ケロケロマニアさんのクチコミ(413ページ)全12,309件

こちらの灯台は、瀬戸内海上に浮かぶ島に建てられていた灯台の移設とのことでしたが、島の多い瀬戸内海では、このような小型の灯台がメインで建てられていたんですね。灯台というイメージで眺めると、ちょっと頼りなさも感じてしまう程の小ぶりさですが、それがまた可愛らしくも感じられて、素敵な灯台だと思います。

こちらの建築は、金沢監獄の正門が移築されたものですが、監房・看守所とは全く別の場所にあるので注意が必要です。監獄という施設の特性上、正門に関しても表側と裏側とに装飾の”グレード差”があるようで、両側から見比べてみると良いかと思います。

こちらの教会建築は、明治村５丁目エリアの南部でかなりの堂々とした存在感を示していますが、内部のステンドグラスもとても美しくて、見所が満載でした。入口付近には巨大なローズデザインの円形ステンドグラスや、明治村移築時の初代十字架なども展示されていて、そのコラボがまた美しかったです。

明治村四丁目エリアの最北部、五丁目エリアとの境界付近に静かに佇んでいる建物がこちらの銭湯建築です。半田市にあった銭湯の移築ですが、現在では足湯施設として運用されています。ただ、私の訪問時はまだ夏の暑さが残る９月であったためか、足湯はお水になっていました。タオルも用意されていて１００円で利用出来ます。セルフサービスになっています。

こちらの建物は、そのまま歌舞伎のロケなどで使えそうな（実際使っているようですが）、昔ながらの舞台小屋という風情で、舞台と観客席の様子が本当に歴史の教科書にそのまま出てきそうな、流石重要文化財だなと思わせてくれる立派な建物です。ツアーなどに参加すると、観客席の方にも立ち入りできるようで、スタッフの方が参加者に丁寧な説明をされている様子が印象的でした。

こちらの建物は、現在の明治村内においては、「駄菓子屋八雲」として営業していて、常にお子様連れのご家族で混みあっている印象でした。店内があまり広くないので、混雑時はちょっと商品選びも大変かと思います。お値段は駄菓子だけに安いので、適当にささっと選んで退店すると良いです。尚商品を入れるためのかごが入口に用意されています。

こちらの建物は、まず一階の床屋さん部分が印象に残ります。昔はこんな床屋さんあったなぁ～、と、ノスタルジーに浸ることもできる素敵なレイアウトになっていますが、実はこの建物の２階部分は東京在住時の石川啄木が間借りしていたことでも知られているようで、あの有名な「一握の砂」も、こちらの在住時に出版されたとのことです。尚、２階には残念ながら上がることが出来ませんでした。

宇治山田郵便局のかつての局舎を移築展示している、明治村内でも屈指の美しさを誇る建築だと思います。ただこの建物はL字型の形状をしていて、立地的にも平坦な場所にあるため、このL字がビジュアル的に確認できるようなアングルでの撮影がなかなか困難だと思います。内部では郵便やポストの歴史などが紹介されていますが、実際の郵便局としての機能も有している窓口も設置されています。また、外には黒ポストも設置されていますが、こちらも現役で普通に郵便物を投函することも可能です。

こちらの建物は元々硝子製造所だった縁から、現在ではカフェ併設のガラス工芸品販売店のような運用をされていて、特に休日にはお客さんで賑わいを見せている場所です。それ程広い店内ではありませんので、正直、お客さんとのすれ違い時に、ガラス製品を落としたりしないか心配になったりしますので、出来れば空いている平日か、休日の場合は朝早くや閉館間際の空いている時間帯での御訪問をお勧め致します。

新橋工場は、御料車の展示されている1丁目の鉄道局建物もある関係で、こちらの建物は機械館と呼ばれて区別されています。その名の通り、館内には沢山の産業機械が並んでいますが、中でもリング精紡機と菊花御紋章付平削盤は国の重要文化財になっていますので、是非ご覧下さい。また、意外と見落としがちですが、屋外には明治期の水道管が展示されていますので、こちらもお見逃しなく…。尚ここは、SL名古屋駅が近く、明治村のほぼ中央部、飲食店なども近いため、休日は大変混み合うエリアですので、展示品をゆっくりと観覧したい方には、繁忙時間帯を避けてのご訪問をお勧め致します。

明治村内には現役としてSLが運行されていますので、明治村のSLといえば多くの方はそちらを連想されるかと思いますが、展示品として楽しみたい方にはこちらのSLがお勧めです。詳細な解説はここでは割愛させて頂きますが、隣接する六郷川鉄橋とのコラボが素晴らしく、正面から撮影するとまさに走っているようなアングルで撮れるのが秀逸のレイアウトだと思います。全国的に見ても、小型のSLが屋外で観られる場所は少ないと思いますので、そういう意味でも貴重なSLです。

明治村四丁目エリアの北部と南部とを繋ぐ部分に架かる橋梁です。元々は東京蒲田と神奈川川崎の都県境に架かっていた橋を移設したものですが、五丁目の隅田川新大橋と共に、明治村内の貴重な橋梁遺産としての存在感を示していました。すぐ近くに尾西鉄道のSL展示がありますので、これとのコントラストが被写体として非常に映える鉄橋かと思います。

明治村四丁目エリアの北東部、六郷川鉄橋のすぐ脇にあるのがこちらの建物で、赤屋根と薄いグレーの外壁とのスタイリッシュなコントラストが印象に残りました。内部では、主にサトウキビ栽培などの労働力としてハワイの発展に貢献した日系移民の歴史などが紹介されていて、入口にある起床ラッパならぬ”起床の鐘”は自由に鳴らせるようになっています。

明治村四丁目エリアの入鹿池岸には、幾つかの日系移民系建築が並んでいますが、こちらもその一つで、素朴な風情で佇んでいました。二階建ですが、特に2階部分は公開されているエリアが少し狭いように感じました。主にコーヒー農園の労働力として苦労されたブラジル日系移民の歴史が、実際の農具展示などと共に紹介されていました。

こちらの建物は明治村四丁目エリアの入鹿池岸付近に建っていますので、恐らく池の景観が良いと思われますが、残念ながら池側は立ち入れないようになっていて、景色は十分に楽しむことが出来ませんでした。ただ、建物の内部に関しては、１Fが教会、２Fが住居となっていて、とてもユニークなデザインとなっていて楽しめました。

こちらの建物は、建物形状がちょっとユニークで、二つの棟の右端と左端が段違いになって渡り廊下で連結されているような形状が印象に残りました。肝心の内部に関しては、私の訪問時は子どもさん向けのオカルト系イベントの会場になっていて、人出で賑わっていたため、残念ながら建物の風情を味わうために内部見学へ、という雰囲気ではありませんでした。

こちらの建物は明治村四丁目エリアの少し高台にあって、それなりの存在感を示しています。二階建の横長な建物の内部には小部屋が沢山あって、士官室や士官見習いの部屋などが、当時の姿で再現されているのが解り易くて良い展示だなと感じました。

こちらの建物は、外観からしても三本の十字架を彷彿とさせる塔のような構造が印象に残りましたが、内部には当時の病院の様子が再現されていて、今とは違う空間配置に新鮮な驚きを感じました。また、入口付近には赤十字の巨大なレリーフが展示されていて、これも見応えがありました。

こちらの施設は、私の訪問時においては、「明治サーカス団」によるサーカス会場となっていて、運悪く興行開催時に足を運んでしまったため、中でサーカスが行われていて歓声を耳にすることは出来ましたが、中に入ることは出来ませんでした。サーカス自体は100円で観ることが出来るようですので、こちらの施設へは是非事前にサーカス開催時刻を確認された上で訪問されることをお勧め致します。

別項でもご紹介させて頂きましたが、明治村内における入鹿池のビュースポットとしては、品川燈台が一番良いように感じますが、あちらは人が常に多い印象で、特に休日は落ち着かないかと思います。その一方で少し離れただけのこの場所へは、何故か訪れる人も少なくて、静寂な一時を過ごすことが出来ます。入鹿池の展望もそれなりに楽しめますし、距離感としては、同じような建物である一丁目の東京盲学校車寄よりも入鹿池が近く望めますので、やはり展望を楽しみながらの休息にお勧めの場所です。