ナツメロ大王さんのクチコミ(93ページ)全9,711件

山口駅から緩い坂を上がっていくこと30分くらい、山口県立美術館の丁度向かいにあるレンガ張りの外壁の美しい大学のような建物がこちらです。幕末維新の担い手を輩出したのが長州藩ということで、そうした長州の歴史資料などを豊富に収蔵しています。図書館ではありますが、大きな亀山公園内にあることから、庭ではイベントも開催されており、大勢の市民でにぎわっていました。アカデミックになりすぎず、親しみのもてる場所でした。

山口県立博物館や山口県立美術館、山口ザビエル記念聖堂の有る小高い丘一帯が亀山公園として整備されていました。山口市は県庁所在地にしては、街の大きさは小さな方だと思いますが、その文化的な施設がこの亀山公園に集中していました。丘の上に登るとちょっとした台地になっていて、山口の街を眼下に眺めることが出来ました。

中世の時代、ここ山口の地を治めた大内氏の別邸跡がこの築山跡ということで、今は八坂神社と築山神社があるのみで、館らしい雰囲気は近隣にある大内氏館跡にわずかに土塁が残る程度です。今は、簡単な石碑と案内板が建っているだけなので、万人に受ける観光スポットとは言い難いと思われました。

山口県庁舎から瑠璃光寺に向かう途中に立ち寄ったのが、こちらの洞春寺です。名前は聞いたことがある、戦国時代に活躍した戦国大名の一人毛利元就の菩提寺とのこと。室町時代に建てられたとされる山門をくぐり境内に入ると、正面の立派な本堂が目に留まりました。さらにその脇には、鎌倉のお寺を思わせるような、質素な観音堂がありました。屋根の軒先の程よい傾斜や、建物全体に占める軒先の長さの絶妙のバランスなど、非常に美しい建物でした。

山口市を観光した際、八坂神社の境内に隣接するように建つ、木造の洋館が目に留まりました。正面から見るとシンメトリーを基本とした、時計塔のような尖塔もついた瀟洒な洋館で、かつての河村写真館です。営業はしていないようで、扉は閉められたままでした。明治20年に建てられた疑似洋風建築ということで、山口県の重要文化にも指定されているとのこと。手入れもされていないのか、ペンキもはげて庭にも草が生い茂っていました。整備すれば洋館好きな私のような観光客が訪れるのに、少しもったいないように思いました。このまま朽ちるに任せるのは、あまりにも惜しいですね。

山口市に滞在した際に、駅から県庁へと続くメインロードに沿った場所にある、山口県立美術館で岸田劉生展を開催していたことから、美術の教科書で見覚えのある方だと思い、思い切って入場しました。山口県に滞在中に病に侵されて若くしてこの世を去ったとしり、山口県ゆかりの方だと知り、彼の描いた絵もこころなしか憂いを帯びた物に見えて来ました。

香山公園の一角、瑠璃光寺の山門横に「瑠璃光寺資料館」がありました。入館料が必要ですが、全国的にも非常に美しい五重塔が、他の五重塔とどう違うのか、言い方を変えると塔の美しさを決める要素は何か理解できる展示がされていました。上層に行くほどわずかに小さくなっていることや、屋根の反り、軒先と胴体のバランスなど、様々な要素が瑠璃光寺五重塔の美しさの秘密だと、改めて理論付けできました。

五重塔で有名な香山公園の一角にある、古い2階建ての建物です。薩摩と長州が幕末の時代に倒幕のための会合を持った場所とのこと。一階にはそした維新の志士らの写真とその解説、狭い階段を登った2階には、畳の敷かれた部屋がのこされていて、江戸時代末の雰囲気を感じることが出来ました。

香山公園の中で、五重塔から反対側にある幕末の頃の毛利家の茶室がこちらです。もともとは県庁のあるあたりにあったものを、明治時代に移築したのだとか。幕末維新の時代に、倒幕のための密儀に使われていたとの説明文があり、激流の時代の証人なのだと思いました。残念ながら建物はしっかりと雨戸が閉められていて内部見学は出来ませんでした。庭までは立ち入ることが出きて、建物の外観は十分見学できました。

山口市を観光した際、築山跡（大内氏遺跡）からほど近い場所にある、こちらの八坂神社も見学しました。京都にある有名な八坂神社を勧請したとのこと。境内に建つ見ごたえのある本殿は、国の重要文化財に指定されているそうで、屋根の程よい反り具合など、とても見ごたえのある美しい建築でした。防火用水の桶も古びた感じで、景観にマッチしていました。

大きな鳥居が印象的な八坂神社の隣に、こじんまりとしたこちらのお社がありました。背の高い大人では頭がぶつかりそうな低い鳥居もふくめてミニチュアのようでした。石灯籠に挟まれた僅か三段ほどの石段を登った狭いですが境内があり、その中心には本殿が置かれていました。

山口市のある神社の中でも、境内の雰囲気、建築の見事さにおいて群を抜いていると思われたのが、こちらの今八幡宮です。まず道路から鳥居をくぐった先からマすぐに伸びる石段を登り、その先には楼門、境内には本殿・拝殿が直線に並んでいました。国の重要文化財に指定されているそれらの建築は、全体のバランスや細部の彫刻など、大変に見ごたえがありました。

山口市を観光した際、今八幡宮の北側の森の中にある静かな佇まいの神社です。すぐ隣には豊栄神社があるのですが、どちらも似通った造りをしていました。案内看板も仲良く一枚にまとめられていました。木立の間を一直線に伸びる石畳の長い参道は、非常に雰囲気がありました。毛利家の藩主であった毛利敬親を祀っている神社とのこと。

山口市の七尾山トンネルにほど近い場所にある、毛利元就公をまつった神社がこちらでした。隣に野田神社という神社があるのですが、雰囲気や建物の造りや配置がとてもよく似ていて、興味深く感じました。訪れた時は、私以外には見学者もおらず、うっそうとした木立に囲まれた境内の静けさが印象に残りました。

山口市の観光スポットの一つである【龍福寺】の境内左手に建つ資料館が、こちらの【龍福寺資料館】です。千石大名であった大内氏に関する資料を収蔵していて、毛利家と比べるとあまり有名ではない戦国大名について学ぶことが出来ました。入り口には山口義興公の大きな騎馬像がおかれていました。

山口市を訪れた際、八坂神社や大内氏館跡からほど近い場所にある、こちらの龍福寺も見学しました。長い参道を進んでいくと、その際には大きな檜皮葺の大屋根が特徴的な本堂が見えて来ました。存在感のある建物は重要文化財にも指定されていて見ごたえ十分えした。

山口観光の際に、龍福寺からほど近い場所にある、こちらの【十朋亭維新館】に立ち寄りました。古い町屋のような白壁が美しい建物ですが、最近になって建てられたようなモダンなエントランスに驚かされました。中に入ると意外と広く、幕末から明治維新にかけて活躍した長州（山口県）の先人らの偉業を紹介する展示がなされていました。

JR山口駅改札を抜けたすぐの場所に、「山口観光案内所」がありました。【西の京】と言われる山口を紹介する資料や地図、近くの温泉の案内などもあって、中々の情報量でした。萩をはじめとする山口県内の他の観光パンフレットも一部置いてあり、津和野の資料を頂いてきました。

山口市を観光した際、大内氏館跡や龍福寺からほど近い、こちらの施設にも立ち寄りました。歴代の総理大臣ゆかりの料亭とのことで、これまで目にしたことの無い位の広さの、畳が敷かれた大広間は圧巻でした。著名人の揮毫なども残されていて、想像した以上に楽しむことが出来ました

大内氏館跡からほど近い場所に【山口ふるさと伝承総合センター】がありました。酒造の商家を利用した【学び館】という別名がついていて、木の格子窓がはめられた1階や、白漆喰の美しさが際立つ２階など、変化に富んだ外観はとても見ごたえがありました。店先に掲げられた【まなび館】と書かれた提灯もなかなか粋でした。