ぷーちゃんさんのクチコミ(106ページ)全14,871件

高遠城址公園北口の向かいに建っています。高遠藩内藤家８代城主頼直が前藩主の意志を受け継ぎ、１８６０年に創設した藩学校です。戸が開いていて、建物内の様子を外から見ることができます。藩士に和学、漢学、兵学、各武術などを教え、後に教育界に中堅人物を輩出しました。幕府の昌平坂学問所や他の藩校と同様に、孔子廟を見ることができました。安置してあった五大聖像は、この後訪れた高遠町歴史博物館に収蔵されて見ることができました。見学者が自分たちだけだったので、説明音声を流して、聞きながらゆっくり見学しました。

茅野から杖突街道を通って、板山露頭を見に行きました。駐車場の案内板が見えにくかったので通り過ぎましたが、戻り駐車場入口の柵を開けて車を停めました。カラーの説明板がありましたが、斜面のどこが露頭か知識がなくよく分かりませんでした。駐車場に戻ると、地元の方が入ってきて声をかけられました。板山露頭の話から、高遠町の歴史や御柱など３０分くらい興味深い話を聞くことができました。散策していると、たまたま出会った方から詳しく教えていただくことがあり楽しいです。

杖突街道から少し入ったところにある日蓮宗寺院です。古くからある地元の寺でしたが、１９８８年に焼失したのち再建し、檀家が法事をしやすいように隣に公民館を移築しました。地元の人たちで寺を囲むようにタカトオコヒガンザクラを植えたそうです。桜は枝ぶりがよくきれいに花が咲くそうです。板山露頭で出会った地元の方が正法寺に一緒に来てくれて、寺の焼失と再建について話してくれました。庫裡はなく、住職は離れて暮らされているそうです。火災にあったイチイとイチョウから若い葉が出ていることまで教えてくれました。自分たちだけで訪れたら気にならない寺だと思いますが、歴史と檀家の思いを聞いて心に残りました。

小海線臼田駅から約1.7㎞のところにあります。龍岡城五稜郭は函館と共に日本に2つしかない星型稜堡の洋式城郭です。大給松平氏最後の藩主大給恒が築きました。石垣は伊那高遠藩の石工たちが手がけ、砲台下や大手橋付近や堀外側の石垣はそれぞれ異なる積み方であることが、資料を読んでわかりました。五稜郭内部に一般政務と藩主の住居を兼ねた御殿などがありました。五稜郭の外側に家中住宅などが建ち、離れたところに龍岡城の北の入口にあたる枡形の石垣が残っています。明治になり御殿の一部お台所のみが残り、現在五稜郭内に小学校があります。訪れた平日午前、運動会の練習をグランドで行っていました。築城は幕末で時間も費用も足りず、未完のまま中止されたようです。歴史に残る城跡に通う小学生たちが羨ましかったです。

佐久南ICから１４２号線を北西に進み、平井入口交差点からサンピア佐久の建物を目指して坂道を上がっていきます。サンピア佐久の山側にある公園です。マレットゴルフ場のコースの間に薬用ニンジン園、薬草園、香草園があります。訪れた平日午前、人はいませんでした。無人事務所内に薬用ニンジン、カリン、ハマナス、ドクダミなどの標本が展示されています。一袋100円で、乾燥したドクダミ、カモミール、レモングラス、ローレルなどを販売していました。小学校の各学年が栽培している一画もありました。草の名前の札が立っているので、興味のある方は寄ってみてはいかがでしょうか。

臼田バイパスの洞源湖入口交差点を西へ入った奥にある貞祥寺の参道の横にあります。石段を上がった左にあります。１８９９年から島崎藤村は小諸義塾教師として小諸に赴任し、旧小諸藩士宅に新家庭を構えました。辞職する６年間をこの家で過ごしました。小諸時代の生活が藤村文学にとって重要な時代だったことから、移築後、１９７４年に現在地に解体移築されました。貞祥寺の自然豊かで静かな境内は旧宅を保存する趣ある場所に感じました。

小海線龍岡城駅近くに御幸神社があります。住宅や畑の中にありました。道路の向かいに専用駐車場があります。境内に大木が生えていて目立ちました。茶色の木造鳥居の手前に太い御神木があります。欠けた常夜燈の先に木造社殿が建っています。境内は草刈りがされているので地元の信仰を感じましたが、人けがなくひっそりとした神社です。地元の神社なので訪れなくてもいいと思います。

臼田から１４２号線を通り浅科へ向かう途中にある道の駅ヘルシーテラス佐久南に寄りました。佐久南ICから１分ほどです。平日昼前、駐車場はほぼ満車でした。地元の車がほとんどで、県外の車も来ていました。農産物直売所で地元の人たちが買い物をしていました。プルーンの箱買いや宅急便で送る人たちがいました。果物、野菜、生花、乳製品、地ビール、酒、ワイン、土産物など種類も品数も多いです。レジが混んでいたので、館内の郷土料理レストラン咲恋テラスで昼食をとってから買い物をしました。味噌かつ丼もヒレかつ丼も美味しかったです。小鉢が付いていてヘルシーの名前の通り野菜があり、カツは油っぽくなく、漬物はあっさり味でした。徳用シャインマスカット、クイーンルージュ、４パック入りプルーンの箱を１つ、生花を買いました。さっそくプルーンを食べてみると新鮮で程よい酸味と強い甘みで美味しかったです。佐久産プルーンの美味しさを再確認しました。

小海線臼田駅から約1.7㎞のところにある龍岡城五稜郭内にあります。北越戦争から第二次世界大戦まで田口地区の亡くなられた方と公務で亡くなられた方、２０７名を祀っています。五稜郭であいの館の駐車場に車を停めて、館内を見学してから、大手門跡から五稜郭内に入りました。すぐ右に石造鳥居とすりガラス窓の木造瓦屋根の田口招魂社があります。五稜郭内に建つ小学校が運動会の練習をグランドでしていました。子どもたちと共にある神社です。

１４２号線山部交差点を北に進んだ道路沿いに建つ天台宗寺院です。７０２年行基により開かれたと伝わっています。道路沿いに１８１３年に再建された仁王門があり、多くの草鞋が奉納されています。仁王像の話が説明板に記されていました。池に架かる観音橋を渡った先に、観音堂、妙見堂、阿弥陀堂が建っています。広い境内に桜、松、紅葉などの木々と花が咲いていました。盛りを過ぎた萩が駐車場周りに咲いていました。白萩は特にきれいでした。

道の駅ホットパーク浅科近くの高台にあります。１４２号線から案内板に従って行きました。水がなく荒廃した地域に、市川五郎兵衛が徳川家康や小諸藩に掛け合い用水を引いた長い年月の努力と功績が展示されています。市川五郎兵衛は五郎兵衛用水、三河田用水、常木用水を開発しました。用水により新田が開拓され、石高が伸びました。その後、水利権や水源林を失い昭和初期に寂れました。五郎兵衛用水の抜本的改修工事が行われ、完了した１９７３年に記念館が建設されました。２０１８年に五郎兵衛用水が世界かんがい施設遺産に登録されたことを知りました。浅科を通る際、五郎兵衛米を買い美味しく食べてきましたが、市川五郎兵衛について今回初めて詳しく知ることができました。記念館の近くにある市川家の墓地に五郎兵衛の墓があります。近世士豪型用水開発に興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

中部横断自動車道佐久臼田ICから５分ほどの稲荷山公園内にあります。遠くから見えるロケットが目印です。１９８８年に星のまちうすだのシンボルとして造られました。ロケットの下部四方に四季の星座の像があり、からくり時計が一日３回動きます。階段を上がっていくと、２階と４階に展望台があります。うすたスタードームで撮影された星雲、星団、銀河の写真が展示されています。千曲川や臼田の街を眺めることができる見晴らしのいい場所です。

函館の五稜郭とともに、日本に2つしかない星型の城郭です。大給松平氏最後の藩主大給恒によって築かれたものの、幕末だったため時間も費用も足りず完成を待たずに、明治の廃藩置県により取り壊されてしまいました。現在、城郭の周りには堀が残り、城内には城の一部だった台所が残り、新たに造られた小学校が建っています。城の大手門があった辺りには大給亘の胸像が建ち、大手門跡から1分ほどのところには、大給亘と五稜郭の歴史がわかる五稜郭であい館が建っています。五稜郭沿いには桜が植えられ、佐久市の桜の名所にもなっています。

山梨県、埼玉県、長野県の境に源を発し、新潟県で信濃川に流れ入る長い川です。3年ほど前には台風で堤防が崩壊し、周辺に住む方たちは多大なる被害を受けました。今回臼田を訪れ、稲荷山公園に建つ町のシンボル・コスモタワーから千曲川を眺めましたが、水量は多かったものの、川幅は狭く穏やかな川の流れでした。3年たった現在も復旧しきっていないとのこと、一日も早い復旧を願っています。

五稜郭大手門跡から300mほど、五稜郭公園脇に造られた記念館です。初めて聞いた人物名だったため入館したところ、佐久市生まれの彫刻家で、理想的な体系の乳牛像を製作し名声を博し、終戦後はマッカーサー元帥の胸像などを製作した人物であることがわかりました。館内には乳牛像をはじめ、多くのブロンズ像が展示されていました。

県宝として梵鐘や金剛力士像が残る上宮寺の見学を終え龍岡城枡形跡に向かう途中、民家が集まる通りに長く太い縄が巻き付けられた大きな鳥居を見つけ、あまりの迫力に車を停め眺めました。鳥居は重要文化財に指定されている三重塔と東本社がある新海三社神社の大鳥居でした。佐久の総社と言われている神社で、数年前に訪れた際に境内の広さにびっくりした神社です。鳥居も境内にふさわしい大きさだと思いました。

立科町にある日帰り温泉施設です。20年ほど前に一度利用したことがありましたが、3年前にリニューアルされたということで再訪しました。入口を入ったロビーには一面ガラス張りの窓が備え付けられ、浅間山をはじめ雄大な山々が眺められます。男湯の内湯と露天風呂からも同じような景観を見ることができますが、女湯からは山の一部しか見られないようです。浴室は明るく広々としていて湯船も広く、ジェット風呂やサウナ、打たせ湯、水風呂などが設置されています。利用しませんでしたが食事処やカラオケボックス、土産物店、マッサージスペースなども作られています。料金も銭湯と同じで、JAFに入会していれば割引になります。自宅近くにあれば毎日でも利用したい温泉施設です。

五稜郭の西、五稜郭から歩いて数分のところに造られた緑地広場です。園内の敷地には草と土を使って五稜郭が描かれています。遊具は鉄棒とジャングルジム、すべり台がある程度で、ベンチや四阿も造られています。広場向かいには臼田村に生まれ、アメリカやフランスで彫刻やデッサンを学んだ川村吾蔵記念館が建っています。散策の休憩には良いと思いますが、見どころは特にありませんでした。

龍岡城五稜郭の大手門跡付近に造られている、龍岡城に関する資料館です。館内には勲章の父と言われ、龍岡城を建築した大給松平家最後の藩主・大給恒の功績や歴史、築城に使用された石工道具、龍岡城の図面などの他、龍岡城の四季を映したビデオや写真が展示されていました。五稜郭を見学する前に訪れると、五稜郭をより理解しやすいと思います。大手門跡近くには大給恒の胸像も造られています。

佐久市内を散策していて訪れた真言宗の寺院です。かつては佐久の総社と言われる新海三社神社に隣接した神宮寺だったようで、境内には南北朝時代に造られた梵鐘や、1470年に造立した新海神社の仁王門だった金剛力士像が県宝として残っています。現在も梵鐘や金剛力士像を見ることはできますが、境内は草が生えたままで、寺にはどなたも住んでいないようで、廃寺ではないかという印象を持ってしまいました。