ケロケロマニアさんのクチコミ(458ページ)全12,309件

札幌の木としても知られるライラック、知らない方はいらっしゃらないかと思いますが、その碑が札幌のど真ん中、大通公園の更にど真ん中の四丁目付近にあることはあまり知られていないように思います。碑の正面から向かって右側には、丸くくり抜かれた部分もあって、お花が飾れるようになっているデザインもちょっとお洒落です。五月下旬に行われるライラックまつりもとても風情がありますので、是非機会を見つけて、花の時期に御訪問して頂きたい場所です。

東北地方出身の石川啄木ですが、実は北海道内にも沢山の歌碑が点在しています。中でも、札幌の大通公園、それも都心に一番近い場所に立派な啄木の歌碑があります。田舎出身でありながら、どこか都会が好きな印象がある啄木ですので、この立地は彼にとっても嬉しいかもしれないですが、函館帰りで、海沿いに建つ啄木一族の墓や、函館公園の脇でひっそりと佇む歌碑を見た後では、本当に同人物のものなのかと、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。

大通公園内に点在している銅像は、記念碑的な題材のものもあれば、これって何っ、て不思議に思わせてくれる像もあります。後者に関しては、屋外美術館的な意味合いで楽しむと良いと思うのですが、こちらの牧童の像に関しても、特定のどなたかを顕彰したようなものでもなく、北海道の牧場で躍動する若者の姿を彷彿とさせてくれる、躍動感のある作品になっています。（でも、この青年、服着ていないような…？？？（汗））

大通公園のテレビ塔すぐ近くにあるのがこのベンソンの水飲みで、札幌の姉妹都市、米国オレゴン州の町ポートランドから寄贈されたものです。高さがあまりないので、冬季はすぐに雪の中に埋もれてしまいますが、逆になかなか見えてこない分、これの上部が見えてくると、札幌市民は春を感じるのです（笑）。

別項でもご紹介しましたが、北大の現在の事務局前やインフォメーション「エルムの森」前には全部で5本のハルニレの木が育っていて、これが新渡戸夫人から寄贈されたハルニレとして有名になっていますが、実は彼女が寄贈したハルニレは、全部で24本もありますので、それ以外のハルニレを探して訪ね歩くのも楽しいかと思います。但し、情報が少ないので、これがそうかも、等と想像力を働かせながら歩く必要がありますが…。

札幌の代表的な観光スポットとして大通公園を連想される方も多いかと思いますが、やはりこの像越しに眺めるテレビ塔の景観は、札幌の顔のような立ち位置の場所ですね。初めて観光で札幌にいらした方などは、まず札幌駅からここまで歩いて、記念に一枚撮影して、札幌にやって来たことを実感されることをお勧めしたいです。

北海道大学は市中心部の北側に広がる広大な構内面積を誇っている大学ですので、見所が多くて散策も楽しい場所ですが、やはり冬季は積雪に悩まされることも多く、観光名所とされている碑や像が雪に埋没していたり、マップに描かれている道が雪に埋もれていて通行不能、もしくは通行できても雪の中に足がズボズボ埋まる、という感じで、大変な苦労を伴うことがあります。また、観光名所でもありながら、勿論、学生さん達が実際に使用している施設が多いので、立ち入っても大丈夫か否か、不安になったりする箇所もあります。但し、開放的な雰囲気はやはりクラーク博士の伝統を受け継ぐ北大らしさでもありますので、積極的に現役の学生さん達と飲食を共にしたり、勉学に支障をきたさない程度に彼らの日常生活を垣間見ていく、というのも楽しい場所と言えるでしょう。

この川は、北大構内を流れている細い川で、知らずにいると川というより何かの水路のような、そんな規模の小さい川です。観光客の方が一番アクセスしやすいのが、クラーク像や古河講堂などが立地している構内南部エリアにある、中央ローンと呼ばれる芝生のエリア付近ですが、かつてはここでジンギスカンが行われることが定例となっていて、酔った勢いで川に転落、なんてこともあった場所ですが、現在ではいわゆる”ジンギスカン騒動”のために、こうした自由な雰囲気が失われつつあるのは残念に思います。

北大構内の観光名所、としてどなたでも連想するのがやはりこちらのポプラ並木ですが、周知のように、2004年の台風直撃で、相当な被害を受けました。しかしあれから約10年経過した時期に訪れてみましたが、修復作業も一定の成果が得られているという印象で、少し安心しました。尚、名目的には立入禁止となっていて、特に冬季は除雪などは全くされていませんので、観光地という意識で訪れると、ちょっとがっかりしてしまうかもしれませんのでご注意下さい。

こちらの像は、北大の顔ともいえるポプラ並木（平成ポプラではありませんのでご注意を）のすぐ隣にあって、像がが出来た時期も比較的新しい（1990年代後半）ので、昔の北大をご存知の方には認知度が低いかもしれません。台座部分には、「太平洋の懸け橋になりたい」という旨の氏の名言が英文で刻まれていて、やはり大学構内の像だなという印象を受けました。

こちらの碑は、北大構内のメインストリート沿い、中央食堂やエンレイソウがあるすぐ向かいにありますので、立地的にも見つけやすいと思います。雪の結晶をイメージしたかのような六角形の石碑は、雪国ならではだと思いますが、流石にメインストリート沿いにある碑ということで、冬季でも雪に埋もれていなかったのが好印象でした。

ここは学会などで札幌を訪れた先生などを接待したりするのによく使用されるレストランで、会議室も兼ね備えたエンレイソウという建物の１Fにありますので、観光という風情でいらっしゃると少し入り辛い印象を受けるかもしれない場所です。ある程度のドレスコードは意識された方が宜しいかと思いますが、別に一般の方も利用できますし、高尚な雰囲気での飲食は、大学構内ならではの雰囲気かと思います。但し、お値段は高めですので、リーズナブルな飲食を期待される方にはお勧めできないお店です。

この碑は地下鉄南北線北12条駅の駅建物のすぐ脇に立地していますが、丁度雪が溜まりやすい隙間のような場所に設置されているため、付近の道路が完全に解けていた3月下旬という時期でも、比較的縦長で大きな碑であるにも拘らず、雪中に半分以上埋もれていて、十分に鑑賞することが出来ませんでした。碑の全貌を確認したい方は、4月以降に訪問される方が良いかと思います。

こちらの碑は、地下鉄南北線北１２条駅のすぐ近くにあって、アクセス的に大変恵まれた立地にあります。碑の前がちょっとした休憩スペースのようになっていて、オンシーズンですと、コンビニなどで購入した飲食物を頂くのにも良い場所です。尚、積雪期でもこの像の一帯には雪がなく、冬季でもまともな状態で鑑賞できる碑です。因みに旧邸に関しては、真駒内近くの札幌芸術の森の中に移築保存されていますので、ファンの方は是非足を運んでみて下さい。

この像は、イチョウ並木のある門からではなく、その北側の北大病院の門から入る必要があるので注意が必要です。場所は病院の門をくぐってすぐ右手、医療関係の功労者の顕彰碑が隣に並ぶ一角にあり、柔らかい流線型のブロンズ像が母子の温もりをうまく表現していて、美術鑑賞的に眺めるのも素敵な像だと思いました。

ここは北大構内の最北部に位置していて、全体の雰囲気が美しくて重要文化財になっている場所なので、観光の方にも是非おススメしたい場所ですが、残念ながらしばらくは大掛かりな耐震化工事が行われていて、2014年3月に確認した時点では、工事は2015年5月まで続くとのことで、2014年のオンシーズンは、全く中を見られないようなのでご注意下さい。ただ、近くの道から遠景を確認するだけでも、エリア内の雰囲気を感じることはできるかと思いますので、近くにお立ち寄りの際には、周辺散策でこのエリアの風情を楽しむのも一興かとは思います。

北大構内にある”雪中埋没記念碑”群の中でも、一番酷い状態だったのがこちらの記念碑で、駐車スペースの確保のために除雪された雪が、碑のある所に積まれていて、全く見えない状態になっていました。記念碑、として、学内パンフレットにも記載されているスポットですので、もう少しきちんとした対応をした方が良いのでは、と、この碑の哀れな姿に寂しさと憤りを感じてしまいました。

今回の北大訪問で驚かされたことの一つに、こちらのパン屋さんが挙げられます。中央食堂の入口向かって左手に、いつの間にかこんなパン屋さんが出来ていたんですね。変わったパンが色々と売られていて、地味な印象が強い国公立大学構内のお店とは思えないほどのお洒落な雰囲気のお店でした。ただ、隣に安い学食があるので、コスパ的にはちょっと高いかな、と感じるお値段でした。

ここは新緑や紅葉の季節には、都心の近くとは、またすぐ下に道路が通じているとは思えないほど、静寂に包まれた素敵なウォーキング（サイクリング）ロードなのですが、融雪期は道がぐちゃぐちゃになっていて、しかも排水溝がきちんと穿たれていない箇所が多いので、完全な雪解けが進むまでは、池のようになっている場所が多くて、靴の浸水は覚悟して歩かなければならない場所です。エスケープルートが殆どなく、一旦歩き始めると、西端（東端）まで突き抜けなければならないので、出来れば3月中旬～下旬にかけては、ここはあまり歩かない方が良いかもしれません。

2004年の台風被害で、メインのポプラ並木が甚大な被害を受けましたが、こちらには、その時の接ぎ木を利用して、新しいポプラ並木が作られました。数年おきに定点観測している場所でもあるのですが、今回訪れてみて、かなり大きく成長していたのには驚かされました。植物の生命力って素晴らしいですね。これからも立派に成長し続けていく姿を見に足を運びたいと思っています。