チュンチュ３１９さんのクチコミ(234ページ)全5,449件

寛永１２年に建てられ、桁行３間、梁間３間、
宝形造り、銅瓦葺き、裳階付きです。
朱色と金が基調で組物と彫刻が極彩色で彩られ、
内部には八角形の回転式の書架があり、一切経１４５６部、
６３２５巻が納められています。

主祭神・大己貴命の別名は大国主命で、昔から「だいこく様」と呼ばれて招福、
繁盛、縁結びの神様として親しまれています。
福神の一神として信仰を集める大黒天は、もともとインドの神様が
中国を経て日本に伝わったもので、神仏習合の結果、
大国主命と同一視されるようになりました。

照宮３５０年祭の記念事業として、昭和４３年に開館しました。
収蔵されている東照宮の宝物類を大別すると、
美術工芸品類・書画類・文書類の３つに分けることができます。
美術工芸品類は、徳川家康公が日ごろ愛用していた遺品や、
朝廷から寄進された品々、歴代将軍や諸大名からの奉納品、
南蛮貿易による舶来品など。

清らかな清水をたたえているのが、二荒霊泉で、本殿後ろの恒例山の洞窟からわき出て、眼病に効く霊験があるとされ、
名水「薬師霊泉」と、滝尾神社の境内、天狗沢のほとりにわき出る
名水「酒の泉」を集めて、大谷川の巨石と名石で組んだ池に引いているそうです。。

日光山輪王寺の表門。
通称、黒門。皇族を門主と仰ぐ門跡寺の格式を示す門。
江戸時代のはじめ、家康公を日光にまつった天海大僧正が創建し、
やがて後水尾天皇皇子の守澄法親王宮が入山ののち、本坊の表御門となる。
明治４年、本坊が焼失したとき、唯一焼け残った建物とあります。

１層目には獅子や子供達が彫り込まれ、１日中見てても飽きない事から
"日暮門"の別称があります。
柱は全部で１２本あり胡粉が塗られ、グリ紋と称する渦巻状の地紋と鳥獣、
草花が彫られています。
特に裏側の左手２番目の柱は"魔除けの逆柱"と呼ばれグリ紋の向きが逆で、
"完成した瞬間から崩壊が始まる。"という古事。

楼・鼓楼は寛永１２年に建てられ、桁行３間、梁間３間、
入母屋、銅瓦葺き、袴腰付きで陽明門に向って右側が鐘楼、左側が鼓楼です。
鐘楼の方が７８体の彫刻に対し、鼓楼には３８体しかなく
鐘楼の方が格式が高いと言えます。

唐破風屋根、銅瓦葺きの建物です。
建物の規模に対して大型な唐破風は格式を感じさせ、
水にちなんで波や竜の彫刻に極彩色が塗られています。
柱は４隅に３本づつ計１２本あり全て御影石で造られ、
柱の白色と上屋の極彩色との対比が際立っています。

寛永１２年に建てられ、桁行３間、梁間３間、入母屋、
銅瓦葺き正面には軒唐破風が設えられる建物で
反対側にある神楽殿と対になっています。
黒と金を基調とし高欄は朱色、組物、彫刻、欄間は極彩色で彩られ、
内部には千人行列で渡御する家康（中央）、秀吉（左）、頼朝（右）を
祭った神輿が安置されています。

下神庫・中神庫・上神庫の総称で寛永１２年に建てられました。
下神庫は桁行７間、梁間４間、切妻、銅瓦葺き、
中神庫は桁行９間、梁間３間、入母屋、銅瓦葺き、
上神庫は桁行７間、梁間４間、切妻、銅瓦葺きで、三棟とも校倉造りです。

明神鳥居で元和４年黒田藩５２万石の藩主、
黒田長政が奉納したもので石材は九州から切り出され運ばれたそうです。
大きさは高さ９ｍ、柱の太さ３．６ｍ、柱の間隔が６．８ｍで京都の八坂神社、鎌倉の鶴岡八幡宮の鳥居と共に日本三大鳥居の一つに数えられています。

本殿、石の間、拝殿が一体化した権現造りで、東照宮の中心を成しています。
寛永１２年に建てられ、本殿は（桁行５間、梁間５間、背面向拝１間、
入母屋、銅瓦葺き）、石之間は（桁行３間、梁間１間、両下造、銅瓦葺き）、
拝殿は（桁行９間、梁間４間、入母屋、正面千鳥破風、軒唐破風、向拝３間、銅瓦葺き）です。

寛永１２年に建てられ下神庫は桁行７間、梁間４間、
切妻、銅瓦葺き、中神庫は桁行９間、梁間３間、入母屋、
銅瓦葺き、上神庫は桁行７間、梁間４間、切妻、銅瓦葺きで、三棟とも校倉造り、
高床で内部には「百物揃千人武者行列」に使用される１２００人分の装束や舞楽用の装束などが収められています。

全体的には朱色が主体で組物と金物が金、彫刻が極彩色で彩られ、
牡丹、唐草牡丹の彫刻が多用されている事から牡丹門の別称があります。
内部には東西南北を表している色違いの毘陀羅像、阿跋摩羅像、烏摩勒伽像、健陀羅像が安置され夜叉門が大猷院の中で霊廟の鎮護に当たっていることが分かります。

承応２年に建てられた建物で、桁行５．３間、梁間３．１間、
三間一戸、八脚楼門、入母屋、銅瓦葺き、前後の屋根に唐破風が設えらています。
朱色が基調で金物は金、１層目の組物が黒、
２層目の組物が極彩色に色分けられていて正面唐破風下には
後水尾天皇の宸筆した「大猷院」の扁額があります。

寛永１２年に建てられ、桁行７間、梁間５間、入母屋、
銅瓦葺き、３間の向拝が付いています。
東照宮最大の建物で、本尊が薬師瑠璃光如来像であることから
薬師堂とも言われています。
天井には狩野派が描いた８ｍの竜がありその下で手を打つと鳴き竜現象が起こりましたが、昭和３６年に火災により焼失し、その後再建されています。

承応２年に建てられた建物で、三間一戸、八脚門、切妻、銅瓦葺き、
建物全体は朱色を基調として上部の構造体は黒色、金物を金、
彫刻を極彩色で彩っています。
大猷院の中では比較的落ち着いた彩色で威厳を感じ、
両脇には密迹金剛像と那羅延金剛像の２体の仁王像が安置されています。

軒下には金と極彩色に彩られた麒麟、その下には白色の竜、
さらに下が子供達の透かし彫りが施されています。
１層目には獅子や子供達が彫り込まれ、
１日中見てても飽きない事から"日暮門"の別称があります。
柱は全部で１２本あり胡粉が塗られ、
グリ紋と称する渦巻状の地紋と鳥獣、草花が彫られています。

承応２年に造られた建物で桁行５間、梁間５間、２層入母屋で拝殿、
相之間と一体となる権現造りとなっています。
建物全体が黒漆塗りの上に金箔を貼り付けられ、
彫刻を極彩色、垂木、高欄部を朱塗り、
花頭窓周囲を黒に塗るなど色分けし格式と調和を図っています。

本殿の前にある門で、桁行１間、梁間１間の小規模で
白と金を基調とする清楚の印象を受けますが、
屋根は四方軒唐破風の格式のあるもので棟には竜や獅子を模った銅製彫刻が設えられ、
唐破風や欄間、柱には精巧な彫刻が施されています。