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嬉野温泉に到着後、一番に訪ねました。＠450円

am10:00頃でしたが、地元の方らしき人々が入れ替わり入ってこられました。

真っ白で明るい浴室内、お天気は曇り空でしたが、浴室内はもっと明るい印象でとても気持ち良かったです。
泉質はトロトロもっちりと、美肌の湯と言われるにふさわしい、まるで美容液に浸かっているようでした。（正直、宿泊ホテルのお湯より、こちらの方がトロトロでした。）

平成になって建てられたようですが、大正ロマンのレトロな建物が、嬉野温泉の雰囲気ともよく合っていました。

野母崎恐竜パークを囲むように、三つの小山がありました。
そのすべてに水仙が植わっていて、満開の時期ならさぞ見応えがあった事と思います。

二月中旬では、殆どの水仙が終わっており、名残の水仙が所々咲いていました。
花が少ない分、微かな香りではありますが、それでも十分水仙の香りに包まれて空間で、「かおり風景100選の地」と書かれた看板に納得しました。

頂上からの景色の良さは言うに及ばず！
ここからも、もちろん軍艦島が見えました。

野母崎恐竜パークにある、軍艦島の資料館です。

軍艦島での仕事や生活を写真パネルと文章で紹介されています。
坑道内をイメージされているのか、モノクロの写真が映える工夫か、黒いパネルに白文字で展示されており、アートとして捉えてもすっきりと素敵な空間でした。

当時最先端の生活を送る豊かな島、子どもたちや主婦たちの笑顔の写真と、その生活を支える過酷な労働者の仕事ぶりなど、当日の午前便で軍艦島へ行って来て、ガイドを聞いた内容が蘇り、とてもリアルな体験ができました。

雨の中の観光をする場所としても、とても良かったです。

外は少し薄暗かったですが、温室内はとても明るくて、赤白やピンクの濃淡、オレンジ近いブーゲンビリアもあって、とても良い香りもしていました。

はじめてブーゲンビリアを見た時は結構きつい香りのする花だと思っていたのですが、その後あまり香りを感じるブーゲンビリアを観なかったので、私の勘違いかと思っていたのですが、ここに入った途端、あの時の香りを思い出しました。

本当にたわわな花をつけたブーゲンビリアに包まれて、素敵な時間が過ごせました。

嬉野温泉の中心地を横切る塩田川沿いの遊歩道を辿って行くと、轟の滝にたどり着けるようですが…

丁度向かい始めた頃から、雨が降り始め、だんだんときつくなってきたこと、遊歩道へ降りようと思ったところは工事中で降りれなかったことで、川添いの上の車道（歩道）を歩いて行きました。

中心部からだと15分程かかったと思いますが、到着時は結構な降り方になっており、さくっとだけ見て折り返しました。

轟の滝のあたりは公園にもなっていて、滝見に丁度良い赤い橋から眺めました。
途中の景観も、奇岩ありで見応えがありました。
遊歩道を歩いて行くことができたら、もっと見応えがあったのでしょうか？

無料で利用できる、足湯のある広場です。

足湯は二種類設置されており、一つは普通の足湯。
もう一つは、足蒸し湯の足湯です。
平たくいうと、サウナの足湯バージョンですが、特殊な技術でナノミスとにした嬉野温泉の蒸気で足を温める装置です。

木でできた椅子に座り、足を穴に入れて、箱をかぶせ隙間から蒸気が逃げないようにタオルなどを掛けておくとよいそうです。
15分も座っていれば全身ぽかぽかになります。

豊玉姫とは古事記に登場する海神・ワタツミの娘で、竜宮城に住む乙姫様のモデルでもあるとのこと。
この神社の遣いであった「白なまず」が美肌の湯・嬉野温泉の地で信仰の対象となり、あらゆる肌の悩みを癒してくれる神様として祀られています。

社殿の横にある祠には、磁器のツルツルすべすべの「白なまず」が置かれており、置かれてある柄杓で温泉水をかけてお願いすれば、お肌の願いを叶えてくださるそうで、私も一つお願いして来ました。

嬉野温泉の観光地としては、比較的控えめにお勧めされている場所です。
臨済宗南禅寺派の古刹で、600年以上の歴史を持つ寺院だそうです。
江戸時代には、長崎街道嬉野宿の本陣として使用されていたこともあるそうです。

横から入った為、まず大きなクスノキが目に入り、続いて水仙の良い香りが漂ってきましたが、山門の佇まい、緑多い境内の雰囲気や鳥のさえずりと、とても素敵な場所でした。
個人的には、もっとお勧めしたいですが、あの静けさがなくなるのは嫌かな。。
複雑です。。

孔子廟は過去に数回訪ねていますが、ここで変面ショーを観たのは初めてでした。
長崎ランタンフェスティバルのイベントの一つとして行われていましたが、孔子廟で変面ショーは常設のイベントでもあるようです。

15分程の演目時間でしたが、中国では国家機密と言われるほどの演目で大変見応えがあり、いつ変わるかわからない変面の動きに目が釘付けになりました。

孔子廟は、有料の施設ですが、ランタンフェスティバル中は、17時以降は無料開放されていました。

ランタンフェスティバルの二胡のショーを観るために立ち寄りました。
湊公園同様、両側に飲食の露店が並び、真ん中がフードコート的になっており、皆さんお好きなものを買って掛けて食べておられる方も多かったです。

私は、ステージ近くの端の方を確保し、立ち見でしたが割と近くでステージを見ることが出来ました。

二本しか弦がないとは思えないほど、色々な音を出して演奏されており、特に二胡の名曲とされる『賽馬（さいま）』という楽曲には感動しました。

その日は、お腹いっぱいで諦めましたが、ハトシのお店があることはチェックしていたので、翌日立ち寄りました。

有名な観光名所である「眼鏡橋」を有する、中島川公園。

ランタンフェスティバルでは、中島川に水鳥たちのオブジェを浮かばせ、川に黄色いランタンをかけていました。

川の両岸にも色々なオブジェが飾られており、全体的なイメージでは私の一番好きな会場だったと思います。

まだ日が落ちきっていないブルーがかった夜空の方が、ランタンが映えたように思います。

長崎一の繁華街。百貨店、飲食店をはじめ、色々なお店が集まるアーケードのある商店街です。
十字にアーケードがつながっており、中々の広さがあります。

ランタンフェスティバルでは、アーケードのすぐ下に赤いランタンを埋めつくし、通路の中央所々に、オブジェも飾られています。

今回は、アーケード内にあるホテルに一泊したので、ドラッグストアやショップで忘れ物なども調達できて便利でした。

中国から貿易のために長崎に来た人が、帰国するまで生活していたのが「唐人屋敷跡」です。

ランタンフェスティバルでは、「土神堂」「天后堂」「観音堂」「福健会館」の四堂を巡り、ろうそくを灯して祈ると願いが叶うという『ロウソク祈願四堂巡り』が行われていました。

それぞれのお堂は当時の面影を残し、赤い蝋燭がまた、ノスタルジックな雰囲気が異国情緒を誘う空間でした。

中華街を抜けた先にある公園ですが、ランタンフェスティバル期間中は食べ物などの出店が両脇を埋めています。

ステージも作られ、龍踊り、二胡、エイサー、変面などのショーも行われていたようです。
私は、ここで龍踊りを見ました。

今年のランタンフェスティバルのメインオブジェである龍の大きな大きなランタンが飾られていたのもここでした。

祠のような建物があり、そこには商売繁盛の神様『関聖帝君』の祭壇が組まれていたのですが、周りに豚の頭が沢山添えられているのに気づいて滅茶苦茶びっくりしました！ ^^

今年は4年ぶりの本格開催ということで、平日の昼も夜も中華街の通路は人で埋め尽くされていました。

お食事時間は、その通路の両側にある飲食店も満員。
出店も多く、ハトシや春巻き、小籠包などの中華のファストフードのお店もどこも並んでいました。

私の誤算は、「よりより」と呼ばれている麻花兒（マファール）という中華菓子を買うために一時間以上並んだこと。
普通のよりよりは、スーパーマーケットなどでも買うことが出来ますが、チョコレートがかかった「チョコよりより」はランタンフェスティバルの時期のみに販売される限定品だそうです。（1本＠100円）

よりよりは、かなり固いお菓子で、想定外だった私は最初のひとかぶりで、歯が折れるかもと真剣に驚きました！

長崎の中華街である新地中華街を中心に、市内数か所の会場で行われている長崎の冬の風物詩です。

中国の春節に併せて開かれる、ランタンを灯して行われるこのイベントは、各会場ごとにメインオブジェを置き沢山のランタンはもちろん、龍踊り、二胡やエイサー、変面のショーを食べ歩きをしながらも楽しめます。

始めは暗くなってしまってからの散策がよいかと思いましたが、私は日が落ちきる前のまだ暗く成りきっていないブルーがかった空に灯るランタンの灯りが素敵だと思いました。

最寄駅から、シーボルト通りを10分ほど登って行きます。
赤いレンガの洋館は、シーボルトの故郷ライデンにあるシーボルトの旧宅を模して建てられたそうです。

館内のお写真はNGですが、お子様でも比較的解り易い展示内容であったと思いますし、＠100円というのは良心的すぎる値段設定だと思います。

スパイ説、色々なものを持ち帰ったなど、負のイメージも語られることがあるシーボルトさんですが、彼のお陰で、現在当時の様子がわかることも多いと聞くので、一方的には非難できないのか…とも思います。

建物外にある、若き日のシーボルト像は中々イケメンさんだと思います。^^

医学者の家に生まれたドイツ人のシーボルトですが、オランダで陸軍軍医をそして、27歳の時に出島商館医として長崎に来日。
当時外国人は、出島から出られませんでしたが、優秀な医者であるシーボルトは町に出て病人を診察することを特別に許可されていたそうです。

シーボルトは、長崎に来た翌年、鳴滝で家を手に入れ、ここに「鳴滝塾」を開き、日本人妻のお滝さんと共に住んでいたそうです。
鳴滝塾では、日本各地から集まってきた医者たちに医学などを教え、ここの卒業生は、その後医者や学者として活躍したそうです。

現在は、晩年のシーボルトの胸像とシーボルトの木と名付けられた木が立つ空き地となっていますが、その隣にライデンのシーボルト宅を模して建てられたシーボルト記念館があります。

私は、16:00頃（閉館時間近く）に訪ねたため、ギリギリで旧宅跡も散策できました。

路面電車やバスの新中川町駅からシーボルトの旧宅跡へと続く道です。

道の要所要所に石などの道しるべが立っており、迷うことなく旧宅跡へたどり着くことが出来ます。

アスファルトの道路もありますが、民家の間を通り抜ける辺りは石畳になっているところもあり、シーボルト夫人の名前を付けられたという、紫陽花（おたくさ）のモチーフが道路に埋め込まれてある場所もありました。

長崎県防空本部跡は立山防空壕とも呼ばれており、空襲警報が鳴った時、ここで県知事や要人たちが集まり、対策や報告などを行っていた場所だそうです。

長崎に原爆が投下された時も、当日は朝から空襲警報が鳴っており、県知事を始め要員たちで、数日前広島に投下された、新型爆弾についての報告会議をしていたそうです。

所謂、時の総本部があった防空壕で、映画などで見る一般庶民の防空壕とは全く違ったしっかりした造りの豪ですが、他の戦争遺構と共に、後世に伝えて頂きたい施設のひとつだと思いました。