walkingmanさんのクチコミ(56ページ)全1,392件

諸説ありますが、日本三大がっかり名所の一つとされるオランダ坂を見に行きました。石畳の坂道で何もない。そのがっかりさを楽しみにして訪れたので、がっかり度の高さに満足しました。
高知のはりまや橋のように、すぐ近くに小さな太鼓橋をかけて、観光地っぽくしようとするような、あざとい仕掛けがないので、僕には好ましく感じました。
長崎には他にもいっぱい観光スポットがあるのだから、オランダ坂はいじらずにがっかりを極めてほしいと思います。

傾斜地に造られたきれいな公園という感じでしょうか。エスカレーターで敷地の上部まであがり、そこから下って歩いて園内を見て回れるよう、順路に配慮がされています。
グラバー邸をはじめ、江戸から明治時代にかけて建てられた洋館がメインとされていますが、よく整備された花壇や、高台からの眺めの方がよかったりします。
グラバー邸は天井が高く部屋の造りも西洋のものですが、使用人の部屋は畳敷きだったりして、和のテイストが取り入れられているのも面白かったです。

世界遺産候補の教会ということで期待値が高かったのですが、結果は残念。修復工事中でシートがかけられていたのはしょうがないとしても、併設の資料館も閉鎖中で見学できず。だとしたら、窓口で一言アナウンスがあってしかるべきでは？。聖堂も小さく、これで入場料600円は高すぎます。
また、祈りの場なので静かにするようとの但し書きがあるのに、聖堂内に教会の説明ナレーションがリピートで流れ続けるというのはどうなのでしょう。窓口で立派なパンフレットが渡されるので不要です（これが32ページものカラー刷りで、持ち帰るにはかさばるのです）。静かな状態で教会の雰囲気に浸りたかったです。

定番の夜景スポット。すり鉢状の土地に輝くネオンは美しく、さすがは日本三大夜景のひとつだなと思いました。ただ、神戸の夜景を見て育ったものとしては、光量が少ないのがちょっと物足りなく感じました。市街地側と反対側は外海で、こちらサイドに沈む夕日も美しかったです。
ただ、19時からはじまった葉加瀬太郎のヴァイオリンとコラボしたイルミネーションは余計に思いました。景色が素晴らしいから余計な小細工はいらないのに。

伊達政宗をはじめ、伊達家代々のお墓。現在の建物は昭和に再建され、さらに平成に入ってから修復されているため、色鮮やか。派手好みも桃山風の建築物なので、きらびやかな姿の方が似合っていると思いました。資料館には発掘された品の展示あり。仙台の中心部からやや離れており、バスでのアクセスというのはやや不便。

山形市内にはビジネスホテルがいっぱい。ということで価格重視でこちらに泊まりました。客室は多少古さを感じましたが、掃除等はされており、個人的には不満はありません。フロントの接客態度もまずまず。山形駅からは徒歩10分程ですが、周辺に飲食店等のあり不便は感じませんでした。

山寺といえば松尾芭蕉。ということで、この地に芭蕉の記念館を作ろうという発想はわかるのですが、であれば、もう少し展示品に厚みがほしいところ。芭蕉直筆の書もあるのですが、教養のない私には読むこともできず…。芭蕉をテーマにした博物館は全国各地にあるので。ここはもう少し工夫のほしいところです。
余談ですが台湾？の団体さんが訪問されていました。日本人の僕でも退屈に思っただけに、なぜ外国の方の観光スポットとしてここを選んだのだろうかと不思議でした。

山寺といえば階段で有名ですが、重要文化財の根本中堂は山の下にあるので、足に自身のない人はこちらにお参りするだけでもいいのではと思います。
奥の院へと続く階段ですが、途中に小さな寺院がいくつもあるので、適当なところで休憩しながら登ればいい。苦労して登れば、五大堂からの爽快な眺めがまっています。山と山の間に広がる町が一望できます。

将棋の町として有名な天童ですが、町を歩いていてもあまり将棋のにおいはしません。将棋盤の工房とかが軒を連ねているイメージだったのですが、違いました。
将棋資料館は天童の駅ビルにあります。地味な展示内容ですが、テーマがテーマだけに仕方がないと思います。展示品は、世界の将棋板（チェス、中国将棋等）、駒の作成方法の解説、色々な将棋の駒（昔は今より枚数の多い将棋もあったそうです）、将棋祭りの様子のパネル展示などです。

広重といえば「東海道五十三次」や「名所江戸百景」を思い浮かべますが、残念ながらこれらの作品は展示されていませんでした。残念。広重って初代から5代までいたのだそうで、東海道五十三次は初代の作品なのだとか。
展示内容は毎月かわるようです。展示品の解説は丁寧にされていたので、その点は好感がもてました。
天童駅から徒歩で15分ほど。駐車場もありました。

鶴岡のビジネスホテル。設備、部屋の広さ、フロント対応、特筆する点はありませんが、どの点も不満はありません。鶴岡駅と観光エリア（鶴ヶ丘城址公園等）の中間に位置しています。そのためか、駅周辺のビジネスホテルよりも、若干宿泊料金が安かったです。どちらへも徒歩圏なので、個人的には問題なし。しいて言えば周辺にコンビニがなかったのがマイナスポイントでしょうか。

お土産物のアイテム数が多く充実しています。品揃えは鶴岡でいちばんでしょう。鮮魚の販売にも力が入っています。レストランもあり。駐車場も広い。というか、市街地や駅からは少し離れているので、車でないとアクセスは不便です。バスは本数が少ない。

明治三十六年に建てられた木造教会。さほど大きくはありませんがいいデザインの教会です。聖堂内も素朴な印象を受けました。造りは洋風なのに畳敷きというのが面白い。ただ、畳の上にパイプ椅子が並べられていたのは見栄えとして残念。もっとも、実際にミサに出席する人にとっては正座というのは大変でしょうが。
黒い聖母マリア像は珍しく、日本ではここだけに残るものだそうです。

庄内藩が建てた江戸時代の学校。明治時代になってから県庁舎や警察署としても使われ、今は保存展示されています。建物はありがちな古いお屋敷ですが、孔子を祭る聖廟があるのが学校らしい。当時の教科書やタイムテーブルなどの展示もあります。
日曜日の午後に行ったのですが他に観光客はおらず静か。入場無料ですし、ちょっと立ち寄って休憩するにはいいと思います。

展示されているクラゲの種類は世界一。ライティングに気をつかっていて、半透明のクラゲの体型が美しく見えるように工夫されていました。グロテスクなものだけでなく、かわいげのあるものもいます。写真撮影可で解説コーナーもあって、子供の夏休みの自由研究とかで使えそうです。
クラゲの他には地元庄内地区に生息する魚の展示、アシカのショウ、ウミネコの餌付けなど。休日だったせいか観光バスも来ていて、さほど広くない館内に大勢の観光客がいて混み合っていました。
公共バス利用の場合、鶴岡市中心部から約30分、本数が少ないので帰りの便の時刻を調べておいて計画的に見学すべきです。

昔から、神社の内容について語ることは許されていません。もちろん、写真も。
一般の神社にあるような拝殿と違い、湯の湧き出る御神体が特徴的で、素晴らしい体験でした。(こんなこと書いていいのかと思ったけど、観光パンフレットに『湯の湧き出る御神体に触れ、人々は生れかわりを果たしたと実感する聖地です』と書いてありましたから、セーフですよね)

ここへは車では来れません。何ヶ所かある登山口から歩くしかありません。最も楽なのは姥沢からリフトを使って途中まで上がるルートです。
標高1984メートルの山上の神社。社自体は小さく、見所はありませんが、ここまで上がってきたという達成感があります。月山は過去を象徴する山（ちなみに、羽黒山は現世を、湯殿山は未来を象徴している）。お祓いを受けて参拝すれば、過去の自分を決別できて生まれ変われるかも。

山の一軒宿。温泉は鉄分があるのか銅色。浴槽は小さめですが、やっぱり温泉はいい。料理も山菜や川魚など、山の食材をいかした温かみのある手作りの品が並びます。
実は僕は予約の際に朝夕2食つきで予約していたのですが、現地に着いてから急遽朝食をキャンセルしました。もちろん、朝食代は払うつもりだったけど、代金を返金してくれました。良心的ですね。恐縮です。朝早く出発したい人は、朝食をおにぎりにかえてくれます。

羽黒山、月山、湯殿山の三神を祀るので三神合祭殿といいます。羽黒山以外は冬場は登拝できないため、ここに合同で祀られているそうです。まず感じるのが屋根のぶ厚さ。茅葺きの萱の厚みがすごい。赤漆の本殿が萱に飲み込まれてしまうかのように感じました。流れるようなカットの仕方も独特で、立体感のある仕上がりになっています。
随神門方面から石段を上ってくるのはたいへんだという方も、頂上に駐車場があるので簡単に歩いておまいりができます。

杉木立の中にこの建物だけが独立して屹立しています。高さ約30ｍなので大きさではそれほどではなく、もっと時代が古い法隆寺の五重塔よりも低いほど。でも京都や奈良にあるそれとは違い、杉木立に囲まれたというシチュエーションが素敵。彩色のされていない木肌が森の木々と調和して落ち着いた雰囲気を醸し出しています。随神門から徒歩で10分程。羽黒山頂(三神合祭殿)まで車であがってしまうと遠くなります。