ケロケロマニアさんのクチコミ(556ページ)全12,309件

函館市電の中では、その名の通り函館の代表な観光地、五稜郭の最寄駅となりますが、近いと思って歩くと、意外と距離があるので注意が必要です。五稜郭は一周するとかなりの距離になりますが、幸い、五稜郭タワーは一番市電駅寄りにありますが、それでも徒歩15分程度は見ておいた方が良いかと思います。尚、この辺りはちょっとした繁華街になっていますので、函館のナイトライフを楽しみたい方もアクセスすると良いエリアだと思います。

ここの駅は、その名の通り、函館市内でも有数の規模を誇る中央病院が隣接している駅ですが、函館市電名物の“サブタイトル”に注目してみると、ローカルな整骨院の名前が記されていました。この辺の素朴な風情も、市民に愛され続けている市電ならではだなあと感動しました。

函館市電の駅を観察していると、面白いと感じるのは多くの駅にローカルなサブタイトル（？）が付記されていることが挙げられるかと思いますが、この堀川町も近くのお店の名前が付されていて、ちょっとほのぼのとした気持ちになりました。

海の町としての印象が強い函館ですので、あまり川の風景に注目されることはないかと思いますが、市内を流れる代表的な河川の一つ、亀田川と市電路線とはこの橋にてクロスします。その名の通り、昭和時代に造られた橋ですので、それ程深い歴史を感じることは出来ませんが、純粋に景色を楽しむのにも良い場所になっていますので、是非立ち寄ってみて下さい。

函館市電上の駅の中で、地元民がよく利用する駅の一つがこの千歳町だと思います。ここには庁舎関連の建物が集中していて、裁判所などもあります。それ故、観光客がお世話になることはあまりない駅ですが、近くの亀田川の景色などはちょっと見応えがありますので、話の種に立ち寄ってみるのも面白いかと思います。

函館は坂の多い町ですが、それぞれに名前の由来を示す案内板が設置されていて、観光客にはとても有難い配慮となっています。但し、急な坂も多いので、それぞれをくまなく歩くのは体力的に大変かと思います。函館の坂は、大体平行して立地していますので、それぞれの坂の歴史を知るお勧めの方法としては、市電路線沿いに歩きながら坂の基部の案内板を見て歩くことや、景色を同時に楽しむために、一回坂を登った所から、それぞれの坂に対して直角に歩きながら、坂の上部の案内板を確認していくのがお勧めです。

函館市電は大雑把に言えば、「温泉と温泉とを結ぶ路線」と総括できますが、西の温泉として堂々たる存在感を示しているのが谷地頭温泉です。この駅から徒歩数分の距離にありますので、お風呂に入るために市電を利用する市民の方も多いです。市営の温泉ですので安く入れるのも魅力ですが、赤茶けた独自な風情の泉質は病み付きになるリピーターも多く、東の温泉湯の川との比較を是非楽しんで欲しい場所です。尚、この駅には待合室も設置されていますので、吹き曝しの状態の駅が多い函館市電の路線上では、一番快適に電車待ちの出来る駅といえるでしょう。

元町公園がどちらかと言えば観光客メインという風情である一方で、この駅の傍にある函館公園は地元民の憩いの場としての印象が強く、こじんまりとした動物園などもあります。最近では、北海道の動物園＝旭山動物園、というイメージが先行し過ぎているように感じますが、昔ながらのローカルな風情の動物園を味わいに、是非この駅からアクセスしてみて下さい。

函館市民がスポーツの場として連想するのが、この駅のすぐ近くにある千代台公園です。ここには数年前にリニューアルされた函館オーシャンスタジアムがあって、年一回、プロ野球の公式戦も開催されています。陸上競技場などもありますので、アクティブな函館を体感したい方は、この公園内でスポーツするのもお勧めです。

函館ではやはりこの市電という乗り物は絶対に乗るべきだと思います。鉄道マニアの方でなくても、昔ながらの風情で市電に揺られて函館市内の風景を何気なく楽しむのはとても心地よいですし、この市電は運転席と客席との隔たりが少ないのが親しみやすい風情になっています。お得な一日乗車券も発売されていますので、是非簡単に出来る全駅制覇を目指してみて下さい。尚、注意点としては意外と終電時刻は早く、22時前には終了してしまう駅も多いので、特に湯の川方面に出かけられる際は、終電の時刻にご注意下さい。

函館市電の路線の南西側は、観光地が点在する十字街を過ぎると、車内は急激に閑散とした状態になります。かつては十字街から函館駅方面に向かう現行路線に並行するような形で、別の路線がこの駅から分岐していましたが、今ではその面影も見られず、とてもさびしい気持ちになる駅です。尚、函館山へのロープウェイ乗り場へは、この駅からもアクセスでき、十字街から向かうのとはそれ程所要時間に差はありませんので、特に帰りに函館駅方面に向かう場合は、この駅を経由された方が、座席の確保がし易いかと思います。

函館市電がお好きな方がまず注目するのがこの操車塔ではないでしょうか。市電路線が分岐する十字街駅の界隈で、かつては文字通り、高みの見物をしながら、市電を操っていた司令塔です。今はその役割を終え、歴史的な遺産としてひっそりと残されているのですが、函館市電の歴史を見つめてきた生き証人として、何時までも大切にして欲しい建築です。

函館のローカルFM局として、かなり知名度も高いFMいるかですが、そのキー局といえる建物は、元町界隈の観光エリアのど真ん中にあります。ロープウェイ乗り場から隣接する駐車場の脇にひっそりと佇んでいますが、定期的にイベントも開催されていますので、スケジュールを合わせて、ローカルな公開放送などを楽しむと良いでしょう。

全国津々浦々にある東本願寺ですが、知名度的に京都と引けを取らないのがこの函館にある東本願寺ではないでしょうか。ここは日本最初のコンクリート建築として知られていて、その建築の構造美を楽しむのに良い場所だと思います。近くに教会群がありますので、和洋折衷の函館らしい風情を味わうのにも最適な場所といえるでしょう。

函館を訪れる観光客の殆どが利用される乗り物の一つがこの函館山ロープウェイです。知名度的に抜群なので、今更クチコミするまでもないかと思いますが、近隣の観光地を巡る際にも、色々な角度から函館山を背景にしたロープウェイの姿を堪能できますので、是非折を見つけて上方の景色を確認してみて下さい。

この界隈で観光客の動向を見ていると、殆どの方はロープウェイ目的でアクセスされているようですが、町の発展を物語る上で、この元町配水場は一見の価値があります。是非、ロープウェイに乗られる際には、短時間でも良いのでこちらの施設に足を運んでみて下さい。ロープウェイ乗り場がすぐ傍とは思えない程の静寂に包まれていて、休憩するのにも良いエリアだと思います。

元町界隈、といえば、多くの方が教会群や公会堂に代表される近代建築を連想されるかと思いますが、こんなお寺も存在しています。急坂の上方にありますので、観光客が訪れる姿はあまり見かけませんが、マニアックなテイストをご希望される方は、是非この寺をご訪問下さい。尚、通常はチャチャ登りを詰めてアクセスすることになりますが、裏道を通じてロープウェイ乗り場の方面へと行くことも可能です。

元町教会群の中では、ちょっとマイナーな印象があるこの教会ですが、建物の形がちょっとユニークで、印象に深く残る建築だと思います。ここに至る際には、函館では珍しいとされるアイヌ語由来のチャチャ登りと呼ばれる急坂を登ることになりますが、この坂の対面にハリストス教会がありますので、急坂を登るのが辛い、という方は、ハリストス教会の側から、この教会を眺めるのが良いかと思います。

ハリストス正教会と双璧を成した風情で、元町界隈において堂々たる存在感を示しているのがこのカトリック教会です。白とグリーンのイメージが強いハリストスとは対照的に、こちらはピンク色の建物で、建物自体にも女性的な美しさを感じることが出来ますが、十字架のある尖塔屋根の基部には、素敵な鳥のデザインの装飾が見られますので、こちらにも是非ご注目下さい。

有名な観光地が点在する元町界隈の中では、なかなか日の当たらないスポットも色々と存在しますが、この亀井勝一郎生誕の地も、そんな場所のひとつです。背後には東本願寺の威風堂々たる建物がありますが、その裏側に足を運ぶ人は稀で、その侘び寂びのある風情は、通常の元町観光の華々しさに飽きてしまった、という函館のリピーターの方にお勧めしたい場所です。