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五箇山の合掌集落は庄川を挟んで
無数に点在していたそうです。
現在では、世界遺産に登録された
相倉と菅沼が有名で
他にも所々で見かけました。

しかし、庄川の右側と左側では
随分と意味が違った様です。
現在でも観光目的で残されている
籠の渡しには、ちゃんと意味があった
様ですね。

昔の人は、一部の武士等を除いては
現代人のように自由に自分の村から
出るような事はありません。

そこで仰せつかった役目は
山里離れその場所自体が地位ある人に
とってはある意味監獄の様な場所。
加賀藩の政治犯を流した流刑地だった
そうです。ここに送られた人は
許されることはまず無く
一冬を越せない人も多かったとか。。

罪人が逃げないように、川には橋も
掛けられず、その為籠の渡しで
物品を行き来させていたそうです。

現在では、山と川の綺麗な景色ですが
そんな時代もあったのですね。

五箇山の合掌集落は、相倉とここ菅沼。
集落としては、相倉の方が軒数も
多そうでした。

が、菅沼には塩硝の館と民俗館などの
見学施設の他にお食事処・カフェ等も
あり、お土産屋さんもあります。

バス停から見下ろす位置に集落がある
ので、上から集落を眺める事もできます。

期間限定で時々ライトアップもされて
いて、私が訪ねた3月は、週末限定で
民謡の披露とライトアップをされて
いました。

見学できる合掌造りの住宅は
どちらかと言うと大きなお宅です。
恐らく、民俗館くらいの大きさが
普通に皆が暮らしていたくらいの
大きさなのかなと思いました。

当時の衣装ひとつでも、繕った後があり
物を大事にしていた時代の名残を感じ
ました。

やはり、一階は生活空間。二階より上は
仕事の道具などが置かれていました。

塩硝の館とセットでチケットを購入すると
少しお得でした。

五箇山は加賀藩だったそうですが
当時は金沢からやって来るのも
一苦労だったであろう山深い里。
冬は和紙作り、夏は養蚕・生糸作りを
主な産業としていた他に
隠れた産業として、塩硝作りがあった
そうです。

五箇山周辺で生息する草木と養蚕で出る
蚕の糞、これを囲炉裏端に掘られた溝に
埋め、4~5年掛けて囲炉裏の熱で発酵。
年に一度だけかき混ぜるのだそうです。

こうやって出来た「塩硝土」を桶に入れ
水をかけ一昼夜おく。
塩硝の水溶液を抜取り塩硝釜で煮詰める。
草木灰を加え濾過する。
濾過液を更に煮詰めて塩硝を凝縮させる。
最後に自然乾燥させ結晶を得る。
こうやって「灰汁煮（あくに）塩硝」を
作ったそうです。

これに硫黄や木炭を配合して最終的に
火薬となったそうです。

堆肥造りの応用から発展した産業の
様ですが、改めてバイオな武器だと
思いました。
そして、これを隠れて作らせていた
加賀藩って...と、思った私です。

8年の歳月をかけ建てられた、築300年
加賀藩の威光を示す国内最大規模の
合掌造り家屋だそうです。

かつては、加賀藩へ塩硝を上納する
役宅であったため民家では禁じられた
欅材の使用を特別に許されたとのこと。
お部屋も、加賀藩の役人が寝泊まりする
役目も担っていた為、普通の合掌家屋
とは造りが違うようです。

1958年に国の重要文化財に指定され
世界遺産でもある五箇山の一部ですが
素材集めも大変でしょうが、是非残して
欲しい日本の遺産だと思います。

赤尾道宗が室町時代末に開いた寺で
萱葺きの山門は切妻造りで威厳があり
昔話に出てきそうなフォルムでした。
約300年前の江戸時代の末の建築だ
そうです。

本堂はやはり雪避けで囲われていて
入口も探しました。

本堂に上がろうとして、『公開寺院では
ありません。静かにお参り下さい。』と
書いてあるのを見つけ、入っていいの？
とちょっと躊躇したのですが
静かにお参りさせてもらおう...かと。

古そうですが、ここも彫刻の美しい
お堂でした。

五箇山の合掌造り集落のひとつです。
集落としては、もうひとつの菅沼より
規模が大きそうです。

相倉は、合掌造りの住宅で民宿をされて
いるお宅が多い地区の様です。
白川郷で合掌造りの民宿に泊まった事が
ありましたが、雪の有る時期の合掌の
家に泊まってみたかったものの、週末
だからか？予約が取れませんでした。

民宿だけでなく、食事や買い物も
出きるお店があったようですが
雪の中の合掌集落の写真が撮りたく
上から撮れる展望台へ行くことに
しました。

やっと、雪が溶け始めた時期で
展望台迄の道も、人の手により整備
されていました。感謝ですね。。

路線バスの時間に合わせて動いていた為
多分展望台迄は辿り着けていないと
思いますが、既に全景はとらえたので
これで良しと、引き返しました。

兎に角、雪深い所だなと。。
屋根に雪がなくて残念でした。

真宗大谷派 東本願寺の城端別院です。
浄土真宗の開祖、親鸞聖人直筆の
「唯信抄」をはじめ、約1万点の寺宝の
一部が常設展示されているお寺だそう
ですが、特に本堂の彫刻の美しさに目を
奪われました。

修復中かと思った囲いは雪避けだった
様です。やっと溶け始めた残雪...
雪掻き中だったお寺の方と挨拶程度の
お話を交わしましたが、冬季のこの作業
大変だろうなと頭が下がる思いでした。

風情ある城端の町の中でも、格調高い
雰囲気を醸し出しています。

五箇山へ行く為に、第三セクターの
高岡駅からＪＲ城端駅まで観光列車の
ベル・ モンターニュ・エ・メール
～べるもんた～ を利用しました。

この観光列車は、土曜日 城端線を
日曜日 氷見線を、一日二往復する
列車です。（年や月で交代の場合も）

高岡－五箇山のバスのフリーチケットを
購入したので、電車とバスの乗継時間
等を考えると、出来ればベルモンタは
氷見線で利用したかったのですが
予約が取れず、城端線を取りました。

しかし、列車内で楽しめる『富山鮨』を
頂いたりするなら、片道約一時間の
城端線を利用する事で正解だったと
思います。

楽しみにしていた立山連峰は
残念ながら雲に隠れて見えませんでした
が、砺波平野の田園風景や
一回も欠かさず、必ずベルモンタに手を
振ってくださる地元の方にも遭遇。
心もお腹も温まる時間でした。

お鮨は車内で、鮨職人さんが握って
下さいます。車内の装飾やボランティア
ガイドさんによる解説もあります。

高岡駅改札前にある観光案内所です。

高岡駅から城端駅までは観光列車
ベルモンタを利用し、その後
その後、路線バスにて五箇山へ。
五箇山エリアでは路線バスを
乗り降りしながら点在する見所を
回ると伝えて自分で考えたプランを
みせたら...

この条件なら、私もこのプランにする。
と太鼓判を押していただきました。
所要時間など、実際に行ったことが
無い場所は不安があるので
知ってる方に、そう言っていただけると
安心しますね。

バスの時刻表、城端のパンフと
必要なものをササッと用意、パンフを
入れる袋もくださいました。

親切で丁寧な対応で心地良かったです。

ドラえもんとその仲間達12体が
駅前広場にいます。

高岡市は、藤子・F・不二雄先生の
出身地だそうです。

お馴染みの、のび太くん、しずかちゃん
ドラミちゃん...と、どのブロンズ像も
今にも動き出しそうな表情で
一瞬にして童心に帰れる場所でした。

高岡駅前の一角に建っている銅像です。
『大伴家持』と書いてあり
あの万葉集の歌人の？
と思い、即スマホ検索。
越中の国守として５年ほど過ごした
そうです。

時の最高権力者である橘諸兄が
新興貴族の藤原氏を抑える布石として
要地に派遣した栄転であるとする説と
左遷であるとする説があるのとこと。

どちらにしても銅像の家持さんは
国守というより、歌人の顔をしている
ようにみえました。

稲荷山の山頂に到着したとばっかり
思っていた場所は実は半分くらいの
場所でした。

見晴らしの良い展望台もあり
お食事しながら景色も楽しめる
にしむら亭。
俳優の西村和彦さんのご実家でも
あります。
本当にここから毎日高校などへ通って
おられたそうで、毎日ここまでは
私なら、正直キツイです！

山頂まで行って帰りに
きな粉ソフトを頂きました。
本当に休憩処としては良い場にあります。

泉涌寺に入ってすぐ左手奥にある
お堂には、とても艶やかな仏さまが
いらっしゃいます。

楊貴妃観音と呼ばれ、亡くなった
楊貴妃を偲び玄宗皇帝が造った物を
持ち帰ったと伝わる物だそうです。

楊貴妃と呼ばれるにふさわしい
綺麗な観音様で、お口周りの
なまず髭に非常に違和感を感じて
しまった私です。。

白檀の寄木で出来ているそうで
お堂の中も良い香りでした。

東福寺の中で、一度は見てみたい！
と思っていた場所だっただけに
今回の公開は嬉しかったです。

経堂も禅堂も外観も素敵で
京都で好きな建物の一つです。

以前どこかの経堂公開の際
年に一度虫干しする為
中の経箱に書かれた番号通りに
並べて干すと仰ってたのを
思い出しました。
扉の一か所が開かれ、そこに
聞いた通りの番号（中国式）が
書かれてありました。

禅堂は大きな建物で、正しく
皆さんが座禅を組むための場所。
整然と敷かれた座布団。
心を無にするにふさわしい
シンプルな空間でした。

早朝の東福寺に行き参加すれば
一般人でも参加できるそうです。

東福寺＝ひらりん化しつつある私です。
今回は初めてランチに伺いました。

外国人のお客様が多くてびっくり！
10割そばなのに抜群のシコシコ感で
こちらもびっくり！

にしん、おあげ、とお蕎麦には
外せないトッピングの数々が
ならぶとくとくセットを頂きました。
梅で頂くお蕎麦には、はまって
しまいました ♪

東福寺から歩いて行きました。
住宅街を抜けていくので迷いそうしたが
要所要所に矢印で案内がありました。

途中、御霊があるわ。。
と歩いていましたが、泉涌寺に行って
説明を聞いて納得。
皇室とも所縁のあるお寺でした。

建物も御所から移築されたものもある
様で、お寺というより御所みたいでした。

京の冬の旅では、舎利殿が公開されていて
狩野山雪による、赤い『鳴き竜』を
観てきました。

鳴かす為には、人をお堂の板張内には
入れない方が良いみたいでしたが
ガイドさんも誘導が下手だし
お客さんもの方もガイドさんのいう事を
聞いて行動しないから
龍はほぼ鳴きませんでした。

高圧的なガイド、自己中心的なお客と
旅の最後に何だかな...で、ちょっと
ガッカリでした。

京阪 丹波橋駅から徒歩5分強の場所に
あります。
伏見らしいのが、境内の片隅に
伏見の名水が湧いていて
もちろん飲むことも出来ます。

そして、屋根瓦には島津家の家紋。
薩摩藩邸が近くにあった事から
薩摩との繋がりも多いお寺だそうです。

西郷さんや大久保さんがよく話を
されていたと伝わるお部屋や
西郷さん所縁の品も公開されて
いました。
（京の冬の旅 最終日）

幕末の揺れる政治の中で
薩摩藩士同志が切りあった
寺田屋事件の犠牲者のお墓がここにあり
その藩士達の名前は、西郷さんが
書かれた文字が刻まれているそうです。
右肩上がりの几帳面な特徴ある文字で
以前どこかで見た西郷さんの文字と
同じ特徴に
そうそう。こんなんやった。と
思い出しました。

秘仏のご本尊は大黒天。
出世の神さまですね。

足には自信がある方で、大体所要時間と
書かれた7割弱くらいで歩ける私ですが
ここは、人も多くて中々自分のペースで
歩けない事もあり、その上最後は怒濤の
階段登りということもあってか
所要時間通り掛かっていました。

実際に歩いてみてビックリしたのは
本当に沢山の祠があること。
一つひとつ数えたらどのくらいある？
と思うほど。。

そして、鳥居の数も多いです。
奥院へ行く途中ほど密集していない為
鳥居間に隙間がありますが
本数はかなりあると思います。

そして、伏見稲荷7神蹟といわれる
祠には小さな鳥居も沢山！

伏見稲荷大社のご神体である稲荷山
その山頂にあるのが一ノ峰です。

四ノ辻というところから、右回りと
左回りで山頂に向かえますが
私は右回り（仁志むら邸の前を進む）
で登りました。
下りの方が山の中を歩いている感じで
三ノ峰、二ノ峰とお宮を登って行くし
右回りにして良かったと思いました。