策した際、番町界隈の観光を終えて市ヶ谷駅に向かう際、こちらの坂を下っていきました。市ヶ谷駅がすぐ目の前にありますし、この通りまで来ると住宅街には見かけなかった牛丼のチェーン店や喫茶店もあり、ほっと一休みが出来ました。２０世紀の初頭にできた新しい道とのことで、文人通りの閑静な住宅街とは打って変わって繁華な雰囲気が楽しく思えました。

市ヶ谷周辺を散策した際、【東郷元帥記念公園】北側の通りを西に無かってあるいた際に、右に向かう坂道があって、【帯坂】を示す四角中の案内表示がありました。それによると、江戸時代の怪談に登場する、帯を引きづりながら逃げ惑う腰元の姿から名付けられたそうです。さほど勾配のきつくない坂道で、坂の向こうには靖国通りを車が行きかう様子が見えていました。

市ヶ谷周辺を散策した際に横を通りましたが、残念ながら【東郷元帥記念公園】は仮囲いがされ、整備工事中でした。あの日本海海戦で名をはせた東郷元帥の居宅跡を利用して公園にされたようで、仮囲いから中を伺うと遊具こそないものの子供達が遊ぶには十分な広さがあると分かりました。早く工事が終わり、元気に遊ぶ子供達の姿が戻ってほしいと思いました。

市ヶ谷周辺を散策した際、千代田区三番町にある【千代田区立九段小学校】に立ち寄りまあした。関東大震災後に鉄筋コンクリートで建てられた小学校で、当時はとてもモダンなデザインだっただろうと感じさせられました。さらに校舎の脇には、今ではなかなか目にする機会の無い二宮金次郎の像も設置されていました。教育に情熱を傾けていた時代の息吹を今に伝えているようでした。

市ヶ谷周辺を散策した際、番町文人通りなど高級住宅街として知られる一角に、【在日ローマ法王庁大使館】の建物を見つけました。イギリス大使館の外から建物が見られるかと思いましたが、黒い扉はしっかりと閉じられていて、敷地内の様子を伺い知ることはできませんでした。ただ、大きな木々が何本も植えられているので、塀越しにそれらを見る事ができました。ローマ法王庁と記載されていますが、世界でも最も小さな国とされる「ヴァチカン市国」の大使館と理解して良いようです。

市ヶ谷周辺を散策した際、大妻女子大の前の通る【御厩谷坂】を通りました。江戸時代に徳川将軍家の厩があったことからこの名前が付いたそうで、坂に設置された四角柱のような表示に説明書きがありました。商店も少なく大学など比較的大きな建物が多いこともあり、しかもこの日は人通りも少なくて、都会の些か無機質とも思える景観だと感じました。

【滝廉太郎の住居跡】の碑を見学後、内堀通りへの延びるこちらの【五味坂】も歩いてみました。片側のみ車道と歩道が分離された道路で、坂の向こうに皇居の緑が見えており、その点は気持ちよく散策できました。ただ、マンションが道路の両側にあり住民のごみ出しをする関係なのか、街の景観としては少し雑然とした感じも受けました。

四ツ谷から市ヶ谷にかけて、番町文人通りを散策しました。その際、南にむかう坂道の一つがこちらの【南法眼坂】で、丁度文人通りからは【東郷坂】を挟むかたちで伸びていました。太陽の光を体いっぱいに浴びて、マンションに挟まれたこちらの坂道を歩くと、高級住宅街らしい落ち着いた雰囲気を楽しむことができました。

【滝廉太郎宅跡】の碑の横の道が【袖摺坂】となっており、今では車が通れる通りですが、昔は相当細い道だったことが名前からも分かりました。千代田区の番町界隈は細い道路が多く、車が少ない時代はともかく、今のような時代には歩行者の安全の観点からも改善の余地があると感じました。道路沿いは小さなマンションがほとんどで、滝廉太郎宅跡の碑がある以外には、観光的な要素はあまり感じられませんでした。

様々なドラマにも登場する、明治の日本を代表する作曲家である滝廉太郎が、多感な青春期に住んだ場所に【滝廉太郎居住地跡の碑】が設置されていました。「花」「荒城の月」が有名で、大分などでもゆかりの地を訪ねたことがあり、こちらの碑を見つけた際は感慨深く感じました。説明文の脇には荒城の月のメロディーが刻まれ、おもわず口ずさんでしまいました。