ケロケロマニアさんのクチコミ(524ページ)全12,309件

この駅は、昔の記憶とは違った駅舎があって、ちょっとびっくりしましたが、どうやら2007年に新しい駅舎になったようです。駅舎の壁面には十字架のようなデザインがあって、ちょっとドキッとしたのですが、キリシタン関係の何かが関連しているのかな等と、ちょっと想像も膨らむ光景でした。

ここは特急も停車しない小さな駅の筈なのですが、駅舎が意外と大きくて驚かされます。どうやらこの建物は、地元のミニシアターとの共同利用となっているようで、純粋な駅舎とは呼べない事情があるのですが、こうした施設は、地元の方だけでなく、もっと多くの旅人にも知れ渡ると、町が活性化するのでは、等と、余計なことも想起してしまいました。

この辺りの駅の中では、特急も停車する駅だけあって、結構大きな駅という印象を受けました。この駅の界隈は面白い歴史を有していて、付近の地名は元々森岡とも表記されて「もりおか」と呼ばれていたのが、駅名の読みが岩手の盛岡と紛らわしいとのことでこの表記に統一されて駅名も「もりたけ」となりました。それに連動して地名の読み方も“モリタケ”になったとのことです。

この駅は、東能代の隣駅ですが、八郎潟方面へと続く平坦な地形が広がるエリアとなっていて、青森方面から奥羽本線沿いに旅すると、いよいよ海が近づいてきたのかなと実感させられる駅でした。駅は防風林に守られている風情で、冬季の降雪の激しさを感じることも出来ました。

この駅は、何といっても青森県の西部海岸を延々と走る、全国的に見てもかなり長距離の部類に入る五能線の起点駅として知られています。代表駅の能代が五能線上にある関係で、奥羽本線で通過する際には、能代の駅としてはこちらの駅という印象が強く、北海道民の私にとっては、何となく東室蘭駅と室蘭駅との関係を連想してしまいます。

この路線は、特に国鉄の分割民営化後に誕生したＪＲ東日本が、全面的にバックアップして観光ローカル線として整備している印象があり、有名な「リゾートしらかみ」号を利用して旅をするのがとても楽しい路線です。ただ、「リゾートしらかみ」を敢えて避けて、地元の方がメインに利用する普通列車に乗ってみると、観光要素が強い印象とはまた違った、生活感のある風景を沿線上で存分に楽しめますので、是非この路線では、その双方の醍醐味を味わって頂きたいと思います。

秋田県域の奥羽本線は、県内でも最古の歴史を誇る鉄道路線となっていて、近隣の駅の多くは明治時代に開業していますが、この駅は実は昭和に入ってから、しかも戦後の１９５２年という比較的新しい時期に開業している駅です。能代市内にある駅ですが、隣の東能代や、五能線上にある市内の代表駅である能代と比較しても、ローカルな風情が漂っていて、なかなか味わい深い駅だと思います。

この駅は、隣の陣場駅と共に、秋田県で最も早く開業した駅として知られています。陣場駅とはよく似た風情の駅ですが、大館の市街地が大分近くなった立地のため、山間駅という印象の陣場とは違って、駅付近では盆地的な広がりを感じることのできる駅でした。標高が下がる分、積雪量も大分少なくなります。

青森県境に位置するこの陣場駅は、現在でこそ山間に佇むひっそりとしたローカル駅という印象ですが、歴史的に見ると奥羽本線が青森県側から越境して建設されていった関係で、隣の白沢駅と共に、秋田県内で最も早く開業（1899年）した駅として知られています。この辺りも冬季はとても雪深く、同じ大館市内の代表駅である大館駅付近と比較しても、豪雪度合いが卓越している印象を受けました。

この駅は、その名の通り駅から歩ける距離（とは言っても３０分以上かかる距離ですが・・・）に、相乗温泉という温泉があります。県境を越える矢立峠も間近に位置していて、まさに津軽最南端の駅という風情が漂っていますが、冬季の積雪量はとても多く、列車もしばしば遅延することがあります。冬季にご旅行の際は、くれぐれも時間的な余裕をお忘れなく…。

現在は平川市の一部となっている碇ヶ関ですが、歴史的に見てもこの町はやはり津軽への入口という印象がある町です。津軽地方の鉄道旅においては、とても使い勝手の良い「津軽フリーパス」という切符が発売されていますが、この切符の有効範囲のＪＲ駅としての南限もこちらとなりますので、是非この切符を使ってこの町の探索も楽しんで頂きたく思います。

ここは、隣駅が有名な大鰐温泉ですので、知名度的には低いのですが、同じ町内にあります。弘前から大鰐温泉にかけては、比較的平地を走る印象がありますが、この辺りからは徐々に秋田県境に向かっての山越えが始まるという風情で、積雪量もかなり多い印象を受けました。

石川駅は弘南鉄道の大鰐線にも同名の駅があって、ここでＪＲとの乗換えが可能な気がするのですが、実は直接の接続駅ではなく、両者はかなり距離が離れていますので注意が必要です。弘南鉄道との乗り換えは隣の大鰐温泉駅が便利です。（弘前側も弘南鉄道の中央弘前駅とＪＲ弘前駅とは離れていますのでご注意ください。）

ここは全国的にも有名な難読地名の駅の一つですので、意外と鉄道好きな方はすんなり読めてしまうのかもしれません。駅自体は津軽の大都市弘前市域に位置しているのですが、マニアックな知名度が優先してしまって、意外とこの駅が弘前市内にあることを知らない方が多いように思います。

この駅は五能線の接続駅となりますので、鉄道好きの方にとっては抜群の知名度を誇る駅かと思います。それだけに私が語ることはあまりないのですが、意外と弘前発着の列車が多いために、五能線の旅をされる方でも実際に乗降された経験をお持ちの方は少ないのかもしれません。是非素通りせずに駅自体の風情も楽しんでみて下さいね。

この駅の両隣には、リンゴで有名な浪岡駅と五能線の接続駅として有名な川部駅がありますので、その狭間でイマイチ存在感が薄く感じてしまう駅ですが、その飾らない姿が駅マニアにはたまらなかったりします。是非こうした素朴な風情の駅にも目を向けて旅をしてみて下さい。

旧浪岡町が青森市域と言われても、今尚凄く違和感を感じるのですが、この町を彩るものとして忘れられないのがやはりリンゴです。この駅はとにかくホーム上にあるリンゴの写真や、駅構内にあるリンゴの木など、リンゴに関してとても見応えがありますので、是非通過される際でも、車窓に注目してみて下さい。

この駅はトンネルがリニューアルされたことで有名な大釈迦トンネルを越えて最初にある駅で、今では青森市域とはなっているのですが、やはり違う町に来たという印象を受ける町です。同じ雪国同志をつなぐトンネルですので、越後湯沢のようなダイナミックな展開はないのですが、よく見てみるとやはりトンネルの西側の方が雪が多いように感じます。

数年前に浪岡町が青森市に編入されたために、今では旧浪岡町域の数駅が青森市内の駅となりましたが、この駅はかつての青森市域最西に位置していた駅です。東隣の津軽新城駅と比較しても更に素朴な風情の駅で、青森→新青森→津軽新城→鶴ヶ坂と続くドラマティックな駅の姿の変遷にはとても驚かされます。冬季に訪れると、この辺りは市街地と比較してもかなり雪が深い印象があって、だんだんと日本海が近づいている雰囲気を感じることも出来る駅です。

青森県の県都である青森市内には、数としては沢山の駅が存在していますが、主に津軽線上に並んでいる印象があって、弘前方面に向かう奥羽本線上には、意外と市内駅は多くありません。青森・新青森と巨大な駅が続いた後だけに、この駅のローカルな風情を見ると、ちょっとホッとしてしまいます。