walkingmanさんのクチコミ(55ページ)全1,392件

磁器の原料となる陶石の山。ここで陶石が発見されたから、今の有田があるのです。
採石場の跡なので、何があるではありません。露出した岩盤は乳白色で細かい粒子になりそうな土質。危険ということで穴の中に入ることはできませんでしたが、採石現場を見ることができてよかった。
上有田駅から陶器店が並ぶエリアとは反対方向になるので、徒歩だとそこがネックでしょうか。

復元された城なのでコンクリート製ではありますが、5層の大きな建物です。堀が深くて石垣も高く、どうして島原のような地理的に恵まれてもいない地(地元の方には失礼）にこんなに立派な城が必要だったのかと不思議に思います。
中は展示館。係員が天草四郎を意識したようなコスプレをしていて、痛々しく感じてしまいました。歴史を振り返る展示と萌え系はそぐわない気がして、一気に冷めてしまいます。

一直線の道の両側に低い石垣があって、その奥がかつての武家屋敷街で多くの屋敷が並んでいました。ほとんどの家は現代風に建て替えられてしまいましたが、残された屋敷を公開されているところが3軒ありました。
石垣の道をアスファルトで固めていないのは昔風の景観をつくるのに成功しています。電柱がなければもっとよし。
ふらりと10-30分程度の散歩に適しています。

雲仙地獄のそばにある案内所。雲仙登山やトレッキングを目的とする方には、植物や鳥類を紹介したパンフレット類が多種あるので立ち寄ってもいいでしょう。
2階には温泉の成り立ちや泉質の違いができる理由に関する模型展示などもありました。

緑の山の中に白い岩と泥の大地。そのあちこちから蒸気があがり、硫黄臭もします。別府の地獄めぐりのような趣の違う地獄が複数存在するというのではなく、白い土地から泥や蒸気があがってくる所だけなのですが、見世物用に加工しすぎていないのは僕の好みです。
地獄地帯の真ん中に温泉たまごを売る売店がひとつあるのですが、もう少し端の方で営業すれば、景観が保たれるのに。それと、旅館に温泉をひくパイプが何十本もむき出しになっているのも景観を損ねる。多少は隠す努力をしてくれたらなあ(パイプのメンテナンスを考えたらやってられないのかもしれませんが）。

長崎くんちで有名な神社ですが、訪れたときはあまり人がいませんでした。市電の駅のそばですが、本殿までには長い階段があります。途中に鳥居がいくつも並ぶのが特徴でしょうか。長崎はどこに行っても坂か階段ですね。
境内・本殿は普通。近くに日本最古の公園の噴水なんてのもありました。

第一の門と本堂は国宝に指定されています。中国風にデザインされた建物、というか、中国福建省あたりの寺院建築をそのまま持ってきたそうでず。朱に塗られた伽藍群はいかにもの中国趣味。赤い色が枯れているのでうるさくありません。長崎らしい情緒が感じられていいですよ。

公園のひらけた場所に同心円状に敷地が整備されていて、その中心に慰霊の碑がありました。ここを中心に爆風が発生し、長崎の町を焦土としたことの表現です。
鳥の声がします。すぐそばの道を通る車や路面電車や雑踏は日常の暮らしそのもの。平和な時代が長く続けばいいなあと単純に思います。

風もなくおだやかな日の訪問となり、アーチ状の橋が川面に揺れなく映り、眼鏡のように丸く形作りました。
眼鏡橋というネーミングにふさわしい光景を写真におさめようと、多くの人が水辺におりて記念写真を撮っていました。飛び石をつたって川の中央に立とうとする人が順番待ちをしていて、橋だけの写真を撮るタイミングがなかなか訪れません。朝の時間帯とかがよかったのかなあ。

長崎の人は誰でも知っているというシースクリームというケーキを売っています。1階がケーキ店で2階は喫茶室。
シースクリームを一言で説明すれば缶詰の黄桃が乗ったショートケーキ。特筆するほどの味でもないが、やわらかな食感で甘ったるくなく美味しくいただきました。玄米茶でいただくのが昔ながらの食べ方らしいです（もちろん、コーヒーもあります）。
喫茶室は落ち着ける空間でした。

4社がクルーズ船をだしていますが、事前予約が必須のところと席があれば当日でもOKのところがあります。休日は大人気で満席のことがほとんど。せっかく予約して乗船しても、当日が荒天ならへこみますね。もっとも、波が高くても、接岸場所だけ穏やかだったなんてこともあるそうで、上陸できるかは運もあるようです。僕は好天にあたりラッキー(というか、天気予報を見て前日に申し込んだ。土曜なのに少しだけ席が残っていたのです）でした。
たとえ上陸できても廃墟に近づくことはできず遠望だけですが、ガイドさんの説明に耳をかたむけて、面白く見学できました。
長崎港から片道45分ほど、上陸できても滞在できる時間は短いので、興味のない人は他の事に時間を使ったほうが有効に思います。

朱のアーケードをくぐると中華料理店が並び賑わいをみせていました。どこで食事をとろうかと左右を見ながら歩いていると、5分もしない間に町を通り抜けてしまいました。想像よりずっと規模が小さい。
中華料理店が集まった一角という様子で、エンターテイメント性は乏しい。食事目当てならいいけど、見学目当てでわざわざ足を運ぶまでのことはないと思います。

歴史の教科書で見た扇形に突き出た島がこれ？。
今は埋め立てが進み、島は市街地のど真ん中です。幅1メートルもない溝から先、道路側がかつて海だったなんて…。旅情を感じないね。
かつて出島だった部分には様々な展示館が設けられていますが、島でない出島に魅力を感じませんでした。

原爆資料館、爆心地とセットで訪れました。
有名な像以外にも外国から送られた像が並んでいます。他に祈りの鐘、刑務所跡など、点在するモニュメントを見学します。丘の上にありますが、エスカレーターもあって、老人や子供でも訪問できるよう配慮されているなと感じました。

赤レンガの大きな建物。朝6時からのミサには地元の信者の方が訪れます。信者にとっては特別なものではない日常の時間。僕も静かな時間が過ごせました。
第二次世界大戦後に再建されたものなので建物としての価値は低いのでしょうが、被爆のマリア像もあり、戦争災禍について考えさせられました。

浦上天主堂と関連の深いユースホステル。個室とドミトリーあり。
ドミは安価なのに連泊で毎日タオルを取り替えてくれました。フロントの方も親切。また、希望者は朝6時から行われる浦上天主堂で行われるミサの体験もできます。
宿泊料以上の価値がありました。
大浴場が大でなかったのと、最寄りの電停からやや距離がある意外は満足でした。

蒸気船を引き上げて修理するためのドック。谷状の入江で水深が確保しやすい地形を利用して船を引き入れたことが現地に立つとよく理解できます。
引き上げ装置やその装置を動かした蒸気機関の管理小屋、船を乗せた台車などの遺構をすぐそばまで近寄って見て触ることができます。あまり観光客が来ないので、ゆっくり自分のペースで見学できました。

長崎ちゃんぽん発祥の店と聞き、期待してました。13時半を過ぎていたのにそれでも30分以上待ちました。
スープはクリーミーで動物系のだしがやや強めか。ちゃんぽんのつるっとした食感がおいしい。具材の海鮮はゲソが目立つ。海老は小さくて存在感ない。かまぼこもペラペラです。これらはスープ味出しのためのものだと思って食べました。
悪くはないけれど、待ってまで食べる価値はあるかなあ。

四海楼にちゃんぽんを食べに行ったところ、満席で待たなければならない。同じ建物の2階にあるので、待ち時間の間に立ち寄りました。
ちゃんぽんの歴史についてのパネル解説や昔使っていた食器の展示など。スペースは狭く、短時間で見終えます。わざわざでかける価値はないが、ちゃんぽんを食べるついでの訪問ならありです。入場無料ですし、レストランフロアで待つよりはこちらを見学したほうが暇つぶしにはなります。

オランダ坂の脇に建つ明治時代に建てられた2階建ての木造建築。ぬくもりのある洋館で、オランダ坂の落ち着いた雰囲気作りに貢献しています。内部はちょっとした展示と喫茶スペースでわざわざ立ち寄るほどのことはなかった。無料なので、ちょっと休憩したい場合など気軽に入館すればいいと思う。