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鶴亀の庭に面する3つの部屋には
狩野派による金地に描かれた
障壁画が観れます。

それだけでも見応えがありますが
特別拝観（別途 @700円）で
裏方丈の一部屋と奥の書院、お茶室が
拝観できます。

「菊の間」では、かなり襖に近付いて
拝見できましたが、絵の具の盛りや
筆遣いまでしっかり観る事ができました。

奥の書院には長谷川等伯の「お猿さん」が
いますが、ふわふわの毛並みを描くタッチが
本当に素晴らしかったです。

八窓席は、中に立ち入る事は出来ませんでしたが
お部屋の周り、色んな角度から観る事ができました。

徳川家康の参謀、「黒衣の宰相」と言われた
以心崇伝の塔所です。

小さく「開山堂」と書かれていますが
これは後水尾天皇の筆によるもの。

堂内の左右両脇に十六羅漢さまが
安置されています。

方丈に座って庭を眺めていると
この開山堂も庭の一部の様にあります。
その佇まいが私は好きです。

「黒衣の宰相」と言われた徳川家康の参謀
以心崇伝が金地院をこちらに移した事で
家康により、ここに東照宮を作る事が
命ぜられたそうです。

家康の遺髪と念持仏を御本尊に
周りには三十六歌仙の額が掲げられています。
天井には狩野探幽による鳴き竜が
描かれています。

家康公の遺訓が廟の前に置いてあります。
一. 人の一生は重荷を負て遠き道を行くが如し、急ぐべからず。
一. 不自由を常とおもえば不足なし。
一. 心に望み起らば困窮したる時を思い出すべし。
一. 堪忍は無事長久の基、怒は敵と思え。
一. 勝事ばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る。
一. 己を責めて人を責むるな。
一. 及ばざるは過ぎたるより勝れり。

心に沁みます。。

元々この場所には、伏見城から移築された
門があったそうです。
しかし、三十三間堂の近くに豊国神社を
建てるにあたり、伏見城の門ならそちらへ
移すべきだという事になったそうです。

そこで、大徳寺にあった明智門を
こちらに移築したという経緯だそうです。
明智門という名前ですが、光秀が建てた門
という事では無い様です…

本能寺の変の後、光秀が討たれるまでの間に
光秀は、京都五山や、大徳寺に銀を寄進して
いたそうです。その銀を使って光秀の菩提を
弔うために建てたのがこの門なのだそうです。

金地院の本坊前にある枯山水のお庭です。
小堀遠州の作と言われ、向かって左が
丸い石を集めた亀、右手の松の木と一体化
しているカクカクした石の集合体が
鶴だそうです。鶴と亀は向き合っていて
よく観てみると、鶴の頭と思われる石には
クチバシのような彫りがあります。

寺院の外の山と一体化しており
とても広大な庭に見えるのも素晴らしい点の
一つだと思います。

日曜日 13:30頃 予約無しで行きました。
待たされる事なく、直ぐに通されました。

とうふの丼など、簡単なメニューも
ありましたが、順正さんといえば
やっぱり湯豆腐かな…という事で
ゆどうふ花 を頂きました。

炊合、胡麻豆腐、豆腐田楽、てんぷらなど
が付いています。勿論ごはんも。
お店の方が鍋蓋を触って、湯豆腐の仕上がりを
チエックしてくださいます。

お庭は「日本の庭 」にも選ばれていて
流石に素晴らしかったです。

第50回 京の冬の旅で特別公開中です。
薩摩藩出身の東福寺第五十四世住持 剛中玄柔
和尚を開基として創建されたそうです。
薩摩藩からは名誉な事と沢山の宝物が送られ
現在まで寺宝として受け継がれています。

今回は丸十字、島津家の家紋のついた
火鉢やお重、御膳のセットなど
とても豪華な漆製品が見られました。

こちらはお庭も有名で、ご住職が自ら
お手入れされていらっしゃるとか…

裏山には、西郷隆盛も利用したという茶室跡や
戊辰戦争時の戦没者を供養する石碑が
建っていました。

禅宗寺院の三門としては日本一の大きさ。
（三門としては、知恩院の三門が大きい）
三門として最古、二層部の天井が最も高いと
３つも日本一を誇るそうです。

建物から大きくせり出した屋根が特徴ですが
その為、桃山時代に起きた地震の後
豊臣秀吉による修復が行われ、その際に
屋根を支える「太閤柱」が追加されたとの事。

建物は室町時代に創建された為
とても太い杉の一本柱が使われていますが
以降の時代では、この様な立派な木は
国内産では無理とのこと。奈良の大仏殿と
同じ建て方の構造はとても珍しいらしく
東福寺 三門の公開時には、多くの建築家の方
が訪れるそうです。

極楽浄土を再現された二層部分には
宝冠釈迦如来（悟りを開いた瞬間のお釈迦様）
がおられ、頭に冠を頂き、手はいつもの位置
ではなく座禅スタイル（修業中の意）です。

天井や壁、柱に描かれた絵は、東福寺の修業僧
であった明兆によるものだそうです。
修復の際色を上書きする事は、明兆氏の絵では
無くなるという考えから、再色されず
600年前のままだそうです。

その為、絵を保護する意味でも本来は扉を
三枚しか開けないそうですが、この日は最終日
だった為、全ての扉を開けて頂け、内部の
隅々まで観せて頂きました。

京阪電車の東福寺駅から歩いて行きました。
事前に東福寺周辺でモーニングが頂けるお店を
探していて見つけましたが、過去バスで
訪れた際は、お店は丁度死角にあって
そこにお店がある事に気付きませんでした。

入口を入ると直ぐに右手の潜り戸、路地を
抜けて裏手に出ます。オープンテラスもあり
もう少し暖かくなるとここで頂く朝食も
よいと思います。

ご主人が扉を開けて待ってくださっていて
靴を脱いで店内に入ります。
知り合いのお家に招かれたみたいな感じ…

お得！盛りセットとレモ乳ドをオーダーして
待っていると、外国人のお客さんが来られて
奥様が対応。簡単な英語で対応されご主人に
報告されてる姿や、厨房内でのお二人の
やり取りが本当にほのぼのされてて
微笑ましかったです。

パンも美味しく、添えられたサラダや
スクランブル、ベーコンの焼き具合も…
レモネード＋牛乳＝レモ乳ド
の不思議な食感は癖になりました。

どのお品の価格設定も非常に良心的で
正直、京都は殿様商売だと思っている私ですが
思わずご主人に、儲かります？と
尋ねてしまう程でした。
お二人の人の良さが、価格にも表れています。

東福寺に行く際は、必ず立ち寄るお店に
なりそうです。

ひらりん はご夫妻の苗字からだそうです。

フルーツや野菜を使った
ミックスジュースが頂ける
ジューサー・バーです。

季節のフルーツを使ったメニューが
常に5つくらいあり
S・M・Lのカップからサイズも選びます。

この日はいちごミルクと迷い
柚子・パインSにしました。

JRと地下鉄の森ノ宮駅のすぐ近くです。
洋服なども扱うお店の様ですが
店頭に並んだボディバックに
目が行き、一つ購入してみました。

リュックサックだと出し入れが面倒な
所がありますが、ボディバックの方が
そこのところがお手軽です。

ボディバックは男性用のイメージでしたが
これなら女性でもOKだと思います。

写真はNG、店内で勉強、仕事などもNG。
などと、入る前から色々ダメ出し項目が
書かれていたので、少し恐々入りましたが
優しそうなオーナー夫妻がおられる
珈琲専門店でした。

しっかり目の珈琲が好きなので
中ランクの珈琲をチョイス。
しかし結構濃いくて若干苦味も感じました。
手作りシフォンケーキを一緒にオーダー
したので、一緒に食べるとしたら
丁度良いくらいでしたが…

中々良いお店に出会えたなぁ…と
又訪ねるのが楽しみです。

大阪城公園の南側、NHKや大阪府警の
辻向かいという位置にあります。

現在は公園になっていて
太極殿という建物があったとされる場所に
台座だけが復元されています。

太極殿台座を正面にみるとその後ろには
大阪城の天守閣がみえます。
大化の改新が、この場所で行われたと
いうとこもあり、大阪って意外と
歴史のロマンを感じる場所やなぁ～と
思いました。

六波羅蜜寺を北につき当たった所に
お店があります。

店内に入るとクラシックが流れていて
カウンターにはザ・バーテンダーの装いの
スタッフの方が立たれています。

お客さんも落ち着いた年代の方が多くて
静かな良い雰囲気でした。

友人はブレンドを、私はミルク珈琲を頂き
ました。珈琲もとても美味しかったです。

先日、谷町筋を歩いていたら
赤穂浪士討入りの法被みたいな柄の塀に
囲まれたお寺があり、気になったので
帰ってから調べてみたら
吉祥寺という、大阪における赤穂浪士たちの
菩提寺だと知りました。

そして、その後に本場播州赤穂にも行ったので
ここの事はとても気になっていました。

門は開いていて見学は可能のようでしたが
御朱印などはされていなさそうでした。

境内には、赤穂義士達の墓と
討入り装束の石像がありました。
石像は今にも動き出しそうな躍動感を
感じました。

古事記や日本書記にも登場する
最初の天皇 神武天皇が創建された神社
とのこと。

当時は上町台地の直ぐそばまで大阪湾があり
その先端に、日本列島そのものの神である
生島大神・足島大神を祀り、国家安泰を祈願
したことに始まるそうです。

なので、元の場所は現在の大阪城公園内に
生國魂さんがあったようです。

生國魂さんと言うと、落語や芸能の神様の
イメージでしたが、境内にも沢山の祠が
あり、スケールの大きさに今更ながら
驚きました。

丁度1年ぶりの訪問でした。
去年の冬の旅でも、寺宝をお見せ頂きました。

小野篁さんの冥途通いのお話や
亡くなってから行く事になる六道のお話など
興味深いお話ばかりでした。

今回、初めて知った事は境内に入って直ぐに
ある蔵の中にいらっしゃる初代の御本尊は
伝教大師こと最澄が彫られた薬師如来様だと
いう事。

お寺として、真言宗から現在の臨済宗に
変わられたそうですが、天台宗の最澄さんも
関わっていたとは…
外国では、同じ神を信じるものが争う事も
あるのに… と、ふと思いました。

「子育飴」と言って、落語の演目にも
なっているお話だそうですが…

夜な夜な、一文銭を持って女性が飴を買いに
来られたそうです。
7日目の夜には、もうお金が無いからと
着ていた羽織を置いて行ったそうです。

翌日、店主がその羽織を店先に干しておいたら
男性が訪ねて来て、その羽織について尋ね
られたそうです。

店主が、飴を買い来る女性の話しをしたら
その男性は、この羽織は先日亡くなった娘の
柩に入れてやったものだと…

娘さんのお墓に行ってみたら
赤ちゃんの泣き声が聞こえると
柩を開けてみたら、羽織は無くなっていて
そこに赤ちゃんと飴があったそうです。

祖父にあたるその男性は、娘さんに立派に
育てると約束して赤ちゃんを連れ帰り
赤ちゃんは無事成長して、高徳の僧侶に
なったというお話。

子育て飴は、現在もこのお店で購入する事が
できます。@500円


怪談というジャンルに入るそうですが
幽霊になってまで子を思う母
娘を思う父親ととても良いお話で
昨今のニュース報道の方が
よっぽど怪談だと思いました。

マールブランシュがチョコート専門店を
祇園の花見小路の一筋東に出しました。

お味の展開や、見た目が京都らしいものが
多く、お土産にもピッタリです。

家族へのお土産には
この店限定のプチエクレアを購入しました。
友人宅には当りくじ付きのペロペロチョコを。
当たりが出たらもう一本頂けるそうです。

臨済宗 建仁寺派の大本山です。
建仁二年（1202年）開山 京都最古の禅宗寺院
だそうです。

臨済宗を日本に伝えた栄西（ようさい）禅師
の開山で、室町時代には京都五山の第3位に。

開山堂には、その栄西禅師の棺や像が祀られ
開山堂の前には、栄西禅師が宋より持ち帰った
と伝えられる菩提樹が2代、3代と受け継がれ
今もそこに植えられています。

加藤文麗の「龍虎図」や原在中の「松鶴波図」
など、障壁画の見所も多く
京の冬の旅イベント中は、楼門の二層目に
置かれた、明治～大正期の清水焼16陶工作の
「陶製十六羅漢像」が方丈にて観られます。