ケロケロマニアさんのクチコミ(561ページ)全12,309件

三石町は現在静内町と合併して新ひだか町の一部となっていますが、この町で有名なのが三石羊羹です。その販売元がこの八木菓子舗ですが、地元では知らない方はいない程の有名店ですので、新ひだか町にお立ち寄りの際は、ぜひ一度ご賞味ください。尚、サイズも味も色々とありますので、用途に応じて、好みのタイプをチョイスされると良いかと思います。

地元の方に美味しいお菓子屋さんを尋ねて教えて貰ったのがここでした。特にクッキーがお勧めで、ハンドメイドタイプで色々な種類が揃っています。尚、地元では有名なお店ですので、静内駅構内の売店などでも購入することが可能です。私はチョイスしたのは「みかん畑クッキー」（210円）です。小さなみかんチップが、生地に練りこんであるような感じで、さっぱりとした美味しさでした。

この駅に関しては、今更語るまでもないかと思います。日高本線の旅のフィナーレを飾るにふさわしい、最果ての風情が魅力的な駅ですが、観光案内所なども整備されていて、意外と心地良く過ごせる駅です。近くにコンビニもあって、利便性も高い駅です。

終点の一つ手前にある西様似駅の近隣には、森林資源の豊富な日高らしく、貯木場が広がっていました。木の香りがとても心地良かったです。また、この駅から海岸線に向かって歩くと、丁度親子岩の景勝地へとアクセスできますので、様似まで日高本線を往復される際、片道はこちらの駅で乗降して、様似～西様似にかけての海岸線を歩いてみることをお勧めいたします。ゆっくり歩いて1時間ほどでアクセス可能です。

この駅からいよいよ日高本線の旅は最後の様似町域へと突入しますが、様似町内にある3駅に関しては、終点の様似を除いては何れも貨車改造型駅となっていますので、日高本線上で最も貨車改造型駅の比率が高い町といえます。鵜苫駅と隣の西様似駅は、拘りを持って両者がデザインされたのか、空をイメージしたデザインの西様似とは対照的に、こちらの鵜苫駅に関しては、海のデザインになっているのが面白かったです。尚、ここから様似市街地にかけての海岸線は、特に景色が美しいことで知られていますので、ゆっくりと二駅分ウォーキングを楽しむのもお勧めしたいエリアです。

ともすれば牧場や海岸など、単調な景色が続くことの多い日高エリアですが、この日高幌別駅付近では、海あり山あり湿地ありと、バリエーションに富んだ美しい日高の風景を楽しめますので、飽きっぽい方には特にお勧めしたいエリアです。この駅付近から、花の名山として名高いアポイ岳の景観も楽しめるようになります。

日高を代表する風景として、牧場の他には日高昆布を乾す光景を挙げられるかと思います。日高エリアは北西から南東にかけてかなり長距離続きますが、車窓から日高昆布を乾す風景を堪能できるエリアは、南の方に限られるように感じます。中でも特にこの東町から日高幌別にかけての海岸線沿いに、美しいストライプを醸した日高昆布の風景を見られますので、夏の好天時に訪れた際には、是非車窓にご注目下さい。

もし日高本線上で最も大きな駅は、という問いを日高本線を実際に旅したことがない方に尋ねてみると、まずこの浦河を連想されるのではないでしょうか。旧日高支庁（現日高振興局）の立地する町だけに、当然だと思うのですが、実際には殆どの列車はこの駅では短時間の停車しかしませんし、駅自体、静内のような華やかさもなく、昔ながらの昭和の風情が今も尚残されています。ローカル線マニアとしては、この方が有難くもあるのですが、正直、日高本線上の地位という意味では、立地的にほぼ中央に位置する静内の方が、やはり観光拠点としては便利なのでしょうね。何となく浦河の寂寥感を感じた瞬間でした。

日高の中でも、浦河界隈は特に牧場のイメージの強い場所ですが、流石に浦河駅近郊は一応市街地なので、真の意味で牧場が広がるエリアとしては、この絵笛駅付近となります。牧場の規模も大きく、日高を代表する風景が広がりますので、車窓に飽くことなく過ごすことが出来るエリアだといえるでしょう。

苫小牧近郊の浜厚真駅以来、日高本線上では暫く見かけなかった貨車改造型駅ですが、この荻伏駅にて久々に出会うことになります。浜厚真の駅舎がほぼ無地の味気ない風情だったのに対して、この荻伏駅は日高の夕焼けの風景を描いた、とても印象に残るデザインでした。こうした装飾はまたいつか変更されるのかもしれませんが、アート空間としてこのように活用する光景は、とても好感が持てました。

本桐駅は駅の構造に少し意外性が感じられる駅でした。このような落雪防止の構造が見られる駅舎は、雪の少ない日高エリアにはあまり例がないように思います。少し内陸に位置しているからか、冬季は周辺よりも少し積雪が多いのかもしれないですね。でも横木が一本しかないので、それ程でもないのかな、豪雪地帯からやって来た人が設計した駅舎なのかな、などと、色々想像が膨らんでしまいました。

三石町の見所の一つとして、三石蓬莱山まつりが開催されていますが、その会場となる蓬莱山公園へは、この駅が最寄となります。三石川を挟んで両岸に吊るされた巨大な注連縄は圧巻ですので、是非このお祭りを見に足を運んでみてください。

かつての三石町は、今は静内町と合併して新ひだか町の一部となっていますが、その旧三石町域の中心駅がこの日高三石駅でした。静内も三石も、日高を代表する自治体名だっただけに、なくなってしまったのは何となく寂しい限りですが、駅名として残っているのは良いことですね。木材の町らしいウッディーな駅舎も好感が持てました。

この駅は隣の春立駅と同様、牧場に囲まれた駅ですが、駅舎、というか待合所の風情が、とてもマニアックな佇まいで残されているので、日高らしい雄大さと日高本線の侘び寂びを両方求める方にお勧めできる駅だと思います。

侘び寂びを求める、といったマニア的嗜好でなく、純粋に日高らしい風景を楽しみたい、という方にお勧めできるのがこの春立駅ではないでしょうか。ネーミングも何となくお洒落ですし、駅舎自体も一般観光客向けな風情、そして何よりもこの駅付近には、日高の象徴とも言える牧場が一面に広がっていますので、日高を満喫できることは間違いありません。

静内駅の華やかな姿を堪能した後、再び日高本線上を南下する旅を始めると、この隣駅にてすぐに現実に引き戻されることになります。ある意味、静内駅がちょっと日高本線らしくない駅なので、この恐ろしく変色した駅看板を見るだけでホッとするローカル線マニアは、きっと自分だけではないと思います。勿論、駅付近には牧場が広がり、事実として日高本線らしい風景を楽しめる駅だと客観的にも捉えることが出来るかと思います。

日高本線上には、苫小牧を除いて基本的には大都市が存在しませんので、この静内駅が沿線上では最も大きな駅と言えるでしょう。苫小牧から暫く、含蓄のある駅を次々と眺めてきた後にこの駅に立ち寄ると、ある意味違和感を覚えてしまいます。何となく留萌本線上の留萌駅を思い出してしまいますが、こちらは駅構内自体がとても新しい風情で、留萌の歴史的な風情とは違った、とても若々しい魅力が溢れる駅といえるでしょう。

日高本線上で、お洒落度合いが一番高い駅といえるのがこの新冠駅ではないでしょうか。新しい駅舎ですし、ちょっと欧州の教会を髣髴とさせるような、日高本線らしからぬ（？）美しいデザインですので、駅舎に興味がないという観光客の方も、是非ご注目下さい。

侘び寂びの漂う駅が多い日高本線上の駅の中で、この節婦駅はなかなか新しい待合所が背設置されていて驚かされました。ここから新冠・静内と大きな駅が続きますので、そのプロローグ的な位置づけの駅として捉えるのが良いかもしれません。また、この駅と新冠駅との間の山の壁面に、新冠のお馬さんのインパクトあるデザインが見られますので、こちらにも是非ご注目下さい。

海沿いの路線の割には、海が見えない駅も多い日高本線上において、まさにこの駅は日高本線上で最も海が近い駅と言っても過言ではないでしょう。待合所は少し高台にありますので、丁度正面に豪快な太平洋の荒波を感じることが出来ます。是非、海を求めるならこの駅で途中下車してみてください。